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【硬式野球】2022新入生インタビュー 投手編 ~宇山翼、永野司、野崎慎裕、藤森粋七丞、舩木佑~

2022年3月29日(木)

今年もさまざまな選手たちが法大野球部の門をたたいた。そこで今回は『スポーツに優れた者の特別推薦入学試験』で入学した15名にインタビューを敢行。大学での意気込みなどさまざまなことを伺った。第1弾は投手編。投手としての入学が発表された宇山翼(人1=日大三)、永野司(営1=倉敷商業)、野崎慎裕(営1=県岐阜商)、藤森粋七丞(キャ1=青森山田)、舩木佑(人1=米子東)の5人のインタビューをお届けする。

高校時代は、甲子園と神宮大会での登板経験をもつ永野

 『スポーツに優れた者の特別推薦入学試験』による新入生一覧

ポジション 氏名 出身高校
投手 宇山翼 日大三
永野司 倉敷商
野崎慎裕 県岐阜商
藤森粋七丞 青森山田
舩木佑 米子東
捕手 川上陸斗 福岡大大濠
菅野樹紀 土浦日大
内野手 石黒和弥 御殿場西
品川侑生 三重
浜岡陸 花咲徳栄
松下歩叶 桐蔭学園
山下陽輔 智弁学園
外野手 池田惟音 静岡
内山陽斗 天理
宮原一綺 常総学院

選手インタビュー

宇山翼 投手

ー高校三年間を振り返って
日大三高という名門で甲子園に出場したかったですが、三年間でかなうことはありませんでした。ただ、今振り返ってみるととても良い三年間だったと思います。

ーその三年間で学んだことは
一番は監督さんのような裏表のない人間になるということを目標にやってきたので、人間性を学びました。技術面では、二年の秋までは、完投できなかったですが、三年生になってからは完投や完封までできるようになったので、スタミナだと思います。

ー大学で練習をし始めて感じた高校との違いは
自分の時間がとても多いなと感じました。大学では、自分からやらないと追いていかれるてしまいますね。

ー入学前には、法大にどのようなイメージを
高校時代から有名な選手ばかりなので、とてもレベルが高いという印象がありました。

ーその中でも法大を選んだ理由は
自分としては、追いかける側になった方が成長できるので、すごい選手と一緒に練習をすることで、自分も成長できると感じ入学を決めました。

ー特にレベルの高さを感じたのは
ほぼ全員ですが、その中でも一つ上の篠木(健太郎、営2=木更津総合)さんは、ストレートが155出るので、が本当にすごいなと思います。

ー自身のストレートの目標球速は
明確な目標はないですが、今は最速が136なので、アベレージで140は超えないと抑えられないと思っています。

ーそのために必要になるのは
自分は芯が細いので、ウエイトトレーニングを行い、エネルギーを付けたいと思っています。

ー目標の選手は
青山学院の一つ上の児玉さんです。高校の先輩でもあるので、とても憧れています。

ー四年間でどのように成長したいか
一年生では、あまり試合に出られないと思うので、まずは身体を大きくして、二年生からAチームで投げられるようになりたいです。

ーよく話す同期と先輩は
同期は、県立岐阜商から来た野崎と先輩は同部屋の一柳(大地、営3=星槎国際湘南)さんです。一柳さんはいつも一緒にいてもらっています。

ー応援してくださるファンヘ向けて
一早く神宮球場で投げられるように頑張ります。応援よろしくお願いします。

(取材・大井涼平)


宇山 翼(うやま・つばさ)
人間環境学部1年
日大三高校
176cm71kg・左投左打
『キレのある真っ直ぐと変幻自在の変化球で打者を打ち取る技巧派左腕。名門・日大三高で果たせなかった悔しさは、大学で晴らす。』

永野司 投手

ー大学に入学して感じた高校との違いは
一番は設備面です。自分の高校は県立なので、私立と比べて良いものではなかったのですが、法政大学に来て、グラウンドの綺麗さやウエイトルームの充実さを感じました。

ー高校時代から有名の選手と練習することは
周りの選手のレベルが高いので、自分ももっと頑張らないといけないと思いました。

ー特にすごみを感じたのは
出身の岡山県というとあまり強いところではないので、同級生でも先輩でもどの人を見ても岡山県にはいないので、本当にレベルが高いなと感じます。

ー高校時代は、神宮大会に出場の経験がありますが、そこでの思い出は
初戦で、自分が投げて負けてしまったので、次は悔しい思いをしないように、大学でしっかり練習して活躍できるように頑張りたいです。

ー大学四年間での目標は
球速は140中盤から後半は投げられる左投手になりたいですし、チームとして安心して任せてもらえるようになりたいです。

ーアピールポイントは
相手打者のバットに当てさせない変化球です。特にスライダーに自信があります。

ー意識している選手
同級生の野崎(慎裕)と宇山(翼)です。同じ左投手という所もあるので、他とは違う武器をこれから見つけていきたいです。

ー法大の左投手は好投手がそろっています
みなさん自分にない球威やコントロールを持っているので、全員から学ぶことは多いです。特にキレという部分はすごい部分だと思うので、自分も身に付けていきたいです。

ー特にコミュニケーションを取る先輩は
部屋の中や寮ですれ違ったりするときに話しますね。

ー同部屋の選手は
武冨(陸、営3=日大藤沢)さんです。

ー武冨選手から何か学んでいることは
武冨さんも部屋の中で、「今日はこういう球が良かった」みたいな話をしています。その中で、冷静さやコンディションの管理というのは特に大切なことなんだなと思っています。

ー特に仲良い同期の選手は
基本はみんな仲が良いです。ただ投手陣は練習のくくりでも同じ

ー四年間でどのような成長曲線を描きたいか
今のままでは、試合で登板しても通用しないことが分かっています。なので、まずは球威とコントロールを身に付け、身体も大きくすることで、先発でもガンガン投げられるようになっていきたいです。

ー応援してくださるファンヘ向けて
四年間必死で野球を磨き続けて、神宮球場で良い結果を出せるように頑張ります。

(取材・大井涼平)


永野 司(ながの・つかさ)
経営学部1年
倉敷商業高校
173cm62kg・左投左打
『高校時代は、甲子園、そして神宮大会での登板経験を持つ経験を糧に、将来は投手陣の柱としての躍動に期待だ。』

野崎慎裕 投手

ー高校三年間を振り返って
高校2年の夏に甲子園交流試合でピッチャーとして出場したものの、打たれてしまい先輩たちの夏を終わらせしてしまいました。その試合が今までで1番悔しく、印象に残っています。

ー法大を選んだ理由は
毎年プロに行く方が多く、投手が特に活躍していたため、自分もその環境ならさらなるレベルアップを目指せると思ったため選びました。また東京六大学で野球をやりたいと思ったので選びました。

ー高校と大学の違いは
練習面で、高校は全体練習が長く平日は10時位までやっていましたが大学は全体練習が2、3時間で終わり、量より質の印象が強いと感じました。

ー個人練習中の工夫は
高校とは違い、たくさんの種類がある設備が整っているのでそれをうまく活用しウェイトトレーニングを頑張っています。体を大きくし先輩方の姿を見つつ練習しています。

ー今年一年の目標は
個人の目標としてストレートを磨くことです。Max144㌔を超えられるように頑張りたいです。そのためにピッチング練習とウエイトを強化していきたいです。

ーアピールポイントは
変化球を交えて様々な組み立てをすることができることです。

ー目標にしている選手
3年生の尾﨑(完太、キャ3=滋賀学園)選手です。寮では同部屋であり、力強いピッチングで生活面でも技術面でも目標にしています。

ーファンの方々へ一言
1日でも早く六大学野球で勝ち星をあげられるように頑張りたいです。応援よろしくお願いします。

(取材・高橋芽唯)

野崎 慎裕(のざき・のりひろ)
経営学部1年
県岐阜商
172cm72kg・左投左打
『多彩な変化球を操る法大期待の左腕。自慢の変化球に加え、大学では球速アップも視野に入れ、未来のエースとなる』

藤森粋七丞 投手

ー高校時代を振り返って
三年間、結果的に甲子園は行けなかったですが、その目標以前に、一人間としての成長をすごくさせてもらった三年間だったと思います。

ー印象に残っている試合は
三年生の夏の大会が思い出に残っています。

ー『粋七丞』という名前の由来は
『粋』という部分は、粋な、優しい人になってもらいたいという由来があるらしいです。

ー友達などからはどのように呼ばれるか
いき、なすけ、いきなすけ、とかそれぞれです。

ーその名前はどう思っているか
自分としてもとても気に入っていますし、まずどこ探しても自分一人しかこの名前はいないと思うので、名前に合った選手になれたらいいなと思います。

ー球速について
中学校の時に140キロ出すことが出来て、そこから色々なトレーニングだったり、知識を増やしたりする上で146,7キロまで伸びたと思います。

ー今後も球速を出していきたい
球速出せるに越したことはないですが、それ以上に球の質を求めていきたいなと思っています。Maxで140後半出せたとしてもアベレージで差があったら意味がないと思うので、平均球速をあげることは意識しています。

ーどのような練習を
ウェイトトレーニングだけではなくて、投球動作において必要な柔軟であったり、連動性を意識しながら、けがをしないための投球フォームを身に着けている最中です。

ー高校と大学の大きな違いは
高校時代も寮生活ではありましたが、大学はより野球に打ち込める環境にありますね。自分の一番やりたい野球というものを突き詰めて、自分のやりたいことに対して色々取り組んでいけたらいいなと思います。

ー法大を選んだ理由は
コロナ禍で様々な大学を見学することは出来なかったのですが、六大学は連盟に所属していますし、それだけ色々な人が注目してくれる中で自分に合っているかなと思って決めました。

ーアピールポイントは
まっすぐと変化球を織り交ぜた投球です。自分の売りといったら自信を持ってこれというのは特にないのですが、試合をつくるだったり、どこのポジションを任されても、ピッチングにおいて抑えられるといったような試合に対しての柔軟性はあると思うのでそこはウリだと思います。

ー課題は
細かいところは、ある程度大学に入って、頭で理解したりはできることはできていると思うんですが、その中で、プレー一つ一つ考えながらプレーしていかなければと思います。細かい部分をもっと突き詰めてフィールディングであったり、牽制だったりをしていかなければならないと思います。

ー重点的にこんな練習をしたいとか
賛否両論あるとは思いますが、自分で考えて自分で勉強してウェイトだったり練習はしていきたいなと思います。

ー同部屋は
扇谷莉(経4=東邦)さんです。結構話はさせてもらっています。

ー憧れの選手などはいるか
法大の先輩方はもちろん皆さん憧れではあります。もともと高校野球は小さなころから観ていたので、名前を聞いたことがあるような選手ばかりいて、凄いという感覚はありました。ただ自分もそんな大学に入って、同じチームメイトとして切磋琢磨し、競争するとして楽しみという部分が多いです。

ー練習は
ピッチャーは野手と違う動きなので全体でランニングして、キャッチボール技術練習という感じです。それ以外の部分で自分を見つめるような自主練習が多いです。

ー好きな球団、選手
そこまでないですが、やっぱり沢山選手を見てそのトレーニングをする中で伊藤大海選手(日本ハム)や千賀選手(ソフトバンク)など、球団の代表となるような選手をYouTubeや、最近ではSNSが進んでいるのでそこで参考にしたりしていますね。

ー1年目の目標は
もともと大学4年間のなかで試合に出られるのは幸福なことだと思いますが、まずは勉強してチームとしての日本一になにかの形で貢献出来ればと思います。個人としてはフレッシュリーグ投げられたらなと思います。一年生から焦る必要はないので、特にリーグ戦に照準を合わせているわけではないです。自分のできる最善をしていれば結果は自ずとついてくると思います

ー四年間通した目標
自分が四年生になったら日本一。もちろん、常に日本一というのがチームとしての目標だとは思います。

ー趣味は
音楽を聴くこと本を読むことYouTubeを観ることです。一人の時間好きですね。本だと、野球関連の本もそうですが、ローランドさんの本は2冊とも買っています。音楽は、BADHOPさんや海外のとか、ラップなどヒップホップです。

ー好きな食べ物は
オムライスです。

ー好きなタレントは
ローランドさんです。

ー応援している方に一言
自分を応援してくださる方々はそこまで多くないと思いますが、ファンの方々の応援には応えられるように頑張っていきたいです。コロナ禍ではあるんですが、画面を通してもいいですが、神宮に来て頂いて、目で見て肌で大学野球の素晴らしさを感じてほしいと思います。

(取材・伊藤朱音)


藤森 粋七丞(ふじもり・いきなすけ)
キャリアデザイン学部1年
青森山田高校
175cm83kg・右投右打
『2018年にはU-15侍ジャパン入りを果たしている本格派右腕。球質の向上を進め、法大でも唯一無二の存在になれるか。』

舩木佑 投手

ー高校時代の思い出は
一番は甲子園に出たことです。自分たちの代は弱いチームで春出られるかわからなかったんですけど、その中でも出られてよかったです。

ー法大を選んだ理由は
自分自身高いレベルでもっと野球をやりたいと思っていて、東京六大学というのは自分にとってはその高いレベルで野球ができると思ったので法政大学を選びました。それと六大学に米子東の先輩方がおられるので、そういう面でもいろいろ教えていただいたりできるかなと思って選びました。

ー同級生とは既にコミュニケーションを
そうですね。結構同級生は仲がいい感じで、みんなと話します。

ー法大でプレーの参考にしている選手は
篠木さんです。やっぱり150㌔を超えるボールを投げていらっしゃるので、そのフォームだったりというのは学べる部分が多いかなと思っています。そこでまねしてみたりというのはしています。

ー自身のアピールポイントは
自分は速いボールでどんどん押していくというタイプではないので少ない球数でコントロール良くいろいろなボールを織り交ぜながら打者を打ち取っていくというスタイルです。みんなのスタイルとはちょっと違った方向で、自分なりのスタイルで相手を抑えていきたいと思っています。

ー今年の目標は
とりあえず自分が今年目標にしているのは、フレッシュリーグで登板するということです。フレッシュリーグに登板して、相手を抑えられるようにまずはこの1年頑張りたいです。

ー四年間を通してどのような選手に
最終的には法大のレギュラーで投げられるようになって、リーグ優勝というのをしたいと思っています。

ー法大ファンに一言
鳥取から東京に出てきて覚悟を持ってやっているので、神宮のマウンドでしっかり活躍できる姿を皆さんにお見せできるように頑張ります。

(取材・山中麻祐子)


舩木 佑(ふなき・たすく)
人間環境学部1年
米子東高校
169cm78kg・右投右打
『米子東高校時代は3年次にエースとして夏の甲子園に出場。従兄弟でバッテリーを組み、注目を浴びた。持ち前の制球力を武器に、力のある投手がひしめくチームで名乗りを挙げられるか。』

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