【準硬式野球】東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 閉会式 主将・古屋が最優秀選手賞とベストナインの二冠を獲得!!この春大活躍した5選手が表彰され、今季リーグ戦は閉幕へ
東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 閉会式
2022年5月29日(日)
早大東伏見グラウンド
先日、全日本選手権の出場を決めたチーム。春季リーグ戦では多くの選手の活躍があり、勝ち点5を獲得して完全優勝を果たした。新人戦を含め、白熱した全日程を終えた後に行われた閉会式。法大からは、古屋一輝(経4)が最優秀選手賞とベストナインを、藤中壮太(社2)が最優秀防御率賞とベストナインを同時受賞。その他にも二塁手・高橋凌(社3)、遊撃手・唐橋悠太(経3)、外野手・鈴木歩夢(社3)がベストナインに輝いた。
リーグ戦最終成績
慶大 | 法大 | 立大 | 法大 | 早大 | 東大 | 試合 | 勝 | 負 | 分 | 勝点 | 勝率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
慶大 | ―― | ○●○ | ○○ | ○●△● | ●● | ○○ | 13 | 7 | 5 | 1 | 3 | .538 |
明大 | ●○● | ―― | ○●● | ●○● | ●○○ | ○○ | 14 | 7 | 7 | 0 | 2 | .500 |
立大 | ●● | ●○○ | ―― | ●● | ●● | ○○ | 11 | 4 | 7 | 0 | 2 | .364 |
法大 | ●○△○ | ○●○ | ○○ | ―― | ●○○ | ○○ | 14 | 10 | 3 | 1 | 5 | .769 |
早大 | ○○ | ○●● | ○○ | ○●● | ―― | ○○ | 12 | 8 | 4 | 0 | 3 | .667 |
東大 | ●● | ●● | ●● | ●● | ●● | ―― | 10 | 0 | 10 | 0 | 0 | .000 |
表彰
ポジション | 選手 |
投手 | 藤中壮太(法大2年) |
捕手 | 吉原瑠人(明大2年) |
一塁手 | 吉野剛史(立大3年) |
二塁手 | 高橋凌(法大3年) |
三塁手 | 久保嶋真也(早大2年) |
遊撃手 | 唐橋悠太(法大3年) |
外野手 | 古屋一輝(法大4年) |
外野手 | 鈴木歩夢(法大3年) |
外野手 | 岡田和也(早大2年) |
タイトル
最優秀選手賞 | 古屋一輝(法大4年) |
首位打者 | 吉野剛史(立大3年) |
最優秀防御率 | 藤中壮太(法大2年) |
最優秀審判賞 | 山中涼雅(東大2年) |
新人戦最優秀選手賞 | 松浦寿和(明大2年) |
優勝旗を受け取る主将・古屋
インタビュー
古屋一輝(最優秀選手賞、ベストナインの二冠獲得)
―優勝を決めた心境は
正直ほっとしたというのが1番で、うれしいというかほっとしました。2位でも(チャンスは)ありますけど、やっぱり春リーグ優勝しないと全日本が(厳しくなる)。絶対優勝というのは目標に掲げてきて、関東(選手権)も優勝するというのを掲げた中で3位という悔しい結果ではありました。そこから切り替えて、その後全員で戦えて優勝できてほっとしています。
―2年連続の完全優勝でしたが、チームの勝利の要因は
本当にピッチャー陣が頑張ってくれたなと思っています。ピッチャーだと去年は西村(勇輝)さんとか石橋(錬)さんとか、いいピッチャーがいました。本当に支えてくれた中ごっそり抜けたという面で、新チームが始まってピッチャーがいない、課題だと言われてきました。そこでピッチャーは冬のトレーニングとかをずっと頑張ってきてくれて、それが結果となって関東(選手権)でもリーグ戦でも助けられたかなと思っています。
―主将として大変だったことは
ある程度はキャプテンとして覚悟してやってきたので、大変だったというよりかは自分自身の結果が出なかったというところが(ありました)。やっぱりキャプテンだからここで打とうとか、結果を出さないといけないという気持ちに最初はどうしてもなっていました。リーグ戦の最初、東大のカードは1回も打てなかったし、どうなるんだろうなという風に正直不安でした。そこが1番キャプテンをやっていて大変だったかなというところです。
―本間監督とお話したことは
正直今年は下級生がやんちゃというか明るい代で、そういったところで本間監督から自分たちが何とか締めろ、どうにかしろという風にいつも言われてきました。そこは厳しいことを言われてきながらも、やっぱり自分は下級生とかに対して寄り添っていきたいと思っていました。そういった下級生の良さも残しながら自分たちの思いも伝えて、そこは意思疎通を図りながらやってきました。
―主将から見てチームの強みは
個々の能力が高いというところで、1試合通してその時の反省を次に絶対生かして同じことを繰り返さないところがうちの1番の強みかなと思っています。
―感謝を伝えたい人を挙げるとしたら
同期、4年には本当に助けてもらいました。自分はキャプテンというのはこれまでやってきたことがなかったので、そういった中で不安だったところを背中を押してくれました。リーグ戦期間で言うと、学生コーチで入った清水(翔太、スポ4)には本当にいろいろ常日頃からLINEをしていました。実際に練習とかでもメニューの案であったり、選手起用とか気持ちとかそういうところもずっと支えてくれていたので、そこは感謝かなと思います。
―個人としては最優秀選手賞、ベストナインを獲得しました
目標として個人タイトルにはこだわってやってきていたので、そこはうれしいという気持ちです。優勝するチームはそれなりにどんどんタイトルを獲っていかないとという中で、その1人になれて、チームの優勝にも貢献できたのはうれしいかなと思います。
―チャンスメイクを武器とする古屋選手ですが、今季は打点がリーグトップと勝負強い打撃が目立ちました
足を使ってバントとかをして、チャンスを作って3番4番5番に渡していきたいというスタイルかなと自分でも思っていました。正直タイムリーを打ったのは覚えているんですけど、打点リーグ1位というほど打った記憶があまりないです。1打席1打席チームの今何が必要かとか、どういう1打が欲しいかなと考えて常に打席に立った結果がああいう打点につながったのかなと思います。
藤中壮太(最優秀防御率賞、投手ベストナインの二冠獲得)
―最優秀防御率を獲得した心境は
素直にうれしいです。正直取れるとは思っていなかったのですが、1戦1戦に集中して、最少失点に抑えていくことを意識していました。最後に最優秀防御率を獲得でき、良い形で終われて良かったと思います。
―ベストナインも取ることができました
ベストナインは5勝できたので、獲得することができました。野手のみんなが打撃で良い援護をしてくれたり、守備でもピンチを救ってくれたりしたおかげで5勝することができ、ベストナインを取ることができたので本当に野手の皆さんに感謝したいです。
―優勝の立役者のような存在ですが、今季はどのようなシーズンだったか
厳しい戦いが続いたので、チームとしても結構苦しい状況が続いたのですが、チームの底力を見せて他大学に差をつけて勝つことができたかなと思います。
高橋凌(二塁手ベストナイン獲得)
ー春季リーグを優勝した率直な心境を
厳しい試合も多かったですが、最終的には優勝をすることができて良かったです。このリーグ戦を優勝するために、冬からずっと練習を重ねてきました。チーム全体で守り抜いて勝つ野球を目指していたので、個人的にも特に守備を中心に鍛えて、その成果が出たかなと思っています。
ー春季リーグを振り返って、ご自身の活躍という点では
首位打者も狙えた位置にいましたが、取ることができず悔しかったです。秋季リーグでは首位打者も取れるように頑張っていきたいです。
ーベストナインを受賞した率直な心境を
自分でも取れると思っていなかったので、本当にうれしい気持ちでいっぱいです。
ーチームを流れに引き寄せるような勝負強い1本が印象的でしたが、その秘訣は
日々の練習から試合を意識して、1球1球を大事に打つことを心掛けていました。その結果、試合でも打つことができたのかなと思っています。
ーリーグ戦を振り返って辛かったことや苦しかったことは
特にないです。個人的には、基本的に楽しく試合に臨めました。チーム全体では、負けてしまった後の試合でも気持ちを切り替えて試合に臨めていたと思います。
ーチーム内での自分のアピールポイントは
バッティングかなと思います。具体的には、長打力ですね。毎日、素振りを頑張っています。
唐橋悠太(遊撃手ベストナイン獲得)
ーベストナインを受賞して率直な心境を
素直にうれしいです。きっとギリギリだったと思うのですが、結果的にこうしてタイトルを取れたことをうれしく思っています。
ーベストナインを取れた要因について、個人的な見解を
途中からの出場だったのですが、1打席1打席集中した結果安打を重ねることができたかなと思っています。走塁の点でも、積極的に次の塁を狙って盗塁ができ、そこを評価していただけたのではないかと思います。
―最後に規定打席に乗りましたが、正直意識はしていたか
個人的にはとても意識していました。残り3試合くらいの時点で、1試合で5打席回ってくれば規定打席に到達できると意識しながら試合に臨んでいました。
―強い打球が印象的でしたが、打撃での意識は
個人的にはそこまで強い打球だとは思っていませんが、逆方向に(打球を)飛ばす意識はしていました。引っ張りにいくとどうしても崩してしまう部分はあるので適度に加減をしつつ、でもセンターから右(方向)に、右中間方向を狙って打つことを意識していました。
―春リーグを終えて、印象に残っている試合は
慶大との4回戦です。優勝は決まっていたのですが、完全優勝という形で勝って、マウンドでみんなで喜ぶことができたのでより一層うれしさが増しました。この時の勝った瞬間の嬉しさは特別で、忘れられない試合です。
鈴木歩夢(外野手ベストナイン獲得)
―ベストナインを獲得した心境は
優勝もできて、ベストナインも取ることができて本当にうれしいです。
―2年連続でベストナインを獲得しましたが、守備や打撃で意識すること
守備も打撃も基本を忠実に意識し、基礎を大事にするということを1番注意深く心がけています。
―鈴木選手が考える優勝の要因は
やはりどのチームよりも勝ちたいという思いはあったと思います。その中でみんながタイトルなどにこだわらずにチームのために野球をしていたことが大きな要因だったと思います。