【バレー】 東日本大学選手権 男子2回戦 対東京学芸大 1部リーグ所属・東京学芸大相手に死闘を繰り広げるもあと一歩及ばず・・・
2022年度東日本選手権
2022年6月22日(水)
3年ぶりに開催された東日本大学選手権。法大初戦の相手は関東大学1部リーグに所属する東京学芸大。強敵相手に30点台後半までもつれる死闘など、果敢に立ち向かうもあと一歩及ばず惜敗。初戦敗退で大会を後にした。
試合結果
トータル試合結果
2
法 大 |
25 | 1セット | 21 | 3
東京学芸大 |
---|---|---|---|---|
20 | 2セット | 25 | ||
22 | 3セット | 25 | ||
37 | 4セット | 35 | ||
8 | 5セット | 15 |
法大スターティングメンバー
背番号 | 選手名 | ポジション |
---|---|---|
8 | 安部翔維斗(法3) | MB |
9 | 持田大樹(営3) | WS |
12 | 伊藤貴将(文2) | WS |
21 | 高橋慶帆(営1) | WS |
24 | 渡邊秀真(法1) | WS |
25 | 五十嵐健人(営1) | S |
17 | 武田絢太郎(法2) | L |
26 | 藤野颯(文1) | L |
途中出場選手
背番号 | 選手名 |
---|---|
10 | 中田拓斗(営3) |
23 | 小竹飛斗(法1) |
戦評
2019年以来、3年ぶりに開催された東日本大学選手権大会。前の試合が長引き、本来よりも30分ほど遅れた19時頃から行われた対東京学芸大戦。遅い時間にも関わらず、選手たちは良い集中力を保ちながらリラックスした様子で試合に臨んだ。
第1セット、1回戦を突破した勢いそのままの相手に対し、堅さが見られる法大。4点差を縮められず追いかける展開に。しかし渡邊秀真(法1)がサーブで相手を崩し、バックアタックを決めきり3連続得点。1点差のまま中盤に突入すると、高橋慶帆(営1)のコート隅を狙ったサービスエースで、同点に追いつくことに成功。リリーフサーバーの小竹飛斗(法1)のサーブで相手のミスを誘い、一気に1得点を重ね18-15と逆転する。リベロ・武田絢太郎(法2)の攻撃を拾うスーパーレシーブや、高橋が相手の攻撃をブロックするなど、法大の守備の良さが光り25-21で第1セットを先取した。
挑んだ第2セット目、序盤は相手に圧倒され5-10と大きくリードを許す。しかしタイムアウト後、持田大樹(営3)がアンダーの難しいトスを落ち着いて決め切り、さらに高橋のスパイクが決まる。一進一退の攻防のまま進むと思いきや、流れをつかんだのは相手である東京学芸大だった。18–17から一気に7連続得点を許し、相手の攻撃に対応することができない。最後20点台に乗せるも、20-25でこのセットを落とす。
続く第3セット、開始早々相手に3連続得点を与えてしまう。セッター五十嵐健人(営1)のツーアタックや安部翔維斗(法3)のブロックで奮闘するも、なかなか点差を縮めることができない。5点差のままセットを折り返すと、伊藤貴将(文2)、持田大樹(営3)の2連続ブロックが決まり、大きく盛り上がる法大。しかし相手の多彩な攻撃に翻弄され、17–23と大きくリードされる展開に。高橋、安部を筆頭に奮闘し21-23とするも、力及ばず。22-25でこのセットも取られ、セットカウント1–2とした。
後がない第4セット、コート内6人中5人が1年生というフレッシュなメンバーで挑んだ。序盤から攻めの姿勢を見せ、高橋、安部ら攻撃陣が勢いに乗るとず9-5とリード。しかし相手の鋭い攻撃やサーブに苦戦し、コンビミスが続く場面も。小竹の相手ブロックを利用したスパイクで法大が一歩前に出るも、すぐさま同点に追いつかれてしまう。20–22とリードされるが、嫌な流れを断ち切る高橋の強烈なスパイクで23–23と土壇場で同点に追いつく。先に相手にマッチポイントを献上するも、落ち着いて得点しデュースに持ち込む。その後互いにミスが続くも、なかなかセットポイントが取れないまま30点台に突入。すると相手の連続ミスでセットポイントを掴み、流れは法大に。高橋のストレートコースのスパイクでセットポイントを取り、最後は渡邊秀のブロックで攻撃をシャットアウト。37-35の激闘を制し、フルセットに持ち込んだ。
勝負の最終セット、相手の鉄壁なブロックに苦戦し1-5と主導権を握られたままスタートした。渡邊秀が2本連続スパイクの活躍を見せ、高橋も強烈なバックアタックでブレイクに成功するも、点差を縮めることができず、5点差のままセットを折り返す。その後も相手の強力なサーブに返球が乱れ、8-15。格上相手にフルセットに持ち込むも、惜しくも2–3で敗戦となった。
長い試合を終え、悔しさを滲ませた選手たち。1年生を中心に相手を翻弄する場面も多くあったが、あと一歩相手に届かなかった。試合後、高橋は「1部の相手になると、どうしてもサーブが強くなる。サーブレシーブが返せず、自分たちのコンビが組めなかった。」と振り返った。次の大会は、秋リーグ戦。例年通りであれば9月に行われるので、次戦までは3カ月ほど間が空くことになる。目指すは1部リーグ昇格。夏のトレーニングで今大会見つけた課題を克服し一層強くなった姿を見せてくれるだろう。
インタビュー
伊藤貴将(文2)選手
ー初めての東日本インカレとなりましたが振り返って
新入生で、(高橋)慶帆とか戦力になる子たちも来てくれたので、やっぱりやってみないとわからないというところは大きかったです。今回の試合は結構先生から聞いていたことと違うところもあったのですが、みんなが対応してくれて。ブロックとかも1本1本触れる場面もあったり、1年の渡邊秀真くんと慶帆が結構得点源になってくれたので、どっこいどっこいの試合に持っていけたのかなと思います。
ー相手の攻撃をドシャット(相手スパイクをブロックし得点を挙げること)する場面もありましたが、ブロックの調子は
ブロックはこの頃全然止められていなかったんですが、同級生の東(颯汰)に結構ブロックの練習を手伝ってもらっていました。一緒に飛んでもらったり、形とかを皆から指摘してもらって、やっていったら運がよかったっていう感じです。
ー21時までに及ぶ長丁場となりました
自分、夜行性なんで大丈夫でした(笑)。朝早いよりは夜の方が全然動けるので、大丈夫でした。
ー秋季リーグ戦に向けての意気込みは
春は3位だったので、秋は1位目指して頑張りたいなという感じです。全勝したいです。
ー個人賞は狙っていますか
ブロック賞を狙っています!
高橋慶帆(営1)選手
ー今日の試合を振り返って
格上相手にどう自分たちが通用するかというのを、今回みんな課題もってやってたと思います。一部の相手になるとどうしてもサーブが強くなってくるので、サーブレシーブの返球率が低くなってしまい、しっかり自分たちのコンビが組めなかったっていうのが、今回の敗因でもあると思います。そういうのが課題として見つかったと思うので、今後その課題に追求して頑張っていきたいなと思ってます。
ーサーブが続く場面や、サービスエースを取る場面もありました。サーブの手ごたえは
リーグ戦の時は、自分はジャンプサーブを打っていませんでした。今回初めて、こういう大きい大会でこういう会場でやってみて、ミスもあったとは思うんですけど、自分の通用するサーブも(分かりましたし)効果率も高かったと思います。それもまた研究して、今後生かしていきたいなと思ってます。
ーサーブレシーブも行っていました。良かった点や課題は
まだそのレシーブ、サーブカットの練習をし始めて間もないんですけど、そこで自分ができたこともありましたが、まだまだできないところっていうのも多くあると思いました。またこの試合を振り返ったり、自分の動画を見たりして練習に励んでいきたいなと思っています。
ー秋季リーグ戦の目標をお願いします
まず、2部リーグ優勝を目指しています。そして1部との入替戦で、しっかり戦って勝ち切るようにしたいなと思ってます。