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【準硬式野球】第74回全日本大学選手権大会2回戦 対国士館大 先発・藤中が4安打・13奪三振の好投で完封勝利! 終始法大ペースで試合を進め、初戦を突破!!

第74回全日本大学選手権大会2回戦
2022年8月24日(水)
レクザムスタジアム

全国の代表校が熱い戦いを繰り広げる全日本大学選手権が遂に開幕。2回戦から登場した法大は、共に関東地区でしのぎを削る国士館大との初戦に挑んだ。

先発の藤中壮太(社2)は序盤からコントロールの良さが光り、相手打線を圧倒。テンポの良い投球が攻撃の流れを呼び込み、野手陣が好機を演出する。3回表、無死二、三塁から2番・古屋一輝(経4)の左方向への適時打で2点を先制。さらに7回表に再び古屋が適時二塁打、8回表に関宮楓馬(社2)が適時打を放ちリードを広げる。貴重な援護点を得た藤中は、後半も相手に付け入る隙を全く与えないまま1人で9回を投げ切った。4安打・13奪三振で見事完封勝利を飾った投手・藤中と3打点を記録した主将・古屋をはじめとする野手陣の活躍がかみ合い、初戦からチーム力を十分に発揮して2回戦を突破。次戦は翌日、チームは同志社大との準々決勝に臨む。

勝負強い打撃が光った主将・古屋

試合結果

試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
法大 0 0 2 0 0 0 1 1 0 4 10 1
国士館大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0

(法大)〇藤中ー澤野
(国士館大)●牛込、池田隼、下平、高地ー伊藤

二塁打:古屋(7回)、高橋(8回)
盗塁:古屋(3回)、唐橋(3回)

打撃成績

打順 位置 選手名 出身校 打数 安打 打点 四死球
1 (6) 唐橋悠太(経3) 桐光学園 3 1 0 1
2 (8) 古屋一輝(経4) 健大高崎 4 2 3 0
3 (9) 鈴木歩夢(社3) 明星 4 1 0 1
4 (3) 堀尾浩誠(社4) 報徳学園 5 1 0 0
5 (4) 高橋凌(社3) 花巻東 5 2 0 0
6 (DH) 小池永紀(スポ3) 法政二 2 0 0 0
7 (5) 須賀椋也(現2) 新田 3 0 0 1
8 (7) 関宮楓馬(社2) 静岡 3 2 1 1
9 (2) 澤野智哉(社3) 国士館 3 1 0 0
P (1) 藤中壮太(社2) 鳴門

投手成績

被安打 奪三振 四死球 自責点
藤中 9 4 13 1 0

戦評

悲願の『日本一』へ。全日本大学選手権が開幕した。戦うは、関東選手権で昨春・今春と惜敗を喫している国士舘大。合宿を終え、さらに強くなった法大に勝利への期待がかかる。

緊張感が漂う中、サイレンが鳴りプレイボール。先発は、春季リーグ戦で2つのタイトルを獲得し、チームを優勝へ導いた藤中壮太(社2)。全日本の舞台でも健在の気迫あふれる投球で、先頭打者と続く打者を三振に抑える上々の立ち上がりを見せた。

打っては3回、先頭の9番・澤野智哉(社3)が中安打、1番・唐橋悠太(経3)が犠打で相手野手選択の間に出塁。さらに俊足・唐橋が盗塁で好機を広げ、無死二、三塁を迎えた。先制点が欲しい法大は、続く2番・古屋一輝(経4)が左前適時打を放ち、大きくリードを取っていた唐橋も生還。見事2点を先制する。
さらに7回、先頭打者が死球で出塁すると2死二塁の好機で、打順はまたしても主将・古屋に。二塁打を放ち、古屋はこの試合3打点の活躍でチームを引っ張った。
8回には、先頭の5番・高橋凌(社3)の二塁打で流れを作り1死一、三塁に。オープン戦で調子を上げてきた7番・関宮楓馬(社2)の右前適時打で、4点目を奪取した。
先発した藤中は、自己最多の13奪三振を記録する完ぺきな投球。4-0で完封勝利を挙げた。打線も10安打と二桁安打で、法大が終始試合の主導権を握っていたが惜しい場面もあった。7回、8回の得点後、続く満塁の好機で追加点を取りきれなかった課題も残ったことだろう。

因縁・国士舘大を撃破した法大は、明日準々決勝へ臨む。関西代表の同志社大との対決となるが、東京六大学を制覇した技巧とチーム力で、ぜひ勝利をつかみ取ってほしい。

(記事:田中さや/写真:山中麻祐子)


先発・藤中は力強い投球で完封勝利を挙げた

選手インタビュー

古屋一輝

ー関東選手権で昨春、今春も敗れてしまった国士舘大との対決でしたが、試合にはどのような気持ちで
昨年も今年も負けて、さすがに3連敗は逃れたいと思っていました。自分達の中で国士舘との相性はうーんという感じでしたが、でもやっぱり全日本は優勝を目指してやっているので。あくまでもゴールは優勝なので、どこが相手でもしっかり勝とうという意識で臨みました。

ー初めての全日本大学選手権(全日)、戦ってみての感想は
今日の相手は関東で戦ったことのある相手だったので、関東のような気持ちでと思っていましたが、いざ実際に全日を迎えると目標としていた場所だったので緊張しました。でもやっぱり自分の緊張がチームの雰囲気を乱すと良くないので、とにかく自分が元気を出して積極的に相手に食らいついていこうと試合に臨みました。
ー3打点の活躍でしたが、今日の自身のバッティングを振り返って
ずっと初回、2回、3回と先頭バッターが出て、バントで送って、それで(1、2回は)点が入らない状況でした。3回、同じチャンスが来て、三度目の正直じゃないですけど、やっぱりここでものにしていかないと強い相手には勝てないと思っていたので、唐橋(悠太、経4)がああいう形(犠安打からの盗塁)で出てくれてチャンスを作ってくれて。春リーグ、自分もチャンスでいっぱい打ってきたので、そこは自信を持ってとにかく打とうという気持ちでやりました。
ーチームとしては残塁してしまう場面も何度かありました。主将として今日の試合を振り返って
残塁もそうですし、7回の堀尾(浩誠、社4)のヒットの時に、自分と鈴木(歩夢、社3)が挟まれたのもありました。やっぱりそういうミスをなくしていかないとこの先苦しくなっていきますし、ああいうアウトが響いてくる試合もあると思います。それは今日のミーティングなりでチーム全体で共有します。明日以降も強い相手が続いてくるので、そういう反省を踏まえながら1試合1試合成長していくチームになっていければなと思います。
ー合宿を通して、チームの意識の面での変化は
全員で同じ場所で生活しながら、野球に1日中没頭できる時間はこの1年に一度の合宿しかないですし、あの1週間は(得られた成果が)大きいものでした。去年、一昨年と合宿ができなかった分、チームの結束力がより高まったと思います。最後にある、山ランという山を走って登っていくトレーニングはすごくきついんですけど、やっぱりそれを全員でやり切るというところがチーム力のあがるきっかけになったんじゃないかなと思っています。その合宿前後の練習試合もそうですし、強い相手に対して自分達の野球ができてきたので、そこは本当に日本一への手応えを感じられました。自分達の野球を自分達らしく相手に向かっていければ、(今後も)勝てるんじゃないかなと思っています。
ー明日の同志社大との対決への意気込みを
どこも強豪だとは思うんですけど、その中でも強豪ですし、有名ですし。やっぱり関西と関東の準硬をどっちかが引っ張っている存在だと思うので、関西と関東の対決に勝って関東に優勝旗を持って行きたいです。勝ち進んでもあと3試合なので、気合と根性で相手にかぶりついていきたいと思います。

藤中壮太

—個人としてもチームとしても最高のスタートを切りました
これが全国大会の初戦だったので、とにかく僕が抑えてチームにいい雰囲気をもたらしたかったです。9回0(点)で抑えることができてよかったと思います。
—国士舘大を相手に、投球の方針は
僕はまだ国士舘戦で投げたことがなかったので、国士舘高校の出身でもある澤野(智哉、社3)さんのリードを信じて、とにかくリードに首を振らず1球1球丁寧に投げていこうと心がけていました。
—奪三振が多い投球でしたが、狙いがあった
審判さんがちょっと(ストライクを)広めに取ってくれるのもありましたので、その広さを利用して1球1球丁寧にコースに投げていくことができました。
ー鳴門高出身ということで、四国に帰ってきて試合をした気持ちは
家族や友達、いろいろな方々が見に来てくれた中でのこの完封勝利だったので、いいところが見せられてとりあえずひと段落です。
—久々の公式戦でしたが、投球の調子は
合宿に行ってそこで味方のバッターに投げたりして結構実戦感覚は磨いていたので、全然不安はありませんでした。

ー合宿の調整で個人として意識したことは
この全日のためにチームのまとまりを深めるものだと思っていたので、合宿で頑張ってそれがここにつながったのでよかったです。

ー今後に向けて
今までずっと負けていた国士舘大学に今日勝てて、本当に初戦でいいスタートが切れたと思います。明日からまたあと3つ勝って、日本一を取りたいと思います。

関宮楓馬

ー久しぶりの公式戦となりましたが、自身の調子は
全日前の8月のオープン戦で結構上り調子で来ていたので、今日はその調子に乗ったまま打てればいいかなと思いました。

ーリーグ戦では少し打撃に苦しんでいるように見えましたが、全日本大学選手権開幕を迎えて手応えは
ずっとレギュラーで出させてもらっていて、慶應の(春季リーグ)最終戦にベンチも外されてリーグ戦優勝に立ち会えなくてすごく自分の中で悔しかったです。その悔しさが今回の大会に向けてばねになって、レギュラーという形で試合に出られてよかったです。
ー合宿ではチーム全体でどのような調整を
向こう(合宿先)では悪天候で雨が多くてなかなか思い切った練習ができませんでした。室内で主にバットをたくさん振り込んだので、今日もヒット数が良くてそういうバッティングの調整ができたかなと思います。
ー個人としての調整は
やっぱりこの全日本大会が控えていたので、そこに向けて調子を上げられるように個人的にはミートの確率、ヒットの確率が上がればいいかなと思いながらやっていました。
ー今後勝てば連戦となりますが、チームの緊張感は
リーグ戦と違ってトーナメント方式なので、1回負けたらもう終わりということでなかなか普段味わえない緊張感の中で試合をやっています。長くてあと3日なので、気合いと根性で乗り越えて行くようなチームの雰囲気になっています。

ー次戦に向けて
自分が打ってチームが勢いに乗ってくれるのが1番いいと思うので、この勢いのまま打てるように、そのまま調子を落とさないように頑張りたいと思います。

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