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【卓球】2022年度秋季関東学生リーグ戦 1部 対早大 春季リーグ戦2位の早大に勝利し、開幕白星発進!!

2022年9月1日(木)
所沢市民体育館

9月1日から秋季リーグ戦がスタートした。開幕戦の相手は春季リーグ2位の強豪・早大。第1シングルスは落としたが、第2、3シングルスを取り2-1とする。続くダブルスは春季リーグ戦でフルセットの末、敗戦した悔しさを晴らす勝利を挙げ、開幕戦白星まで残り1勝。そして第5シングルスの蘇健恒(デザ3)がきっちり勝利を収め、4-2で早大を下した。

チームの勝利に大きく貢献した手塚元彌(右)・加藤健太

試合結果

4

法政大学

3 シングルス 2 2

早稲田大学

1 ダブルス o

勝敗 選手名 スコア 対戦相手
1 岩永宗久(法1) 0-3(7-11、9-11、7-11) 濱田一輝
2 加藤翔(法1) 3-0(11-2、11-3、11-6) 宮木宏輔
3 手塚元彌(営4) 3-1(11-8、5-11、11-7、11-6) 荒井和也
4 手塚・加藤健太(国3) 3-2(8-11、11-7、8-11、11-4、11-8) 岩永宜久・濱田
5 加藤健 1-3(9-11,9-11,8-11,1-11) 杉本和也
6 蘇健恒 3-0(11-9,11-3,11-3) 岩永
7 原田哲多(営1) 松本塁

 

戦評

秋季リーグ戦が開幕し、目標のAクラス(4位)入りに向けての戦いが始まった。初戦の相手は春季リーグ戦で競り負けた早大。第1シングルスを任されたのは、自身初のリーグ戦出場となった岩永宗久(法1)。早大エース・濱田一輝の積極的な攻めに対して、早い段階で攻撃しキレのあるフォアハンドで得点を奪っていく。強敵相手にひるむことなく戦ったが、セットカウント0-3で敗戦となった。

連続での敗戦は避けたい第2シングルス。任されたのは関東学生選手権ベスト16の加藤翔(法1)。序盤から得意のサーブを駆使し相手のミスを誘いながら力強いフォアハンドで、隙を見せず圧倒。相手を前後に大きく振り常にペースを崩さず試合をリードする。勢いそのまま第1~3セットすべて大差をつけてのストレート勝ち。大きいシングルス1つ目の勝利となった。

1勝1敗で迎えた第3シングルスには手塚元彌(営4)が登場。第1セットは序盤から互いに点を取り合う展開となるが、7-7から手塚のフォアハンドが決まり2連続で得点を奪う。そのままリードを保ち、11-8でこのセットをものにする。第2セットは落としたが、続く2セットは中盤まで接戦となったが要所で得点を取り、セットカウント3-1で勝利。2勝1敗とリードしてダブルスへつないだ。

ダブルスは春季リーグ同様、手塚・加藤健太(国3)ペア。相手は春季リーグでフルセットの末、敗れた濱田・岩永宜久ペアだった。第1セットは相手に優位な展開が多く、8-11で落としてしまう。しかし、第2セットは攻撃がよく決まるようになり、手塚・加藤ペースで試合が進む。流れを渡すことなく11-7でこのセットを奪い、セットカウントは1-1に。続く第3セットは落とし、窮地に立たされるが、ここから強さを発揮した。4-4から7連続得点で、第4セットを奪取。一気に試合を振り出しに戻す。第5セットも序盤からリードし、11-8で見事春季リーグのリベンジを果たした。

勝利まであと1勝となった第4シングルス。加藤健太にチームの勝利を託す。第1セット前半はペースを崩さずしっかりポイントを取るが、後半になっていくにつれてミスが目立ちだし、このセットを奪われてしまう。迎えた第2セットは、序盤から競った試合展開になる。ミスが許されない中で何とか攻めの姿勢を見せるも、連続でセットを落とすことに。もう後がない第3セット。この場面で粘りを見せ何とかこのゲームを奪う。しかし、疲れの見えだす第4セットは終始相手ペースの試合となる。このペースを崩すことができず敗戦となった。

第5シングルスを任されたのは蘇健恒(デザ3)。第1セットから強烈な両ハンドが決まり、得点を重ねていく。9-9の同点から2連続得点を奪い、第1セットを取ると流れは蘇に傾く。第2セット以降も安定した戦いを見せ、11-3、11-3と早大の主将を圧倒。ストレートで勝利を収め、チームとしても4勝2敗で春季リーグ2位の強豪校を破る大きな1勝を挙げた。

(取材:齋藤彩名、大賀幹太)

選手インタビュー

手塚元彌・加藤健太

―早大に勝利しましたが、今の心境は
手塚:春は初戦勝てなくて流れがあまり良くなかったので、今回初戦勝てたのは良かったと思います。
加藤:前回競り負けた相手だったので今回しっかり勝ててよかったです。

―ダブルスの試合を振り返って
手塚:今回の試合は1セット目を取られてしまって、出だしは良くなかったんですけど、そのあと攻めるプレーができたのが良かったと思います。
加藤:自分はダブルスからスタートでしたが、その前の手塚さんがいい感じだったので全部手塚さんに任せようと思ってプレーしました。

―戦略はありましたか
手塚:相手が二人とも安定感があって下がった状況だと分が悪いと考えたので、下がらないようにできたのが良かったと思います。

―セットカウント1-2で迎えた第4セットは、どのようなことを考えてプレーしましたか
手塚:どこのセットも競って負けたという感じだったので、セットは取られましたが全然チャンスはあると思って臨めたので、5セット目勝ち切れたかなと思います。
加藤:悪い感じではなかったので、特に意識せずにやれることをやっていこうと思いました。

―シングルスの試合に関してはいかがでしたか
手塚:シングルス一発目だったので、上手くいかないことも多かったですが、1セット目を取れたのが大きかったです。
加藤:手塚さんとは逆で1セット目にリードしていましたが、取れなかったのでそこが中盤や最後のセットに響いたのかなと思います。

―明日以降に向けての意気込みをお願いします
手塚:今日勝てましたが油断せずに、より上に上に気持ちを上げれるように次の試合も頑張ります。
加藤:1試合目勝って良いスタートを切れたので、ダブルスだけでなくシングルスも頑張って良い結果で終われるように頑張ります。

 

蘇健恒

ー今日の試合を振り返って一言お願いします
格上の相手に対して向かっていく気持ちで試合を進めていったことによって、結果が良い方向に進んでくれてよかったと思います。

ー今日の試合で意識したことは何ですか
自分にとって初戦だったので、序盤はコントロールを重視して試合を進めていきました。とにかく相手に返すことを意識していったことで自分がとれるポイントが多くなっていき、徐々に自分のペースを作っていくことができました。

ー勝てばチームの勝利となる大事な場面で緊張はありましたか
少しありました。ただ自分が負けても原田君が勝ってくれると思っていたので、そこまで緊張はしなかったですね

ー今日の試合自分の中で良かった点はありますか
相手の打ったボールに対してのカウンターやブロックが特によかったと思います。また自分の弱点であるレシーブの練習を重ねてきたこともあり、そこまで悪いようなことがなかったのでよかったです。

ー今後について一言ありますか
早稲田に勝てるとは思っていなかったので少しびっくりしていますが、勝てたということはどこにでも勝てるようなポテンシャルはあると思うので、全力で試合に臨んでいきたいと思います。

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