東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦
対明大戦
2022年9月25日(日)
早大東伏見グラウンド
降雨により1日の順延を経て、迎えた明大とのカード。先発の藤中壮太(社2)は2回表に4点を失い、2回途中で降板。反撃すべく野手陣は3回裏に相手失策で1点、さらに6回裏に3番・鈴木歩夢(社3)が今季初の本塁打で2点を追加するもその後は得点を積み重ねることができず。継投に入った投手陣はそれぞれ粘りの投球を見せるも、4回表と6回表にそれぞれ失点し、6-3と明大打線を抑え込むことができなかった。
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
明大 | 0 | 4 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 6 | 10 | 3 |
法大 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 5 | 0 |
(法大) ●藤中、中野、古川端、伏見-澤野
(明大) ○近藤、岩田、松浦、笹川-吉原
本塁打:鈴木(6回)
盗塁:鈴木(3回)、唐橋(3回)、高橋(6回)
打撃成績
打順 | 位置 | 選手名 | 出身校 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (6) | 唐橋悠太(経3) | 桐光学園 | 3 | 0 | 0 | 1 | .000 |
2 | (8) | 古屋一輝(経4) | 健大高崎 | 3 | 0 | 0 | 0 | .231 |
PH | 吉田大晟(人3) | 小山台 | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
8 | 森涼太(経1) | 三重 | 0 | 0 | 0 | 0 | – | |
3 | (9) | 鈴木歩夢(社3) | 明星 | 3 | 1 | 1 | 1 | .222 |
4 | (3) | 堀尾浩誠(社4) | 報徳学園 | 4 | 1 | 0 | 0 | .308 |
5 | (4) | 高橋凌(社3) | 花巻東 | 4 | 0 | 0 | 0 | .300 |
6 | (5) | 須賀椋也(現2) | 新田 | 3 | 0 | 0 | 1 | .375 |
7 | (7) | 関宮楓馬(社2) | 静岡 | 3 | 2 | 1 | 0 | .500 |
1 | 伏見颯真(営4) | 帯広緑陽 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
PH | 近藤匠(経4) | 札幌第一 | 1 | 0 | 0 | 0 | .500 | |
8 | (1) | 藤中壮太(社2) | 鳴門 | 0 | 0 | 0 | 0 | .500 |
1 | 中野颯太(経1) | 健大高崎 | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
1 | 古川端晴輝(社2) | 花巻東 | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
PH7 | 和泉直人(文3) | 札幌第一 | 2 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
9 | (2) | 澤野智哉(社3) | 国士館 | 3 | 1 | 0 | 0 | .286 |
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | 防御率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
藤中 | 1 2/3 | 6 | 1 | 1 | 4 | 4.15 |
中野 | 0 1/3 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0.00 |
古川端 | 4 | 4 | 3 | 1 | 1 | 2.25 |
伏見 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0.00 |
戦評
開幕2連勝と好発進をした法大は、雨天順延後に明大との第1戦を迎えた。
先発の藤中壮太(社2)は2回、先頭打者と続く打者に左前安打を許し、無死一、三塁の危機を背負う。続く打者には、2ストライクと追い込んだものの二塁打を許し先制点を献上してしまった。さらに適時打を浴びるなどして2失点を喫する。1回2/3でエース・藤中が降板する異例の展開で、マウンドには中野颯太(経1)が送り込まれた。2死二塁で任された中野は、遊飛で追加点を許すことなくこの回を切り抜けた。
しかし3回、中野が三者連続の四死球で走者を出し無死満塁に。絶体絶命の危機を迎えた法大は投手交代に踏み切り、今季初登板となる古川端晴輝(社2)に後を任せた。この場面でも健在の熱投をみせ、見事無失点に抑え込む。
援護したい3回裏、1死から1番・唐橋悠太(経3)が四球を選び盗塁を決めると、2死二塁で3番・鈴木歩夢(社3)が相手守備失策で出塁。その間に唐橋が生還し1点を取り返した。続く場面では俊足・鈴木も盗塁を決め2死二塁で4番・堀尾浩誠(社4)が左前安打を放つ。三塁を蹴った鈴木は果敢にホームベースに突入したが、わずかなタッチの差で惜しくもアウトに。この回は1得点で終えた。
4回表、古川端は先頭打者に安打を許すと、流れを断ち切れずに1死満塁、続く打者に犠飛を浴び1失点。6回表には、先頭打者に四球を許すなど1死一、三塁となり続く打者の初球、古川端の鋭く曲がったボールを捕り損ねるパスボールで痛恨の追加点を許してしまった。
5点を追う6回裏、3回に得点に絡む活躍をみせた3番・鈴木が低めのボールをとらえ、ライトスタンドへボールを運んだ。さらに法大は相手守備失策と四球で出塁し2死一、二塁の好機で、7番・関宮楓馬(社2)が中前適時打を放つ。この回に2点を奪取した。
3点差に迫った7回、法大は伏見颯真(営4)をマウンドに。この日も好投をみせた伏見は軽々とアウトを重ね、明大打線に追加点を許さなかった。
追いつきたい法大だったが、打線が振るわずその後は得点できず。3-6で今季初の黒星を喫した。次戦は勝ち点を取るために負けられない試合となる。法大の逆襲に期待したい。
(記事:田中さや/写真:山中麻祐子)
関宮はこの日2安打と開幕から好調を維持
選手インタビュー
伏見颯真
―試合全体を振り返って
ピッチャー陣で良いリズムをつくれなかったところが、あまり良くなかったかなと思います。
―投手陣の崩れは(同じ)投手としてどのように感じたか
良い時もあれば悪い時もあるのでしょうがない部分はあるんですけど、悪い時にどうやって組み立てていけるかが大事だと思います。
―3回無失点の自身の投球は
いつも通り投げて(結果的に)抑えられたので良かったですけど、チームが勝てないとあんまり意味が無いので、ピッチャーからチームに繋げられれば良かったと思います。
―対戦校の明大は声がよく出ていたが、以前に比べて印象が変わったところは
チーム一丸となっている、という感じは春に比べて秋の方が強く感じたなと思いました。
―明日の試合に向けて一言
明日の試合に勝てるように、家に帰ってご飯を食べて備えたいと思います。
鈴木歩夢
―試合を振り返って
序盤に点差をつけられてしまって、そこから追い上げられたと思いますが、(結果的に)追いつけなかったというのが悔しかったですね。
―本塁打を放った6回、どのような気持ちで打席に
1点ずつ取らないと、と思っていたので、気持ちで(打席に)立ちました。結果、あのホームランにつながったと思います。
―相手投手の印象は
あまり四球とかがなく、(相手投手が)自滅することがなかったので、打って崩すしかなかったのですが…。そこで打てなかったというのが負けにつながったと思います。
―今季アピールしていきたいことは
走攻守全てにおいて、抜け目なくやっていけたらと思います。
―次戦に向けて
明日は負けられない試合になるので、今日より気持ちを高めて頑張っていきたいです。