関東大学リーグ戦 Div.I-A
2022年11月3日(木)
ダイドードリンコアイスアリーナ
セカンドリーグ4戦目の相手はファーストリーグで辛勝した早大。試合は序盤から徐々に点差を広げられ、苦しい展開に。しかしサードトリーグで一気に流れをつかみ、4得点。5-3で見事逆転勝利を収めた。サードリーグ進出のため、負けられない戦いが続く法大。6日の日大戦に期待がかかる。試合の様子はダイドードリンコAIカメラ(無料)、Tokyo Ice Hockey Channel公式Youtube(有料)からご覧いただけます。(青い部分をクリックしていただきますとHPに移動いたします)
試合結果
トータル試合結果
5 (26) |
1(5) | 1P | 2(11) | 3 (40) |
---|---|---|---|---|
0(10) | 2P | 1(14) | ||
法政大学 | 4(11) | 3P | 0(15) | 早稲田大学 |
※(カッコ内)は、シュートの本数を表しています。
ゴールデータ
チーム | 時間 | ゴール | アシスト | アシスト | PP/PK |
---|---|---|---|---|---|
早大 | 01:29 | 27 清水 朝陽 | 29 大塚 鵬蓉 | 12 務臺 慎太郎 | ー |
早大 | 06:44 | 19 木綿 宏太 | ー | ー | PP |
法大 | 14:06 | 40 山崎 憲人 | 14 荒井大空 | ー | ー |
早大 | 29:33 | 21 上山 響平 | 13 林 幹汰 | ー | ー |
法大 | 50:04 | 44 床 勇大可 | 92 齊藤 輝 | ー | PP |
法大 | 55:29 | 40 山崎 憲人 | 14 荒井大空 | ー | ー |
法大 | 56:03 | 17 北川 海斗 | 91 大澤 龍聖 | 29 砂岡 鷹 | ー |
法大 | 59:40 | 90 金子 将大 | ー | ー | ー |
メンバー
SET | DF | DF | FW | FW | FW |
---|---|---|---|---|---|
1 | A6 塚本 純平(法3) | 44 床 勇大可(法2) | 90 金子 将大(法1) | 14 荒井 大空(文3) | 40 山崎 憲人(営3) |
2 | 23 赤澤 朋哉(文1) | 92 齊藤 輝(法2) | 80 金澤 颯(文3) | 17 北川 海斗(文2) | 91 大澤 龍聖(法1) |
3 | 69 渡辺 友汰(法3) | 29 砂岡 鷹(営3) | 34 水口 晴斗(営1) | 19 楢山 皓大(法2) | 10 武田 幸将(法1) |
4 | 72 小金澤 裕太(人3) | C28 岡本 鱒乃助(営4) | 15 冷水 大雅(法4) | A12 山口 琢也(文4) | 13 加藤 真哲(社2) |
※GKは#21須田泰斗(営1)が先発出場。控えに#54梯航輔(人2)。
※試合進行上、予定時間より早く試合が開始される可能性があります。東京アイスホッケー連盟公式HPをご覧の上ご来場ください(青い文字をクリックするとHPに移動します)
戦評
ファイナルリーグ進出に向けて絶対に落とせない早大戦。ファーストリーグでは3Pに、一挙4得点の猛攻で逆転勝利を収めたこのカード。セカンドリーグでの大一番にも期待がかかる。
第1P。開始早々にパックをアタッキングゾーンで支配される展開が続き、連続して2失点を許してしまう。開始7分で2点のビハインドを背負った法大だったが、意識的に高い位置からのプレスをかけ続けた。15分には#40山崎の先制ゴールで1点を返し、勝負はわからない展開に。
第2P。第1Pとは打って変わってディフェンスの強度が増し、堅い試合展開に。しかし、29分には相手にパックを奪われてしまう。そして素早い展開でキーパーとの1対1に持ち込まれ、あえなく失点。3点目を許し、最終Pを迎えた。
第3P。徐々に足が動き、ペースを掴み始めた法大。48分にはパワープレーのチャンスをしっかりと#44床が決め切り、1点差に詰め寄る。その後も攻撃を繰り返し、55分には#40山崎、56分に#17北川のゴールで逆転に成功。しかし、試合は一筋縄ではいかなかった。試合時間残り1分というところでペナルティを犯すと、早大はフェイスオフ時点からキーパーを上げ、6人攻撃を敢行。人数状況は4:6と絶体絶命のピンチが訪れる。人数差を利用したパス回しから放たれたシュートは#21須田のファインセーブの後、#90金子のもとへ転がり落ちてくる。これをクリアしたかに思えたパックは、壁に跳ね返り無人のゴールへ吸い込まれていった。これがダメ押しのゴールとなり、試合終了。なお、これが金子の公式戦初ゴールとなった。
ファーストリーグ同様、セカンドリーグでも最終Pの怒涛の追い上げにより、早大から勝利をもぎ取った法大。セカンドリーグ最終戦となる日大戦に勝利し、ファイナルリーグ行きの切符を手に入れたい。(撮影・取材 鳥越花音、皆川真輝、菊池和貴)
選手インタビュー
山崎憲人
―今日の試合を振り返って
第1、2Pは足が動かずペースに乗れないという状況でした。ようやく第3Pになり、チームに勢いがついてゴールが決まりました。勝ち越すことができたので、よかったと思います。
―第1Pでは点差を縮めるゴールを決められました
自分は待っていただけでしたが、#10の武田(幸将)がとてもいいパスをくれたので、自分は「打つだけだ」と思って気持ちよく決められました。よかったです。
―点差を付けられて第3Pに入りました。その時に意識したことは
とりあえずゴールにパックを集めてシュート数を増やそうと意識しました。第1、2Pはシュート数が少なかったので、第3Pはシュート数を増やせば「何かがあるかな」と思っていました。なのでどんどんシュート数を増やしていった結果、勝ち越せました。
―1stリーグの早大戦と似たような展開になりました
早稲田に関しては第1、2Pでやられてしまうことが多いです。次に戦うのはインカレになりますが、そのときは第1、2Pから攻めていき、「今までの法政とは違うぞ」というところを見せていきたいです。
―同点ゴールの感想は
自分は早稲田は格上と思っていて、そのチームに同点ゴールを決めたということで気持ちがよかったです。
―チームはその後勝ち越し、2ndリーグ初勝利となりました
ファイナルリーグに行ける第一歩になったので、来週の日大も気持ちよく勝ちたいと思います。
―日大戦に向けての意気込みをお願いします
得点差をつけて、ファイナルリーグにいい調子でいけるように第1,2Pからどんどん足を動かして、今日の早稲田みたいに苦戦しないように勝ちたいと思います。
須田泰斗
―今日の試合を振り返って
1Pは2失点、2Pは1失点してしまいました。特に1Pはパパっと連続して入れられてしまったので、本当にすごく流れを悪くしてしまいましたね。その罪悪感みたいなものもあって「まずいな」と思っていたのですが、フィールドプレイヤーのみんなが積極的にシュートブロックに行ってくれたり、止めたときに褒めてくれたり、最後には3Pにたくさん点を取ってくれたんですよ。そこのサポートあってこその勝利だと思います。
―チームの立ち上がりからの切り替えは
1Pが終わって、ミーティングでコーチ陣から「切り替えてやるぞ」と言われたことで、1Pと2P以降で明らかに変われましたね。気合が入って、足もどんどん動いてきました。しっかりとスイッチが入り切ったというところが最後に大量点につなり、勝てた要因かなと思いました。
―ファーストリーグの早大戦と同じような試合運びでした
なんでなんですかね(笑)すごくヒヤヒヤしたっていうところが本音ですね。でもファーストリーグでもセカンドリーグでも同じ負けている展開から勝ちに持って行けたというのは諦めない気持ちがあったところだったのかなと思います。
―須田選手自身、明大戦からの改善点は
明大戦では5点を入れられて、すごく悔しい思いもありました。1度練習があったので、そこでしっかりと入れられた失点の形を改善しました。特に変えたことはスケーティングを早くしたことですね。やっぱりパックとゴールの間にしっかり立つということで、早く入れれば入れるほどキーパーに隙がなくなるので、そこを修正しました。
―日大戦に向けての意気込みをお願いします
試合に出られたらということにはなりますけど、明大戦では5失点、今日は3点だったので、次はゼロで行けたらと思います。