【ハンド】令和4年度全日本学生選手権 1回戦 対関学大 接戦を制して勝利し、2回戦進出!

ハンドボール

2022年11月3日(木・祝)
スカイホール豊田

関学大との接戦の末、勝利を収めた法大

3年ぶりのインカレ出場となった法大。1回戦は関学大との対戦となった。序盤は関学大が連続得点を入れるが、その後法大も得点を重ねて追い上げる。中盤以降はほぼ同点の状況が続き、15-16の1点差で前半が終了。後半で関学大からリードを奪い、その後も接戦が続いたものの30-28で勝利。見事2回戦進出を決めた。

試合結果

トータル試合結果

30
法政大学
15 前半 16 28
関西学院大学
15 後半 12

戦評

インカレへの出場は2019年以来、3年ぶりとなった法大。その1回戦は関学大との対戦となった。試合開始から4分ほどでまず関学大が3点を連続で獲得。しかし、法大もそのままリードを許すことはなく布田航(経3)、加藤怜央(現4)、林優我(経1)らが得点を重ね、すぐに追い付く。その後は互いに点を取り合い、ほぼ同点の状態が続いた。残り1分あたりで関学大が1点リードし、そのまま15-16で前半が終了。

後半戦も再び関学大による連続得点で幕を開け、リードを広げられる。しかしそこからは石田季里(経3)や渡邊桂也(経2)らの得点により、10分で再び追い付いた。その後は互角に得点を重ね合い、同点から1点差の状態がしばらく続くが、24分過ぎからの渡邊・石田・今松祐也(経3)による3連続得点が勝利に向けた決定打となった。これによって大きくリードを広げることに成功。残り3分を切ったあたりから関学大も再び勢いを取り戻すが、追い付かれることはなく試合終了を迎える。30-28と大差をつけることはなかったが、リードを守り抜く強さを見せて勝利し2回戦へと駒を進めた。

選手インタビュー

高木アレキサンダー 主将

―今回の試合を振り返っていかがでしたか
立ち上がりからミスが続いてしまったんですけど、試合に出たメンバーも多い中でみんな1人1人やることをやり切って、ここで1点欲しいという時にちゃんと点を取ってくれたり、そういうところができたんで、そこが勝ちにつながったかなと思います。

―リーグ戦が終了してからここまでの練習はどのような形で進めていましたか
入替戦があったので、そこに全部集中していて、そこからは自分たちの気持ちの面もすごく上がってきました。ディフェンスも割とやることがはっきりして、ディフェンスを意識して練習してはいたんですけど、そこは入替戦からもやることは同じという感じでした。

―関学大の戦い方の特徴はどういったところでしたか
バックがフェイントをかけた後、ポストパスだとか、サイドシュートに打たせるというのが多かったです。自分としてはポストシューターの特徴だとかサイドシューターの特徴をちゃんと見極められて、そこを勝負どころにもっていけたので、自分のセーブ率が安定していたのかなと思います。

―勝ち切れた要因はどういったところだと思いますか
途中から23番の選手(早川大翔選手・スポ2)が出てきたと思うんですけど、あまりリーグ戦もちゃんと出ていない中で大舞台でちゃんと活躍して3点取ったりだとか、大事なところでのキーピングだとか、点数だとかというのが大きかったと思います。

―次の試合に向けての意気込みをお願いします
次の試合どちらのチームになるかわからないですけど、とりあえず今までやってきたディフェンスをちゃんとはっきりさせて、今日はミスがすごく多かったので、そこを修正していけば今日と全然違った試合になると思います。

渡邊桂也 選手

―今回の試合を振り返っていかがでしたか
元々ビデオで結構分析をしていて、どちらかというと、(相手は)自分たちより格下ぐらいだったんで、もうちょっと楽にゲーム運びができていたのかなと思いました。

―リーグ戦が終わってから今日までどのような練習の進め方をしていましたか
入替戦までは入替戦しか見てなくて、そこで勝ってから練習試合も結構やったんですけど、(練習試合でも)全部勝ち続けてきて、インカレの相手を目指すというよりは自分たちの個人技術をそのまま伸ばして、相手にぶつける練習が多かったです。相手ベースで練習するんじゃなくて、自分たちベースで練習することが多かったです。

―今回戦った関学大の戦い方の特徴はどういったところでしたか
ディフェンスが高く上げてくるのが多かったので、ポストをうまく使ったり、いつも個人技で進めることが多いんですけど、周りで連帯するのを今日やってみて、そこがうまくいって点が取れていたと思います。

―勝ち切れた最大の要因はどういったところだと思いますか
ディフェンスが最初の方結構やられてて、最後もやられてたんですけど、その分オフェンスでカバーしてたのと、こちらが守れてない分をキーパーが全部止めてくれてたのが1番大きいかなと思います。

―最後に明日に向けての意気込みをお願いします
明日の相手は、多分自分たちより格上で、今日対戦した相手よりは強いと思うので、自分たちのできることを最大限にやりたいと思います。

(取材・記事 岩瀬智悟)

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