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【ハンド】2018年度関東学生連盟秋季リーグ戦 第7節 大接戦を演じるも1点に泣く… 痛恨の敗戦で今季1勝6敗

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【ハンド】2018年度関東学生連盟秋季リーグ戦 第7節 対明大 大接戦を演じるも1点に泣く… 痛恨の敗戦で今季1勝6敗

2018年度関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦 第7節 対明大
2018年9月29日(土)
国士館大学多摩キャンパス

前節の立大戦ではなんとか勝ち点をもぎとった法大。しかし、1勝5敗で暫定最下位である状況に変わりはなく、今節も負けられない緊張感あふれる戦いとなった。今節の対戦相手は現在5位につける明大だ。前半は10-12とわずかに追う形で折り返したが、後半開始直後には3連続得点を挙げ、一気に逆転に成功。しかし後半10分を過ぎたあたりから流れは停滞。再び差を詰められてしまう。そして手に汗に握る大接戦の末、24-25で悔し過ぎる敗戦を喫した。

DSC 0589 R
明治の高いディフェンスにひるむことなく得点を重ねた松岡

試合結果

トータル試合結果

24
法政大学
10 前半 12 25
明治大学
14 後半 13

 

スターティングメンバー

背番号 ポジション 選手名 学部・出身校 今節得点 今季得点
21 GK 仲村充 社会4・藤代紫水 0 0
3 CB 山本祐輝 社会3・浦和学院 8 28
4 RB 沖山葉太 スポ健4・法政二 1 5
22 RW 本田拓海 社会3・法政二 0 10
5 LB 松岡寛尚 経済3・藤代紫水 13 58
7 LW 田島走 経済4・藤代紫水 1 21
33 PP 橋口博隆 社会1・雄城台 0 8

交代選手

背番号 ポジション 選手名 学部・出身校 今節得点 今季得点
16 GK 深井亮太 理工4・ 浦和学院 0 0
2 CB 山本晃大 スポ健3・雄城台 0 16
8 CB 福本直也 経済4・法政二 0 2
13 RB 服部流征 経済3・高岡向陵 0 2
26 RB 本田悠也 社会2・大分 0 9
10 PP 黛祐貴 経済4・富岡 1 1

 試合後順位表

順位 大学名 勝-分-負 得点 失点 得失点 勝ち点
1位 筑波大 5-0-2 211 161 50 10
2位 国士大 5-0-2 189 178 11 10
3位 日本大 5-0-2 202 194 8 10
4位 日体大 4-0-3 205 197 8 8
5位 明治大 3-2-2 168 164 4 8
6位 早稲田 3-1-3 179 177 2 7
7位 中央大 3-0-4 165 173 -8 6
8位 東海大 2-1-4 168 194 -26 5
9位 立教大 2-0-5 190 208 -18 4
10位 法政大 1-0-6 166 197 -31 2

 

春季リーグ戦結果

日付 対戦校 結果 会場
1 9月1日(土) 国士舘 ●24-28 日大八幡山
2 9月2日(日) 日本大 ●23-32 日大八幡山
3 9月8日(土) 筑波大 ●25-35 国士大多摩
4 9月9日(日) 中央大 ●20-25 国士大多摩
5 9月22日(土) 早稲田 ●22‐26 日体大健志台
6 9月23日(日) 立教大 ○28-26 明大和泉
7 9月29日(土) 明治大 ●24‐25 国士大多摩
8 10月6日(土)※ 東海大 国士大多摩
9 10月7日(日)※ 日体大 国士大多摩

  ※台風の影響により日程と会場が変更となりました

戦評

 リーグ戦も残り3試合。現時点で最下位に沈む法大にとって、今節の明大戦は入れ替え戦行きを逃れるためにも、絶対に負けられない戦いとなった。

 もう負けが許されない中で、チームの雰囲気を改善して臨んだ一戦だった。2連続得点を挙げ、良好な雰囲気でスタートした法大。しかしその後に3連取を許し、早々に逆転されてしまうと、ここからは互いに点を取り合う展開となる。22分までは9-9と食らいついていたものの、ここからシュートが決まらない苦しい時間が続いた。そして10-12で前半を折り返す。

 再び気持ちを引き締め臨んだ後半戦。開始早々に山本祐輝(社3)と沖山葉太(スポ4)の活躍で得点を重ね、13-12と逆転。その後もディフェンスで粘り、40分までは2点差のリードを守った。だがここから流れは失速し、苦しい戦いを強いられることになる。40分を過ぎた辺りからディフェンスの運動量が減り、パスミスも目立ち始めるとスコアは再び同点となり、ついにはPTで逆転を許してしまう。その時点で9得点を挙げていたエース・松岡寛尚(経3)へのマークも一層厚くなり、攻撃面でも苦しい時間が続いた。しかし53分時点で20-22。まだまだ逆転のチャンスは残されている。そして、松岡の単独突破と速攻、山本祐のカットインにより3連取。残り時間3分で23-22と一気に巻き返し、再び勝利が見えてきた。しかし59分の痛恨のPT献上により、またもや逆転を許してしまう。絶対絶命の状況だったが、すぐさま松岡が速攻を決め、スコアは24-24とまだ勝負は分からない。ラスト30秒は明大側の攻撃。勝ち点を獲得するためにも、何としてでも守り抜きたかったが健闘むなしく、試合終了とほぼ同時にゴールネットを揺らされてしまった。最終スコアは24‐25。大接戦をものにすることはかなわなかった。

 この悔しすぎる敗戦により、現在1勝6敗。入れ替え戦行きがいよいよすぐそこに迫ってきた。台風の影響により、翌日行われる予定だった東海大戦は来週に延期となった。入れ替え戦回避を果たすためにも、この1週間でチームの課題を見直し、万全の状態で臨んで欲しいところだ。後ろを向いてばかりはいられない。真のチーム力はこれから試される。(飯島愛未)

インタビュー

福本直也 主将

ー今日の結果について
この結果は結果として受け止めるしかないです。

ー試合の流れは
試合の流れは悪くはなく、むしろいい試合をしていたとは思います。ただ、決めるべきところで決められなかったりだとか、守るべきところで守り切れなかったり、ルーズボールを取り切れなかったりしました。そういったもったいない失点が多く、最後には1点、2点の差での負けにつながったのだと思います。

ー前半も後半も立ち上がりは良好でした
もう後がない状況だったので、スタートから盛り上がって自分たちのペースを作っていこうと話していました。

ー速攻で仕掛ける展開が多く見られました
相手の分析の時から速攻で攻めきれるという自信は持っていたので、どんどん速攻で攻めて点を重ねていこうということでした。ディフェンスは1-5を敷いていたので、そこで得点が伸びないのであれば、速攻でしっかり点を取るということを意識していました。

ー次節へ向けて
入れ替え戦もまだ決まったわけではないです。他次第にはなってしまうんですけど、自分たちはもう勝つしかないので、抜けられるようにしっかりと勝っていきたいです。

本田拓海

―今日の試合を振り返って
惜しい試合はできたんですけど、負けは負けです。自分たちは結果を求めてたので、勝たなきゃ意味がないと思いました。

―ロースコアの試合展開となりました
明治はオフェンス力よりディフェンス力のほうが強く、ロースコアの試合になるだろうと予想してました。その中で守り切ることや、攻め切ることができず、勝ち切れなかったのが今日の戦いだったと思います。

―試合前はチームでどんな話し合いがありましたか
法政がオフェンスの時は前にボールを持っていって、サイドを狙うという話がありました。ディフェンスでも自分たちは気持ちの面で足りない部分があるという話をしていて、それが試合で出てしまったと思います。

―チームの雰囲気は
先週勝ったのでその勢いで行こうと話してました。時間帯によってはいい雰囲気はあったのですが、自分を含めチーム全体が思っていたと思いますが、落ち込んでる時間帯もありました。いい雰囲気をできるだけ長い時間作っていけたらと思います。

―今日のご自身ディフェンスを振り返って
ディフェンスは自分たちもサイドを打たせようという話をしてました。しかし結局身長の高い選手のロングシュートで終わってしまう場面もありました。キーマンが誰なのかなどを把握しつつマンツーにつきましたが、自分たちの流れに持って行けなかったです。ディフェンスから流れを持っていきたいとチームでも話ししていたので、そこが課題かと思います。

―明大対策は
明治は1-5ディフェンスが上手くハマっていたので、自分たちも練習でやってはいました。また速攻練習や意思統一までを徹底してました。

―明日の試合は延期となりましたが、来週の東海戦に向けて一言お願いします
今日は接戦でしたが負けてしまい、自分たちには後がないので結果を求めて勝っていきたいと思います。全員が勝つつもりで引き締めて、気持ちを切り替えてやっていけたらと思います。

松岡寛尚

ー惜しい敗戦でした

自分が思う今日の敗因はパスミスです。そのパスミスは気の緩みから来ていると思います。パスミスをした後にもヘラヘラしている人がいたりして、タイムアウト中にも注意をしたりしました。本来はミスをした人が一番頑張らないといけないと思います。その気の緩みが試合に表れたんだと思います。

ー出だしの雰囲気は悪くありませんでした
全員で盛り上げていこうという話はしていて、意識していたので出だしは良かったです。でも自分たちの流れの悪い時間帯には、結局雰囲気が下がってしまうので、そこは課題だと思います。

ーマークが厳しい中で大量得点を挙げました
マークが厳しくなるのは分かっていたので、厳しくなっても打ち抜けばいいかなと思っていました。

ー明大への対策は
背が高いのでコンタクトというよりは枝で勝負してくるチームだと思っていました。なので相手との距離をしっかり取って、自分がフリーで打てる位置で、空中で時間を溜めたりだとか、クイックで打ったりだとかの駆け引きは割としました。

ーリーグ前半からのチームの変化は
自分としては変化はないです。甘いです。キャプテンとか副キャプテンがもっと言っていい場面ってあると思うんですけど、そこをきつく言ったら雰囲気が悪くなるって思っていて、言えていない場面がよくあるように感じます。

ー次節へ向けて
今日も本当は落としたら駄目な試合だったんですけど、来週はもっと落とせない試合になります。このままいけば入れ替え戦で順天と当たって、多分雰囲気で持っていかれると思います。それだけは避けたいので、この1週間で来週の東海大戦、日体大戦に勝てるようにしっかりと仕上げたいです。

フォトギャラリー

  • DSC 0589 R明治の高いディフェンスにひるむことなく得点を重ねた松岡
  • DSC 0630 R後半早々に速攻で得点を挙げた沖山
  • DSC 0651 R勝負所で得点を挙げ会場を沸かせた田島
  • DSC 0645 R後半途中出場した主将の福本
  • DSC 0620 R山本晃の放ったシュートは惜しくも相手に阻まれた
  • DSC 0647 R松岡は多彩なシュートで相手を翻弄
  • DSC 0623 Rシュートを狙う本田悠
  • DSC 0579 R試合開始前の選手たち

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