【サッカー】ついに開幕! 全日本大学選手権展望&インタビュー

2022年12月8日~1月1日
県立保土ヶ谷公園サッカー場など

いよいよ本日、法大は全日本大学選手権(インカレ)の初戦を迎えます。
創部100周年となる今季は新型コロナウイルスの影響もあり苦しい戦いを強いられました。しかし、最終戦で劇的な逆転勝ちをを収めリーグ戦を5位で終えインカレ出場権を獲得しました。キャプテンの萩野ら4年生を中心に元日国立の舞台での活躍を誓います。

*今大会は全試合有観客で行われます。会場や日程に関しては連盟公式HPでご確認ください。

今大会の展望

「5冠」を目標に走り出した今季の法大サッカー部。しかし、アミノバイタルカップは準決勝で明大に敗れ4位。前回大会王者として臨んだ総理大臣杯はまさかの初戦敗退。前期を3位で折り返したリーグ戦も5位と思い描いたような結果を残せず、涙を飲んできた。だからこそこの大会に懸ける思いは強い。リーグ戦終了後主将・萩野滉大(現4)が「最後僕中心に4年生が結果を見してインカレを取れるように」と口にしたように4年生にとってインカレは大学サッカー最後の舞台。4年間の大学サッカーの集大成として有終の美を飾るためにもタイトルが欲しいところだ。

初戦の相手は1回戦でPK戦の末、関大を下した東海地区代表・常葉大。関大戦では主導権を相手に握られるも少ないチャンスを確実にものにするなど、高い決定力を見せつけた。また、リードを許すも3度同点に追いついた粘り強さには要警戒だ。

今季の法大は「力のない世代」だと言われることも少なくはなかった。なかなか結果が出ず、特に4年生は悔しい思いをしてきたに違いない。この悔しさは「結果」でしか晴らすことが出来ない。2018年以来の真冬の全国制覇へ。4年生を中心に法大イレブンが元日・国立競技場で真の強さを証明してくれるに違いない。

監督・選手インタビュー(12月6日に実施)

井上平監督

―リーグ戦の総括
振り返ってみると色々あったね。今こうやって振り返ってみると4年生が成長した年だったし、積み重ねがちゃんとあった年だったかな。積み重ねがちゃんとないと最後の東洋戦は勝てなかったと思うから。最初のころなんか残留争いに切り替えたほうがいいんじゃないのという時もあったり、でもそこから4年生が変わり始めて、下もそうした4年生についていこうてなってきて、それで少しづつ勝てるようになって、でもやっぱり後期の所で勝てない時はありながらも、やってることは間違いじゃないと信念持ってやり続けて、しっかりああいった形で終われたので、積み重ねがあった年なのかなと思います。

―開幕前のインタビューでは「力のない年」とおっしゃっていましたが、その中でも5位でインカレ出場権を獲得しました。この点は評価出来ますね
評価できるよね。本当に力のない年で、本人たちが一番分かっていたと思うんだけど、今まで出続けた人もいないし。その中でも最終的にこういった形で終われたので、本当に4年生が成長したからこそ、この順位で終われた、感謝しかないよね。

―今季も多くの4年生が内定を掴み取りました
考えられなかったよね(笑)自分たちがしっかりと掴み取ったところだから、すごいよね。成長したよね。

―今週末から始まるインカレに向けた調整は順調ですか
前回の大臣杯はミスってるからね。同じミスを犯さないように、前回はコンディションが良くない選手が何人かいたり、けが人も出ちゃったりとかしたので、そこを気を付けながらシーズンが終わったあとしっかりと休ませて、また徐々に上げていって。俺が出来ることは少ないけど、そこはみんなに伝えながらそれぞれコンディションの所は気を付けてもらえたらなと。でもこの間の練習試合の所はちょっと物足りないところもあったけどね、1年生も少しづつ良くなってきて、下の学年がラッキーボーイとして出てくるとね、いい戦いになると思うので、今の所いいんじゃないかな。今日の練習の雰囲気とか内容とかも振り返ってみると、すごくいい積み重ねがリーグ戦終わってからできているし、大臣杯とまた全然違った感覚にいれていけるんじゃないかという気持ちは今しています。

―インカレは全試合有観客で行われます
選手の気持ちに立つと、やっぱり見てもらう環境って気持ちも入るし、そういった所でみんな頑張って、「法政に関わる全ての人を笑顔に」できるように頑張りたいというのはあるね。

―インカレに向けて意気込みをお願いします
もちろん元日を目指してやるんだけど、結局は日々の積み重ねが結果となってそこに繋がっていくと思うから、あんまり元日までとか考えずに、1日1日を積み重ねるだけなので、先を見ず、今日のトレーニングだとか明日のトレーニングとか目先のことを積み重ねて、行きたいなと思います。

若林龍(現4)

―インカレに向けてチームの雰囲気は
去年は凄く空気が重かったというか、正直法政自体がひとつになっていなかったというのがあるんですけど、今年は色々な問題があった中で4年生を中心として、スローガンで「享受性」という言葉があると思うんですけど、本当に全員がどんな状況でも楽しめているのかなとは思うので、今の状況も全員の競走争いが激しくて凄く良い雰囲気なのかなと思います。

―インカレに向けて意気込み
今年「五冠」という目標を掲げた中でまだ一冠も取れてなくて、今までの法政の先輩に顔向けできないので、もちろん目標は日本一なんですけど、目標を捉えすぎて初戦でコケてしまうということが一番ダメだと思うので、目の前の一戦一戦、目の前の相手に勝って1月1日に笑って終わりたいなと思います!

近藤壱成(経4)

―インカレに向けてチームの雰囲気は
まずIリーグが終わって、Iリーグで戦っていたメンバーが何人かこっちにきて、その中に1年生とかもいて、チーム全体で考えた時に層の厚さだったりスタメン争いの激化というのはできているポジションとまだ足りないポジションがあるなと思っていて、そこをインカレを戦いながらも埋めていったりしないと、優勝は多分難しいのかなと思っています。けどチーム全体の雰囲気であったりタイトルに向かう姿勢というのは、インカレの時期ってAチームしか試合がなくてBチームは練習だけっていうことが結構例年は多いんですけど、今年は新人戦も全国決まって、どっちのチームにも全国大会優勝っていうチャンスがあるので、同じベクトルで目標があって練習できているというのは、いつもの年と違って凄く良い事だと思うので、2つの大会でタイトルを取れるようにやっていきたいなと思います。

―インカレへの意気込み
法政大学に来ていなかったらプロの舞台っていうのを掴み取るというのはなかったと自分では思っていて、だからこそ法政大学への恩返しというのをタイトルとして残していきたいなというのは強く思っています。法政がこうやって強くなってきたのは、先輩方が地道に積み上げてきたものがあって、タイトルを取ったりとかプロに行く選手が多かったりというのを積み重ねてきたと思うんですけど、そういうのは崩れるのは一瞬だと思っているので、常に強く在り続けないと法政大学の価値が下がっていってしまうと思いますし、恩返しという意味でもタイトルを取りたいなと思います!

白井陽貴(スポ4)

―インカレの決勝は元日に国立競技場で行われますが
国立は高校サッカーでも使われていましたし、ブラジル対日本戦を見に行ったんですけど、すごく見ていてこういうピッチに立ってプレーするというのは本当に素晴らしいし、自分がこのピッチに立ってプレーしたいなという気持ちはすごくあったので、この法政という仲間と1月1日という特別な日を迎えられるように、初戦からいい準備をして臨みたいと思います。

堀江貴大(社4)

―インカレに向けて今のチームの雰囲気というのは
練習試合とかでも勝ててはいて、そこで隙を作らずにいけば必ず自分達は勝てると思っているので、チーム状況としては凄く良い状況だと思いますし、勝たなくてはいけないなと思っています。

―インカレに向けての意気込み
自分が全試合出て守備は失点ゼロで、その中でセットプレーだったりで得点して、自分が勝たせるというのを目標にやっていきたいと思います。

高嶋修也(経4)

―インカレの決勝は国立競技場で行われます
普通じゃ味わえないスタジアムだと思うので、必ず決勝に行って優勝をみんなで味わいたいなとずっと思っています。

―インカレに向けて
今年はディフェンスの層が厚くて、試合の前になるまでスタメンで出れるかわからないので、そこは1試合1試合集中して、出れれば全試合無失点で勝つという気持ちは持っているので、目の前の試合に集中して臨みたいと思います。

佐野陸人(現4)

ーインカレに向けて
自分は出れないんですけど、四年生として最後の大会ですし、今のチームなら優勝できる力はあると思うので、そこはチームのために自分も動いて、優勝目指してがんばりたいと思います。

今野息吹(経3)

―インカレに向けて
去年インカレ初戦スタメンで出させてもらって、自分のサイドからやられて初戦敗退という、本当に悔しくて、4年生とサッカーやる時間を短くしてしまって、本当に悔しかったので、今週から始まるということで、今日から1日1日いい準備をして、優勝できるように頑張っていきたいと思います。

―チームの雰囲気は
今週末に向けて大分雰囲気は良くなっていますし、やれていると思います。

―決勝は国立競技場で行われます
国立といったら誰もが知ってるスタジアムだと思いますし、そこで元旦にプレーできるというのは選手として大きなことだと思うので、そこを目指してやっていきたいと思います。

(取材・二瓶堅太/板倉大吾)


今季の積み重ねを証明する大会となる

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