関東大学春季交流大会
対筑大
2023年5月14日
CHUB UT Field (筑波大学グラウンドラグビー場)
前回の試合で、大会初勝利を挙げた法大。2連勝を果たしたいところではあったが、惜しくも及ばず、敗戦となった。
復帰を果たした主将・石岡
試合結果
トータル試合結果
15 法政 |
0 | 前半 | 14 | 28 筑大 |
---|---|---|---|---|
15 | 後半 | 14 |
ポイント詳細
0/2 | T | 2/2 |
---|---|---|
0/1 | G | 2/2 |
0/1 | PG | 0/0 |
0/0 | DG | 0/0 |
T:細川、熊田 G:石岡 |
※前半/後半、得点者は法大のみ記載
法政大学メンバー
No. | ポジション | 選手氏名 | 学年 | 出身校 |
---|---|---|---|---|
1 | PR | 四元涼太 | 4 | 鹿児島玉龍 |
2 | HO | 仙波陸 | 3 | 新田 |
3 | PR | 中野一樹 | 4 | 國學院栃木 |
4 | LO | 竹部力 | 4 | 大分舞鶴 |
5 | LO | 上杉太樹 | 3 | 東福岡 |
6 | FL | 嶋崎汰星 | 2 | 法政二 |
7 | FL | 細川幹太 | 2 | 國學院久我山 |
8 | NO.8 | 宮下晃毅 | 2 | 報徳学園 |
9 | SH | 山脇一真 | 4 | 天理 |
10 | SO | 北川直宏 | 3 | 桐蔭学園 |
11 | WTB | 松田陸空 | 3 | 石見智翠館 |
12 | CTB | 鈴木颯太 | 1 | 秋田工業 |
13 | CTB | 炭竃柚斗 | 1 | 報徳学園 |
14 | WTB | 石岡玲英 | 4 | 御所実業 |
15 | FB | 熊田経道 | 4 | 大阪産業 |
16 | Re | 佐野祐太 | 3 | 目黒学院 |
17 | Re | 杉山優太朗 | 3 | 法政二 |
18 | Re | 和山学弥 | 1 | 法政二 |
19 | Re | 山内滉太 | 1 | 昌平 |
20 | Re | 森達喜 | 3 | 京都成章 |
21 | Re | 岡崎慎 | 3 | 國學院栃木 |
22 | Re | 飯野和音 | 2 | 國學院栃木 |
23 | Re | 椎葉脩嗣 | 4 | 日向 |
24 | Re | 田中大誠 | 2 | 國學院栃木 |
25 | Re | 寺前琉達 | 3 | 報徳学園 |
26 | Re | 桜庭侑大 | 2 | 秋田工業 |
戦評
前回の試合では、接戦を制し、大会初勝利を挙げた法大。今回の対戦相手は、昨年の大学選手権でベスト4進出を果たし、そのメンバーが数多く残る強豪・筑大。先月行われた東日本大学セブンズでも両校は対戦し、法大は敗れている。リベンジを果たすことができるか、注目の試合が幕を開けた。
序盤は、両校ともに一進一退の攻防が続いた。法大はラインアウトモールでトライを狙うも、相手の力強いディフェンスに跳ね返され、得点を奪うことができない。試合が動いたのは、前半20分だった。相手のハイパントをキャッチできず、カバーに入った熊田経道(4)に筑大は圧力をかける。たまらずバックパスをするも、相手にインターセプトされ、先制を許してしまう。前半23分にも、相手BKに間を突破され、トライを許し、14点リードで前半を折り返す。
1年生ながら全試合に出場中の炭竃
反撃したい後半、先に得点を奪ったのは法大だった。後半14分に細川幹太(2)が相手の固いディフェンスを押し切って、トライを決める。石岡玲英(4)がコンバージョンゴールを確実に決め、7点差に追い上げる。しかし、後半18分には相手のラインアウトモールからトライを決められ、14点差に。後半26分に石岡のペナルティゴールで3点を追加するも、後半37分に相手BKに独走トライを許してしまう。後半43分に熊田が縦へ突破し、トライを決め、追い上げるも、ノーサイドの笛が鳴り、最終的には15対28で敗戦を喫した。
試合終了間際、トライを挙げた熊田
相手の固いディフェンスに屈し、惜しくも敗戦となった。だが、主将・石岡の復帰や細川の2試合連続トライなど明るい話題もある。次戦は、リーグ戦の強敵・日大との試合になる。日大は、開幕戦で法大が敗れた慶大に快勝しているため、厳しい戦いになることが予想される。秋のリーグ戦でも両校は対戦するため、少しでも収穫のある試合にできるか、目が離せない。
(記事・写真:盛岡惟吹)
インタビュー
石岡玲英(4年、WTB、御所実業)
ー本日の試合を振り返って
結果としては、勝ち点も取れずに負けてしまったので、そこはマイナスで、自分たちのこれからの課題だと思っています。試合の作り方やゲームの流れとしては、悪くないと感じていて、自分たちのエラーで終わっているだけなので、そこは練習を重ねて、取れるようになっていきたいです。
ー復帰戦となりましたが、ベンチから見た2試合はいかがでしたか
ジャージを着させていただいて、試合に出ることのありがたみやチームの代表として体を張ることの責任の重大さが、外にいる時に感じました。
ー試合中はどのような声掛けをされていましたか
自分たちのミスからスコアされることが多かったので、自分たちが修正しないといけないことを端的に、明確に伝えました。修正できず、取られてしまうことがあったので、試合中のコミュニケーションの難しさを感じさせられました。
ー強敵の筑波大学との試合ということで、何か対策してきたことはありますか
今日の試合に関しては、筑波さんに勝つことはもちろん目標ではあったのですが、まずは、自分たちがやりたいラグビーを昨年の大会で優勝した筑波大学さんの前でどこまで発揮できるか、通用するかを念頭に置いて試合に臨んでいました。
ー相手チームのディフェンスは
接点の部分で激しく、寝ては起きて、寝ては起きてを繰り返す愚直なチームだという印象を感じました。自分たちもやりにくさを感じていて、敵ながら尊敬できる部分かなと思います。
ー本日は母の日ですが、お母さまに何かしたことはありますか
試合の前にお母さんにLINEで、「いつもありがとう。これからもよろしくお願いします」と送らせていただきました。
ー今後の試合に向けて意気込みをお願いします
残り2戦で、自分は教育実習もあるので、チームに関われる期間は短いのですが、それでも自分が選手たちを引っ張っていき、勝てるように1日1日の練習を大切にして試合に臨めるようにしていきたいです。
竹部力(4年、LO、大分舞鶴)
ー本日の試合を振り返って
筑波大学さんの接点が非常に強かったので、接点で負けて、試合の流れをつくられてしまったのが負けにつながったと思います。接点の部分が、春の残りの2戦、秋での大学選手権に出場に向けての課題だと思います、
ーご自身のプレーを振り返って
今、法政は運動量にフォーカスしていて、たくさん走らないと行けない状況で、リーダー陣としてチームを引っ張らないといけない存在なのですが、時間が経てば、声も少なくなって、自分も運動量が少なくなってしまいました。そのため、80分間継続できるようにしていきたいです。
ー相手チームのディフェンスは
プレーしてて抜ける気がしなかったですね。一人入ってきたら二人入ってくるみたいな印象でした。体を強化して、そこをこじ開けられるようなパワーを付けていきたいです。
ーモールについては
自分が覚えている中で5回くらいあったのですが、1本もトライにつながっていないので、これは大きな課題かなと思います。前回の試合では押し込めたのですが、自分たちはまだまだ力不足だと感じました。
ースクラムについては
力の差はなかったと思うのですが、レフェリーとのコミュニケーションが取れていなくて、悪い印象を与えてしまったのかなと思います。
ー今日の試合で見つかった課題は
コンタクト力や運動量などの激しさですね。筑波大学さんはボールを奪うという強い意志があったので、自分たちにはなかったなと思います。
ー本日は母の日ということでお母さまにメッセージをお願いします
僕が東京に行く時、お母さんはいつも泣いてしまうので、「産んでくれてありがとう」と言いたいですね。「こんなに立派になったよ」とも言いたいです。
ー今後の試合に向けて意気込みをお願いします
法政大学ラグビー部の代表として、応援される部活になって、自分たちが掲げている目標を実現できるように日々の練習に取り組んでいきたいです。
宮下晃毅(2年、NO.8、報徳学園)
ー本日の試合を振り返って
前半は結構取られてしまいました。後半はFWの体力がなくなってきて、相手の体力が上回ってきましたね。
ーご自身のプレーを振り返って
僕も体力がなくなって、走れなくなって、アタックにまわれませんでした。
ーTIDキャンプはいかがでしたか
周りのレベルが高くて、自分も成長できた場所だと思います。
ー相手チームのディフェンスは
上のアッパーが強くて、下に入ってくるイメージがなかったのですが、試合中だと下に入ってきました。コンタクトの部分では負けてなかったと思います。
ー本日は母の日ということでお母さまにメッセージをお願いします
離れてる中、いつも連絡してくれて、支えてくれてるので、感謝しかないです。サポートもしてくれるので、お母さん、お父さんには本当に感謝しています。
ー今後の試合に向けて意気込みをお願いします
今のところ1勝2敗なので、残りの試合は全部勝って終われるように頑張りたいです。