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【準硬式野球】東京六大学準硬式野球春季リーグ戦 対早大3回戦 先発・藤中壮太が今季初の完封勝利!早大から勝ち点を奪う!

2023年 東京六大学準硬式春季リーグ戦 早大3回戦
2023年4月18日(火)
明大内海・島岡ボールパーク

1勝1敗で迎えた早大3回戦。先発・藤中壮太が87球で完封し、打っては藤中温人が初打点を決めるなど藤中兄弟が躍動した。初回に先制点を挙げた法大が終始優勢で試合をすすめ、完封勝利を収める。早大から貴重な勝ち点を奪った!

試合前、円陣を組み士気を高める法大戦士達

試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
早 大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 1
法 大 2 1 0 0 0 0 1 0 × 4 6 0

(早大)大澤、髙橋隆、髙橋浩-阿部

(法大)藤中壮-澤野

 

打撃成績

打順 守備 選手、学部、学年 出身校 打席数 安打 打点 四死球
1 (9) 鈴木歩夢(社4) 明星 3 2 0 1
2 (8) 小原捷平(社2) 仙台育英 3 0 0 1
3 (7) 関宮楓馬(社3) 静岡 2 0 0 2
4 (2) 澤野智哉(社4) 国士館 3 0 1 2
5 (3) 藤中温人(社1) 鳴門 4 2 1 0
6 (1) 藤中壮太(社3) 鳴門 4 1 1 0
7 (4) 高橋凌(社4) 花巻東 2 0 0 2
8 (6) 栗島駆(経3) 花咲徳栄 4 0 0 0
9 (5) 須賀椋也(現3) 新田 4 1 0 0

投手成績

被安打 奪三振 四死球 自責点
藤中 9 6 5 1 0
盗塁: 鈴木 歩夢(1回) 鈴木 歩夢(7回) 鈴木 歩夢(7回)

戦評

隙をつかれて敗戦した昨日から一夜明け、迎えた早大3回戦。勝ち点を取りたい法大は、打順を大幅に変更。好調の澤野智哉(社4)が公式戦初の4番に座り、高橋凌(社4)は公式戦初の7番に、さらに栗島駆(経3)が今季初スタメン、須賀椋也(現3)が4試合ぶりにスタメン復帰した。マウンドには、エース・藤中壮太(社3)を送り込む。勇気ある采配の行方は…。

学生コーチ・和田啓幹(現4)の掛け声に一丸となったチームは、初回から勢いづく。
先頭・鈴木歩夢(社4)が内野安打で出塁すると、1死一、三塁で回ってきた4番・澤野が犠牲打を放ち先制点。さらに5番・藤中温人(社1)が安打で繋ぎ、2死一、二塁で6番・藤中(壮)が値千金の左前適時打を決める。

2-0で迎えた2回裏には、先頭・須賀から待望の今リーグ初安打が生まれ、後続・鈴木が俊足を生かし犠打安打を決める。一塁に滑り込んだ鈴木は、土だらけのユニフォームで拳を力強く握りしめた。続く場面では、相手失策を誘い3点目を奪取する。

それ以降は、互いに打線が沈黙。再び試合が動いたのは7回裏、先頭・鈴木が四球で出塁し、2死一、二塁で藤中(温)が初打点となる左前適時打を決め1点を追加した。4-0で迎えた9回、マウンドでは先発・藤中(壮)が最後まで腕を振り、三者凡退で試合が終了。わずか87球で完封した藤中(壮)の力投が呼び水となり、完封勝利を収めた。

藤中(壮)、村越仁士克(経1)の投手2人の好投に支えられた早大戦。一方で打撃陣は、3試合連続2桁残塁をマークする。打線が繋がると、大量得点できる兆し。大一番・早大戦で勝ち点を得た法大は、収穫と課題をもち、優勝を目指して3カード目に挑む。

今季初の完封勝利をあげた藤中(壮)は、捕手・澤野と勝利をかみしめた

(記事、写真:田中さや)

選手インタビュー

和田啓幹学生コーチ

ー今日の試合を振り返って
うまく打線がかみ合って序盤で点数が取れて楽な試合運びができたので、良い試合だったと思います。

ー昨秋は二連敗を喫した早大との対決でした。チーム内でどのような戦略が
早大は高い投手力と堅いバッティングでしっかりした試合運びをするので、自分たちのペースで(打線を)繋げて、一点ずつ守り抜くという方針で戦いました。

ー実際どうでしたか
そうですね、実際バントなどで失敗はありましたが、今当たっているバッターに回すことで攻撃は回って、守備は藤中(壮太、社3)を中心に一球ずつ一人ずつ守り抜くことができたと思います。

ーこれまでの試合を振り返って、投手と野手の活躍というのは
野手は正直厳しいところはありますが、今日は勝負所で一本があったので良かったと思います。投手は、文句がないくらい働いてくれていて、この調子でいけば優勝が見えてくると思っています。

ー打順がフレキシブルに動いていますが
今回はうまくハマったのですけど、まだこれからも変えると思います。そんなに決まっていない感じですね。

ー一昨日昨日は4番が鈴木選手で、今日は澤野選手でした。今カードの4番の起用というのは
4番までに走者を溜めたいと思っています。なので今日は波に乗っている澤野(智哉、社4)を4番に置いて、溜めた走者を一打で返してもらいたいな、と。初回にはしっかり仕事を果たしてくれました。

ー今後どのような人に4番を任せたいか
固定はしないので、状態の良い選手を四番に置いていく方針で考えています。

ーここまで、関東選手権、リーグ戦と学生コーチをやってみて
少し慣れない部分はありますが、選手たちに助けられながら、チームを勝利に導けていて嬉しいです。

ー今年期待したい選手は
そうですね、須賀(椋也、現3)ですね。この前まではレギュラーで出ていたのですけど、今調子を落としていて。このまま頑張ってもらわないと困るので、須賀にはこれからもチームの戦力として頑張ってもらいたいです。

ー今後の試合への意気込みを
チーム状態は正直不安定なので、これから一戦一戦固く積み上げて、勝っていきたいと思います。

藤中壮太選手

ー今日の投球を振り返って
早稲田の一戦目で7回2失点、長打2本打たれての失点だったので、今日は澤野(智哉、社4)さんと、コースをついていこうと話し合いました。今日は身体の調子も良かったので、しっかり投げ切ることができたのではないかと思っています。

ー昨年秋は二連敗を喫した早大との対決でした。早大との対決の前に準備したことは
やはり良いバッターが多いので、その分(球が)高めに浮いたら長打を打たれるというのは意識をしていました。なので、澤野さんとは(球を)低めに投げて、フライとゴロなど凡打を狙っていこうという話をしました。

ー前回試合では、「早大には打たれているイメージがあるから払拭していきたい」とおっしゃていましたが
そうですね、今日で早大側には良いイメージがついたかなと思っています。昨年の春にも完全試合目の前で打たれましたが完封できていて、二年連続早大から完封をもらえてよかったと思っています。

ー1回裏には打線でも活躍されました。打撃の調子は
今日は打順を大幅に変えて、6番でした。さらに前の打者が弟で、ヒットでつないでくれたので走者を返そうと思って打席に立ちました。うまいこと、(打球が)ライン戦に落ちてくれたので良かったと思っています。

ー弟さん(藤中温人、社1)と一緒に出場してみて
一塁手なので、エラーされたらとか考えるとちょっと怖いですけど。笑
でもしっかり声も出していて、今日は2本ヒットを打っていて1本はタイムリーだったので、しっかりやってくれたかなと嬉しく思っています。

ー次戦への意気込みを
4日後くらいにはもう東大戦が迫っているので、気持ちを切り替えて、東大戦では2タテで終わらせられるように頑張りたいと思います。

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