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【サッカー】関東大学サッカーリーグ 第10節 法大1-2流経大 24本のシュートを放つも、痛い逆転負けで8位転落に

2023年7月15日(土)
JR東日本カップ2023第97回関東大学サッカーリーグ
第10節 法大-流経大
法政大学城山サッカー場

1かっ月ぶりのリーグ戦。5月27日を最後にリーグ戦での勝利がない法大は、4試合ぶりの勝利を目指し、流経大をホーム・城山に迎え撃つ。

けがから復帰した吉尾。久しぶりのフルタイム出場となった。

試合結果

トータル試合結果

1
法政大学
0 前半 0 2
流通経済大学
1 後半 2

試合スタッツ

時間 経過 大学 選手名 得点経過
51分 得点 法大 今野息吹 1-0
55分 得点 法大 根本健太 1-1
72分 交代 法大 竹内豊→渡邉光陽
77分 交代 法大 松村晃助→中村翼
82分 交代 法大 小湊絆→久保征一郎
86分 交代 法大 青木俊輔→小池直矢
90+1分 得点 法大 川畑優翔 1-2

スターティングメンバー

背番号 ポジション  選手名 学部・出身校
21 GK 川﨑淳 社会2・浦和レッズユース
2 DF 竹内豊 現福3・新潟明訓
3 DF 木村恵風 社会3・横浜F・マリノスユース
7 DF 今野息吹 経済4・三菱養和SCユース
18 DF 日高華杜 経済2・大津
8 MF 渡邉綾平 経済4・前橋育英
11 MF 中川敦瑛 経済3・横浜FCユース
14 MF 吉尾虹樹 現福4・横浜F・マリノスユース
23 MF 松村晃助 経済1・横浜F・マリノスユース
29 MF 青木俊輔 社会3・東福岡
27 FW 小湊絆 スポ1・青森山田
サブメンバー
1 GK 中川真 スポ4・徳島市立
5 DF 渡邉光陽 経済3・尚志
26 DF 大迫蒼人 経済2・FC東京U-18
13 MF 林航輝 現福4・清水エスパルスユース
22 MF 溝口駿 経済3・法政二
24 MF 小池直矢 現福1・前橋育英
25 MF 中村翼 経済3・横浜F・マリノスユース
28 MF 浅野直希 経済2・G大阪ユース
9 FW 久保征一郎 経済4・FC東京U-18

 

 試合後順位表

順位 大学名 勝点 試合数 勝-分-負 得点/失点 得失点
1位 筑波大 24 10 7-3-0 31/10 21
2位 東京国際大 18 10 5-3-2 14/11 3
3位 流通経済大 17 10 5-2-3 16/18 -2
4位 日本大 16 10 4-4-2 16/11 5
5位 明治大 13 10 5-4-1 17/11 6
6位 東洋大 13 10 4-1-5 20/16 4
7位 拓殖大 13 10 3-4-3 14/21 -7
8位 法政大 11 10 2-5-3 17/20 -3
9位 桐蔭横浜大 10 10 2-4-4 21/19 2
10位 東海大 9 10 2-3-5 9/16 -7
11位 国士館大 6 10 1-3-5 9/20 -11
12位 中央大 5 10 1-2-7 11/22 -11

 

試合スタッツ

日付 対戦校 結果 会場
1 4月2日 東洋大 〇2-1 非公開
2 4月8日 国士館大 △2-2 国士舘大学楓の杜キャンパスサッカー場
3 4月15日 東海大 △2-2 東海大学湘南キャンパスサッカー場
4 4月29日 拓殖大 △2-2 相模原ギオンスタジアム
5 5月13日 筑波大 ●1-5 味の素フィールド西が丘
6 5月27日 中大 〇4-2 法政大学城山サッカー場
7 6月3日 日大 △1-1 法政大学城山サッカー場
8 6月10日 明大 ●1-2 法政大学城山サッカー場
9 6月17日 東京国際大 △1-1 法政大学城山サッカー場
10 7月15日 流通経済大 ●1-2 法政大学城山サッカー場
11 7月23日 桐蔭横浜大 ニッパツ三ツ沢球技場
12 7月29日 中大 中央大学多摩キャンパスサッカー場
13 8月5日 筑波大 筑波大学第一サッカー場
14 8月12日 流通経済大 流通経済大学龍ヶ崎フィールド
15 9月30日 日大 スポーツ日大 アスレティックパーク稲城 サッカー場
16 10月7日 拓殖大 拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場
17 10月14日 東京国際大 東京国際大学坂戸キャンパス第一グラウンド
18 10月22日 明大 AGFフィールド
19 10月28日 東海大 法政大学城山サッカー場
20 11月4日 桐蔭横浜大 法政大学城山サッカー場
21 11月11日 国士舘大 法政大学城山サッカー場
22 11月18日 東洋大 埼玉スタジアム2002 第2グラウンド

 

マッチレポート

城山5連戦最終節。およそ1ヶ月ぶりのリーグ戦となった今節は、流経大を迎え打つ。スターティングメンバーには、「アミノバイタル®」カップで活躍を見せた川﨑淳(社2=浦和レッズユース)や、怪我から復帰した小湊絆(スポ1=青森山田)が選ばれた。

前半は法大が押し込み続ける。中川敦瑛(経3=横浜FCユース)のポスト直撃シュートを幕開けに、左サイドから攻める。今野息吹(経4=三菱養和ユース・ガンバ大阪内定)の果敢なオーバーラップや、攻撃時には一列飛び出してボールに関与する吉尾虹樹(現4=横浜F・マリノスユース)が中心となってチャンスメイクをする。15分から波状攻撃を仕掛け、小湊や中川敦に加え、松村晃助(経1=横浜F・マリノスユース)と青木俊輔(社3=東福岡)の前線カルテットが果敢にシュートを放つもネットを揺らせない。その後もチャンスを作り、45分でシュートを13本放つも、0-0で前半を折り返す。

両チーム選手交代をせずに挑んだ後半、攻撃の手を緩めずに先手を奪ったのは法大。青木の積極的な縦突破でFKを獲得すると、キッカーは渡邉綾平(経4=前橋育英・サガン鳥栖内定)。これを今野が頭で合わせ先制に成功する。今野は嬉しい今季初ゴールを記録した。しかしその直後、セットプレーから失点を喫し、すぐさま追い付かれてしまう。その後は一進一退の攻防となるが、締めては木村恵風(社3=横浜F・マリノスユース)、竹内豊(現3=新潟明訓)のCBコンビが追加点を許さない。しかしここで思わぬアクシデントが起こる。竹内が負傷し、プレー続行が不可能に。渡邉光陽(経3=尚志)が右CBに入り、強度を落とさない。攻めては中村翼(経3=横浜F・マリノスユース)や久保征一郎(経4=FC東京U-18)、小池直矢(現1=前橋育英)と言った、フレッシュなアタッカーで勝負を決めに行くが、堅い守備にあい、ネットを揺らすことができない。このまま引き分けで終わるかと思われた90+1分、悪夢が待っていた。左サイドから崩されると、流経大・川畑にネットを揺らされ、逆転を喫したところでタイムアップ。

前後半通じてシュート24本の果敢な攻めを見せた法大。今季最多のシュートを放つも、1点に終わった。これまでの試合に比べ、ファイナルサードでのアイデアの部分に改善の兆しが明確に見られた。あとはゴール。フィニッシュの精度を高めて、次節・桐蔭横浜大戦、前半戦最後を”勝利”で締めくくることに期待したい。
(取材:中田沙羅 撮影:大草拓馬)

今季初ゴールの今野。試合後は悔しさをにじませた。

試合後インタビュー

井上監督

-試合振り返って
粘り強くなかった。ゴール前の粘り強さが足りなかった。我慢強さ、あとは攻撃の点を取れるかというところどれだけ冷静に(シュートを)打てるかのところと、これだけチャンスもありながら。こういうゲームもあるが、後ろは粘り強くやってもらって、1-0で勝ちたかったゲームだった。

-GK川﨑、起用の意図
基本的にはコンディションの良い選手をどんどん使っていきたいと思っている。

-チャンスについて、スカウティング部分を活かした?
相手のスカウティングよりも、まずは自分たちがどうやって点を取るかを大事にしていた。最近は深い位置やニアゾーンを突けていなかった。相手の守備組織が4+アンカーの5枚で守っていて、前半は6.7枚居たが、そこを崩すには早いタイミングでニアを狙ったりというのを練習で今週準備してきた。自分たちのクオリティでいい状況を作れたと思う。

-2試合続けてのセットプレーからの得点
特にセットプレーでというのはない。キッカーの調子が良くて、今日は(渡邉)綾平が、アミノの時は(髙橋)馨希がかなりいいボールを入れている。あとは中がタイミング良く合わせるだけという感じで、今日は珍しく(今野)息吹が中で合わせたけど、もう一本どこかで決め切るチャンスがあった。セットプレーに対してのこだわりは特にない。

-MF髙橋馨希 Jリーグデビュー
基本的には内定先が受け入れてくれるのであれば、どんどん行ってもらいたい。うちは幸いなことにいい選手が多いので、下級生にチャンスを与えながら成長してもらうのが理想で、それを考えている。

-DF竹内 怪我で途中交代
結構ダメかもしれない。本人は第5中(足骨骨折)がパキって言ったって言っていたので、そうなると今季は厳しい。出しながら成長して欲しいんだけど、なかなかうまくは行かない。

-FW小湊 怪我の具合は
治ってはいない。それでも彼の気持ちの強さ、「出してくれ」という意欲的な姿勢と表情を見て使いたいと思わせてくれた。最近怪我人が多くて、選手も怪我に弱い傾向がある。ある種私から、「これくらいでもやってくれ」という気持ちに、選手たちが「できるんだぞ」と奮起してもらいたい。その基準となってくれる選手。

-次節、桐蔭大戦に向けて
今節は良い形があったものの点が入らなかった。良いところと悪いところ、しっかりと反省して次の試合で、より法政らしい、法政に関わるすべての人々を笑顔にできるように頑張ります。応援よろしくお願いします。

今野選手

ー試合を振り返って
入りは良くて、自分たちのチャンスが多かったですが決め切ることが出来ませんでした。先制はしたんですけれども逆転負けということで、チームとしてすごく課題が残りましたし、自分自身とても悔しいゲームでした。

ーゴールシーンを振り返って
昨日のセットプレー練習の時も結構自分のところにボールが来てたんですけど、決め切ることが出来ないシーンが多くありました。今日は絶対に決めてやるという強い気持ちで臨んだので、セットプレーから得点出来て良かったです。

ー中川敦選手との左サイドからの攻撃について
自分とノブ(中川)は個で打開できる選手なので自然とボールも集まってきましたし、そこから個人の力で打開というのも出来ていたので、左サイドからの攻撃が多かったのかなと思います。

ー連携について意識したこと
ノブは個の力があるので、ノブに付けて、そこで時間を作ってもらって自分が上がっていったり、ノブに張らせて、付けて、インナーラップしたりとか、そういった部分は意識していました。

ーアミノバイタルカップで左SBとして出場していた大迫選手や島田選手から感じたこと
あのような形で下級生が試合に出て、良いプレーをしたり活躍したりという姿を見て、自分自身危機感というのはありました。でも負けないぞという4年としての意地やプライドというのはもっと出てきました。アミノが終わってまたリーグ戦が始まりましたけど、ここから総理大臣杯までの5連戦、しっかりやるという強い気持ちが生まれました。

ー次節、桐蔭大戦に向けて
次節は前期最後だと思うんですけど、今日は入りも良くてチャンスも多くて勝ち試合だったように思えたにも関わらず落としてしまったので、今日の悔しさを忘れずに、次節の桐蔭大戦は絶対に勝てるように、1週間しっかりみんなで調整していきたいと思います。

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