【アメフト】関東大学秋季リーグ戦 第5節 対明大 選手インタビュー

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【アメフト】関東大学秋季リーグ戦 第5節 対明大 選手インタビュー

2023年度関東大学秋季リーグ戦 対明大
2023年10月28日(土)
アミノバイタルフィールド

 

試合結果

トータル試合結果

14 7 1Q 0 6
0 2Q 6
7 3Q 0
法政大学 0 4Q 0 明治大学

試合得点

1 高津佐隼世(キャ2) TD
3 廣瀬太洋(営3) TD

 

選手インタビュー

※猪尾選手、秋山選手は合同で取材を行いました。

高津佐隼世

ー試合を振り返って
チーム状況としては、ゴール前まで行って得点できない点が課題でした。そこを踏まえて、自分がまず得点源になれたことは良かったのかなと思っています。ただ、そこの課題が埋めきれていないという部分がチームの現状かなと思っています。

ー高津佐選手ご自身もTDを取りました ご自身のプレーを振り返って
結構最初の方でTDを取れたので、自分も含めてオフェンスとチーム全体に良い流れを持っていけたのは良かったと思っています。

ー近くには明大ディフェンス陣もいる中でした 
明治の選手がいようがいなかろうが、考えずにプレーをすることが自分のパフォーマンスを一番発揮できるのかなと思っていました。

ー実況などでも体が大きくなったことを触れられていました 体づくりはどのように
去年よりはウエイトの回数を増やしたのと、トレーナーにも食事面の話をされていたので、そこも気にした結果ああいう形になったのかなと。自分ではあまり変わったという意識がなかったんですけど、他から見てそう見受けられたのであれば、成果があったのかなと思います。

ー具体的に食事で変えた部分は
母親がごはんを作ってくれているので、栄養面を気にしてくれたりとか、補食の頻度とかも増やしたりとか、1日4食くらいにしていました。朝ごはんを食べない、というようなことがないように気を遣っていました。

ー実際に体重が増えたというわけではないのでしょうか
体重は去年から変わっていないので、見た目が大きくなれば良いのかなと(笑)。

ー明大相手に14点を取りました オフェンスのこの点数についてどのように捉えていますか
オフェンス自体が掲げている点数があったんですけど、その目標に対して14点はクリアできていないので、そこのノルマをクリアしたかったなと思います。最後の最後に得点できないというのが課題としてあるので、そこはもっとやっていかないといけないと思っています。14点は、これから中央、早稲田、関西と戦う上で少ない点数なので、得点源であるレシーバーとしてもっと稼いでいかないといけないなと思っています。

ー他大学の試合をご覧になってどのように感じていますか
どこかのチームがずば抜けて強いチームというよりは、同じくらいだと思っています。僕たちもそこに含まれているとチームとして思っているので、気を抜かずに、自分たちがどの立場にあるのかしっかりと把握して、勝てるように臨んでいます。

ー全勝は法大のみとなりましたが、「他大から意識されているな」と感じることはありますか
プレーとか、前の試合のビデオとかを見て対策をされているなと感じます。そこを打開するためにも、個人技が必要になるのかなと思っているので、しっかりチームに貢献するのもそうですし、貢献するために自分から活躍して良い流れを持っていけたらなと思います。

ーポジションリーダーとして何か練習やそれ以外で工夫されている点は
WRに関しては、僕が下級生でポジションリーダーをするということなので、そこに対して全学年がガタガタしていても良くないと思っています。プレー以外の面のロッカーとかでも、レシーバー全体がコミュニケーションをとっています。良い意味で上下関係が厳しくないというか、意見もお互いに言い合えるので、コミュニケーションを大事にしています。

ーここまでの法大の試合を振り返ってこれから強化したい点は
今までの試合に関してはディフェンスが結構止めてくれていて。ディフェンスに助けられた場面は本当に何回もあるので、今後はオフェンスから試合展開をしていきたいなと思っています。

ー残りは2戦となります 中大戦に向けて
僕たちの最終的な目標は日本一なので、甲子園ボウルに行くためにも残りの2戦は大事になってくると思います。気を抜かずに、自分のやることをやって、チームに貢献できたらなと思います。

鈴木悠真

ー試合を振り返って
今まであまり点が取れていないということで、今回も14点、2TDでした。結構ゲインをして得点の機会はあったんですけど、14点に抑えられてしまったということが課題ではあるかなと思います。

ー鈴木選手もランプレーが多々ありました ご自身のプレーを振り返って
今回の試合の中でいいイメージとかを持てる時もあったんですけど、練習で出ていた課題が試合の中でも出たと思っています。もっと詰められる部分はあるので、良いイメージを持てた部分は次の試合も生かせるようにして、今回出た課題は次の中央戦に向けて潰していけたらなと思います。

ー今試合は小松選手や廣瀬選手などRBの活躍が目立ちました ポジションリーダーとしてご覧になって
今年のRBは色々なタイプのランナーがいて、試合ごとに色々な選手がボールを持っていると思います。なので、互いに刺激しあって成長しているのではないかと思っています。後輩が試合に出ていたら焦る部分もありますし、同期が活躍していたら「俺もやばいな」と思う部分もあります。お互いに良い影響を与えながら成長できていると思っています。

ーQBは法政二高出身の谷口選手でした やりやすさ、信頼感は
僕は高校の時にレシーバーだったんですけど、その時からたけ(谷口)のボールを取っていて。ハンドオフする機会も多々あったんですけど、そういう意味では他の人たちより関わっている年数が多いので、同期でもありますし、高校の時からやってきた仲間ということで信頼している部分もあります。

ー谷口選手とは普段からコミュニケーションをとるのでしょうか
そうですね、結構部室とかだけではなくて、学部も一緒なので授業も一緒だったりして、多くコミュニケーションをとっていると思います。

ー明大はこの1ヶ月法大戦のために準備をしてきたとのことでした 実際に戦ってみて気迫などはいかがでしたか
明治さんが日大週だったこともあって、1ヶ月空いていたので、法大戦に向けて準備をしてきていることは僕たちも分かっていました。ただ、やっぱりフィールドに立つと、自分たちのプレーを見て準備してきて、さされたんだなという実感がありました。なので、最初の部分では手強い相手になるのかなと思っていました。

ーそんな中でもご自身のプレーを出せた要因は
相手に左右されることがないというか、自分が練習で良いイメージを持てていたら試合でも出せると思います。あまり焦らずに、「いつも通り、いつも通り」と考えながらやっていて。そういった意味では、練習でやっていた部分が良い風に出たのかなと思っています。

ー今試合は小松選手がQBの位置に入るなど、戦い方のパターンが豊富だったように見えました 何か明大戦に向けて意識された部分は
桜河はもともとQBをやっていて。そういった意味でも層が厚いのかなと思っています。桜河は投げられますし、そういった意味では脅威になるので、一度見せておくというので次の中央、早稲田に対しても攻撃の幅を広げられているかなと思います。

ー法大のみが全勝という中での試合でした 試合前の緊張感は
チーム全体としての緊張感はあったと思うんですけど、自分としては良い意味で何も考えずに、「自分のやることをやるだけだな」と思っていました。

ーここまでの結果を振り返って、改めてご自身の強みは
ボールを持った時のスピードだと思っています。縦上がりの部分とか、練習から意識している部分もあるので、ボールを持った時のスピードにはぜひ注目していただきたいです。

ー残りの2試合に向けて強化したい点、改善したい点は
オフェンスで点を挙げられていないということがあるので、次はディフェンスの人に「オフェンスのおかげで助かったよ」と言われるように、爆発的なオフェンスを見せられたらなと思っています。

猪尾健人、秋山友樹

ー試合を振り返って
猪尾:結果として、ディフェンスとしてボールを4つ持ってこられたというのが僕自身すごく嬉しいことだと思っています。ただその反面、やられたプレーもいくつかあったので、そこはまだまだ次戦に向けて改善の余地があると思っています。
秋山:ディフェンスとしてボールを持ってこられたことと、試合に勝てたことは良かったと思います。ただ、一発ロングゲインであったり、ディフェンスとしてまだまだ完璧ではないので、そこをもっと突き詰められたらなと思っています。

ー猪尾選手は2回、秋山選手も1回インターセプトがありました ご自身のプレーを振り返って
猪尾:プレーの時は「来たボールを絶対に落とさない」と試合前から強く思っていて。そこに対して常に普段から練習をしていたので、来たボールに関しては落とすわけがないという風に思っていました。
秋山:僕は普段QBに対してプレッシャーを与えるポジションで。カバーに入らないので、インターセプトという機会がない中で、今回はチャンスをものにできたということで、うれしく思っています。

ー猪尾選手の2回目のインターセプトは鵜澤選手とぶつかりながらのキャッチでした
猪尾:あれはもう、鵜澤が僕に譲ってくれたっていう感じですね。優しい人でした(笑)。僕自身はボールしか見えていなくて、絶対取るという思いだけでプレーしていたので、鵜澤が譲ってくれたなと思っています。

ー秋山選手が先ほどおっしゃったように、ディフェンスのプレッシャーによって明大のプレーが崩れるシーンもありました
秋山:僕以外のDLがプレッシャーを頑張っていたなと思っていて。攻める人は攻めて、それ以外はQBに逃げられないようにする、ということを意識できていたので、その部分は良かったかなと思っています。

ー今回は明大オフェンス陣を6点に抑えました この点数についてどのように捉えていますか
猪尾:少ないスコアで抑えられたということに関しては自分自身ほっとしているというか、良かったと思っています。ただ、やっぱり6点取られたということと、目標は0点に抑えて完全試合をすることだったので、そこに対しては改善の余地があるなと思っています。
秋山:自分も同じ形になりますが、目標としては0点を掲げていて。その中で、ロングゲインで持っていかれて簡単に取られてしまったということで、その6点は自分たちの中で重いものかなと思っています。

ー明大はオフェンスが強いということでした それぞれのポジションごとに対策された点は
秋山:廣長(晃太郎)選手とか、明治大学には良いバックが多い中で、自分たちは集まりを意識していて。試合全体としては集まりが早かったかなと考えているので、その部分は良かったです。ただ、まだまだ一発で仕留めきれていないところもあるので、そこが課題かなと思っています。
猪尾:少し似ているところもあるんですけど、キャリアが脅威だと感じていた中でずっと練習していて。そこに対しての集まり方ももちろんですが、1人目がタックルされたあとのボールへのタックは意識して練習していました。

ー秋山選手は試合中にけがをされるシーンがありました 
そうですね、検査もしたんですけど、何もなかったです(笑)。あの時は死角から相手のヘルメットが入ってきて、自分的にすごく痛くて。ただ結果は何もないというか、大丈夫でした。

ーお二人は現在最上級生ですが、下級生だった頃と現在とで心持ちの変化はありますか
秋山:僕自身は4年生から結構スターターとして出るようになって。とにかく自分のやりやすいようにやって、っていうのを意識しています。そんな中で、僕のポジションの中では結構下級生が出ていて、その下級生たちが頑張ってくれているので、僕は自由にやらせてもらっています。
猪尾:下級生の頃は緊張とかで、なるべくミスをしないことだったり、いつも通りのプレーをしようと心がけていたりした部分がありました。ただ、今年になってからは試合一つ一つを楽しめるようになったと思っています。伸び伸びと自分がやりたいようにプレーする中で、相手との駆け引きをできるような、心の余裕が生まれたかなと思っています。

ー法大のみが全勝という中での明大戦でした 気迫などはいかがでしたか
猪尾:向こうもすでに1敗していて、負けられない試合だったと思うので、最初のプレーとかは気合が伝わるような力強いプレーだったなと思っています。
秋山:TDを取られた時に相手が2ポイントを狙ってきたことで、勝ちに来ているんだなということを感じました。

ーここまでの試合を振り返って強化したい点、改善したい点は
猪尾:ディフェンス全体としては、タックルで剥がされるなどミスが多かったので、タックルに重点を置いて、精度を上げていきたいと思っています。DBに関しては、『大学アメフト部で一番ボールを取るユニット』を目指してやっていて。相手のオフェンスに一番脅威だと思われるユニットとして、ボールの意識を強化していきたいと思っています。
秋山:ボールを持ってくるところも自分たちのモメンタムを持っていけますし、インターセプトは多いですけど、ファンブルリカバーがまだ少ないので、もっとファンブルでボールを狙って持ってくるというところを改善していきたいです。

ー最後にご自身の強みと残り2戦への意気込みを
秋山:大事な場面でラッシュで 攻めたいと思っているので、そこを見ていて欲しいと思うのと、たまにあるドロップでまたインターセプトを狙えたらと思っているので、その辺りで注目してほしいです。残り2試合、ディフェンスとして圧倒して、甲子園に向かっていきたいです。
猪尾:勝負どころでのパスカバーと、相手の前に入ってボールを取るところはもっとアピールして、試合で出せるように頑張っていきたいなと思っています。自分だけではなくて、ユニット全員を巻き込んで、全員で勝てるようなチームを目指して頑張ります。

(インタビュー・芦川有)

試合ハイライトはこちらから↓
【TOP8ハイライト】法政大学-明治大学

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