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【硬式野球】王者・慶大との大一番! 1点を争う激闘を勝ち切れるか/東京六大学春季リーグ戦 対慶大戦展望

東京六大学野球2024春季リーグ戦 対慶大
2024年4月27日(土)、4月28日(日)
神宮球場

前節の立大戦では、苦しみながらも勝ち点を獲得した法大。次節の相手は昨秋リーグ優勝、神宮大会でも優勝を果たした慶大。8季ぶりの王座奪還に向けて、早くも山場を迎える。

慶大エース・外丸に警戒

今季リーグ戦日程、結果

慶大 ―― 5/18
5/19
6/1
6/2
4/28
4/29
5/4
5/5
○5-2
○8-3
明大 5/18
5/19
―― 4/28
4/29
5/25
5/26
5/11
5/12
○21-2
○13-8
早大 6/1
6/2
4/28
4/29
―― 5/18
5/19
○3-1
●1-3
○7-1
5/4
5/5
法大 4/28
4/29
5/25
5/26
5/18
5/19
―― ●0-1
〇2-1
○4-1
5/11
5/12
立大 5/4
5/5
9/16
9/17
〇1-0
●1-2
●1-4
4/20
4/21
―― 5/25
5/26
東大 ●2-5
●3-8
●2-21
●8-13
5/4
5/5
5/11
5/12
5/25
5/26
――

慶大戦展望

昨年は廣瀬隆太(令6年卒、現福岡ソフトバンクホークス)や宮崎恭輔(令6年卒、現パナソニック)といった一発のある打者が数多く揃い、打力で日本一を掴み取った。その主力が多く抜けたものの、主将・本間颯太朗、水鳥遥貴を中心に切れ目のない打線で得点を重ねる。また、プロ野球で活躍した清原和博氏を父に持つ清原正吾にも警戒だ。

主将の本間

投手陣は、六大学現役最多の通算12勝を誇る外丸東眞が今年もエースを務める。開幕戦となった東大戦では、9回途中を投げて2失点と好投。ただ、外丸以外の先発や中継ぎ陣には、やや不安が残る。慶大の投手陣を打ち崩せるかどうかが、勝利のカギとなるだろう。

また、昨夏の甲子園優勝を経験した慶應義塾高から多くの部員が入部。中でも丸田湊斗は、東大戦で代打で出場しリーグ初安打を放った。神宮の舞台でも、その勢いは健在か。

慶大エースの外丸

法大の注目選手は、松下歩叶(営3=桐蔭学園)。今季ここまで打率.455、出塁率.500、OPS 1.227と絶好調である。立大2回戦では、決勝点となる左前適時打を放った。3回戦でも勝負強さを発揮し、3ラン本塁打を放ち、チームを勝利に導いた。実は、松下が高校3年次の夏の神奈川県予選1回戦で、桐蔭学園高と慶應義塾高が対戦している。その時は敗戦しているだけに、「大学では『負けられない』っていう気持ちもある」と気合い十分。また苦手意識については「そういうのはないんですけど、懸けてくる思い、チーム1つに戦ってくる感じがあるので、受けていたらやられてしまうので自分たちも当たっていきたい。」と答えてくれた。高校と昨秋に悔しい敗戦をしているだけに、何としてもリベンジを果たしたい。

外丸については「本当にいいピッチャーなんで。攻略法はデータを取っているのでそれを生かすのと、あとはやっぱり気持ちですね。」と十分な対策で臨む。

チームとしては投手陣が3試合で3失点と抜群の安定感を誇っているが打線は湿り気味。オープン戦から「ピッチャーは3点以内で4点以上取る」というテーマでやってきている。松下は「ピッチャーは本当に頼もしいですけど、野手が全然奮起してないので慶應戦は野手が打って勝ちたいなと思います。」と野手陣の活躍に注目したい。

(盛岡惟吹)

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