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【硬式野球】新潟サマーリーグは1勝1敗!フレッシュなメンバーの中には意外なネクストブレイク候補も!

 8月8日から11日にかけて行われた新潟サマーリーグは、出場機会があまりない1,2年生を中心メンバーとして開催された。スポホウでは10日と11日の二日間にわたり取材を行った。今回は各試合の総評、活躍選手、そしてチームの課題について述べていく。

【8月10日 対拓大】
大会3日目の試合、拓大戦は6-4で勝利。攻撃陣は単打で繋ぎ、着実に得点を重ねた。守備面では、先発の小玉湧斗(文1=健大高崎)、2番手の名取由晃(経1=川越東)がそれぞれ1失点の好投を見せた。最終回には山﨑隆之介(法1=横浜)が三連打を浴びて2失点したが、辛くも逃げ切り、勝利を収めた。

この試合で印象に残った投手は先発の小玉湧斗。1年生ながらしなやかなフォームと伸びのある直球が印象的で、5回を投げて被安打2、失点1にまとめ、試合を作った。野手で目立ったのは二人。まず、大森椋太(キャ2=法政二)は、法政二高出身の主力選手が少ない中で、スポーツ推薦で入学した同期に引けを取らない活躍が印象的だった。俊足が武器、バットコントロールが上手い左打ちの内野手で、まだ線が細いが、身体が出来上がれば一気に主力となるポテンシャルを秘めている。もう一人は川崎広翔(営2=日大三)。日大三高出身の捕手であり、小倉前監督が絶賛する強肩を持つ。その強肩から放たれるセカンドスローは六大学屈指で、ボールがセカンドベース到達まで落ちない。正直、肩の強さだけならAチームの捕手にも負けていないので、リード面や攻撃面の技術をさらに磨けば、ブレイクが期待できる。

拓大戦先発し好投の小玉

【8月11日 対慶大】
この試合は無念のサヨナラ負け。攻撃陣は前日に引き続き単打で繋ぎ、7回までに4得点を挙げてリードしたが、3番手の助川太志(グロ2=茗溪学園)が制球を乱し、ピンチを招いた。火消し役として登板した菅井颯(営1=日大山形)もサヨナラタイムリーを打たれ、一挙5失点のサヨナラ負け。課題の多い試合となった。

この試合で印象に残った投手は小森勇凛(キャ1=土浦日大)。特に目立った部分はないが、上背があり、ピンチを迎えた場面ではギアを上げて後続を断つピッチングが印象的だった。小森は5回を投げ無失点と、抜群の安定感でアピールに成功した。野手では、深谷謙志郎(文2=東海大相模)が印象に残った。投手が一球投げるたびにショートから声掛けをする姿が印象的で、特にピンチの場面では黙っている時間がないほど周りに声を掛けていた。深谷はヒットを打った際、大きな声を上げて喜びを爆発させる場面もあった。こういった気持ちの強い選手はチームにとって不可欠な存在であると思う。ぜひ神宮で躍動する姿が見たいものだ。

連日キャプテンも務めた深谷

【二日間で見えたチームの課題】
2日間の試合を通じて浮かび上がった課題は、やはり投手力だろう。2試合とも先発は好投したが、2番手以降、特に最終回に登板した投手が四球や集中打で炎上した。打たれた際も甘い球が多く、中継ぎ陣全体として制球力の不足が見受けられた。これにより試合のテンポが悪くなり、攻撃にもゆっくりとした雰囲気が漂ってしまっていると感じた。

(記事:中山達喜)

■オープン戦日程は法政大学野球部公式ホームページからご覧ください。

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