関東大学リーグ戦1部
対関東学院大
2024年9月29日
セナリオハウスフィ-ルド三郷
序盤はトライが取り切れない展開が続いたが、後半は立て直しスコアを重ね快勝した。
トライを挙げた三浦
試合結果
トータル試合結果
39 法大 |
14 | 前半 | 14 | 14 関東学院大 |
---|---|---|---|---|
25 | 後半 | 0 |
ポイント詳細
1/3 | T | 2/0 |
---|---|---|
1/2 | G | 2/0 |
1/0 | PT | 0/0 |
0/2 | PG | 0/0 |
0/0 | DG | 0/0 |
T:花澤、宮下、三浦、小林G:金3 |
※前半/後半、得点者は法大のみ記載
法政大学メンバー
No. | ポジション | 選手氏名 | 学年 | 出身校 |
---|---|---|---|---|
1 | PR | 守安史成 | 2 | 桐蔭学園 |
2 | HO | 花澤祐太 | 1 | 法政二 |
3 | PR | 渡辺明志 | 4 | 佐賀工業 |
4 | LO | 山内滉太 | 2 | 昌平 |
5 | LO | 細川幹太 | 3 | 國學院久我山 |
6 | FL | 大沢空 | 1 | 秋田工業 |
7 | FL | 植浦慎仁 | 2 | 報徳学園 |
8 | NO.8 | 宮下晃毅 | 3 | 報徳学園 |
9 | SH | 小山田裕悟 | 3 | 桐蔭学園 |
10 | SO | 金侑悟 | 4 | 大阪朝鮮 |
11 | WTB | 小林雅治 | 4 | 法政 |
12 | CTB | 渡辺圭祐 | 1 | 中部大春日丘 |
13 | CTB | 炭竃柚斗 | 2 | 報徳学園 |
14 | WTB | 箕輪大地 | 2 | 石見智翠館 |
15 | FB | 北川拓来 | 3 | 昌平 |
16 | Re | 本橋陽助 | 2 | 國學院久我山 |
17 | Re | 小笠原吉宗 | 3 | 大津緑洋 |
18 | Re | 和山学弥 | 2 | 法政二 |
19 | Re | 三浦幹太 | 2 | 秋田中央 |
20 | Re | 嶋崎汰星 | 3 | 法政二 |
21 | Re | 佐川一眞 | 1 | 専大松戸 |
22 | Re | 鈴木颯太 | 2 | 秋田工業 |
23 | Re | 桜庭侑大 | 3 | 秋田工業 |
戦評
前節の東洋大戦では敗戦を喫した法大。この試合こそ勝利し、勢いに乗りたい。オープンサイドフランカーに植浦慎二(2)が、インサイドセンターには渡辺圭祐(1)が入り、ともにリーグ戦初先発となった。
3戦目の相手は関東学院大。今年から1部に昇格したが、これまで2敗と苦戦が続いている。一時は法大とリーグ戦を盛り上げていた伝統校である。何としても『勝ち点6』を獲得したい。
5分、敵陣でのパスをインターセプトされ、約70mを独走され先制を許す。その後は敵陣でプレーする時間が続くも、あと一歩のところでトライを取りきれない。すると、自陣での相手ボールラインアウトから左サイドへの展開で、ディフェンスのギャップを突かれ、大きく前進され、オフサイドのペナルティを許す。30分、クイックスタートからインゴール左にトライを決められ、0-14とリードを許す。反撃したい法大は34分、敵陣5mライン付近でのリスタートからHO花澤祐太(1)がトライを決めた。また43分には敵陣5mラインでスクラムを選択すると、マイボールスクラムで押し込み、ペナルティトライを奪った。14-14と同点で前半を終えた。
スクラムで優位に立つ場面もあった
風下の後半は、着実に得点を重ねた。7分、13分ともにSO金侑悟(4)がペナルティゴールを決め6点のリードを奪う。敵陣5mラインでのマイボールラインアウトから、FW陣がフェーズを重ねる。最後はNO8宮下晃毅(3)が18分にグラウンディング。26分には、敵陣22mライン前方でのラックからLO細川幹太(3)のショートパスがFL三浦幹太(2)につながり、インゴール中央に飛び込んだ。ゴールライン付近でのスクラムから左サイドへと展開し、WTB小林雅治(4)が41分にトライを決めた。試合はそのまま終わり、39-14と快勝した。
3試合連続でトライを挙げた小林
3トライ差をつけ、勝ち点6を獲得した法大。次戦の相手は、立正大。2メートルを超える留学生が二人おり、高さを生かしたラインアウトやハイボールには警戒したい。次戦も勝利を収め、大学選手権出場、リーグ戦優勝に望みをつなげたい。
(記事:盛岡惟吹、写真:中野拓真)
記者会見
新宮孝行 監督
ーー今日の試合を振り返って
東洋大学に敗れてから二週間経って、その間にジュニア戦の試合の時に今日出場したメンバーをテストして、課題のディフェンスについてもう一度仕組みを修正して、3トライ差以上(ボーナス点)と言うミッションが達成できたのはすごく大きかったなと思います。ただ前半入りのところで、東洋戦同様にミスからインターセプトされてトライされたという悪いところが出たなと思います。これを反省して、試合の入りの部分をもう少し緊張感持ってやっていきたい。BKもレギュラークラスの選手が3人ケガしていて、次の週から復帰できると思うのでベストなメンバーで臨めるのかなと思います。
ーーディフェンスの修正点は
システムの部分ですけど、簡単に言えば「内から行くのか、外から行くのか」そこの統一があまりできていなかったので、明確に去年からやってる法政のディフェンスにシフトしました。そこがブレていたので修正をしました。(今日は)上手くできたと思います。
金侑悟(主将、4年、SO、大阪朝鮮)
ーー今日の試合を振り返って
前半風上だったんですけど、自分たちが自滅してなかなかトライが取り切れず苦しい時間が続いたんですけど、しっかりとハーフタイムの時にまずはボールキープを継続したら自分たちが自信のあるアタッキングラグビーが通用するという話し合いをしました。他にも色々話し合ったんですけど、それが上手いこと活かすことが出来て勝利に繋がったのかなと思います。
ーーここまでの3試合、自分たちのやりたい試合運びはどれくらいできているか
まだ50%くらいしか出来ていないのかなと思います。アタックは申し分ないんですけど、やっぱりディフェンスの部分で法政伝統の低いタックルや、前に出るディフェンスがあると思うんですけど、2試合とも点数を取られてしまう傾向があるので、ディフェンスが課題かなと思います。監督からも話があったんですけど「内から行くのか、外から行くのか」チーム内での共通が一番重要になってくると思うので、これをAチームだけでなくチーム全体に浸透させていく事が重要じゃないのかなと思います。
ーーどのようなところに重点を置いて練習してきたのか
東洋に負けた次の週にジュニア戦があったので、東洋戦まではAチーム以外のメンバーがサポートしてくれたので、次はジュニア戦勝つためにサポートしようとシフトチェンジして、ジュニア戦無事に勝つことが出来て、ジュニア戦のメンバーが次はAチームを押し上げていこうというチーム一丸で頑張っていったところ。監督が仰っていたようにディフェンスのところにフォーカスして練習してきました。
ーー前半と後半の変化について
日大戦と東洋戦ではモールを強みにしていたので、(前半は)ショットを狙わずにモールでスコアしようと言うところから、(後半は)手堅くまずは点数を入れて自分たちに余裕持たせようという得点の仕方を変えました。
ーーショットの判断について
その場の判断で狙いました。常に敵陣入って勝負所はFWになると思うので、FWとコミュニケーション取りながら体力の具合、風の具合、相手のチーム状況の具合とか、試合を通して判断することがキャプテンもそうですしSOの役目だと思うので、全ての状況を踏まえて選択をしました。