【陸上競技】第73回元旦競歩大会 兼 第87回東京陸上競技選手権競歩大会 法大競歩の第一人者、瀬元雅人のラストレース!
第73回元旦競歩大会 兼 第87回東京陸上競技選手権競歩大会
1月1日 神宮外苑絵画館周辺周回コース
毎年行われている元旦競歩に法大・瀬元雅人(現4=自由が丘)が出場した。2月16日に行われる第108回日本陸上競技選手権大会・20km 競歩の参加標準記録1時間30分切りを目指した瀬元。序盤は順調に歩を進めていたが終盤に失速。最後はすべてを振り絞り、倒れ込むようにフィニッシュしたものの、1時間30分39秒と目標タイムにはわずかに届かなかった。レース後、悔しさをにじませていたが、自分の持てる力を出し尽くした瀬元は充実した表情を見せていた。
男子一般 20km競歩 決勝 結果
31位 | 瀬元 雅人 | 1時間30分39秒 (PB) |
インタビュー
瀬元 雅人
ーレースを振り返って
自分のベストが1時間31分30秒だったので、1分ほどベストを更新することができました。日本選手権の標準が2分上がって大変だったんですけど、練習的にも標準を切れる練習はできていたので、自信はありましたが、結果的に標準に30秒くらい足りなくて。出し切ったので良かったなと思うんですけど、最後、日本選手権に出たかったなという思いもあって、ちょっと悔しさもありますね。
ー目標タイム、レースプランは
目標タイムは1時間30分切りで、日本選手権の標準を狙うということと、1㌔4分半がべースなので、それを切ってどこまで押せるかというところでした。前半は10㌔の時点で1分くらい余裕があったんですけど、後半キツくなってしまって身体に力が入らなかったです。ただ序盤はレースプラン通り歩くことができたかなと思います。
ー今シーズンを振り返って
今シーズンは本当に成長できた1年だと思っています。長距離部員の影響もあって、最後までずっと高いモチベーションで取り組むことができたので、競技面に加えて人間的にも成長できた1年になりました。
ーレベルの高い今大会、どんなことを感じたか
日本選手権と変わらないぐらいのメンバーが揃っていたのと、日本選手権の標準切りの集団もあったので、良いモチベーションというか、良いレース内容だったかなと思います。
ー法大で過ごした4年間を振り返って
最初は1人ということで、1年目2年目はとてもキツかったんですけど、同期のおかげで自分も頑張ることができて、最終的に関カレにも出ることができましたし、最後日本選手権の標準は切れなかったですけど、本当に高校の時に比べて強くなれたかなと思います。
ー卒業後の進路については
競技は続けず、一般企業に就職するんですけど、もう一回日本選手権の標準を切りたいなと思っていて。来年の元旦競歩を目標に、神奈川県陸協に所属して、もう一回出ようかなと思います。あと、来年新入生で競歩の選手が入ってくるそうなので、後継者ができるかもしれないです。
ー改めて、競歩という競技の魅力は
競歩は体力だけじゃなくて技術面もかなり重要になってくると思っています。実際は長距離と変わらないような感じなので、長距離ブロックに所属して本当に良かったと思っています。
ー箱根の給水は担当されるのか
2区の10㌔地点と、8区の15㌔地点の給水を担当させてもらうので、そこでもしっかり力になれるように頑張りたいと思います。
ー法大のファンの皆様へ
今日の元旦競歩に関しても、結構な方が法政の応援をしてくださって、1人で今までやってきたんですけど、応援ありがとうございました。本当に感謝しています。
ー明日の箱根に向けて、激励のメッセージを
いよいよ明日に迫ったということで、自分も出し切って良い流れを作れたかなと思うので、最後2日間みんなで絞り出して頑張っていきましょう!
(インタビュー・髙瀬真帆)