【陸上競技】第75回富士宮駅伝競走大会 法大の次期エースへの登竜門、下級生主体のチームで総合4位!インタビュー(前編)
第75回富士宮駅伝競走大会(2025年2月9日/静岡・富士宮/6区間・32.7km)
下級生が中心となり臨む富士宮駅伝。この駅伝から法大のエースへと成長したランナーも多く、次期エースへの登竜門となっている。出走した6人全員が、先週の神奈川マラソンから連戦となる中、箱根駅伝出場校の中大、駒大、神大を相手に力走。この経験を糧に残りのロードシーズン、そして来シーズンへ弾みをつけていく。
試合結果
総合順位 | 大学名 | タイム |
---|---|---|
4位 | 法政大学 | 1時間40分27秒 |
個人記録
区間 | 区間順位 | 選手名 | タイム |
---|---|---|---|
1区 | 3位 | 平山櫂吏(社1) | 16分41秒 |
2区 | 4位 | 深田健斗(経1) | 15分01秒 |
3区 | 4位 | 原口照規(法3) | 18分08秒 |
4区 | 7位 | 加庭翔太(社1) | 20分01秒 |
5区 | 3位 | 加藤優弥(社2) | 14分45秒 |
6区 | 5位 | 池永航(スポ1) | 15分51秒 |
選手インタビュー(前編)
平山櫂吏選手
―先週の神奈川マラソンから連戦となったが状態は
先週の神奈川もタイムを狙いにいって全力で挑んだので、疲労が残っている状態ではいたんですけど、最低限仕上げていました。
―駒大や中大といった箱根上位校に先行した、区間3位という成績は
自分はロードを主軸にやってきて、(コンディション的に)厳しい試合になると思っていたんですけど、勝ちきれる試合だと思っていたので、勝ちきれなくて悔しいです。
―秋以降、どのような練習を積まれていたのか
夏に故障や気持ちが乗らない状態だったんですけど、MARCH対抗戦からだんだん記録が出てきて、そこからモチベーションを保てるようになってきて、練習を継続したり、生活習慣を整えたりしていました。
―来週の青梅マラソンは
タイムを狙わず、ペース走の予定です。(3月の)立川ハーフは状態次第でタイムを狙っていきます。予選会と同じコースなので、タイムを狙おうかなと思っています。
―少し早いが、大学1年間を振り返って
出だしはよかったんですけど、夏ぐらいに走れなくて自分は全部B合宿で、同期もみんなA合宿に行っていて、焦っていたんですけど、11月くらいから調子が上がってきて、でも箱根のメンバーに入れず悔しい思いをしたので、2年生ではチームの主力になって、箱根を走りたいです。
(取材:松下天)
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神奈川マラソンに続き、今回も好走した平山
深田健斗選手
―レースを振り返って
先週の神奈川マラソンで調子を悪くしてしまい、今日走れるのか不安だったんですけど、駅伝が高校の時から得意だと思っていたので、割りきっていました。周りの大学の選手が速いことも知っていて、1区の平山も上位の位置でたすきを持ってくると分かっていたので、自分が速い人とどれだけ勝負できるか試したかったんですけど、結構離されて自分の実力を思い知らされました。来年の箱根のためには、そのような人と競らないといけないと強く思いました。
―冬季練習はどのような練習を
(具体的には)年末にはできなかった3000m×5、1本あたり8分50秒~9分00秒の練習を年始では完ぺきにこなすことができて、自信がでてきました。
―入学当初の大学の練習はどのような面で苦労を
疲労を抜く時間が少なくて、大学に入った直後に疲労骨折をしてしまっていました。夏合宿では距離をこなせるようになってきて、けがもそれからしなくなって、大学の距離にも慣れてきました。
―2年生シーズンではどのような目標を
箱根でシードを落とし予選会からの挑戦となるので、まずは予選会でチームに貢献して、箱根でも出走できるようにしたいです。
(取材:松下天)
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深田はこの経験を今後の走りに活かせるか
原口照規選手
―本日の自身の走りは
連戦となる中で、ある程度のタイムでまとめることを目標として走りました。
―アップダウンがあるコース、どのような意識を
とりあえず順位が4位で来たので、しっかりと前が見える位置で次の走者に(たすきを)渡したかったんですけど、前の駒大が詰まってきて、それなら抜かして渡そうと思いました。
―登り基調で予選会に向けて良いシミュレーションとなったか
登りがきつかったんですけど、良い手応えをつかむことができたと思います。
―次回のレースに向けて
青梅マラソンはペース走の予定です。(立川ハーフは)調整して出ると思います。しっかり結果を求めて、自分が納得のできる走りをしたいです。
―今年は予選会のスタートとなる、最上級生としてどのようなシーズンに
今年最高学年となるので、チームに貢献できるような走りをして、自分も納得できるようなシーズンにしたいです。
(取材:松下天)
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今大会、チームで唯一の上級生で出走した原口