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【陸上競技】立川シティハーフマラソン2025 ロードシーズン総決算、仮想箱根駅伝予選会!清水&花岡がダブル入賞

立川シティハーフマラソン2025(東京・立川)

 

10月に行われる箱根駅伝予選会と一部同じコースを走るため、多くの学生が出場する立川ハーフ。今年の箱根で15位とシード権を失い、4年ぶりに予選会に回る法大も、このレースは大事な位置づけとして、取り組んできた。26人と多くの選手が出場し、無事全員が完走。ロードシーズン好調の清水郁杜(社3=米子松蔭)と花岡慶次(経3=世羅)が5位、6位のダブル入賞。重山弘徳(経2=県立西京)も自己ベストを1分以上更新し12位に食い込んだ。その他の選手も立川の地を確認し、秋に行われる箱根予選に備えた。このレースで法大の今年度のロードレースは終了。ここからトラックレースへ選手たちは移行していく。

試合結果

順位 選手名 タイム
5位 清水郁杜(社3) 1時間02分58秒
6位 花岡慶次(経3) 1時間02分59秒
12位 重山弘徳(経2) 1時間03分27秒(PB)
63位 野田晶斗(社2) 1時間04分39秒
80位 湯田陽平兵(社2) 1時間04分57秒
85位 加藤優弥(社2) 1時間05分01秒
102位 平山櫂吏(社1) 1時間05分10秒
109位 加庭翔太(社1) 1時間05分16秒(PB)
121位 原口照規(法3) 1時間05分28秒
145位 深田健斗(経1) 1時間05分48秒
173位 大嶽昂士(デザ工3) 1時間06分12秒
212位 鈴木雄大(社3) 1時間07分03秒
220位 粟野揺(社1) 1時間07分09秒(PB)
221位 平井蒼大(スポ2) 1時間07分09秒
235位 青手木陽太(経1) 1時間07分15秒
273位 林祐正(社2) 1時間07分51秒
279位 池永航(スポ1) 1時間07分56秒
359位 福田大馳(経1) 1時間09分36秒
417位 田井中悠成(経2) 1時間11分15秒
418位 町田陽太(経1) 1時間11分15秒
449位 加藤智也(情2) 1時間12分16秒
500位 山際晃太朗(経1) 1時間15分03秒
521位 大島史也(社3) 1時間16分03秒
590位 宮本哲汰(社3) 1時間22分45秒
591位 澤中響生(現3) 1時間22分45秒
602位 星野泰地(スポ2) 1時間24分14秒

選手インタビュー

清水郁杜選手

―今回のレースの位置づけは
箱根駅伝の予選会のコースだったので、先頭に食らいついて、どこまでいけるかっていう感じで走りました。目標タイムは全然決めていませんでした。

―今回のご自身のコンディションは
1回練習が止まっちゃって、あんまりいい感じではなかったんですけど、予選会のコースですし、走らないといけないなっていう感覚だったので。それで、まあ悪い方でしたね。

―花岡選手と競ってのゴールだったが、チーム内での競争意識は
やっぱりありますね。最初は花岡が先頭を引っ張っていて、負けられないなっていう気持ちで自分も引っ張って、それで切磋琢磨して走りましたね。

―ご自身として好記録も出た今年のロードシーズンを総括して
自分の中では結果というよりも練習の感覚でやってきたので、立川ハーフに合わせての練習で走らせてもらっていました。

―これから始まるトラックシーズンへの課題や意識して取り組んでいきたいところは
課題は、小刻みなアップダウンへの対応とスタミナ強化ですね。最後のスパート合戦で食らいついて、勝ち切りたい気持ちがありますね。

(インタビュー:篠﨑勇希)

好タイムでフィニッシュした清水。花岡と共に法大のロードシーズンを引っ張った。

花岡慶次選手

ー今回のレースの位置付けは
予選会が似たコースになってくるので、予選会をイメージして、タイムと順位共にしっかりと狙って走ろうと思っていました。

ー今回の結果については
タイムでは62分30秒を目指して走っていて、結果的にはギリギリ62分台というところで目標には届かなかっので、そこが結構課題かなと思っていて。それと、前半のペースが遅かった時に、前に出れなかったというところが力不足だと感じたので、そこをしっかり力をつけて、前半も遅いなと感じたら出れるような力をつけていきたいなと思います。

ーご自身のコンディションは
丸亀ハーフとかの前と比べると、少し疲労感というか、あまり状態がいいなという感じはしなかったんですけど、その中で合わせて一応2分台は出すことができたので良かったと思います。もう少し上のタイムも狙っていけたら良かったかなとも思いました。

ー清水選手と競ってのゴールだったが意識は
ラスト1kmくらいで前に出て、このままいけるかなと思ったんですけど、ラスト400mぐらいで抜かれてしまって、そこで3秒差ぐらいつけられてしまったので、後半の走りとラストスパートが課題かなと感じました。

ー青梅マラソンからこれまでの期間で特に意識して練習したことは
ハーフマラソンは特に後半にペースが落ちるというところが自分の課題だったので、どのレースも後半の走りというところを意識して走ってきました。今回のレースも後半ちょっと落ちてしまって、まだまだ課題が克服できてないと感じたので、これからもしっかり後半の走りというところを目標にして、課題に掲げて頑張っていきたいなと思います。

ーこれからはトラックシーズンを控えているが意気込みは
今後は関東インカレと全日本予選という前半のシーズンで大きな2つの大会があると思うので、10000mでしっかり走っていきたいなという思いがあります。トラックレースは少し苦手意識があるんですけど、そこをしっかり克服して、トラックの10000mでもタイムを出せるように頑張っていけたらなと思います。

(インタビュー:古川千遥)

過去3年間はトラックシーズンでは、けがに泣かされた花岡。最後のトラックシーズンは万全の状態で挑む。

重山弘徳選手

ー今日のレースを振り返って
1月の始めに故障をしていて、故障が明けてから立川ハーフに向けてタイムを狙って準備をしてきました。15kmくらいまでは良い感じで走れましたが、後半練習不足の面から集団から離れてしまって、そこが課題だと思います。

ー今日はどのような意図でレースに臨んだか
予選会のレースに近いコースということで、予選会でタイムを出せる目処が立つような走りを意識しました。

ー立川ハーフ独特のアップダウンをどのように感じたか
大きな勾配は感じませんでしたが、1つ1つの坂の積み重ねで後半脚が動かなかったと思います。

ー箱根の予選に向けて自信になったか
個人的にはまだ良いタイムとは言えないです。同期の野田は61分台のタイムを持っているので、タイムは物足りないと思っています。そのため、箱根の予選会までに少しでも速くなれるように練習していきたいです。

ー約1分ほどPBを更新できた要因は
箱根に向けて練習してきて、箱根の前に調子も良く走力も上がってきたと思いました。故障してしまいましたが、練習を積み重ねてきたのが残っていたのかなと思います。

ー今後の意気込みは
今回のタイムではまだ予選会で通用しないと思います。これから期間はあるので、予選会に向けてけがをしないように練習を積んで、当日に合わせていきたいと思います。

(インタビュー:松野要)

アップダウンがあるこのコースで1分以上の自己ベストを更新した重山(中央)。(右は)花岡

監督インタビュー

ロードシーズンの総括と、トラックシーズンの展望について語った坪田監督

坪田智夫駅伝監督

―本日のレース、監督目線ではどのように
他大学は主力をそんなに出していなかったんですけど、2分台で2人(清水と花岡)が走ってくれて、練習通りだなというところですし、重山に関してもやっと復帰戦で走ってくれたことが、一つ収穫だったのかなと考えています。

―清水選手と花岡選手は高いレベルで安定してきている
丸亀ハーフでは学生選手権も兼ねていたと考えると、順位をもう少し獲っていかないと難しいと思います。ただタイムも順位もある程度の連戦の中でこなせたということは、彼らの力が付いてきた証拠かなと考えています。

―下級生のロードシーズンでの成長具合は
平山が出てきたのは一つ安心材料かなといったところですね。立川ハーフで上位はよかったんですけど、1、2年生、そして3年生の新しい戦力がもう少し走ってほしかったですし、課題だなと思っています。

―新1年生の練習に合流時期は
昨日、一昨日で一つ合流しましたので、まだ練習は全然見れていないんですけど、来週から練習が見れるのかなと思います。

―新主将・花岡選手の雰囲気は
一つ自覚が芽生えたと言いますか、その分しっかりコンディションも上がってきて、割と故障が多かったり練習が止まる期間が長い学生だったんですけど、責任感といったところで、体に今まで以上に気を配り、1~3月の練習また試合での結果にも出てきているのかなと思います。

―東京世界陸上の影響でトラックシーズンの日程が例年と大きく異なる。法大としてどのようなトラックシーズンに
まずは全日本大学駅伝の予選会ですね。ここ数年出れていませんので、ここにしっかりとピークを持ってこないといけませんし、上位陣は計算できるとはいえ、しっかり層を厚くしていかないと全日本予選であったり、箱根予選会も戦えないと思っています。大島であったり清水、花岡、野田に関しては、他大学のエース級の選手と予選会であれば十分勝負できる選手たちです。ただ何人かだけで勝負するわけではないのが駅伝、予選会ですので、そういった選手を5人、10人と作っていかないと、本戦でも戦えないと思いますので、層の厚さを大事にしていきたいと思っています。

―全日本予選が5月開催となる影響は
関東インカレからの期間が短いので調整が難しくなるのかなと考えています。ただその分涼しくなるので走りやすい気候になるかなと。そうなってくると高速化する可能性が高くなるので、ハイスピードの対策が必要になると考えています。

―大島選手は日本選手権の出場資格を持っているが
大島に関してはトラックでユニバーシアードの代表獲得を目指そうと話しています。

(インタビュー:松下天)

復帰戦となった大島。今年はトラックで日本代表を目指す。

 

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