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【レスリング】東日本学生レスリングリーグ戦 慶大戦の敗戦が響き惜しくも1部復帰ならず… 2部3位という結果に終わった

 

令和7年度東日本学生レスリングリーグ戦
2025年6月26日(月)~6月28日(水)
駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場

大学レスリング唯一の団体戦である、東日本学生レスリングリーグ戦。昨年からリーグが再編され、法大は2部1位という立場でスタートした。今大会は2日目からの登場となった。2日目幸先よく2連勝するも、慶大に接戦の末敗れ、3日目は順位決定戦に回ることに。3日目の順位決定戦では立大に完勝し、2部3位で大会を終えた。

2日間で5戦全勝と圧倒的な強さを見せた仁木

試合結果

2日目

2部Aリーグ 1R

法政大学

7-0

東北学院大学

個人成績

階級 選手名(法大) 勝敗 試合結果 選手名(相手校)
70㎏級 仁木勇斗(人4=花咲徳栄) 10-0 穴津子一樹
74㎏級 田中宏尚(営2=上田西) 不戦勝
61㎏級 関直人(営1=上田西) 11-0 五十嵐開
86㎏級 千川元暉(営3=和歌山北) 11-0 石澤右京
86₋125㎏級 伊藤瑠斗(人2=釜利谷) 不戦勝
65㎏級 志村僚眞(人1=飛龍) 10-0 石山仁
50₋57㎏級 中道星太(文1=高岡向陵) 不戦勝

2部Aリーグ 2R

法政大学

4-3

東京農業大学

個人成績

階級 選手名(法大) 勝敗 試合結果 選手名(相手校)
74㎏級 田中宏尚(営2=上田西) 11-0 開高聖人
61㎏級 工藤真之祐(文3=日大藤沢) 2-2(ラストポイント東農大) 野村蒼空
50₋57㎏級 請川胡大良(営4=和歌山北) 2-6 郡山煌命
86₋125㎏級 矢作元貴(人3=日本工大駒場) 7-2 吉田拓真
70㎏級 仁木勇斗(人4=花咲徳栄) 10-0 市川大貴
65㎏級 大舘一咲(文4=磯子工業) 9-11 郡山征煌
86㎏級 千川元暉(営3=和歌山北) 2-1 辻川耕平

2部Aリーグ 3R

法政大学

3-4

慶応義塾大学

個人成績

階級 選手名(法大) 勝敗 試合結果 選手名(相手校)
74㎏級 田中宏尚(営2=上田西) 2-13 瀧澤悠仁
61㎏級 工藤真之祐(文3=日大藤沢) 5-6 高橋彗大
65㎏級 志村僚眞(人1=飛龍) 10-0 出久根慈英
86₋125㎏級 矢作元貴(人3=日本工大駒場) 3-5 佐藤秀一郎
50₋57㎏級 請川胡大良(営4=和歌山北) 11-0 笹沼拓己
86㎏級 千川元暉(営3=和歌山北) 0-11 岡澤ナツラ
70㎏級 仁木勇斗(人4=花咲徳栄) 不戦勝 近藤太朗

3日目

2部Aリーグ 5R

法政大学

6-1

大東文化大学

個人成績

階級 選手名(法大) 勝敗 試合結果 選手名(相手校)
86㎏級 千川元暉(営3=和歌山北) 7-0 竹川颯柊
86₋125㎏級 矢作元貴(人3=日本工大駒場) 10-0 古賀一颯
50₋57㎏級 請川胡大良(営4=和歌山北) 11-15 坂庭圭
70㎏級 仁木勇斗(人4=花咲徳栄) 11-0 東川翼
65㎏級 志村僚眞(人1=飛龍) 3-0 飯見大飛
74㎏級 田中宏尚(営2=上田西) 12-1 砂田隼平
61㎏級 工藤真之祐(文3=日大藤沢) 8-6 植松暉

順位決定戦

法政大学

6-1

立教大学

個人成績

階級 選手名(法大) 勝敗 試合結果
86₋125㎏級 矢作元貴(人3=日本工大駒場) 10-0
74㎏級 田中宏尚(営2=上田西) 10-0
86㎏級 千川元暉(営3=和歌山北) 4-0
50₋57㎏級 請川胡大良(営4=和歌山北) 7-3
70㎏級 仁木勇斗(人4=花咲徳栄) 10-0
61㎏級 工藤真之祐(文3=日大藤沢) 3-3(ラストポイント立大)
65㎏級 志村僚眞(人1=飛龍) 4-1

選手インタビュー

請川胡大良 主将

ーー2日間の試合を振り返って
去年からリーグの組分けが変わって、2部1位というところからスタートしました。その中で、1年間1部リーグに返り咲くということを目標にやっていました。けれども、1日目に負けてしまって1部昇格の可能性が消えてしまい、自分達は最後の年だったので、やり切れない気持ちや悔しい気持ちがあります。(2部3位という結果については)情けないです。

ーーチームとしてどんなことを意識して今大会に臨んだか
2部で優勝するのは当たり前で、2部の予選では圧勝して、入れ替え戦でも勝って1部に昇格しようという話はしていました。

ーー今大会で出た課題は
逆転負けが多く流れが作れなかった思います。最初からペースを作っていれば、勝てたのではないかという試合もありました。技術ではなく試合展開の組み立てや気持ちの部分で、守りに入ってしまうことがありました。メンタル的な部分が追いついていなかったと思います。

ーー今大会の良かった点は
団体戦はこの大会しかない中で、個人戦は自分の試合を自分で反省すれば良いですが、団体戦だと自分の勝敗がチームに関わってくるので、個人の生活態度や練習姿勢を見直す良い機会になったと思います。

ーーグレコローマンスタイルが本職だが、フリースタイルをやる中で難しさは感じたか
高校まではフリースタイルをやっていましたが、大学からはグレコローマンスタイルを本職でやっています。フリースタイルをやったことがないわけではありませんが、ちょっとしたルールの違いで足を普段触られないので、反応できなかったり、自分が足を取りにいけなかったりしました。グレコローマンでもフリースタイルでも使える技である、がぶり返しというのがあるのですが、相手に対策されていてやりづらかったです。

ーー次大会である明治杯に向けての意気込み
フリースタイルの練習を中心にやっていたので、ここ1ヶ月はグレコローマンの練習があまりできていませんでした。ここからうまく切り替えて、最後の年なので次大会の明治杯では表彰台に立てるように頑張っていきたいです。

※フリースタイル・・・体のどの部分を攻撃しても良い。相手の足などを掴むこともできる。

※グレコローマンスタイル・・・相手の腰から下を掴むことが禁じられている。

※がぶり返し・・・相手の体勢を崩して、相手を後方に投げる技。

仁木勇斗 選手

ーー2日間の試合を振り返って
目標としている1部昇格を逃して、去年より順位を下げてしまったので残念な気持ちです。このリーグ戦を機に、4年生が作ってきたチームから3年生の代に交代するので、3年生にとって良い薬になってくれればと思います。

ーー2部3位という成績をどのように受け止めているか
自分達のチームならもっと上を目指せると思っていたので、納得のいかない結果ではあります。けれども、この結果を受けて悔しいという気持ちを皆んなで共有できたので、まだまだ強くなれるのではないかと思います。

ーー今大会で出た課題
逆転負けが多く、勝負所での心の弱さが出ていると思うので、メンタル面の強化を今後課題にしてやっていけたらと思います。

ーー全試合を通じて印象に残っている場面
慶大戦の矢作(元貴、人3=日本工業大駒場)くんが逆転された試合ですかね。やってくれたなという気持ちもありましたが、本人も悔しくてこれから死に物狂いでやってくれると思うので、今後の行動で見せてほしいと思います。

ーー個人としては不戦勝も含めて全勝という結果だったが
2部で収まるような器ではないぞというのを見せられたと思います。

ーー次の大会に向けて意気込み
次の大会は東日本選手権になるんですけど、階級を上げて初めての挑戦になります。今大会で同じ階級で当たると思う選手の試合も見れたので、圧倒される部分もありましたが、超えてやりたいです。少しでも良い結果を残したいと思います。

千川元暉 選手

ーー2日間の試合を振り返って
僕は今怪我をしてて出るか出ないか迷ってたんですけど、法政はあまり人数がいないので出るしかないと思いました。あんまり練習出来なかったんですけど、運良く結構勝てて、僕の運が良い方向に向いたと思います。

ーー3位という結果をどのように受け止めているか
満足はしていないですけど、もう受け止めるしかないって感じです。これが個人ってよりかはチームとしての実力だと思います。

ーー今大会で出た課題は
格上相手には、簡単にやられたりして何も出来ない感じだったので、格上の相手や大学にも拮抗した試合ができたら良いと思います。

ーー団体戦のチームとして印象に残った場面
自分の試合になってしまうんですが、東京農業大学との試合で自分は最後で、みんなが勝ってくれて勝ち星を4つ以上にしてくれると思っていて、僕出るつもりなかったんですけど、3-3で回ってきてハラハラしました。試合の結果も2-1でギリギリでそれが記憶に残っています。

ーー次の大会に向けての意気込み
昨日今日出た課題を見直して、そして怪我を治して、しっかりと勝ち切れるようにしたいと思います。

志村僚眞 選手

ーー2日間の試合を振り返って
2部から1部に昇格したいという気持ちがあり、昨日の試合は負けてしまったが今日の試合は全勝できて嬉しかったです。

ーー3位という結果をどのように受け止めているか
単純に悔しいです。

ーー高校とは違う雰囲気をどのように感じたか
応援の大きさや規模が大きくて圧倒されました。

ーー大学に入るまでの期間でいちばん成長したところ
最初は大学の練習に慣れるのに苦労して、そこから先輩たちと競る練習をしたりして技術的に成長したと思います。

ーー団体戦のチームとして印象に残った場面
東農大との試合で千川さんが最後しっかり勝ちきってくれたところが1番印象に残っています。

ーー次の大会に向けての意気込み
東日本杯で優勝できるように頑張りたいです。

 

(インタビュー:松野要、小林裕翔)

 

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