【サッカー】法大随一のアタッカー小池直矢 前半戦はチームトップタイの得点&『開始18分の衝撃ハット』と好調 2部優勝1部復帰へ導く左サイドの筆頭
【サッカー】法大随一のアタッカー小池直矢 前半戦はチームトップタイの得点&『開始18分の衝撃ハット』と好調 2部優勝1部復帰へ導く左サイドの筆頭

背番号「11」をつける
〜名門出身のアタッカー〜
「2部優勝・1部昇格」へ向け、法大は前半戦を終えて8勝2分1敗、勝ち点26の首位。そして東京都サッカートーナメントでは、決勝で強豪・明治大学を下し優勝の栄冠を手にした。天皇杯出場をつかんだこの一戦で、貴重な先制点をあげたのが小池直矢(現3=前橋育英)だ。
全国屈指の名門・前橋育英高校で中心選手として活躍し、3年時にはインターハイを制覇。選手権でも2ゴールを上げベスト8進出、日本高校選抜や世代別日本代表も経験すると、根津元輝(経3=前橋育英)と共に法政大学へ入学。
攻撃的なポジションならどこでもこなす小池だが、今季の主戦場は左サイドハーフ。2トップと連携しながら、時にはゴール前まで入っていきクロスに頭で合わせるという得点パターンも得意としている。そんな彼の最大の持ち味は、なんといっても切れ味の鋭いドリブル。スピードに乗った仕掛けからチャンスを演出し、果敢に得点を狙うプレーでチーム全体に勢いをもたらす。今季離脱者の多い前線にあって、大きく調子を落とすことなく奮闘を続けている。
〜頂点を目指して〜
そんな小池は今季、開幕前から絶好調。東京都サッカートーナメント学生系の部2回戦の日大戦で途中出場から90分に決勝ゴールをあげ、今季初ゴールを記録すると、その後も順調に得点を重ねた。なかでも関東リーグ第6節の拓大戦では開始わずか18分でハットトリックを達成してみせる大車輪の活躍。続く東京都サッカートーナメント決勝の明大戦ではヘディングで先制点を奪取し、チームを6年ぶりとなる天皇杯本戦出場へと導いた。
同学年には松村晃助(経3=横浜F・マリノスユース・横浜F・マリノス内定)と小湊絆(スポ3=青森山田・FC東京内定)の2人のプロ内定者がおり、両者ともすでにJ1デビューを果たしているが、法大における重要度では小池も勝るとも劣らない。リーグ戦ではすでに昨季の4ゴール超え。小湊と並びチームトップタイの5ゴールを上げている。リーグ全体で見ても得点ランクトップとは2ゴール差。得点王も十分に射程圏内だ。
現在首位に立つ法大だが、2位以下との勝ち点差は決して気の抜けるものではない。「2部優勝・1部昇格」という大きな目標を達成するには、なんとしてもゴールをあげて勝利をもぎとる必要がある。チームとしても個人としても頂点へ、後半戦も勝利を呼ぶ小池のプレーに要注目だ。(今本壮史)
▼リーグ後半戦初戦 JR東日本カップ2025第99回関東大学サッカーリーグ第12節
vs山梨学院大学 9月20日18時kickoff @法政大学城山サッカー場
【前回対戦】
○法大2ー1山学大
得点者:小湊絆、保田成琉
▼前半戦終了時点でのリーグ上位5大学(12大学中)
順位 チーム 勝点 得失点差
1 法政大 26 12
2 早稲田大 23 9
3 駒澤大 22 6
4 産業能率大 20 6
5 拓殖大 18 2
※上位2校が1部へ自動昇格、3位が1部10位と入れ替え戦へ
PHOTOS

代名詞のゴールパフォーマンス『Chill Guy』

雨の中、衝撃の開始18分でハットトリックを記録した

東京都サッカートーナメント決勝(天皇杯予選)で貴重な先制点