【サッカー】リーグ直近6戦5発と大暴れ!FC東京内定・小湊絆の先制点守り切り勝利も監督「毎試合決勝戦のつもりで」と手を緩めず 第99回関東大学サッカーリーグ第14節
2025年10月5日(日)
JR東日本カップ2025第99回関東大学サッカーリーグ2部
第14節 法大-國學院大 國學院大學たまプラーザキャンパスグラウンド
前節の首位攻防戦をドローで切り抜けた法大。2位以下から追われる中での重要な一戦に臨んだ。
試合は均衡破れず前半を折り返したものの、後半序盤に生まれた小湊の値千金の先制弾をチーム全員で守り切り、価値ある勝ち点3をもぎ取った。小湊はこれでリーグ直近6戦5発となった。
▼試合結果
1 法大 |
0 | 前半 | 0 | 0 國學院大 |
---|---|---|---|---|
1 | 後半 | 0 |
得点者:小湊絆
▼スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 |
21 | GK | 寺田周太 | 経3・法政二 |
10 | DF | 保田成琉 | 社3・阪南大高 |
6 | DF | 薬師田澪 | 経4・大津 |
21 | DF | 梅津龍之介 | 経3・鹿島アントラーズユース |
2 | DF | 櫻井稜 | 経3・鹿島学園 |
28 | MF | 根津元輝 | 経3・前橋育英 |
30 | MF | 峯野倖 | 経1・市立船橋 |
8 | MF | 浅野直希 | 経4・ガンバ大阪ユース |
14 | MF | 松村晃助 | 経3・横浜F・マリノス内定・同ユース出身 |
11 | MF | 小池直矢 | 現3・前橋育英 |
27 | FW | 小湊絆 | スポ3・青森山田・FC東京内定 |
サブメンバー | |||
---|---|---|---|
1 | GK | 川﨑淳 | 社4・浦和レッズユース |
5 | DF | 大迫蒼人 | 経4・FC東京U18 |
17 | DF | 長田涼平 | 経2・名古屋グランパスU18 |
24 | DF | 八十島陸斗 | 経3・鵬学園 |
7 | MF | 大畑凜生 | 現4・矢板中央・清水エスパルス内定 |
4 | MF | 塩田悠人 | 経4・法政二 |
23 | MF | 松田悠世 | 社2・桐光学園 |
16 | MF | 荒井駿希 | スポ4・静岡学園 |
29 | MF | 大久保祐希 | 社2・東京ヴェルディ U18 |
▼マッチレポート
前節、上位対決をスコアレスドローで終えた法大は、敵地・國學院大へと乗り込んだ。何としても勝ち点3を積み上げたい今節では根津元輝(経3= 前橋育英)が今季初スタメンを飾った。
立ち上がりは、峯野倖(経1=市立船橋)や根津がこぼれ球をことごとく中盤で回収し、テンポの良いパス回しからリズムを作っていく。30分には、相手PA角付近でボールを受けた小湊絆(スポ3= 青森山田 ・FC東京内定)が左足を振り抜くも、ここは惜しくもゴール左上に外れる。そんな中負けじと、相手も左サイドを起点に攻撃を仕掛けてくるが、梅津龍之介(経3= 鹿島アントラーズ ユース)を中心とするDF陣が集中した守備を見せ、次々と跳ね返していく。お互い得点が生まれず、そのまま前半を折り返す。
得点が欲しい法大は、ロングボールやサイド攻撃を織り交ぜながら相手ゴールへと迫っていく。
すると53分、櫻井稜(経3= 鹿島学園)の右サイドからのパスを相手を背負いながら、胸で収めた小湊がシュートを放つ。これが相手DFに当たってコースが変わると、GKの頭上を越えて、そのままゴールに吸い込まれていき、先制に成功。
その後も終始試合を支配し続け、大畑凜生(現4= 矢板中央 ・清水エスパルス内定)ら交代で入った選手の攻守における素晴らしいハードワークもあり、最後まで相手にゴールを許さなかった法大が、ウノゼロで勝利し、大きな勝ち点3を手にした。
見事、虎の子1点を守りきり、勝ち切った今節のゲーム内容は選手達の自信にも繋がるだろう。
1部昇格に向け、これからも負けられない戦いが続いていく。(上杉拓未)
(取材:山口晴暉、今本壮史、髙橋明日香、上杉拓未、小棚木孝寛 撮影:山口、今本)
▼選手インタビュー
小湊絆
ーー2試合ぶりの勝利でしたが、チームとして今日のゲームをどう振り返るか
相手がプライドを捨ててまで5バックを敷いて時間を使ってくる中で、すごいやりづらかったですけど、一点取ってから自分たちのペースで運べたと思います。
ーー相手に囲まれながらもボールを収め、試合の均衡を破る値千金のゴールを決め切ったが
自分のゴールが結果的に勝利に繋がったというのは嬉しいです。ただ、もっと先週(上位対決・早稲田戦)のような試合で価値のあるような点を決めれるように練習から準備していきたいです。
ーー次戦に向けて意気込みを
いつもと違う日程の試合になるので、コンディションを整えることもそうですし、多分同じメンバーではないと思っているので連携の部分だったりコミュニケーションをしっかり取って、ベストな状態で望めたらいいかと思います。
ーーファンの皆さんに一言
まだまだ後期続いていくので、応援よろしくお願いします。
(インタビュー:小棚木孝寛)
根津元輝
ーー今シーズン初スタメン。どのような気持ちで挑んだか
前期なかなか出番なくて悔しい思いしてきた中で、こうやってチャンスが回ってきて、本当に緊張という気持ちより、ワクワクして本当に楽しみな気持ちは一番大きかったです。
ーー前半戦はIリーグで出場することが多かったと思うが、トップチームでの試合に出場するため何か努力したことは
やっぱり悔しかったですけど、別にそこでネガティブだと思わずに、しっかり90分間出れるってことはポジティブに思って、総力のとこだったり、毎回自分の武器の見つめ直しのところはしっかりやってきました。
ーー関東リーグとIリーグの違いは
法政が一番に目標を掲げているのは、1部昇格というところで、Iリーグももちろん全国優勝という大きな目標がありますけど。やっぱり法政の一番の目標は、しっかり1部に昇格するところで、そこに関わる試合はやっぱり重みが違うのかなというふうに感じます。
ーー次節に向けて意気込み
ここで試合に出たからということで満足せずに、内容のところはまだまだ改善できるところがチームでもあるので、しっかり次1週間見つめ直して、しっかり勝ち点3をつかみ続けたいですね。
(インタビュー:髙橋明日香)
柳沢将之監督
ーー1点を守り切ったがゲームの締めの部分について
やっぱり難しい試合になるというのは最初からわかっていました。例えばアクシデントで点取られるかもしれないですし、そういったのを注意することや、しっかり時間帯を見ながらも、いつキープするかなどをベンチにしっかり話しながらも、まずは勝利をみんなで取りに行こうという形でした。
ーーいつもより積極的に監督が指示出していたが、試合後にはど選手にどのようなことを伝えたか
全体的にはまずこの勝ったことは評価するいうことと、細かいことはまだ話してはないんですけども、中2日で次の試合があるので、しっかりケアして、ビデオだったり、選手同士でしっかり話して次に向けてやってこうと話しました。
ーースタメンの根津選手や途中投入の大畑選手の働きぶりについて
(根津は)最初は緊張していた部分もあったんじゃないかなと思うんですけど、徐々に試合をやるにつれて彼の持ち味が出てた試合だったかなと思います。
(大畑は)ボランチでも前線でもセンターバックでも、どこでも彼はできて、出たときに100パーセント全力でやるというのは、例えばベンチにいる選手だったり、一緒にピッチでやってる選手、またスタンドで見ている選手もそういったものは、見ていてすごい感じていると思います。チーム全員56人ができるようにしていくのが1番いいかなと思います。
ーーリーグ終盤になるにつれ、2位以下の動向も気になると思うが、選手たちに日頃伝えていることは
「自分たちはまだ何もつかんではない」ので、毎試合決勝戦のつもりで1試合1試合戦っていく。そこに隙を見せるなという話はいつもしているので、それを継続することを伝えています。
(インタビュー:山口晴暉)
▼MATCH PHOTOS

無失点に貢献したDF梅津龍之介

前節、負傷交代も今節は無事プレーする姿を見せた松村晃助

ビッグセーブも!さすがの守護神ぶり、GK寺田周太

試合後の歓喜
▼試合後順位表
順位 | 大学名 | 勝点 | 勝-分-負 | 得失点 |
1位 | 法政大 | 33 | 10-3-1 | 18 |
2位 | 駒澤大 | 31 | 9-1-3 | 12 |
3位 | 早稲田大 | 30 | 8-3-2 | 12 |
4位 | 拓殖大 | 24 | 7-3-4 | 10 |
5位 | 神奈川大 | 24 | 7-3-4 | 5 |
6位 | 産業能率大 | 23 | 7-2-5 | 4 |
7位 | 関東学院大 | 21 | 7-0-7 | 5 |
8位 | 立正大 | 17 | 5-2-7 | −3 |
9位 | 國學院大 | 14 | 4-2-8 | −16 |
10位 | 順天堂大 | 13 | 3-4-7 | -2 |
11位 | 山梨学院大 | 5 | 1-2-11 | −24 |
12位 | 東京農業大 | 4 | 1-1-12 | −21 |
▼日程と結果
節 | 日付 | 対戦校 | 結果 | 会場 |
1 | 4月6日 | 関東学院大 | ⚪︎1−0 | 関東学院大学金沢八景キャンパスグラウンド |
2 | 4月13日 | 國學院大 | ⚪︎3ー1 | 法政大学城山サッカー場 |
3 | 4月16日 | 立正大 | ⚪︎4ー1 | 立正大学熊谷キャンパスサッカー場 |
4 | 4月20日 | 駒澤大 | ⚪︎1ー0 | 法政大学城山サッカー場 |
5 | 5月3日 | 早稲田大 | △0ー0 | AGFフィールド |
6 | 5月26日 | 拓殖大学 | ⚪︎5ー2 | 法政大学城山サッカー場 |
7 | 6月15日 | 神奈川大 | △2ー2 | 神奈川大学中山キャンパストラック内フィールド |
8 | 5月18日 | 順天堂大 | ⚪︎2ー1 | 法政大学城山サッカー場 |
9 | 7月13日 | 山梨学院大 | ⚪︎2ー1 | 山梨学院大学川田ツインサッカー場 |
10 | 6月1日 | 東京農業大 | ●1ー2 | 東京農業大学世田谷キャンパスグラウンド |
11 | 6月8日 | 産業能率大 | ⚪︎1ー0 | 法政大学城山サッカー場 |
12 | 9月20日 | 山梨学院大 | ⚪︎6ー1 | 法政大学城山サッカー場 |
13 | 9月28日 | 早稲田大 | △0ー0 | 早稲田大学東伏見サッカー場 |
14 | 10月5日 | 國學院大 | ⚪︎1ー0 | 國學院大學たまプラーザキャンパスグラウンド |
15 | 10月8日 | 立正大 | ー | 法政大学城山サッカー場 |
16 | 10月16日 | 神奈川大 | ー | 法政大学城山サッカー場 |
17 | 10月19日 | 拓殖大 | ー | 拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場 |
18 | 10月26日 | 産業能率大 | ー | 産業能率大学第二グラウンド |
19 | 10月30日 | 東京農業大 | ー | 法政大学城山サッカー場 |
20 | 11月2日 | 関東学院大 | ー | 法政大学城山サッカー場 |
21 | 11月9日 | 順天堂大 | ー | 順天堂大学さくらキャンパスサッカー場 |
22 | 11月15日 | 駒澤大 | ー | 駒澤大学玉川キャンパス |