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【硬式野球】痛恨の2ラン被弾で初戦を落とす 品川侑生のリーグ初本塁打も空砲 明日負ければ優勝可能性消滅/明大1回戦

東京六大学野球2025秋季リーグ戦 明大1回戦
2025年10月12日(日)
神宮球場
11季ぶりの優勝へ崖っぷちで迎えた「血の法明戦」は点差以上に力の差を感じさせられる敗戦となった。先発丸山陽太(スポ4=成東)は自己最長の7回を投げる熱投を見せるも終盤に力尽きて5失点。打線は4年生、品川侑生(文4=三重)のリーグ戦初本塁打などで一時同点に追いつくも、明大投手陣の前に4回以降は2安打に抑え込まれ、自慢の強打を発揮しきれなかった。

7回に2ラン本塁打を浴びうなだれる丸山

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
明大 0 3 0 0 0 0 2 0 1 6 10 0
法大 0 3 0 0 0 0 0 0 0 3 5 0

(明大)毛利、山口、菱川、大川ー小島
(法大)丸山、山床、助川、赤間ー井上和

[本塁打]
明大:今井 1号2ラン (7回 丸山)
法大:品川 1号2ラン (2回 毛利)

打撃成績

打順 位置 選手 打数 安打 打点 四死球 打率 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
1 (9) 4 0 0 0 .220 見三振 二ゴロ 一邪飛 遊ゴロ
H 浜岡 1 0 0 0 .250 中飛
2 (4) 中村騎 4 2 0 0 .233 空三振 中安 左安 空三振
3 (8) 藤森康 2 1 0 1 .537 空三振 四球 投犠打 右安
4 (5) 松下 4 0 0 0 .268 空三振 左飛 遊ゴロ 三ゴロ
5 (7) 片山 0 0 1 .310 遊ゴロ 死球 遊ゴロ 左飛
6 (3) 今泉秀 3 0 0 1 .270 死球 二ゴロ 一ゴロ 二飛
7 (2) 井上和 4 1 1 0 .375 左2 一邪飛 左飛 二ゴロ
8 (6) 品川 2 1 2 2 .077 左本② 四球 四球 見三振
9 (1) 丸山 2 0 0 0 .111 右飛 捕犠打 空三振
1 山床 0 0 0 0 .125
1 助川 0 0 0 0
1 赤間 0 0 0 0
H 内山 1 0 0 0 .000 空三振

投手成績

球数 打者 防御率
丸山 7 106 28 9 3 1 5 2.59
山床 1
1/3
19 6 0 0 2 1 8.10
助川 0
0/3
4 1 1 0 0 0 5.40
赤間 0
2/3
13 3 0 1 1 0 0.00

ベンチ入りメンバー

10 松下歩叶(営4=桐蔭学園) 27 土肥憲将 (キャ3=鳴門 ) 7 浜岡陸 (法4=花咲徳栄 )
13 赤間梢吾(キャ4=法政二) 23 只石貫太 (営1=広陵 ) 9 内山陽斗 (文4=天理 )
15 丸山陽太 (スポ4=成東 ) 42 井上和輝 (法1=駿台甲府 ) 1 藤森康淳 (営3=天理 )
18 野崎慎裕(営4=県岐阜商 ) 今泉秀悟 (キャ2=石見智翠館 ) 33 片山悠真 (文3=八王子学園 )
25 助川太志 (グロ3=茗渓学園) 4 中村騎士 (営2=東邦 ) 34 西凌矢(法3=広陵)
12 山床志郎 (文2=高鍋 ) 品川侑生 (文4=三重 ) 44 石井翔大(人2=札幌日大)
12 山床志郎 (文2=高鍋 ) 31 金谷竜汰 (法3=東海大菅生) 26 境亮陽 (営1= 大阪桐蔭 )
49 山﨑隆之介(法2=横浜) 2 熊谷陸(人2=花巻東) 50 平尾聡一郎(文4=海星)
22 中西祐樹(法3=木更津総合 ) 8 小川大地 (営2=大阪桐蔭) 51 鶴丸紘(スポ4=都城東)

戦評

11季ぶりへの優勝へ向けて絶対に落とせない明大1回戦。先発を任されたのは試合前の時点で防御率ランキング3位に位置する丸山陽太(スポ4=成東)。相手先発はここまで2試合に先発して防御率0.00の明大エース毛利海大(4年=福岡大大濠)。両4年生投手の投げ合いに注目だ。

1回は両者ともに三者凡退に抑えて迎えた2回表の明大の攻撃。3連打で1点を先制されると、さらに四球で満塁とされると8番・木本圭一(4年=桐蔭学園)の遊併殺打の間にさらに1点を追加され、2死三塁から9番・毛利に中越え二塁打を打たれ、この回3点を取られる。
しかし、その裏。リーグ屈指の法大打線も意地を見せる。2死から6番・今泉秀悟(キャ2=石見智翠館)が死球で出塁すると、続く井上和輝(法1=駿台甲府)の打球は左中間を破ると、一塁走者の今泉が激走、本塁へ頭から滑り込み1点を返す。なおも2死二塁から打席は高校通算29本塁打を誇る品川侑生(文4=三重)。が逆方向へ放った打球は、左翼席へ吸い込まれ、今季2安打目、リーグ戦初本塁打となる2ラン本塁打で一気に同点に追いつく。

3回には両者ともに好機を作るも無得点。4回は両投手が危なげなく抑え、試合は5回、法大の攻撃。この回先頭の2番・中村騎士(営2=東邦)が左前安打で出塁すると、犠打と内野ゴロで2死三塁とするも、5番・片山悠真(文3=八王子学園)は遊ゴロに倒れ同点で試合を折り返す。

グラウンド整備が明けた6回。丸山は三者凡退で危なげなく明大の下位打線を抑えると、その裏、明大は毛利に変えてルーキーの山口瑛太(1年=創志学園)が登板。8番・品川が四球を選ぶも、9番・丸山は空振り三振で無得点。試合が動いたのは7回表。自身最長となる7回のマウンドに上がった先発の丸山は先頭の光弘帆高(3年=履正社)に右二塁打を打たれる。三邪飛と右飛の間で2死三塁とするも、代打・今井英寿(4年=松商学園)にカウント3-1からこの日102球目を右翼席へ運ばれ2点を勝ち越される。その裏、明大のマウンドには菱川一輝(4年=花巻東)がマウンドに上がり、法大は安打こそ出るも無得点。

8回表、山床志郎(文2=高鍋)が今季8試合目のマウンドへ。明大は菱川が続投し、両者無得点。さらに試合が動いたのは9回、この回も先頭を四球で出すと、犠打で二塁に進められたところで、マウンドには助川太志(グロ3=茗溪学園)が上がるも、木本に右越えの二塁打を打たれ、1点を追加される。法大はさらに継投。マウンドには赤間梢吾(キャ4=法政二)が上がり、後続を断ち最少失点に抑える。最後は相手の4番手・大川慈英の前に代打攻勢をかけるも三者凡退に倒れゲームセット。

優勝まで崖っぷちの試合が続く法大だったが、今日の敗戦でその可能性は限りなく低くなった。先発の丸山は9安打を浴びながらも、自身最長の7回を投げ最多の球数となる106球を投じる熱投を披露するも、強力打線は明大投手陣に3点と抑えこまれ、惜敗となった。優勝の可能性は限りなく低くなったものの、12季ぶりの明大からの勝ち点奪取の可能性は残る。勝負の行くへは明日へ。

(記事:篠﨑勇希)

選手インタビュー

品川 侑生 選手

ーー本日の試合を振り返って
先に勝ち越せなかったのが負けの原因だと思います。

ーー相手はリーグ屈指の好投手の毛利投手だったが、どのような意識で打席に立ったか
コントールが良くどんどんとゾーンに集まってくるので積極的にスイングしようと心がけました。

ーーここまでの成績は内野安打1本だったが、本塁打をきっかけに何か手ごたえは
ボールの見え方は良くなってきたと思います。

ーーリーグ戦初本塁打の感触は
歓声で入ったと分かりとても嬉しかったです。

ーー好守も目立つが守備の意識は
アウト1つ取るか取らないかで流れが変わってしまうので丁寧な守備を心がけています。

ーー明日への意気込みを
絶対勝って火曜日にまた勝ちます。

 

 

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