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【ラグビー】関東大学リーグ戦 対東洋大 ゲームキャプテン復帰も開幕3連敗を喫する

関東大学リーグ戦1部
対東洋大
2025年10月12日
熊谷ラグビー場Bグラウンド

ゲームキャプテン田中大誠(4)がケガから復帰し、バイスキャプテン細川幹太(4)が2トライをあげるも、開幕3連敗を喫する。

試合結果

トータル試合結果

21
法大
7 前半 38 45
 東洋大
14 後半 7

 

ポイント詳細

1/2 6/1
1/2 G 4/1
0/0 PT 0/0
0/0 PG 0/0
0/0 DG 0/0
T:細川2、福本耀、G:田中3

※前半/後半、得点者は法大のみ記載

法政大学メンバー

No. ポジション 選手氏名 学年 出身校
1 PR 守安史成 3 桐蔭学園
2 HO 花澤祐太 2 法政二
3 PR 小笠原吉宗 4 大津緑洋
4 LO 山内滉太 3 昌平
5 LO 細川幹太 4 國學院久我山
6 FL 大沢空 2 秋田工業
7 FL 三浦幹太 3 秋田中央
8 NO.8 弓良堅斗 3 桐蔭学園
9 SH 箕輪大地 3 石見智翠館
10 SO 佐川一眞 2 専大松戸
11 WTB 福本亘 1 報徳学園
12 CTB 田中大誠 4 國學院栃木
13 CTB 炭竈柚斗 3 報徳学園
14 WTB 桜庭侑大 4 秋田工業
15 FB 福本耀 2 報徳学園
16 Re 本橋陽助 3 國學院久我山
17 Re 小野寺正太郎 3 目黒学院
18 Re 澤村勇介 3 尾道
19 Re 植浦慎仁 3 報徳学園
20 Re 嶋崎汰星 4 法政二
21 Re 小林利仁 1 昌平
22 Re 徳山凌聖 1 桐蔭学園
23 Re 星野瑛太 1 明和県央

 

戦評

法大のキックオフで開始となった第3節。キックオフから東洋大が右サイドへパスを展開していくとWTBに走られノーホイッスルトライを決められる。

LO細川幹太(4)


法大は11分、敵陣でのラインアウトからFWで攻め込んだ。ゴール前のラックからLO細川幹太(4)がボールを持ち出しトライ。ゴールも決まり同点とした。

しかし、15分に自陣のマイボールスクラムからBKへパスを展開していったが連携が乱れ、こぼれたボールを東洋大に拾われトライを許す。その後も19分、31分とラインアウトからのモールでトライを奪われると、35分にはまたしてもラインアウトから相手SHに狭いサイドを突かれ失点。前半終了間際の46分にも自陣深い位置でのラインアウトから相手HOにトライを決められ、前半で計6トライを許し、7-38で後半へ折り返した。

後半は4分にトライを決められるも、法大は19分に自陣でのスクラムからパスを繋いだ。FB福本耀(2)がゴールライン手前までボールを運び、その後はLO細川がこの試合2つ目となるトライを決め切った。

FL三浦幹太(3)

法大は敵陣でのプレーを続けるもののスコアすることが出来ず、両チームスコアが動かないまま試合終盤を迎えた。36分、この試合から復帰となったゲームキャプテンCTB田中大誠(4)がキックパス、ボールはFL三浦幹太(3)へと繋がり、CTB炭竈柚斗(3)と共に右サイドを駆け上がり敵陣深くまで攻め込んだ。そこから出てきたボールを今度はSO佐川一眞(2)が逆サイドへキックパスをし、キャッチしたFB福本耀が左隅へトライ。

FB福本耀(2)

CTB田中は難しい位置からのゴールを成功させ21-45となったが、その後は点が動くことなく試合終了。法大は開幕から3連敗となった。

インタビュー

新宮孝行 監督

ーー試合を振り返って
最初のノーホイッスルトライが今の我々のチーム状況を表しているところかなと思います。自分たちでアタックを仕掛けてミスから取られる。フィジカルは相手の方が完全に強いので、そこで38点も取られて後半は開き直ってやるしかないと。いつもそうなんですけど、開き直ってやった時にはどんどん成功していっているので、開き直ってできるのであれば最初から開き直ってやればいい。そうするとラグビーは実力だけではない流れの部分もあるので、流れを引き寄せて後半はスコア的に勝った状況。大学選手権出場の可能性は半分以下になってしまったので、最後の4戦をどう勝っていけるのかを4年生が頑張っていくしかない。ケガ人が多いとか病人が多いというのは言っても仕方がないので。

ーー欠場選手や田中大誠(ゲームキャプテン、4年、CTB、國學院栃木)の復帰について
小山田はただの風邪でした。今日は田中大誠が出場しましたけど、すごく大切な試合だったのでぶっつけ本番でした。肩内部の骨のケガで治療は出来たんですけど、なかなか筋肉が上手く動かず今日も思ったようなパフォーマンスができなかったので、ちょっと1試合早かったなと思います。ケガ人が多くて一年生しかいないのでBKのリザーブは全員一年生になりました。春から練習の強度をハードに変えたんです。それが体に慣れていないという点もありますし、普段の練習強度が高いので体の疲れもあるのかなと。ただここを乗り越えていかない限りは強くなっていけないので、強度を落とすことは現時点で考えてないです。

細川幹太 バイスキャプテン(4年、LO、國學院久我山)

ーー試合を振り返って
前回負けた後から試合の入り「ファーストパンチを食らわせる」というキーワードで練習していたんですけど、ノーホイッスルトライで逆にファーストパンチをもらってしまい、ずっとこれまでやられてきたFWのモールで何トライも取られたので、去年から成長していないですね。後半は自分たちが離された点差について振り切ると言いますか、チームを代表してプレーしているのでこれ以上みっともない姿は見せられないという思いで、みんな頑張ってくれました。エンジンがかかるのが後半からだったというのは毎回なので、そろそろ直さないといけないんですけど、どうすればいいのか模索中です。自陣のゴール前でもラインアウトは競るという練習をしてきました。今回東洋大のラインアウトの精度が高くて、競っても東洋大ボールになり前半はそのままモールでトライをされました。後半は振り切って頭を突っ込んでいくしかないと思い、後半モールが一回ありましたけど止められたのかなというところです。

ーー残り4試合について
自分たちの最初の目標としていたリーグ戦優勝や大学選手権出場は、自分たちも身に染みるくらい厳しくなっているのは感じています。まだ終わりじゃないので4年生が下向かずに引っ張って行くしかないと思っています。

(記事:北川築来、撮影:朝長亜依)

 

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