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【硬式野球】東大の尻尾をつかむことができず完敗 無念の敗戦で17年秋以来の勝ち点献上へ崖っぷち/東大1回戦

東京六大学野球2025秋季リーグ戦 東大1回戦
2025年10月25日(土)
神宮球場
 
優勝の望みを絶たれた法大だったが、勝ち点3を懸けた東大戦初戦も落とした。冷たい雨が降りしきる中、先発の丸山陽太(スポ4=成東)が集大成のマウンドに上がるも、序盤から苦しい展開に。打線もつながりを欠き、反撃も実らず。悪天候の中での悔しい敗戦となった。
 

藤森康は安打記録に並ぶもチームは勝利できず

試合結果

トータル試合結果

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
法大 0 0 0 1 0 0 0 1 0 2 6 2
東大 2 1 0 0 2 0 0 0 × 5 11 1

(法大)●丸山、山床、槙野、永野ー井上和
(東大)○松本慎、渡辺ー明石

[本塁打]
法大:なし
明大:なし

打撃成績

打順 位置 選手 打数 安打 打点 四死球 打率 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9回
1 (9) 5 1 0 1 .218 右飛   一飛   二安   三邪飛   遊ゴロ
2 (4) 中村騎 4 0 0 0 .216 遊ゴロ   二ゴロ   遊併打   中飛    
  H 内山 1 0 0 0 .000                 一ゴロ
3 (8) 藤森康 4 1 0 0 .490 二安   中飛   二直     一ゴロ  
4 (5) 松下 3 1 0 1 .277 四球     三失   左2   中飛  
5 (7) 片山 3 1 0 1 .327 一安 中安   空三振   一ゴロ   死球  
6 (3) 今泉秀 3 1 1 1 .286 空三振     四球   空三振   右2①  
7 (2) 井上和 4 0 0 0 .354   空三振   三飛   二邪飛   空三振  
8 (6) 熊谷 3 1 1 1 .118   三飛   右安①     投ゴロ   死球
9 (1) 丸山 1 0 0 0 .100   空三振              
  H

只石

1 0 0 0 .000       空三振           
  1 山床 0 0 0 0 .125                  
  1 槙野 0 0 0 0 .000                  
  H 菅野 0 0 0 1

            四球    
  1 永野 0 0 0 0                  
  H 浜岡 1 0 0 0 .154                 左飛

投手成績

  球数 打者 防御率
丸山 3 51 15 6 1 1 2 2.88
山床 2 48 11 3 2 1 2 8.16
槙野 1 17 5 1 1 1 0 4.76
永野 2 37 8 1 1 2 0 2.70

ベンチ入りメンバー

10 松下歩叶(営4=桐蔭学園) 27 土肥憲将 (キャ3=鳴門 ) 7 浜岡陸 (法4=花咲徳栄 )
13 赤間梢吾(キャ4=法政二) 23 只石貫太 (営1=広陵 ) 9 内山陽斗 (文4=天理 )
15 丸山陽太 (スポ4=成東 ) 42 井上和輝 (法1=駿台甲府 ) 35 菅野樹紀 (法4=土浦日大)
16 永野司 (営4=倉敷商 ) 今泉秀悟 (キャ2=石見智翠館 ) 1 藤森康淳 (営3=天理 )
18 野崎慎裕(営4=県岐阜商 ) 4 中村騎士 (営2=東邦 ) 33 片山悠真 (文3=八王子学園 )
12 山床志郎 (文2=高鍋 ) 品川侑生 (文4=三重 ) 34 西凌矢(法3=広陵)
19 山﨑隆之介(法2=横浜) 31 金谷竜汰 (法3=東海大菅生) 26 境亮陽 (営1= 大阪桐蔭 )
24 槙野遥斗(営1=須磨翔風) 2 熊谷陸(人2=花巻東)    
22 中西祐樹(法3=木更津総合 ) 8 小川大地 (営2=大阪桐蔭)    
 

戦評

明大に2連敗を喫し、11季連続のV逸が決まった法大。4年生にとって集大成となるこのカード、雨で冷え込む中、先発のマウンドを託されたのは丸山陽太(スポ4=成東)。対する東大の先発は松本慎之助(2年=國學院久我山)。2位の可能性をつなぐためにも、東大への2連勝が求められる。

初回、法大は先頭から2人が打ち取られるも、藤森康淳(営3=天理)が今季24本目の安打で出塁。法大の歴代最多安打記録に並んだ。この後2死満塁のチャンスをつくるも、今泉秀悟(キャ2=石見智翠館)が三振に倒れ、先制とはならなかった。その裏、丸山は1番・伊藤滉一郎(3年=県立千葉)に二塁打を許すと、2番・明石健(3年=渋谷幕張)の内野安打と失策も重なり、先制点を献上。さらに2死三塁から5番・荒井慶斗(2年=宇都宮)に左前適時打を浴び、2点目を奪われた。

2回表、すぐさま反撃したい法大だったが、2三振を含む三者凡退。その裏、先頭の樋口航介(2年=海上)に三遊間を破られると、7番・酒井捷(2年=海城)に右翼線への二塁打を浴び、無死二、三塁のピンチ。続く松本慎の打球を中村騎士(営2=東邦)が好守でさばき1死とするも、9番・青貝の二ゴロの間に走者が生還し、リードを3点に広げられた。

3回表、1番からの打順も松本慎の前に再び三者凡退。丸山はその裏、死球と内野安打で2死一、二塁のピンチを背負うも、中飛に打ち取り無失点で切り抜けた。

4回表、先頭の松下歩叶(営4=桐蔭学園)が相手の失策で出塁。暴投の間に進塁し、四球で2死一、二塁とすると、“東大キラー”熊谷陸(人2=花巻東)が右前適時打を放ち1点を返す。さらに2死二、三塁のチャンスで代打・只石貫太(営1=広陵)を送るも、惜しくも三振に倒れた。その裏、丸山に代わり山床志郎(文2=高鍋)が登板。失策と内野安打、盗塁と1死二、三塁のピンチを招くも、2者連続三振で見事無失点に抑えた。

5回表、法大は先頭の境亮陽(営1=大阪桐蔭)が内野安打で出塁するも、中村騎士の併殺打でチャンスを逃す。その裏、山床は3番・中山に四球で出塁を許すと、守備でもたつき適時三塁打で2点を追加された。

6回表、先頭の松下が左前二塁打で出塁するも、1死三塁から今泉、井上和輝(法1=駿台甲府)が倒れ無得点。雨もいっそう強まり、球場は重苦しい雰囲気に包まれた。その裏、山床に代わり立大1回戦以来の登板となる槙野遥斗(営1=須磨翔風)がマウンドへ。右中間への二塁打、四球と2死一、二塁のピンチを背負うも、後続を打ち取り無失点に切り抜けた。

7回表、1死から代打で登場した4年生・菅野樹紀(法4=土浦日大)がリーグ戦初打席で四球を選ぶも、後続が倒れ無得点。その裏、永野司(営4=倉敷商)が登板。1死から四球と中前安打で1死一、二塁のピンチを迎えるも、中村騎の好守が光り、併殺でピンチを切り抜けた。

8回表、残り2回の攻撃。2死から片山が死球で出塁すると、今泉の右中間への適時二塁打で1点を返す。その裏は四球を出すも無得点で凌いだ。

迎えた最終回。なんとしても出塁したい先頭の熊谷陸(人2=花巻東)が死球で出塁するも、代打の4年生、浜岡陸(法4=花咲徳栄)、内山陽斗(文4=天理)が打ち取られ、反撃及ばず。雨の中での一戦は、無念の敗戦となり17年秋以来の勝ち点献上に王手をかけられた。

(記事:古川千遥)

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