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【硬式野球】急成長を見せる変則右腕・名取由晃 リーグ戦初登板から法大リリーフ陣の救世主となれるか(春季リーグ戦直前インタビュー③)

名取 由晃 投手

ーー川越東高校への入学方法は
一応スポーツ推薦です。でも、推薦を取るにも内申点だったり、北辰テストの成績も必要なので、スポーツだけで入学する人はいない感じです。

ーー法大に指定校推薦で入学した経緯は
法大は高校でも指定校推薦の枠が多くて、ギリギリ取れました。六大学で野球をやりたい気持ちはあったので、法大を志望しました。

ーー冬に取り組んできたことは
自分は体が他の推薦で入学したピッチャーと比べると、小柄な方なので。パワー面では大きい人には敵わないので、体の特徴を活かした柔軟性や瞬発力というのを伸ばすように練習してきました。

ーースポーツ推薦の選手に負けたくない気持ちはあるか
もちろんそれはありますね。やっぱり入学形態は違いますけど、土台は入ったら一緒なので。最初は実力差がありましたが、今はそこまで感じないですね。

ーー冬を越えて球速が上がっているように感じるが
去年と比べると可動域が広がりました。柔軟性を伸ばしたという話をしましたが、可動域が広がることで、加速距離が広がり球速が安定してきました。柔よく剛を制すと言うように、体が小さくても球が速い選手はプロでもたくさんいるので。そういう人は胸郭だったり、満遍なく体の柔軟性があると思うので、そこが球速安定の要因だと思います。

ーー球速アップの実感はあるか
そうですね。昨秋より指にかかる感覚はあります。(高校時代から何キロ球速があがったか)高校でも速い時は、137キロくらい投げられました。平均は134キロくらいだったので、6、7キロは上がりました。

ーーいつからサイドスローになったのか
中学2年生くらいの時ですね。元々はオーバースローでしたが、監督に「ちょっと下げてみろ」と言われて始めました。(当時から好感触だったのか)当時はハマった感じはありませんでしたが、やり続けていくうちにハマっていきました。

ーー参考にしている投手は
ソフトバンクと中日にいた又吉というピッチャーです。あとは、ヤクルトに昔いた林昌勇という、160キロくらい投げるピッチャーは参考にしていました。

ーーオープン戦での調子は
今はだいぶ良い感じでいけてます。自分は神宮に立てるとしたら、今春で初めてなので、練習通りに本番もできるかというのが大事かなと思います。

ーー連投の疲れはあるか
自分自身1〜2イニングくらいしか投げないので。先発ピッチャーとかに比べるとイニングが少ないので、試合が終わった後のストレッチやケアをしていれば、今は問題ないですね。

ーー起用は基本的に1〜2イニングか
そうですね。任されてる立場も後ろのイニングです。

ーーオープン戦で出た個人の課題
決め球ですかね。秋からスライダーを決め球にしていましたが、追い込んでから内側の方に少し甘く入り、打たれることがありました。それを直そうとして、今だいぶ良くなってきましたが、やはり1イニングのピッチャーになると、1球の重みが違うと思います。なので、より失投の数というのを少なくしていって、甘いコースに入ってしまうのをなくしていきたいです。そういったキャッチャーの構えたところに、1球1球投げていくという1球の大切さですかね。

ーー右のサイドスローは左打者を苦手とするイメージがあるが
確かに中学、高校くらいまでは左打者が苦手でした。けれども、最近は左打者のインコースに投げられるようになってきたので、苦手意識はもうないです。インコースに食い込むようなカットボールも投げるようになりました。インコース低めのカットボールやストレートで追い込むと、外のボールが使いやすくなるので、右左の得意不得意はもうないです。

ーー持っている球種は
ストレート、スライダー、カットボール、チェンジアップ、シンカーです。試合では全部使ってます。

ーー左打者への決め球はシンカーか
そうですね。インコースのカットボールで追い込んだ後だと、外が遠く感じると思います。

ーーオープン戦での収穫は
練習のブルペン投球と試合で投げるのでは全然感覚も違いますし、収穫も違うので。1番大きな収穫は左のインコース投げられるようになったことです。それも練習でやっていましたが、試合では投げ切れることが少なくて。ただ、オープン戦を重ねていく中で、何回も挑戦し自信を持って投げられるようになってきました。左打者に対しても、前まではインコースに構えられたら「当ててしまいそう」と思っていましたが、今は自信を持って投げきれるので、それはオープン戦の回数を重ねた結果かなと思います。

ーー現在のチームの雰囲気は
去年も一昨年もですが、勝ち切れない法大というイメージがあります。その原因として、ピッチャーの責任が大きかったりすると思います。今オープン戦の結果を見ていても、ロースコアのゲームも多くなってきて。チーム力や雰囲気としてはかなり良い感じかなと思います。野手は元々能力がある打線なので、雰囲気は良い方向ではあるかなという風に感じています。やってきたことを出せれば、なんとか乗り切れるかなと思います。

ーー藤森康淳(営4=天理)主将になってからチームとして変化した部分は
今年の代から結構練習量が増えました。1日練も多くあります。藤森さんも試合中に一生懸命メモを取っていたり、自分で何か吸収して伝えていくような姿勢というのを見せてくれています。そういった面で信頼できますし、チームメイトもついていこうとしてる感じはあります。

ーー髙村助監督からどのようなアドバイスを受けているか
ピッチャー陣はよく決め球、カウントを取れる球という話をされます。この冬1番やってきたことが、対角線のストレートを良くしていこうということでした。そのため、右打者のアウトコースの真っすぐというのを1番投げ込んできました。あとは、カウントを取れる変化球についてもやってきて、この2つをまず完璧にできるようにしようというのはよく言われます。その他にも、バント処理であったり、牽制といったピッチングと違う要素の自分を助ける部分も、興味を向けてやろうという風に言われてます。

ーー投手陣としてはストライク率を意識しているか
ストライク率は毎回学生コーチの方にデータ出してもらっています。全体として初球のストライク率だったり、追い込むまでの早さというのは毎試合前に話してもらって、全体で意識するようにしています。昨秋は法大が六大学の中で1番四死球の数が多くて。それは大島監督、髙村助監督にも指摘されて、取り組んできました。今春のオープン戦では四球の数も少なくなってきているので、少し改善されてきたかなという風に思います。

ーープレートの一塁側から投げているのはどうしてか
自分は右打者のインコースに入っていく球に角度が出るようにしています。一塁側の方がいろいろなコースには投げやすいと感じています。どちらかというと、スリークウォーターよりのサイドスローなので、もう少し横から投げている人は三塁側から投げるのが有効かなと思います。

ーー六大学で対戦してみたい打者
立大に鈴木優雅(1年=川越東)、片山隼(1年=川越東)、中島都亜(1年=川越東)という高校の後輩が3人入ったので。自分が高校3年生の時に1年生だったので、お互い知っているぐらいですが、川越東対決をできればと思います。

ーー法大の同期でリーグ戦のキーマンになると思っている選手は
小森(勇凛、キャ3=土浦日大)、山床(志郎、文3=高鍋)が軸になってくると思います。2人とも調子を上げてきているので、キーマンだと思います。

ーー優勝に向けて必要だと思うこと
1番はピッチャー陣ですかね。自分たちが無失点で抑えれば、絶対に負けることはないですし、打線は大学の中でもトップレベルの打線だと思います。去年は猛打の法大でしたが、今年は守りが大切かなと思います。

ーー神宮でどのようなピッチングを見てほしいか
回数を投げるっていうよりは、1イニング、2イニングといった短いイニングを抑えることが仕事なので。チームのために力を込めた投球というのを見てほしいです。あとは、フォームも独特な方なので、投球フォームというのも1つ注目してみてほしいと思います。

ーー今春の個人の目標
与えられたイニングを全て無失点でいくことです。

ーーファンの皆さんへ一言
しばらく優勝から遠ざかっていて、低迷している時期だと思いますが、這い上がりますので、引き続き応援よろしくお願いします。

(インタビュー:松野要)

名取由晃(なとり・よしあき)
経済学部3年・2005年6月13日生まれ
埼玉県出身・川越東
172cm66kg・右投右打
昨季成績:リーグ戦登板機会なし

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

【春季リーグ戦直前インタビュー一覧(公開次第更新いたします)】

藤森康淳(営4=天理)主将
片山悠真(文4=八王子学園八王子)副将
土肥憲将(キャ4=鳴門)副将
助川太志(グロ4=茗渓学園)
小森勇凛(キャ3=土浦日大)
菅井颯(営3=日大山形)
名取由晃(経3=川越東) 【硬式野球】急成長を見せる変則右腕・名取由晃 リーグ戦初登板から法大リリーフ陣の救世主となれるか(春季リーグ戦直前インタビュー③) – スポーツ法政
山﨑隆之介(法3=横浜)
山床志郎(文3=高鍋)
櫻田朔(法2=青森山田)
槙野遥斗(営2=須磨翔風)
井上和輝(法2=駿台甲府)
金谷竜汰(法4=東海大菅生)
今泉秀悟(キャ3=石見智翠館)
小川大地(営3=大阪桐蔭)
熊谷陸(人3=花巻東)
中村騎士(営3=東邦) 【硬式野球】内野から“圧”を体現する中村騎士 守備力を軸に打撃磨き優勝へ(春季リーグ戦直前インタビュー①) – スポーツ法政
境亮陽(営2=大阪桐蔭) 【硬式野球】法大のスピードスター・境亮陽 1年間の神宮での経験を糧に俊足巧打でチームの絶対的存在へ (春季リーグ戦直前インタビュー②) – スポーツ法政

 

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