【サッカー】第90回関東大学サッカーリーグ戦 第18節 対流経大 3連敗で4位転落・・・
第90回関東大学サッカーリーグ戦1部 第18節対流経大
2016年10月15日(日)
千葉県総合スポーツセンター東総運動場
前節は最下位専大に後半アディショナルタイムに逆転弾を決められ痛い敗戦となった。今節の相手も下位に沈む流経大。3連敗は避けたいところだったが、前半、相手にペースを握られ簡単に2失点すると、後半は盛り返すも1得点しか返せず敗戦。3連敗で4位に転落した。
試合結果
トータル試合結果
1 法政大学 |
0 | 前半 | 2 | 2 流通経済大学 |
---|---|---|---|---|
1 | 後半 | 0 |
得点とアシスト
時間 | 大学 | 得点者 | アシスト |
---|---|---|---|
28分 | 流通経済大学 | 渡邉新太 | 守田英正 |
35分 | 流通経済大学 | 日高大 | |
56分 | 法政大学 | ディサロ燦シルヴァーノ | 山田将之 |
メンバー
法政大学 監督: 長山一也 |
||
---|---|---|
1 | GK | 林翔太 |
2 | DF | 山田将之 |
4 | DF | 柳沢拓希 |
6 | DF | 伊藤航希 |
23 | MF | 黒柳駿 |
28 | MF | 下澤悠太 |
17 | MF | 武藤友樹 |
7 | MF | 川崎雅哉 |
27 | MF | 紺野和也 →鈴木歩(65分) |
13 | MF | 青柳燎汰 →黒崎(41分) |
26 | FW | ディサロ燦シルヴァーノ →玉田(83分) |
サブメンバー | ||
21 | GK | 関口亮助 |
5 | DF | 林遼太 |
14 | DF | 上田慧亮 |
15 | MF | 長倉颯 |
24 | MF | 黒崎隼人 |
9 | FW | 鈴木歩 |
18 | FW | 玉田晃太郎 |
※(カッコ内)は交代した時間を表示しています。
マッチレビュー
この試合が行われる前日、慶大を破った首位・明大の優勝が決定。この時点で目標としていた「リーグ戦優勝」の可能性はついえた。連敗中の法大は流経大を叩き、再浮上のキッカケを掴みたいところだ。
法大は前線からプレスをかける積極的な入り。ただ、奪った後の細かいパスのズレやトラップミスが多く、さらに球際でも競り負けるシーンが目立ち、試合の主導権を握れない。それに対し、1トップのジャーメイン良のポストプレーを起点に2列目のスピードを生かした攻撃を展開する流経大。彼らへの対応が徐々に後手に回り、ファイナルサードでのファウルが相次ぐ。FKとCKが2本バーに直撃するなど、流経大のセットプレーを水際で耐えていた法大だったが29分、FKから大外の守田英正に折り返されると、走り込んできた渡邉新太に決められ、先制を許す。さらにその僅か6分後、ロングボール1本でジャーメインに抜け出されると、PA内で林翔太(経4)が倒していまいPKを献上。これを左隅に決められ、前半35分で2点のビハインドに。1失点目の直後に円陣を組み、気持ちを切り替えようとしていただけに非常に痛い失点となった。41分に黒崎隼人(経2)を投入するなど、早めにメスを入れた長山一也監督だったが、好機はほとんど作れずに前半を折り返す。
いきなりディサロ燦シルヴァーノ(経2)が絶好機を迎えるなど、攻めるしかないチームは後半開始と共に攻勢に出る。そして56分、サイドチェンジからCBの山田将之(経4)が持ち上がると、相手DFのギャップにうまく走り込んだディサロにスルーパス。これを冷静に決めて1点差に。その後も得点の勢いそのままに、前線でフリーランニングを繰り返すディサロにボールを集める。62分には黒柳駿(社4)、72分には川崎雅哉(現3)が、それぞれ絶妙なクロスを送るも、相手GKの好セーブもあって得点できない。チャンスを決めきれずにいると、徐々に攻撃が停滞。最後の局面でのアイデアに欠け、ボランチの黒柳や下澤悠太(社1)がPA付近でパスコースを探す場面が増え始める。ベンチも65分に鈴木歩(現4)、75分に玉田晃太郎(現3)と攻撃のカード全てをつぎ込んだが、引くのではなく出所を潰しに来た流経大のスタイルに、攻撃のスイッチとなる縦パスが入らない。終盤は試合を完全にコントロールされ、敵陣にさえ入り込めない時間が続いた。アディショナルタイムには山田を前線に上げるなど手は尽くしたが、スコアを戻すことはできず。無念のタイムアップが告げられ、厳しい3連敗となった。
これで2試合連続して降格圏に沈んでいたチームに敗れることとなった。優勝という大きな目標を失い4位に転落した現状だが、下のチームとの勝ち点差も詰まってきている。来週は勝点4の差で6位につける慶大戦、再来週は勝点2の差で上をいく3位の筑波大と直接対決が続く。その後も優勝を決めた明大、最終節は5位の順大と、今後は順位に直結するカードばかり。「強豪」と言われるチームとの対戦を控え、真の意味での「強さ」が試される局面を迎えた。ここからが今季の法大の集大成。一つでも多くの勝利を、応援してくれる方々に届け、インカレ出場権を手にすることができるか。(下田朝陽)
※法政大学体育会サッカー部ではInstagramを始めています。どうぞご覧ください。
フォトギャラリー
- 3連敗を喫し厳しい表情の法大イレブン
- 伊藤のヘディングシュート
- 久しぶりの出場となった林翔太
- ロングボールを蹴る柳沢
- 突破する川崎
- 前半終盤から出場となった黒崎
- セットプレーの守備をする守備陣