【バレー】春季関東大学男子2部バレーボールリーグ戦 対大東大 今季4度目のストレート勝ち!
春季関東大学バレーボールリーグ戦
2017年4月29日(土)
亜大体育館
下位チームとの対決を6戦全勝で切り抜けた法大。上位と今季初の直接対決となる今節の大東大戦では、第1セットに伊元のサーブから連続ブレイクで流れを掴むと、第2、3セットもリードをほとんど許さない展開で運び、ストレート勝ちを飾った。
試合結果
トータル試合結果
3 法大 |
25 | 1セット | 18 | 0 大東大 |
---|---|---|---|---|
25 | 2セット | 18 | ||
25 | 3セット | 21 |
法大スターティングメンバー
背番号 | 選手名 | ポジション |
---|---|---|
23 | 佐藤優弥(文1) | WS |
15 | 前田隆二(営2) | MB |
16 | 伊元幸正(営2) | WS |
14 | 竹田健太郎(文2) | WS |
6 | 森川航多(デザ工4) | MB |
19 | 西田寛基(営2) | S |
20 | 白井乾太(営2) | L |
1 | 小林慎平(営4) | L |
途中出場選手
背番号 | 選手名 |
---|---|
7 | 河西孔明(法3) |
22 | 大村翔哉(営1) |
18 | 藏田大輝(法2) |
26 | 竹田将也(法1) |
戦評
前節までの6戦を全勝しながら失セット数4でリーグ4位の法大の相手は、1敗で首位争いを追う大東大。上位対決ながら、法大としては1セットも落としたくないゲームだ。
試合は大東大の2年生エース小山晟治のスパイクポイントでスタート。しかし、法大は直後に西田寛基のワンハンドセットから森川航多のAクイックで切ると、竹田健太郎、佐藤優弥のスパイクで連続ブレイクに成功し3-1とする。その後サイドアウトの応酬となるものの、佐藤がブロックアウトで得点し、12-10の場面でサーブがエース伊元幸正に回ってくる。伊元はこれまでの試合で強烈なサーブを突き刺してきたが、この試合では速い回転のドライブサーブを敵陣に落として得点。勢いづく法大に対し、大東大はタイムアウトで流れを断ち切ろうとするも、タイムアウト後に再び伊元がサービスエースを決め15-10と突き放した。その後も西田を狙った大東大の攻撃を、カバーに入った小林慎平らのセットアップでかわすと、最後は前田隆二が1人時間差を決めて大差で第1セットを先取した。
勢いに乗った法大は第2セットもディグで粘りを見せ、7-4と序盤からリードする。ここで伊元のバックアタックが大東大ゲームキャプテン松橋拓也の1枚ブロックで止められると、伊元のミスと大東大エース小山のバックアタックで立て続けに失点し7-7と追いつかれる。しかし相手のミスを見逃さずに得点すると、竹田健のブロックアウト2本を含む4連続得点で12-8と再びリード。途中、小山の2連続サービスエースが飛び出し大東大も追い上げを見せるが、リリーフレシーバーで投入された竹田将也の好守備もあり、逆転を許さない。終盤にはブレイクを重ねて点差を広げ、第2セットも25-18で連取した。
第3セットも伊元のブロックアウトから始まり、法大ペースかと思いきや、5-3の場面で大東大の松橋がバックアタックを決めると3連続得点、大東大が逆転する。しかし法大もすぐさま竹田健がブロックアウトを取って追いつくと、小山のスパイクを2枚ブロックでシャットアウトするなど、こちらも3連続得点し8-6と再逆転に成功。その後は前田と伊元のコンビプレーや、竹田健がウイングスパイカーながらDブロードを決めるなどリードを守る。最後は竹田健のバックアタックでポイントを奪い、3-0とストレート勝ちを収めた。
これで開幕からの連勝を7に伸ばした法大だが、まだ課題は残る。2セット連取した後の第3セットの展開だ。最初の2セットを連取した5試合では、いずれも第3セットで失点がかさむ傾向にあり、立正大戦ではセットを落とす結果となった。「このセットを落としたら負け」という相手の粘りももちろんあるが、2セット連取で気を落ち着かせてしまっては、流れを相手に渡しかねない。
次節の相手は強敵・駒大、15年秋に1部で降格争いを繰り広げ、当時は10位で残留した因縁の相手だ。ここで勝利し、優勝そして昇格に大きく前進したい。(小島雄太)
インタビュー
佐藤優弥
—今日の試合を振り返って
先週の課題は、自分の中でサーブカットだったのですが、それが今日はしっかり全部とは言わないですがある程度返って、できたので明日も連勝していければいいなと思います。
—サーブカットはどのような練習をされたのでしょうか
自主練でやったり、ボールを使わなくてもイメージつくって形つくったりしてました。
—開幕7連勝となりました
とりあえず勝ててよかったと思うのですが、これから上位との連戦が続くので、モチベーション高く持って自分でやれることをしっかりやっていきたいと思います。
—第3セットの立ちあがりが悪かったように見えました
3セット目取れば勝ちきれるという場面で、点差が開いてくると気が緩むというのはあると思うので、そこは声掛けあって気が緩まないようにしていきたいと思います。
—春季半分が過ぎて、大学バレーに慣れてきたでしょうか
高校と比べるとやはり、反射とかパワーが全然違くてやっと慣れてきたという感じで、でもまだ慣れきっていないのでしっかりこれからも早く慣れて、パフォーマンスを上げていけるようにしていきたいと思います。
—明日への意気込み
明日の駒澤大学は1位で上位で、自分の先輩もいるのですが、上位とやって勝ち切らないと1部に上がれないので、良いイメージを持ってしっかり勝ち切りたいと思います。
レセプションアタックで攻守にわたる活躍を見せた佐藤
竹田将也
—今日の試合を振り返って
結構序盤からこっちが走ることができて、ちょっとたびたびミスは出ていたんですけど、先輩たちがしっかり点を決めてくれました。
—高校時代と法大入学後での違いは
高校の頃はエースで結構打ってたんですけど、大学に入ってブロックとかも全然自分より大きい人がついてきたりして、逆に相手の打球も強いし、そういったところで高校とのギャップはすごいなって感じたことはありますね。
—ディグなど守備面で監督から高く評価されていますが
いま練習段階なので、守備も練習からもっと自信をつけていけるようにしたいと思います。
—スタメンに入っている同じ1年生の佐藤選手はどのような選手でしょうか
結構堅実ですね。ミスを出さなくて、決めるところはしっかり決めてくれる。頼れる感じですよね。
—全勝で7試合を終えましたがチームの雰囲気は
毎日の練習から試合を意識して、みんなで鼓舞しあったりしてますね。
—今後はさらに強敵が待ち構えていますが意気込みを
しっかりベンチから声を出して、出た時にはしっかり活躍できるように頑張りたいです。
リリーフレシーバーとして好レシーブを連発した竹田将
フォトギャラリー
- サーブ、スパイクとエースの役割を果たした伊元
- レセプションアタックで攻守にわたる活躍を見せた佐藤
- リリーフレシーバーとして好レシーブを連発した竹田将
- 3枚ブロックで相手スパイクをシャットアウトする
- コートに入ればチームを盛り上げる河西
- ルーキーながら大村も出場を重ねる
- 藏田は第2セット終盤に登場
- 前節終了時点でリーグ最多得点の竹田健