【卓球】平成29年度春季関東学生リーグ戦 1部 対専大 後半戦スタートも悪い流れを変えられず4連敗
平成29年度春季関東学生リーグ戦 対専大
2017年5月19日(金)
所沢市民体育館
リーグ戦前半を3連敗と厳しいスタートを余儀なくされた法大。後半戦初日は強豪校・専大との対戦。1番手である高取が相手エース田添健から金星を挙げて幸先の良いスタートを切るも後続が勝てずに敗戦。4連敗となり残留に黄色信号が灯る結果となった。
試合結果
トータル試合結果
1 法政大学 |
1 |
シングルス |
3 |
4 専修大学 |
---|---|---|---|---|
0 |
ダブルス |
1 |
試合結果
勝敗 | 選手名 | スコア | 対戦相手 | |
---|---|---|---|---|
1 | ○ | 高取侑史(法2) | 3-2(9-11、7-11、14-12、11-8、11-8) | 田添健汰 |
2 |
● | 青山昇太(営2) | 2-3(11-5、5-11、11-9、7-11、6-11) | 三部航平 |
3 | ● | 南波裕輝(営4) | 2-3(6-11、12-10、11-9、6-11、5-11) | 田添響 |
4 | ● | 南波・大槻周瑛(法3) | 0-3(4-11、9-11、5-11) | 田添健・郡山北斗 |
5 | ● | 藤森文人(法4) | 0-3(4-11、6-11、3-11) | 及川端基 |
6 | – | 大槻 | – | 田中博己 |
7 | – | 矢野雅大(法3) | – | 郡山 |
戦評
現在リーグ戦3連敗中と勝ち星が今だない状態の法大。 残留するにはなんとしても勝ちが欲しいところだ。今日は高校時代にインハイ優勝経験のある選手が多数在席する専大と対戦。 オーダーに変化を加え、これまでは後半に出場することが多かった高取を1番手に起用。ダブルスも筑波戦に引き続き2年生ペアではなく、主将の南波裕輝(営4)・大槻周瑛(法3)に変更。
第1シングルスには高取侑史(法2)が出場。相手は来月ドイツで行われる世界選手権に混合ダブルスで日本代表として選出されている田添健汰と対戦。1・2セット目は終始相手のクイックが冴え、コースをきわどいところにボールを運ばれてしまう展開に。3セット目以降はベンチから「サーブの回転を変えた方がいい。」とのアドバイスをもらい、サーブの回転を変えると相手の調子が崩れ始める。そこからの高取は思うようにプレーをし、フルセットの末、相手のエースに大金星をあげた。
第2シングルスには青山昇太(営2)が出場。相手は同じ2年エースで高校時代にはシングルスでインハイ優勝経験のある三部航平と対戦。 同学年でこれからの両校を背負っていく二人の試合には注目が集まった。 相手の回転量の多いドライブにラケットの角度を合わせたドライブブロックで、1セットを11-5で先取し勢いに乗れるかと思われたが 2セット目はリズムの速い相手の卓球にのまれてしまう。3セット目は相手の嫌がるコースを中心に打ち抜き、7-11でそのセットを取るものの、4セット目以降は相手の勢いに押されセットカウント2-3で惜敗。
第3シングルスでは南波が出場。相手はまたも希望ヶ丘高校時代にインハイ優勝団体メンバーの1人である田添響。「パワーがあり、ガンガン振ってくる苦手なタイプ」だと相手に対して話す南波は1セット目、簡単に6-11でこのセットを落とすも、2・3セット目では相手のプレーにムラが生じはじめる。コースで相手を動かした後、粗くなってきたバックに打たせてミスを誘った。しかし4セット目では6-5から相手に6連続ポイントを許し 勝てるかに思われたゲームに勢いがなくなり2-3で敗北した。
ダブルスでは南波・大槻ペアが登場。1セット目は淡々と点を重ねられ、4点に抑えられる。2セット目では5-10から4連続ポイントするも力尽きる。3セット目では疲れも見えはじめ、セットカウント0-3のストレートで敗れる。
第4シングルスでは藤森文人(法4)が出場。勢いに乗ると手強い選手だけあって消沈した雰囲気の中では得点を伸ばすことはできなかった。1セット目からミスが目立ち、競ることなくストレート負けを喫した。
今季優勝候補の一角である強豪校、専大に一矢報いることはできた。しかし、”あと少し”のところで勝ちきれなかった。明日は昨季王者の明大に勝利した中大、そして日大と対戦する。特に、日大戦の勝利が残留へのカギとなるだろう。「このチームには攻めのプレーが必要」そう語る高取。 攻めたプレーで1部へ残留の望みを繋げられるか。明日の大一番へ。(京岡 沙寿乃)
選手インタビュー
南波裕輝 主将
ー今日の試合を振り返って
相手は強豪だったので、自分達は向かっていくだけでした。1番手で高取がエースに勝ってくれたおかげで、自分たちに勝利があるんじゃないかという希望が見えたので、それからのチームの雰囲気はとても良かったです。でもやっぱり、青山と自分が最後に勝ち切れなかったというのが、今日の敗因だと思います。
ー対戦相手の印象は
パワーがあり、ガンガン振ってくる苦手なタイプの相手でした。自分は止めて、相手を動かしていくスタイルなので、相性は良くなくてやりづらかったです。でも、その中であれだけ出来たというのは自信になりました。
ー前回の試合から少し期間が空きましたが、チームの調整は
最初は雰囲気は落ちていました。でも、自分が言わなくても一人一人の選手が気づいてくれているので、そのまま自由にやらせるようにしました。実際にその方針が、青山や高取にとってはプラスになっていると思います。時にチームを盛り上げたりはしてましたけど、自分が何かを言うということはなかったです。
ー練習面ではどのような調整を行いましたか
最初は何か自分の武器を作らなきゃいけないなと感じていて、技術的なこと主にやっていました。でも、時間が足りないということに気づいたので、戦術面を重点的にやるようにしました。前陣で相手を揺さぶりミスを誘ったり、フォアハンドでガンガン振っていったり、という自分の本来の卓球スタイルをもっと生かせるように、サーブやレシーブからの展開を重点的やりました。
ー明日の試合に向けて
明日が本当に一番大事な試合になります。今日のチームの雰囲気はすごい良かったので、この雰囲気を維持しつつ、もっと盛り上げて、明日の2試合に確実に勝っていきたいと思います。
高取侑史
ー対戦相手のイメージは
世界選手権にも出てる選手なので自分よりも格上なので思いっきりプレーするしかないなと思いました。
ー今日の試合振り返って
最初はセットカウント0-2で負けていて途中で宮崎(友=デザ2)君が「サーブの回転を変えたほうがいい」というアドバイスをもらいました。違う回転にしたら相手が自分の思い描く形でになって相手が崩れてくれました。そこが勝てた要因じゃないかなとおもいます。
ー去年2回リーグ戦で負けている専大に対してどういった心境で試合に臨みましたか
専大のメンバーを見ても有名で強い選手ばっかりなので攻めて行くしかないという気持ちでした。
ー明日は負けられない試合になると思いますが
正直明日勝てないと1部でプレーできない可能性があるのでチームに攻めのプレーが必要だと感じているので攻めて勝てたらいいなと思います。
フォトギャラリー
- 金星をあげた高取
- 青山も攻めのプレーを見せた
- 勝利に王手とするも逆転負けを喫した南波
- ベンチも大いに盛り上がった
- 藤森はストレート負けと悔しい結果に
- 今季2戦目となるこのペアも勝利とはならなかった
- ガッツポーズを決める場面もあったが…
- 明日こそ勝利を!