【準硬式野球】東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対東大1回戦 新たな船出にふさわしい快勝で好スタートを切る!
東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦 対東大1回戦
2017年9月9日(土)
法大多摩グラウンド
4年ぶりに全日本選手権の出場権を逃し、今年は無冠でここまで迎えた法大。この鬱憤を晴らすべく、今季に臨むなかで初戦の東大戦は快勝。まずは目標の優勝に向けて弾みをつける勝利となった。
試合結果
トータル試合結果
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東 大 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 |
法 大 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 2 | × | 7 | 11 | 2 |
(東大)●近藤、田中―吉田
(法大)○竹内、水谷、阿部―藤江
打撃成績
打順 | 位置 | 選手名 | 出身校 | 打数 | 安打 | 打点 | 四死球 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | (5) | 萩原幹斗(社4) | 報徳学園 | 4 | 2 | 1 | 1 | .500 |
2 | (8) | 甲本裕次郎(社4) | 鳴門 | 2 | 2 | 1 | 0 | 1.000 |
3 | (4) | 藤口帝(社4) | 遊学館 | 1 | 1 | 2 | 2 | 1.000 |
H4 | 榎拓実(社4) | 新潟江南 | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
4 | 39 | 佐々木勇哉(社2) | 花巻東 | 4 | 2 | 1 | 0 | .500 |
5 | (9) | 石橋優一郎(法3) | 徳島北 | 3 | 1 | 0 | 0 | .333 |
H3 | 栗田和憲(社4) | 掛川西 | 1 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
6 | (2) | 藤江廣祐(社3) | 法政 | 4 | 1 | 0 | 0 | .250 |
7 | (6) | 三品勇人(社3) | 報徳学園 | 4 | 0 | 0 | 0 | .000 |
8 | (7) | 窪田剛士(経4) | 桐蔭学園 | 3 | 2 | 0 | 1 | .667 |
9 | (1) | 竹内悠(社3) | 藤代 | 2 | 0 | 0 | 0 | .000 |
1 | 水谷憲正(経1) | 聖望学園 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | |
PH | 鳴川宗志(社3) | 鳴門 | 0 | 0 | 0 | 1 | .000 | |
1 | 阿部敏之(スポ1) | 法政 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 |
三塁打:萩原(5回)、甲本(7回)
盗塁:萩原(1回)、藤口(5回)、佐々木(7回)、窪田2(2,5回)
投手成績
回 | 被安打 | 奪三振 | 四死球 | 自責点 | 防御率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
竹内 | 7 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0.00 |
水谷 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0.00 |
阿部 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0.00 |
戦評
4年ぶりに全日本選手権への出場を逃し、無冠のまま秋を迎えた法大。今季は「全勝優勝」で、関東王座出場、そして制覇したいところだ。
初戦は東大。連勝で勝ち点奪取は絶対条件だ。
先発は竹内。昨季は制球難で走者をため、カウントを取りに行った球を痛打される場面が多々あったが、この日の投球はストライク先行で凡打の山を積み重ねる。いつもの左腕から放たれる力強い球での三振こそなかったが、コーナーに制球し新たな投球術の一面を見せた。
打線は初回、先頭の萩原が出塁し、盗塁と犠打で1死三塁。3番・藤口が確実に犠飛を放ち、1点を先取した。
先発・竹内は好投を続けていたが、3回に右翼手・石橋の失策で1死三塁のピンチを作る。そこで本日唯一の安打を許し、同点に追いつかれた。
奮起したい打線は、5回に本日スタメンの窪田の安打を足掛かりに、萩原の適時三塁打、甲本の犠飛。そして4番に座った佐々木の適時打で3点を取り、リードに成功した。
7回には甲本が三塁打で出塁し、続く藤口が適時打。8回にも1点を追加し、計7得点を奪った。
窪田は期待に応える活躍を見せた
投手陣は8回は水谷、9回は阿部とつなぎ、4回以降無失点。昨季問題が露呈した投手陣が最少失点で抑え、希望を抱かせる内容となった。
結局、試合は7-1で快勝。まず先勝で勝ち点奪取に一歩前進した。
2季連続Bクラスとまさかの低迷が続いている法大。今季でそこから脱出し、優勝をつかみ取りたい。次カード以降は強敵も控えている。今季を見据える上でも、明日も快勝といきたい。(橋爪優典)
選手コメント
藤口帝(主将として最後のシーズンを迎える)
―今日の試合を振り返って
選手たちの初戦の固さというのはキャプテンとして見えたんですけど、うまくコントロールしてやった結果勝つことができました。
―主将として最後のシーズンですが
春のリーグ戦は自分のせいで負けたと思っているので、しっかり最後引っ張って優勝に導けるように頑張っていきたいと思います。
―今年は全日本に出場できませんでしたが、そういった中で夏の間はどういった過ごし方をしましたか
全日本に行けなかったということはこの秋のシーズンでしか取り返せないと思うので、しっかり優勝してそして関東王座で優勝してその悔しさを晴らしたいと思います。
―その中で今季のチームの課題は
チャンスでの1本(の適時打というの)は今日の試合でもなかなか出なくて点が取れなかったので、そこでの1本というのはこのチームの永遠の課題だと思います。
―昨季はそこで苦しんで接戦を落とすことが多かったですが、打開策は
打線は水物なので打てるときもあれば打てないときもあるので、しっかり足を使った攻撃ができればいいかなと思います。
―改めて今季の目標は
全部勝って優勝したいというのはありますし、最後みんなで笑って終わりたいというのはあります。
―優勝すると関東王座という舞台が用意されています
そうですね。そこでしか悔しさは取り返せないと思うので、そこに向けてやれることを全員でやっていきたいと思います。
―最後に今季の意気込みを
全勝優勝します!
萩原幹斗(前人未到の記録へ突き進む)
―今日の試合を振り返って
初戦の固さみたいなものはあったんですけど、一丸となって最後まで雄姿を見せられるように頑張りました。
―今日も2安打放って六大学通算116安打です
今日も粘っての2本だったので、こういうヒットを続ければいいですし、綺麗なヒットにはこだわっていないので、全力プレーで頑張っていきたいですね。
―今季はラストシーズンです
1年から出させてもらって最後のシーズンになったので、自分も後輩に残せられるようなプレーであったりとか唯一無二の存在になりたいと思っています。
―本間監督もキーマンとして名前を挙げていましたが
期待に応えるのも自分の仕事だしそれを続けてきたつもりだったので、また気持ちを作っていって結果につなげていきたいです。
―今季の目標は
20安打しっかり打つことと最後の最後で首位打者を獲りたいと思っているので、甲本や(藤口)帝と争いながらチームメイト同士で奮闘しながら頑張りたいと思っています。
―チームとしてはもちろん優勝でしょうか
もちろん優勝ですね。いままでやられてばっかりだったので、秋はしっかりと取って最後に4年生としての姿を見せていきたいと思います。
―優勝すると関東王座という新たな目標もできますが
僕たちの目標は優勝して関東王座も獲るという最後の目標もあるので、関東王座までしっかりと行けたらいいなと思います。
―最後に今季の意気込みを
優勝、首位打者、最多安打獲ります!
竹内悠(先発として十分な役割を果たした)
―今日の試合を振り返って
とりあえず開幕戦で勝てたので、よかったと思います。
―今日意識したことは
右打者が並んでいたので、外角への変化球を意識しました。その結果、うまくアウトが取れて、球数が抑えられました。
―夏に取り組んだことは
体力づくりのために、とにかく走りこみました。
―今後の課題について
ランナーを置いた場面で、抑えなければならなかったのですが、打たれてしまいました。今後はランナーのいる場面での投球に気を付けたいと思います。
―次回の登板に向けて意気込みを
しっかりとしたピッチングをして、チームを勝たせられるように頑張ります。
フォトギャラリー
- 萩原は今季も得点、そして安打を積み重ねる
- ストライク先行で勝利投手となった竹内
- 打撃だけではなく走塁も魅力の萩原
- 甲本も100安打まであと少し
- 2安打と勝利に導いた窪田
- 藤口は攻守に活躍した
- 佐々木は4番に座り役目を果たした
- 水谷も投手陣立て直しに貢献できるか