【バレー】 春季関東大学男子2部リーグ戦 対大東大 次戦につながる戦いを見せストレート勝利で7連続白星を獲得!
2018年度春季関東大学男子2部リーグ戦
2018年4月29日(日)
亜細亜大学体育館
昨日の立大戦で春季2部リーグ戦2位と順位を上げ、好調な法大。第7節の相手は今季リーグ戦前半、1番の山場としている大東大だ。昨秋リーグ戦ではフルセットまで持ち込むものの、敗戦を喫した相手。さらに昨年の最終成績は法大より1つ順位が上の3位という結果を残している。さらに上の上位校との戦いに勢いをつけるためにも、ここで勝利を手に入れておきたい。セットの始まりは前半戦の山場だけあり少し緊張した様子であったが、徐々に法大ペースに持ち込む。その勢いで3セットをきっちり獲得し、3-0で相手に実力を見せつけた。
試合結果
トータル試合結果
3 法大 |
25 | 1セット | 20 | 0 大東大 |
---|---|---|---|---|
25 | 2セット | 23 | ||
25 | 3セット | 20 |
法大スターティングメンバー
背番号 | 選手名 | ポジション |
---|---|---|
15 | 大村翔哉(営2) | WS |
8 | 前田隆二(営3) | MB |
11 | 蔵田大輝(法3) | WS |
9 | 伊元幸正(営3) | WS |
24 | 緒方悠大(法1) | MB |
12 | 西田寛基(営3) | S |
20 | 大吉 匠(営2) | L |
途中出場選手
背番号 | 選手名 |
---|---|
10 | 三木裕人(文3) |
17 | 中田啓貴(文2) |
19 | 竹田将也(法2) |
21 | 村岡拓海(経2) |
23 | 袴田智己(営1) |
戦評
今節の相手は、現在4位の大東文化大学。ここで失セットを作らず、これから対戦する格上の相手に臨みたいところだ。
第1セットは、序盤に点を決めては取られる接戦となり、同点まで追いつくも、あと1歩のところでなかなかリードを奪うことができない。だが中盤に緒方悠大(法1)がAクイック、ブロックポイントで3連続で点を取る。その後も3枚ブロックで確実に点を取ると、20–16で逆転。勢いに乗った法大はこの場面でも3連続で点を奪い、終盤は法大ペースに。最後は大村翔哉(営2)のスパイクで第1セットを勝ち取った。
第2セットは第1セットの勢いのまま試合を運びたいところだったが、序盤から大東大に4連続で点を奪われ、立ち上がりの悪さが見られた。その中で緒方のAクイック、蔵田大輝(法3)のクロススパイク、大村のフェイントなど安定した攻撃で接戦に持ち込む。この流れのまま緒方のブロックポイントなどで点を奪い、19–17と逆転。終始わずかなリードを保つも、大東大も着実に点を積み重ね、油断できない展開が続く。だが最後は伊元幸正(営3)がスパイクを決め、25–23の大接戦の中、第2セットを勝ち取る。
第3セットは序盤から両者譲らずシーソーゲームに。ここで流れを変えたのは蔵田と前田隆二(営3)のブロックポイント。それを皮切りに蔵田の連続サービスエースや時間差攻撃が決まるなど、5連続ポイントで序盤からリードを奪う。しかし、対する大東大も粘りのバレーで食らいついてくる。法大の3連続でのアタックミスやブロックポイントなどで6連続で点を奪い、12–13と切り返す。両者なかなか流れを掴めず、自分たちのペースに持ち込めない展開。だが緒方がAクイックを決めたことで法大は波に乗り、ブロックやクロススパイクを立て続けに決め、3点のリードを奪う。大東大は攻撃を仕掛けるも点を重ねることが出来ず、その点差を詰められない。最後は大村の鮮やかなサービスエースで第3セットを勝ち取り、ストレートで勝利した。
今節は接戦の中でストレート勝ちを収め、入替戦へ大きく近づいた。また2枚や3枚でのブロックポイントやコンビでの得点が多く決まったことは、チーム内の連携がしっかり取れているということだろう。 2週間後にはさらに格上の相手との対戦となる。法大バレーを最後までやり遂げ、悲願の1部昇格を果たしてほしい。
インタビュー
吉田康伸監督
ー今週2試合の総括を
前半は大東戦が1番の山場だと思ってやっていましたので、昨日の立教戦と今日の大東戦を3-0で勝てたことは非常に大きいと思います。
ーこの大東大戦でのストレート勝利は後半戦につながる試合だったと思います
1週空くので残りの試合のことも含めて、ストレートで勝って次につげられたということは精神的にも大きかったなと思います。
ー先週のセッターとのコンビなどが上手くいっていない点に関しては
コーチの方にも来て頂いたりとか、私自身もゲーム練習ではなくて、間に入ってセッターとアタッカーとの調整を行いました。そういったところもあり、今週はアタッカーが踏み込んで打てているのではないかなと思います。
ー今のスタメンで固定して、上位戦に挑まれる予定でしょうか
先週ぐらいまでサイドアタッカーの決定率もあまり良くなくて、伊元君はずっと安定してはいたのですが、ここに来て蔵田君、大村君がかなり高い数字を残してきています。ですので、とりあえずはこのメンバーでいけるかなと思っています。ただ控えにいる選手もいつでもいける状態なので、この連休明けは試合で使っていないメンバーの中で誰が入ってこれるかを見極めて、確かめたいなと思います。
ーここから1週空いての試合となりますが、どのような調整を
授業がないので全員参加できるというのと、連休の間に駒澤大学さんと練習ゲームを駒澤大学の校舎で出来るので、まだ決まってはいないのですが例年入替戦をする会場でもあるので非常にいい練習ゲームができるのではないかなと思います。入替戦の本番のつもりで練習ゲームをやって、そしてまた来週に繋げていきたいなと思います。
ー再来週の試合に向けて
どの試合も大事ではありますが、特に専修大学、最終週の青学も全勝で来ているところなので、一つでも二つでも勝って入替戦に出場できるようにしっかり準備を含めてやっていきたいなと思います。
竹田将也
ー今日の試合を振り返って
大東文化大学は秋リーグで負けてしまったのですが、ここ一番で勝てたので良かったです。
ー個人としては
しっかり声出してチームを盛り上げるという自分の役割をこなせたので、自分的には満足しています。
ー春季リーグ戦のために取り組んだことは
自分は守備固めの選手なのでレシーブの強化とスパイカーでいる時の決定率を上げる努力をしました。
ー試合で心掛けていることは
とにかく声を出して、チームと自分を鼓舞していくことです。
ー以前急遽リベロとして起用され、今日の試合では元のポジションでの出場でしたが
リベロをやらせてもらったんですけど、自分の中では経験がないポジションでした。正直出来るか不安だったんですけど、期待に応えられるように頑張りました。今日戻ってみて、やっぱりいつも通りな感じで出来ました。
ーこれから上位の大学との対戦ですが
全勝で入替戦には行きたいので、しっかり自分たちのコンディションを整えて、臨みたいです。
ーチームの中でどのように貢献していきたいですか
プレーでいったらレシーブ、あとはチームを盛り上げていきたいです。
ー次戦に向けての意気込みを
次も結構強いチームなので、しっかり自分たちのバレーをしていきたいです。
フォトギャラリー
- 相手のスパイクを確実に止めにかかる(写真左から:西田、前田)
- 速攻だけではなく、ブロックでも魅せた緒方
- 安定した決定率でチームの勝利に貢献する伊元
- いつも竹田将の声がコートに明るさをもたらしている
- 途中出場が続く三木
- 相手のブロックの上からスパイクを叩き込む大村
- 法大バレー部の中心となっているスタメン出場の3年生4人(写真左奥:西田、左手前:前田、右奥:伊元、右手前:蔵田)
- 徐々にスパイク決定率を上げている蔵田