【サッカー】全日本大学サッカー選手権 2回戦 法政大3-2新潟医療福祉大 途中出場の森俊貴がPK奪取に1G!!苦しみながらも勝利をつかむ
【サッカー】全日本大学サッカー選手権 2回戦 法政大ー新潟医療福祉大
2018年12月15日(土)
浦安市運動公園陸上競技場
長山政権史上最高位となる1部3位で迎えたインカレの舞台。試合は完全にペースを相手に掌握され前半を終えるも、後半からは徐々にギアを上げていく。最終的には3ゴールを奪い見事逆転勝ちを収めた。
試合結果
トータル試合結果
3 法政大学 |
0 | 前半 | 1 | 2 新潟医療福祉大学 |
---|---|---|---|---|
3 | 後半 | 1 |
試合スタッツ
時間 | 経過 | 大学 | 選手名 | 得点経過 |
---|---|---|---|---|
19分 | 得点 | 新潟医療福祉大学 | 上米良柊人 | 0-1 |
45分 | 交代 | 法政大学 | 長谷川→大西 | |
57分 | 得点 | 法政大学 | 前谷崇博 | 1-1 |
58分 | 得点 | 新潟医療福祉大 | 矢村健 | 1-2 |
66分 | 交代 | 法政大学 | 青柳→森 | |
77分 | 得点 | 法政大学 | 上田綺世 | 2-2 |
78分 | 交代 | 法政大学 | 高木→黒崎 | |
85分 | 得点 | 法政大学 | 森俊貴 | 3-2 |
90+1分 | 交代 | 法政大学 | 紺野→橋本 | |
90+4分 | 交代 | 法政大学 | 上田→松澤 |
スターティングメンバー
背番号 | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 |
12 | GK | 山岸健太 | 経済3・前橋育英高 |
6 | DF | 長倉颯 | 経済4・横浜FMY |
3 | DF | 前谷崇博 | スポ4・ガンバ大阪Y |
27 | DF | 蓑田広大 | 現福1・青森山田高 |
17 | DF | 高木友也 | 経済2・法政第二高 |
13 | MF | 末木裕也 | スポ3・ヴァンフォーレ甲府Y |
16 | MF | 長谷川元希 | 現福2・大宮アルディージャY |
8 | MF | 紺野和也 | 現福3・武南高 |
10 | MF | 青柳燎汰 | 現福4・前橋育英高 |
9 | FW | ディサロ燦シルヴァーノ | 経済4・三菱養和SCY |
20 | FW | 上田綺世 | スポ2・鹿島学園高 |
サブメンバー | |||
---|---|---|---|
1 | GK | 吉田舜 | 社会4・前橋育英高 |
4 | DF | 加藤威吹樹 | 経済3・サンフレッチェ広島Y |
22 | DF | 黒崎隼人 | 経済4・栃木SCY |
5 | MF | 大西遼太郎 | 社会3・ジュビロ磐田Y |
32 | MF | 田部井涼 | 経済1・前橋育英高 |
11 | MF | 森俊貴 | 情科3・栃木SCY |
15 | MF | 橋本陸 | 経済3・西武台高 |
14 | FW | 平山駿 | 経済2・三菱養和SCY |
18 | FW | 松澤彰 | 現福3・浦和レッズY |
マッチレポート
昨年のリベンジへ。ついに迎えたインカレの初戦。相手は1回戦でJリーグ内定者を擁する東海学園大を倒し、勢いに乗る新潟医福大。
向かい風の中で始まった前半は相手に主導権を握られる展開となる。中途半端に空いてしまった中盤のスペースを相手に上手く利用され、なかなかボールをキープすることができない。まだ上田綺世やディサロ燦シルヴァーノへの徹底マークによりロングボールが上手く収まらない。その中で迎えた19分、相手コーナーキックのこぼれ球を押し込まれ、先制を許す。すぐに追いつきたい法大は25分に絶好のチャンスを迎えるも上田のシュートがポストに嫌われてゴールならず。前半は0-1で試合を折り返す。
追い風を背にした後半は開始早々からロングボールを多用。相手守備陣を間延びさせてオープンな展開に持ち込むと57分に得たCKを前谷崇博が頭で合わせて同点に追いつく。しかし直後の59分に一瞬の隙を突かれて勝ち越しゴールを許してしまう。追い込まれた法大は再び攻勢を強めるが、64分にディサロがエリア内で放ったシュートがゴールライン上でDFにブロックされるなど新潟医福大の壁を後一歩のところで崩せない状況が続く。この流れを変えたのは66分に投入された森俊貴だった。75分に森の突破からエリア内でハンドを誘いPKを獲得。これを上田が落ち着いて流し込み試合は振り出しに。そして84分、途中出場したボランチの大西遼太郎がエリア内に侵入。横パスに反応した森がGKとの1対1を制してついに逆転に成功。試合はこのまま終了し、法大は準々決勝へと駒を進めた。
次戦の相手は関学大。中1日での厳しい戦いだが、この試合で光った途中出場選手の活躍のようにチーム全体の総合力を見せて勝利を目指す。(草野慧、岩瀬斗真)
選手コメント
前谷崇博
ー今日の試合を振り返って
前半は風が強くて思い通りの展開にならなかったんですけど、後半は追い風で絶対に行けると思ってました。とにかく勝てて良かったのが一番だと思います。
前半は風が強くて思い通りの展開にならなかったんですけど、後半は追い風で絶対に行けると思ってました。とにかく勝てて良かったのが一番だと思います。
ー前半をしのぐ為に意識した点は
風のことも考えて、上手くいかないなりに割り切って守備陣は落ち着いてやろうという意識でやりました。相手も風の勢いを利用してくる中でボランチが前に出過ぎて運ばれる事があったのでそこは我慢しようと声を掛け合いながらプレーしました。
風のことも考えて、上手くいかないなりに割り切って守備陣は落ち着いてやろうという意識でやりました。相手も風の勢いを利用してくる中でボランチが前に出過ぎて運ばれる事があったのでそこは我慢しようと声を掛け合いながらプレーしました。
ー追い風を受けた後半はロングボールを使って攻勢に転じました
自分達が前半にやられた分対応の難しさも知っていたので、相手が嫌な所を狙おうとDFの裏を中心に蹴りました。
自分達が前半にやられた分対応の難しさも知っていたので、相手が嫌な所を狙おうとDFの裏を中心に蹴りました。
ー得点シーンを振り返って
左利きの紺野(和也)がゴールに直接向かうボールを蹴ったのであとは自分が叩き込むという気持ちでした。
左利きの紺野(和也)がゴールに直接向かうボールを蹴ったのであとは自分が叩き込むという気持ちでした。
ー同点ゴールの直後に再び失点してからの切り替えについて
勝っても負けても悔いが残らないように自分達がこれまでやってきた通りのことをやろうと特に焦りはありませんでした。
勝っても負けても悔いが残らないように自分達がこれまでやってきた通りのことをやろうと特に焦りはありませんでした。
ー相手が1回勝って勢いがある中でのインカレ初戦でした。入り方の難しさはありましたか
相手が向かってくるような状況の難しさはありましたが、皆がよく走って勢いを跳ね返すことができたのは成長できたところだと思います。
相手が向かってくるような状況の難しさはありましたが、皆がよく走って勢いを跳ね返すことができたのは成長できたところだと思います。
ー次戦へ向けて
この大会が僕はサッカーから一線を退きますが、今までのことを出し切って何も残らないように戦えば勝てると思ってるので勝って終わります。
この大会が僕はサッカーから一線を退きますが、今までのことを出し切って何も残らないように戦えば勝てると思ってるので勝って終わります。
大西遼太郎
ー今日の試合を振り返って
今日の試合は前半は向かい風でうまくいかないことも多くて失点という形になってしまったんですけど、監督から1点は想定内だから後半ひっくり返せばいいとお話があって、そのあと追いついて逆転できたっていうのはトーナメントの戦い方としてすごい自信になったなと思います。
今日の試合は前半は向かい風でうまくいかないことも多くて失点という形になってしまったんですけど、監督から1点は想定内だから後半ひっくり返せばいいとお話があって、そのあと追いついて逆転できたっていうのはトーナメントの戦い方としてすごい自信になったなと思います。
ー前半押される展開が続いたがベンチから見ての印象
実際やっていないからわからないんですけど、自分はもう少し背後に簡単に蹴れればいいなと思っていて、すごい難しいとは思うんですけど、これからの戦いとしてそこは改善していく必要があると思いました。
実際やっていないからわからないんですけど、自分はもう少し背後に簡単に蹴れればいいなと思っていて、すごい難しいとは思うんですけど、これからの戦いとしてそこは改善していく必要があると思いました。
ー前半の最後に投入されたが監督からのアドバイスは
監督からは後半の開始からいくって言われてたんですけど、前半ちょっと出ておきたい?と聞かれて、自分は怪我をしてたので2ヶ月ぶりくらいの公式戦で緊張もあったんですけどリラックスして自分の特徴を出してと言われました。
監督からは後半の開始からいくって言われてたんですけど、前半ちょっと出ておきたい?と聞かれて、自分は怪我をしてたので2ヶ月ぶりくらいの公式戦で緊張もあったんですけどリラックスして自分の特徴を出してと言われました。
ー後半の立ち上がりに意識したことは
0-1で負けていて、チームとしてはまず失点しないで守備はしっかり入ろうということと、後半の45分でとりあえず1点返そうというのを意識しました。
0-1で負けていて、チームとしてはまず失点しないで守備はしっかり入ろうということと、後半の45分でとりあえず1点返そうというのを意識しました。
ー3点目のシーンを振り返って
上田(綺世)選手を狙ってパスしたんですけど、ちょっと強くなってボールが流れてうまく森俊貴選手のところにいってアシストみたいになったのでラッキーだった思います(笑)
上田(綺世)選手を狙ってパスしたんですけど、ちょっと強くなってボールが流れてうまく森俊貴選手のところにいってアシストみたいになったのでラッキーだった思います(笑)
ー次の試合に向けて
トーナメントはPK戦まであるので、まずは失点しないということから試合に入って、チームとして狙いを合わせてやっていきたいと思います。
トーナメントはPK戦まであるので、まずは失点しないということから試合に入って、チームとして狙いを合わせてやっていきたいと思います。
森俊貴
ー今日の試合を振り返って
ビハインドの状態で試合に投入たれたのですが、それまでは掛け声など自分でできることを行いました。結果的に勝つことができたので良かったです。
ビハインドの状態で試合に投入たれたのですが、それまでは掛け声など自分でできることを行いました。結果的に勝つことができたので良かったです。
ー前半は相手に主導権を握られる展開が続きました
向かい風だったのと相手が1回戦を勝ち上がっていることで勢いがあったのが要因だったと思います。
向かい風だったのと相手が1回戦を勝ち上がっていることで勢いがあったのが要因だったと思います。
ーハーフタイムで監督からのアドバイスは
後半に絶対逆転できるから普段どおりにプレーするように言われました。
後半に絶対逆転できるから普段どおりにプレーするように言われました。
ー同点に追いついてからすぐに勝ち越されました
それは油断だと思います。
それは油断だと思います。
ー1-2の場面で投入されましたがどのようなプレーを心がけましたか
サイドから積極的に仕掛けるようにしました。
サイドから積極的に仕掛けるようにしました。
ー勝ち越しゴールを振り返って
前に綺世(上田)がいてそこにパスがくると思ってましたが自分のところにきました。結構緊張しましたが落ちついてニアに流し込むことができたので良かったです。
前に綺世(上田)がいてそこにパスがくると思ってましたが自分のところにきました。結構緊張しましたが落ちついてニアに流し込むことができたので良かったです。
ー次に向けて改善すべきことは
失点を減らすということと、法大らしく最後尾から繋いで試合を作れるようにできればと思います。
失点を減らすということと、法大らしく最後尾から繋いで試合を作れるようにできればと思います。
山岸健太
ー試合を振り返って
風が強い中で慣れるのに大変な部分はありました。前半は風下ということで守り切ろうという話をしていたのですが、1失点してしまいました。しかし1点で抑えられたので後半でうまく切り替えられました。
風が強い中で慣れるのに大変な部分はありました。前半は風下ということで守り切ろうという話をしていたのですが、1失点してしまいました。しかし1点で抑えられたので後半でうまく切り替えられました。
ー初のインカレ出場となりましたが緊張は
最近は試合に出させてもらうこと多かったので、緊張はなかったです。仲間もいましたし、スタンドにも部員がいたので心強かったです。
最近は試合に出させてもらうこと多かったので、緊張はなかったです。仲間もいましたし、スタンドにも部員がいたので心強かったです。
ーサブに回った吉田舜選手からは声を掛けられましたか
そうですね。ヨシとは高校時代からずっとやってきているので、あいつの分もという思いはありましたし、自分が出るからにはしっかりやらないといけませんでした。
そうですね。ヨシとは高校時代からずっとやってきているので、あいつの分もという思いはありましたし、自分が出るからにはしっかりやらないといけませんでした。
ー今日のピッチは人工芝でしたがつなぎの部分なので意識したことは
引っかかりやすいグラウンドでしたので、そこは気を付けていました。風もあったので後ろの方はシンプルに蹴ろうと考えていました。
引っかかりやすいグラウンドでしたので、そこは気を付けていました。風もあったので後ろの方はシンプルに蹴ろうと考えていました。
ー後半は風上となりました
そうですね、蹴りやすかったです。チームとしても前がかりになれるので、負けていた状況でしたので後半は勢いを持っていくためにも後ろは割り切って蹴ろうという意識でした。3点目も自分が蹴ったところから生まれたので、そういう部分で関われたのは良かったです。
そうですね、蹴りやすかったです。チームとしても前がかりになれるので、負けていた状況でしたので後半は勢いを持っていくためにも後ろは割り切って蹴ろうという意識でした。3点目も自分が蹴ったところから生まれたので、そういう部分で関われたのは良かったです。
ー二度ビハインドを追うこととなりましたがチームとしての雰囲気は
ビハインドを追うことになっても前向きにやろうと試合前にチームで話していたので、全員がやることをやろうという徹底した意識が勝利につながりました。
ビハインドを追うことになっても前向きにやろうと試合前にチームで話していたので、全員がやることをやろうという徹底した意識が勝利につながりました。
ー次戦に向けて
次戦も風などがあって難しい試合になると思いますし、相手のレベルも上がってきますが、自分たちはやることをしっかりやるだけです。全員で一丸となって勝ちたいと思います。
次戦も風などがあって難しい試合になると思いますし、相手のレベルも上がってきますが、自分たちはやることをしっかりやるだけです。全員で一丸となって勝ちたいと思います。
フォトギャラリー
- エスコートキッズを引き連れ入場
- 校歌斉唱で士気を高める
- 高木は失点時の対応が悔やまれる
- 上田がPKを蹴る
- 上田のPK弾で再び同点とした
- ディサロは前線でアクセントに
- 森はしっかりと仕事を果たした
- 松澤は巨躯を生かし勝利に貢献