【ハンド】令和元年度全日本学生選手権 1回戦 法政大 対愛教大 リードをうまく生かしきれず、試合は拮抗。わずかな差で勝利をつかみ二回戦に進出
令和元年度全日本学生ハンドボール選手権 1回戦 法政大‐愛教大
2018年11月8日(金)
元気フィールド仙台
関東秋季リーグを2位という肩書で全日本学生選手権(インカレ)に臨む法大。目指すは「全国制覇」ただ一つ。そんな法大が一回戦対峙するは、昨年の一回戦と同じく愛知教育大学。緊張の1回戦は東海1部リーグ7位、2年ぶりのインカレ出場となった愛教大との対戦となった。秋季東海リーグ5位の相手だけに勝利は確実なものかと思われた。しかし前半中盤法大のミスから愛教大の連続得点に苦しめられ、14⁻13と予断を許さない点差で試合を折り返す。後半も冒頭4分で4得点と点差を広げるも、その差を維持できず一次勝ち越しを許す場面も見られた。27⁻27で迎えた後半29分に能條裕太(国文4)が落ち着いてサイドシュートを決め試合終了。28-27で薄氷の勝利をつかんだ。
試合結果
トータル試合結果
28 法政大学 |
14 | 前半 | 13 | 27 愛知教育大学 |
---|---|---|---|---|
14 | 後半 | 14 |
メンバー
背番号 | スタメン | ポジション | 選手名 | 学部・出身校 | 今試合得点 | 通算得点 |
2 | 〇 | RW | 山本晃大 | スポ健4・雄城台 | 9 | 9 |
3 | 〇 | CB | 山本祐輝 | 社会4・浦和学院 | 2 | 2 |
4 | RB | 服部流征 | スポ健4・法政二 | 3 | 3 | |
5 | 〇 | LB | 松岡寛尚 | 経済3・藤代紫水 | 6 | 6 |
6 | 青沼優介 | 社会4・昭和学院 | 0 | 0 | ||
7 | 〇 | RB | 能條裕太 | 国文4・法政二 | 4 | 4 |
8 | 中惣康介 | 経済4・小松 | 0 | 0 | ||
9 | 〇 | PP | 柿沼健吾 | 社会3・藤代紫水 | 3 | 3 |
11 | RW | 本田悠也 | 社会3・大分 | 0 | 0 | |
16 | 〇 | GK | 高木アレキサンダー | 経済1・市川 | 0 | 0 |
17 | CB | 宮腰大夢 | 経済4・法政二 | 1 | 1 | |
18 | 〇 | LW | 小林昇太 | スポ健4・法政二 | 0 | 0 |
21 | GK | 河村直人 | 生命1・昭和学院 | 0 | 0 | |
22 | PP | 橋口博隆 | 社会2・雄城台 | 0 | 0 | |
32 | CB | 輪島優太 | 経済2・横浜創学館 | 0 | 0 |
戦評
4年生にとって最後の大会となるインカレ。「全国制覇」に向けた法大の戦いが始まった。初戦は昨年と同じく愛知教育大学と対峙した。
先制点を奪ったのは法大。そこから松岡寛尚(経4)・山本祐輝(社4)が得点。いい流れを作り、このまま点差を広げ実力の差を見せつけるかと思われた。試合が大きく動いたには前半13分。愛教大の2点目を皮切りに、怒涛の4連続得点。たまらずタイムアウトを要求し立て直しを図るも差は完全に埋まり、一点ずつを取り合うシーソーゲームに。前半終了間際に能條裕太(国4)がシュートを決め、14⁻13で前半を折り返す。
後半は法大ボールからのスタート。冒頭の4分で4連続得点を決め、差を広げにかかる。だが中盤にまたしても4連続得点を許し、後半20分には23⁻23と並ばれると24点目までも相手に献上。その後は譜代の2連続得点で、後半29分までもつれ込む。どちらが勝ってもおかしくない状況で、ここ一発を決めたのは能條。残り20秒という追い込まれた中でも、落ち着いてサイドシュートを決め、そのまま試合終了。一点差ながら28⁻27で法大が勝利を果たした。3年連続の一回戦突破を果たした。
明日はリーグ戦でも対戦経験があり、勝利を果たしている東海大だ。今日の試合から気持ちを切り替え油断せず試合に臨んでほしい。(青木義貴)
選手コメント
高木アレキサンダー
—今日の試合を振り返って
初戦の緊張もありましたが、出だしは良かったです。相手のレベルを低く見すぎていたのか、ディフェンスが緩くなっていました。点差が開いて、余裕が生まれた時に流れをせっかく持ってきたのに、気の緩みが見られました。インカレは五日間と長いですが、どの試合も厳しい戦いになると思うので、少しも気の緩みがないように、試合前から気持ちを作っていかないといけないと思いました。
—後半リードされる部分もあるなど、相手のペースに飲まれているシーンも見られました
連続得点のシーンは基本的に自分たちのミスから生まれたのもで、チームが静まり返りそうでした。途中からディフェンスで出てた、四年の宮腰さんなどが声を出して引っ張ってくれました。それがなかったらチームのテンションも下がっていたと思います。ベンチにいる選手を含め試合に出てない選手などチーム全体でもっと盛り上がったら、ミスの後の切り替えもうまくいくかなと思います。
—リーグ戦終了後の練習は
やはりディフェンスが1番重要なので、練習をかなり多く重ねました。また速攻練習も行いました
—対戦相手が愛教大とわかった時のチームの反応は
インカレは有名な選手が多い中で、そこまで有名な選手がいないため、どんなチームかわからない状況でした。初戦なので必ず勝とうとチームで話ししていました。
—今日のチーム全体の雰囲気は
試合前はみんなが盛り上がっていて、気持ちができていたと思います。
—明日の試合への意気込み
東海大はリーグ戦や練習試合での対戦経験があるチームです。キーパーとしては分析をすることで、止めるシュートも増えてくると思うので、映像を見ながら話し合いを重ねて、完璧な状況で試合に臨めるようにしたいです。
フォトギャラリー
- 攻撃の要として活躍した山本晃
- キーパーとの一対一を確実に決める柿沼
- ディフェンスにも注力した山本祐
- 今試合でも得点力を見せた松岡
- 四年生としてチームを鼓舞した宮腰
- ぎりぎりの勝利で二回戦進出を決めた