2020年2月12日(水)
法政大学体育会サッカー部に所属し、2021シーズンからのJ1北海道コンサドーレ札幌入りが内定している中野小次郎(経3)のJFA・Jリーグ特別指定選手への認定が発表された。
北海道コンサドーレ札幌 戦力分析
中野小次郎プロフィール
1999年3月5日生まれ、徳島県徳島市出身。身長200cm、体重90kg。ポジションはゴールキーパー。USFC、徳島ヴォルティスジュニアユース、徳島ヴォルティスユースとキャリアを重ね、その後法大に進学する。法大入学後はU19日本代表やU19全日本大学選抜に選出される。3年次から主力に定着。関東リーグ、その他カップ戦や、大躍進となった天皇杯でもゴールを守った。2019年10月28日に北海道コンサドーレ札幌への2021シーズン加入内定が発表された。左利き。プロ、アマチュア通しても類い希な長身を生かしたプレーが最大の特徴だが、高い足下の技術で攻撃の構築にも貢献する。試合終了間際のセットプレーではゴールキーパーながらゴール前まで上がるシーンも見られる。左利きで200cmの特徴から、ラ・リーガ(スペイン)のレアルマドリーに所属するベルギー代表ティボー・クルトワになぞらえ、『和製クルトワ』と評されることも。いずれにせよ、高い能力を持った日本の未来を背負うゴールキーパーだ。
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JFA・Jリーグ特別指定選手とは
「サッカー選手として最も成長する年代に、種別や連盟の垣根を越え、『個人の能力に応じた環境』を提供することを目的とする」ために設けられ、「全日本大学サッカー連盟、全国高等学校体育連盟サッカー部、またはJクラブ以外の大学運営(学校法人)のチームに所属する学生選手、もしくは『日本クラブユースサッカー連盟の加盟チームの所属選手を対象に、JFAが認定した選手に限り所属チーム登録のまま、Jリ―グ等の試合に出場可能とする」という制度である(JFA.jpより引用)。これにより中野はコンサドーレでのプレーが可能になる。法大では過去には紺野和也(現4、FC東京内定)や昨年退部した上田綺世(現鹿島アントラーズ)、法大OBである吉田駿(平31年度卒、現大分トリニータ)が特別指定選手に認定された(吉田は2017年度に相模原SCに特別指定)。他大学でもこの制度によって卒業する前にJリーグでプレーする選手は多く、仙台大の松尾祐介が横浜FC、日大の金子拓郎が北海道コンサドーレ札幌、中央大の三ッ田啓貴が松本山雅でデビューを果たすなど、大学サッカーの実力者たちがプロの世界で実力を発揮し、戦力として、また一人のサッカー選手として成長するために活用される制度となっている。