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【サッカー】第96回関東大学サッカーリーグ戦 第2節(延期分) 法大0-2国士館大 スタメンを大幅に入れ替えるも1点が遠く 今季初勝利とはならず。

2022年05月18日(水)
JR東日本カップ2022 第96回関東大学サッカーリーグ戦 1部 法大ー国士館大
会場非公開

約1か月半遅れとなった開幕戦は4-0の大敗で黒星スタートとなった法大。新型コロナウイルスの感染者の発生により延期となっていた国士館大戦が行われた。前節から中3日で行われた今節はスタメンを大幅に変更。今季初勝利を狙った。13分中盤でボールを奪われると白井がパスを受けた古川(国士館)にターンで交わされ先制点を与える。さらに35分、再び古川に決められ2点ビハインドで前半を折り返す。後半に入っても法大はなかなか主導権を握ることが出来ず我慢の時間が続く。試合終盤徐々にペースをつかみ相手陣内に攻め込むも堅い国士館大ディフェンスを最後まで崩すことが出来ず。2-0で試合終了、2試合連続の完封負けとなった。

前線で奮闘した久保

試合結果

トータル試合結果

0
法政大学
0 前半 2 2
国士館大学
0 後半 0

試合スタッツ

時間 経過 大学 選手名 得点経過
14分 得点 国士館大 古川真人 0-1
36分 得点 国士館大 古川真人 0-2
HT 交代 法大 吉尾虹樹→髙橋馨希
55分 交代 法大 今野息吹→若林龍
66分 交代 法大大 廣渡優太→佐野陸人
71分 交代 法大 久保征一郎→石井稜真
80分 交代 法大 揖斐俊斗→溝口駿

スターティングメンバー

背番号 ポジション  選手名 学部・出身校
21 GK 近藤壱成 経済4・ジュビロ磐田U18
4 DF 高嶋修也 経済4・明秀日立
5 DF 落合毅人 経済4・新潟明訓高
20 DF 白井陽貴 スポ4・矢板中央
15 MF 揖斐俊斗 経済2・柏レイソルU18
16 MF 今野息吹 経済3・三菱養和SCユース
23 MF 市川侑生 現福4・浜松開誠館
27 MF 細谷航平 社会3・サンフレッチェ広島ユース
22 FW 久保征一郎 経済3・FC東京U18
24 FW 廣渡優太 現福3・浜松開誠館
25 FW 吉尾虹樹 現福3・横浜Fマリノスユース
サブメンバー
1 GK 中川真 スポ3・徳島市立高
14 DF 萩野滉大 現福4・名古屋グランパスU18
33 DF 日高華杜 経済1・大津
6 MF 佐野陸人 現福4・清水エスパルスユース
7 MF 若林龍 現福4・桐蔭学園
19 MF 髙橋馨希 社会3・常葉大学附属橘高
32 MF 溝口駿 経済2・法政二高
29 FW 石井稜真 経済2・アビスパ福岡U18
34 FW 相澤デイビッド スポ1・日本文理

 

 試合後順位表

順位 大学名 勝点 試合数 勝-分-負 得点/失点 得失点
1位 東京国際大 18 6 6-0-0 18/2 16
2位 明治大 13 6 4-1-1 8/5 3
3位 拓殖大 10 6 3-1-2 11/8 3
4位 東洋大 9 5 3-0-2 10/4 6
5位 桐蔭横浜大 7 5 2-1-2 9/6 3
6位 国士館大 7 5 2-1-2 5/3 2
7位 筑波大 6 5 1-3-1 5/6 -1
8位 順天堂大 6 5 2-0-3 5/7 -2
9位 流通経済大 5 6 1-2-3 5/17 -12
10位 駒澤大 4 5 1-1-3 5/10 -5
11位 早稲田大 2 6 0-2-4 3/10 -7
12位 法政大 0 2 0-0-2 0/6 -6

 

前期リーグ途中経過

日付 対戦校 結果 会場
1 5月22日 東洋大 非公開
2 5月18日 国士館大 ●0-2 非公開
3 4月9日 筑波大 延期 流通経済大学龍ヶ崎フィールド
4 4月16日 順天堂大 延期 フクダ電子アリーナ
5 5月1日 桐蔭横浜大 延期 三ッ沢公園陸上競技場
6 5月14日 拓殖大 ●0-4 保土ヶ谷公園サッカー場
7 5月29日 東京国際大 非公開
8  6月5日 流通経済大 流通経済大学龍ヶ崎フィールド
9  6月11日 明治大 味の素フィールド西が丘
10  6月15日 駒澤大 非公開
11  6月18日 早稲田大 非公開

マッチレポート

開幕初戦を落とし今季初勝利を目指すチームは、延期となっていた第2節の国士館大戦に挑んだ。連敗を避けたい法大は、大幅にスタメンを変更。FWには関東リーグ戦初出場の廣渡優太(現3=浜松開誠館)、開幕戦でレッドカードを受けた松岡迅(経3=前橋育英)に代わってDF高嶋修也(経4=明秀日立)などが起用された。

序盤から積極的に攻撃を仕掛ける国士館大に対し、法大は両サイドを使ってロングパスでつなぎながら相手陣内へ。前半4分、久保征一郎(経3=FC東京U18)が放ったシュートのこぼれ球に反応した廣渡が相手を振り切りゴールを狙うも、GKの正面。徐々に国士館大がボールを保持し始め、立て続けにピンチが。右サイドへのロングボールから攻め入られるも一度は奪い返し、立て直しを図る。しかし体勢が崩れ、一瞬ボールがこぼれた隙を狙われてしまう。前半13分、古川真人(国士館大)にターンでかわされ、放たれた強烈なミドルシュートはゴールの左下を貫いた。先制を許し、最少失点にとどめたい法大だったが終盤に差し掛かった前半35分。先制点を挙げられた古川(国士館大)にゴール前でボールが渡ると、後ろ向きでかわす素早い切り返し。そのままゴール右下めがけてシュートを打たれ、GK近藤壱成(経4=ジュビロ磐田U18)も反応しきれず。その後も相手主導の展開が続くも近藤の好セーブなどでしのぎ、2点ビハインドで試合を折り返す。

反撃のきっかけを作りたい法大は前線に髙橋馨希(社3=常葉大学附属橘高)を投入し、後半がスタート。後半は、途中交代で出場した佐野陸人(現4=清水エスパルスユース)や若林龍(現4=桐蔭学園)を中心にスピードのある攻撃を組み立てる。チャンスが少ない中で、試合終盤は途中出場の石井稜真(経済2=アビスパ福岡U18)が果敢にゴールを狙う。後半47分、フリーでボールを受けた石井がミドルレンジからダイレクトにシュートを放つも、GKに阻まれ得点はならず。2試合連続となる無得点で試合終了となった。前半での2失点にとどめるも、逆転で勝利をつかむことはできなかった。

やむを得ず今季の開幕に出遅れることになり、待望の開幕を迎えるも流れに乗れず歯がゆい思いをしたこの2戦。しかしチームは井上新監督の「それを言い訳にできない」という言葉の通り、前を向いている。他チームは前期日程の折り返しに入ったものの、法大にとってはまだ始まったばかりだ。チームが本調子を取り戻し、勝利を見せてくれることに期待したい。

(記事・山中麻祐子 撮影・二瓶堅太)


リーグ戦初出場、初先発ながら存在感を見せた廣渡

選手コメント

井上平監督

―今日の試合を振り返って
今日の狙いとしては相手の良さ、大きな展開からスピード感ある、迫力ある攻撃を出させないようにというところで入りました。狙いも最初のところは良かったんですけど、自分たちのビルドアップのとこらから2失点してしまって、そこは改善しないといけないところで、実際改善してからこのゲームに入ったんですけど、ゲームの中でいかに相手を見てサッカーするかというのがなかなか出来ませんでした。前線で久保が頑張ってくれていたのでそっち目指してもよかったかもしれませんし、そういった判断が前半のところでなかなか出来なくて、でもその中でもボランチから前に関わったりだとか、入りのところとか悪くはなかったと思うのでそこをいかに45分間継続して、交代選手を入れながらやっていけるかというのは課題かなと思います。

-2試合連続無得点となりましたが、具体的な課題は
前線のゴールに対する意識がどうなのかというのはあるのかもしれないですけど、チームとしてチャンスをもっと増やさないといけないと思います。ワントップの征一郎とシャドウの廣渡と吉尾、このシャドウのところがもう少し前と関われる状況を作らないと厚みのある攻撃が出ないですね。廣渡が一番シュートチャンスもあってシュートも打ってると思うので、彼の場合は左足持ってるし、そこのクオリティをもっと自信を持ってやれるようになれば点にもつながってくるのかなと思います。でもワントップの選手の動き出しだったり、チームとしてやっぱり要求が少ない、それがもしかしたらゴールにつながっていない要因の一つでもあるのかな。自分がFWだったらもっとこう出してくれとか色んな要求するのかなとは思うんですけどね、今日ミーティングの前にもっと要求しないといけないよねって話はしたんですけど、そこは引き続きトレーニングの中で要求しながらやっていかないといけないなと思います。

-中3日で日曜にまた試合があり連戦となりますが
今いる子たちは別に悪いというか、能力が高い子が多いですし、普通に考えたらこれをうまく使って勝たなきゃいけないと個人的に思っているので、あとはいかにこっちが適材適所じゃないですけど、そこの隣同士の関係性であったりっていうところをチョイスしながらうまくコミュニケーションをとっていければなと。俺の力不足というところがこの2節で出ちゃったんですけど、もう少し彼らの能力をグッと引き出せるような使い方であったりしないといけないなと反省しています。

-1ヶ月半開幕が遅れた影響というのが結果に表れていますか
僕も今まで経験したことがないんですけど、あるっては言いたくないですね。そこはちょっと逃げにもなってしまいますし、出来ることを毎日出来るだけやろう、それが結果につながるからって選手とコミュニケーションを取るとまだまだ出来る、まだもっと努力できるってところがあるので、そこはやっぱり選手自身も努力しないといけないですし、こっちはこっちでゲームに勝つために色んなことをやらないといけないですし、もっと努力できるところがたくさんあるので、そこは言い訳にはしたくないですね。

-前節からスタメンを5人変更しましたが
トレーニングの中でも調子が良かった選手もいましたし、繋がりのところも少し考えて疲れとかも考慮しながらやりました。

-選抜に選ばれた中川敦瑛選手やモヨ選手などベンチ外が続いていますが
まだ(コンディションが)上がってきていないというのもありますし、そこはチーム事情もあるので。現状いる選手はそんなに悪くないと思いますし、むしろ能力高い子も多いし選抜入った子も数人いるので、いかにそこをトレーニングから100引き出せるか、ゲームプランというのは今日も反省材料があるのでそこはこっちでやらないといけないことですし、選手には申し訳ないなと思います。

白井陽貴

ー前半に2失点した一方後半は無失点でしたが、守備面で前半と後半で変えたことは
前半にまず11番の選手に自分がずっとついていたんですけど、その選手に2発やられてしまいました。試合の入り的には全然悪くなかったと自分たちは感じています。ボールも握れていたし、あとは自分たちのイージーミスで失点してしまったので、そこは後ろから自分中心に締めて取り組もうという意識で入りました。2失点していたので、前向きに点数を取りにいくしかないということでした。みんながそれぞれ責任を持ってチャレンジしながらやった結果が、後半の無失点につながったと思いました。

ーチームは連敗スタートとなりましたが、状態は
コロナ明けで他のチームが5試合消化している中、自分たちが今2節目で連敗スタートとなってしまっています。チームの雰囲気とかも自分たちが去年よりは劣っていると本当に理解してやっているし、J(リーグ)内定者が少ないです。去年はこの時期にも多かったり、先輩が引っ張ってくれた姿を見せてくれました。自分が今J(リーグ)の方にいかせてもらって、その中でDFリーダーとして自分が引っ張っていこうと思ってやっています。なかなか勝ち星が取れない中でも話し合いながら、トレーニング前とかいろいろな工夫をしたり練習後も一人一人がトレーニングを行ったりしています。ここで気落ちしないで、自分たちが目指しているものは5冠だと思います。そこに向かって全員のベクトルが向かっていけばこれからもっと上がっていけると思うので、そういう意識をしてやっていきたいと思います。

ー遅れてスタートしたことにより、日程などを含め負担になっている部分がありますか
それは言い訳にならない部分で、チームの活動が遅れてしまったというのもチームの責任ですしそこで自分たちが締め切れなかったのが一番の原因だと思うのでそこは言い訳にせず、この連戦も勝ち切らないと日本一になるために大臣杯、インカレと連戦続きだと思います。この負けの形を初っ端負けておいてよかったという形で、自分たちの経験として生かせればいいかなと思っています。

ーVファーレン長崎に内定されてから、試合に臨む際の意識は
去年は自分自身関東リーグ戦とかトーナメント戦に出場する機会が少なくて、その中でもJ(リーグ関係者)の人が自分に目を向けてくれました。キャンプに参加してその中で勝ち取ったと思うんですけど、これは自分だけの力ではなくて法政にいたからJリーグに行けたと本当に感謝しています。去年試合に出られなかった分、この関東リーグ、インカレ、アミノバイタル、大臣杯のすべてこの法政に捧げて、長崎の舞台でも即戦力として活躍できるように自分自身頑張っていきたいと思っています。


リーグ戦はまだ始まったばかりだ

フォトギャラリー

試合の写真は、スポーツ法政新聞会の公式ツイッター、また公式インスタグラムに掲載いたします。

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