関東大学サッカーリーグ戦
法大が誇る守備の要、森岡陸副将(現4)が古巣であるジュビロ磐田に内定。長身GK中野小次郎副将(経4)は内定先である北海道コンサドーレ札幌を受け入れ先としたJFA・Jリーグ特別指定選手に認定された。法大ディフェンス陣を引き締める二人の副将の一年に期待がかかる。
関東大学サッカーリーグ戦
法大が誇る守備の要、森岡陸副将(現4)が古巣であるジュビロ磐田に内定。長身GK中野小次郎副将(経4)は内定先である北海道コンサドーレ札幌を受け入れ先としたJFA・Jリーグ特別指定選手に認定された。法大ディフェンス陣を引き締める二人の副将の一年に期待がかかる。
2月7日、森岡陸(現4)のジュビロ磐田加入内定が発表された。ポジションはセンターバック。柔軟性を生かした対人守備や積極的な声掛けでチームに貢献するディフェンスリーダーだ。
静岡県磐田市出身。中学時代から6年間をジュビロの下部組織で過ごした。高校3年次にはキャプテンを務め、全国選抜や世代別日本代表にも選出されるなど、高卒でのプロ行きは既定路線と思われていた。しかし、ふたを開けてみればトップチーム昇格は果たせず、大きな挫折を味わうことに。そうした中で森岡が選んだ進学先は法政大学。1年次から長山一也監督の信頼を得てスタメンに定着し、すぐさまタイトル獲得に貢献するなど、この3年間は常に主力として成長を続けてきた。
森岡の古巣復帰に、ジュビロサポーターからも多くの期待の声が上がった。昨年、ジュビロは2度目のJ2降格が決定。かつての古豪も、本来の姿は影を潜め苦しんでいる。そんなジュビロに対し森岡は「幼い頃からサックスブルーの選手をヤマハスタジアムの観客席から見ていた。いつしか自分もこのユニフォームを着て、同じピッチで活躍することを夢見るようになった」とコメント。ついに自身が『夢の舞台』に立つ番だ。再びサックスブルーのユニフォームに袖を通す森岡は、ジュビロ復権の立役者となれるだろうか。大きな期待を背負うからこそ、まずは法大でのラストイヤーを有終の美で飾りたい。(宮川昇)
高く強いディフェンスリーダーが地元クラブに帰還だ
中野小次郎(経4)の受け入れ先を北海道コンサドーレ札幌としたJFA・Jリーグ特別指定選手の認定が、2月12日に発表された。この認定を受けたことで中野はコンサドーレの試合に出場することが可能になった。
身長200㌢と恵まれた体格を持つ中野はその長身に注目されることが多いが、ゴールキーパー離れした高い足元の技術を持っている。そのため、コンサドーレを率いる名将ミハイロ・ペトロヴィッチ監督のミシャ式と呼ばれる超攻撃的サッカーでも戦力として貢献することが期待できる。また、今季のJリーグは新型コロナウイルスの影響により、過密日程の中行われることが想定されるため、出場機会は巡ってくるはずだ。北の大地で学んだ高い技術を法大でも披露し、無冠に終わった昨年の雪辱を果たす。(五嶋健)
中野のJリーグデビューは近いはずだ