【バレー】4年生特集!ラストメッセージ…

バレーボール

【バレー】4年生特集!ラストメッセージ…

第68回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会
2015年12月1~4日
エスフォルタアリーナ八王子、駒沢体育館

1年間の集大成として臨んだ全日本インカレ。ベスト16で今大会は幕を閉じ、ここまでチームをけん引してきた4年生は引退となった。「最後まで、法政らしく」。そう語った4年生のチームへの思い、苦楽を共にした仲間への思い、そして4年間の思いを語ってもらった。

戦評はこちら

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引退を迎えた4年生(左から小粥、田中、佐久間、千住、長谷川)

4年生コメント

長谷川優太 主将

-最後の試合となりましたが
最後にけちょんけちょんにやられて、逆に気持ち良いぐらいです。1セット目序盤は中大がリズムを崩していて、僕たちが凄かったとか調子良かったとかいうわけではないですね。普通にやっていたつもりなんですけど、それが上手くいったみたいな感じですね。でも、2セット目から急に崩れ出しちゃって。みんな何があったんですかね(笑)。普段はあんなミスはしないんですけどね。

-今日の試合前にチームには何か話を
法政らしく、みんなで面白いことをしようと。3回でボールを返すことだけはやって、あとは「面白いことどんどんやっていこうぜ!」みたいな。「3回で返せば良いんじゃない?(笑)」という感じでした。

-タイムアウト中には4年生を中心に笑顔が見られましたが
何人か(動きが)硬い選手がいたので。みんな笑顔でほぐしてあげようかなと。

-インカレを振り返って
やっていくうちにチームが仕上がってきました。正直、もう少しみんなでやりたいな、という思いはありましたけど、負けてしまったので仕方ないですね。

-コンビバレーが今年のチームのスタイルでしたが
チームとして技術が高い選手がいなかったので。1年間コンビバレーをやり続けるのも大変でした。年によってはコンビバレーじゃなくて、オーソドックスなかたちの時もあったので、コンビバレーは難しいなと思いました。今年は昨年で試合に出ていなくて、練習と試合ではパフォーマンスが違ったりする選手もいました。やっぱり、緊迫した場面とかになると練習の時のパフォーマンスができないこともありますから。でも、色々できたので良かったです。

-今年1年は主将として迎えましたが、意識していたことは
なかったですね(笑)、僕は。けっこう同期やスタッフとかに助けられていたので、あまり大変だなと思うこともなかったです。

-主将として、2部に降格してしまうなど、チームの立て直しも大変だったとは思いますが
どうですかね。でも、これが最後の大会で2部にも落ちたので、失うものはないかなという感じでいったら、大会に入って調子が良くなりました。

-4年間を振り返って、印象に残った試合などは
おととしの全日本インカレは楽しかったですね。勝ち続けることができたので。

-4年間の集大成として、今年はU23やVチャレンジリーグにも参戦し、変わったことは
トスの考えが変わりました。トスの組み立てができるようになって、具体的にはバックアタックを使ったり、立体的に考えられるようになりました。あとは、1点から25点までのゲームメークができるようになったかなと思います。

-4年間を共にしてきた同期に向けて
色々と迷惑をかけてしまったので、具体的には言えませんけど(笑)。僕がキャプテンをやってみんなに支えられてきたので、感謝の気持ちでいっぱいです。

-今後のご自身の目標などは
有名になります!

-最後に後輩に向けて
みんなで強い法政を甦らせてください。

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主将としてチームをまとめてきた

千住治 副将

今日の試合を振り返って
まあ(相手が)中大なんで当たって砕ける精神で行って、本当に砕けました。

ご自身の調子は
最初は緊張していて体が動かなくて。でも後輩たちが盛り上げてくれて徐々に体が動くようになったんですけど、劣勢の場面でいつものプレーができなかったです。それでも我慢して我慢してやってたんですけど、我慢できずに終わってしまったかなという印象でした。

チームの雰囲気は
本当に最後っていうこともあって、全然いつもの法政っぽく、声を出さないというよりかは本当に空元気でもいいから声を出して盛り上げようというところがあったので、楽しく終われました。

今日で引退ですが、4年間を振り返って
本当にいろんなことがあった代だったので、2部からスタートして1部復帰してまた2部落ちて、また復帰してっていう感じでした。(おととしの)全カレで近大に勝って仙台大に逆転勝利してベスト8まで行ったという良いこともあれば、今年みたいに秋リーグで負けてしまって入れ替え戦に行ってまた負けたっていう悪いこともあって、本当に良くも悪くも充実した4年間だったと思います。

何か印象に残る試合は
やっぱり個人的には2年生の時の全日本インカレがほぼ大会を通して印象的だったと思います。春はキャプテンが出ていて秋はキャプテンの代わりに自分が出て、自分がキャプテンの代わりに出ているから、それ相応の試合をしなきゃいけないっていうプレッシャーの中で、楽しみながらプレーして、最終的にベスト8っていう良い結果で終われたことが本当に印象に1番残ってます。

今年は副キャプテンでしたが
あんまり副キャプテンだからと言っていうことはしてなかったですけど、あえて言うなら(長谷川)優太がU-23で抜けて自分がキャプテンマークを付けて、その中でチームをまとめる難しさとか、まとめた上で勝つ喜びだとかを味わえたのが良かったかなと思います。

同期に向けて
優太は本当に上手いし、(自分が)バレーをまだ続けていくんですけど多分その中で優太以上のセッターはいないと思うし、大学4年間を通して優太のトスを打てたことは本当に自分は幸せ者だったのかなと思います。小粥は同じ学部ということもあってずっと一緒にいる時間が長くて、常に一緒に行動してたんですけど、本当に見ていてわかる通り面白いやつです。普通の学生生活の中で一緒にテストを受けたりもして、まあ面白いやつでした(笑)。(田中)尚はthe九州男児みたいな熱い男で、ぶっちゃけ自分は九州男児とかそういう熱い男とはあんまり合わないような気がしたんですけど、尚みたいなやつが同期にいてくれたのが本当に大学4年間を通して自分がプレー面とか精神面で成長できた要因かなと思って感謝してます。佐久間は本当に最初1、2年間はプレーヤーとして、3,4年は主務として裏方の仕事をしてくれて。多分裏方っていうのは本当に1番面倒くさいというか本当に大変だと思ってるんですけど、文句1つ言わずに部の運営をしてくれて、本当に佐久間が主務だからここまで来れたと思うし、本当に感謝してます。まあみんなに感謝してます。

今後は
一応内定先でバレーボールを続けていきます。

後輩に向けて
自分たちの代で2部に落としてしまったっていうのは申し訳なく思ってるんですけど、あいつらだったらすぐに、春には戻れると思うんでそこは信じて、取りあえず入れ替え戦の日だけ空けて待っていようかなと思っています。

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副将としてチームを支えた

田中尚

-今日の試合を振り返って
結果はああいう感じだったんですけど、最後みんなでやっていて最高でした。

-大学生活最後の試合でしたが
悔いがないといったら嘘になりますけど、最後も法政らしくてよかったかなと。

-全日本インカレ全体を振り返って
国士大とやって勝てたので流れで今日も勝てるかなと思ったんですけど、甘くはなかったですね。

-今年1年について
(今年度はじめは)周りの評価が低かったんですけど、法政のコンビバレーで最初は良い結果でした。良い結果だったんですけど…うーん。うちがすごく悪かったりしたわけではなくて、良くもなかったですけど、バレーって大変なんだなというのを感じさせられました。

-4年間で印象に残っている試合は
1番自分が成長したなと感じた試合は、大学3年の春リーグの開幕戦です。最初は伸び悩んでいて、背が小さいし俺じゃできないのかなと思ったんですけど、その試合のどこでか分からないですけどどこかで「俺でもできるんだ」と思えたので、そこが印象に残る試合ですかね。大学2年の時から試合には出させてもらっていたんですけど、はじめて経験した1部の試合では「自分じゃできないのかな」と思ったところもありました。でもそこからはじまって、大学3年の春にいいんじゃないかなと思えるようになれたので。

-同期に向けて
同期には助けられてばっかりだったので感謝しかないです。最後は勝ちたかったというのが本音ですけど、でもやっぱり感謝しかないです、ありがとう。特にあまり言うことないですね(笑)。

-長谷川選手とは旧知の仲ですが
長谷川さんにですかー、特にないです(笑)。一言って考えると難しいですね。言葉にできないくらいの思いがあります。

-後輩に向けて
来年も大変ですけど、法政らしく頑張ってほしいと思います。最後まで諦めずに乗り越えていってほしいです。

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熱い心でチームを鼓舞し続けた

小粥圭祐

-今日の試合を振り返って
序盤の出だしは良かったんですけど、まあ相手のサーブが入り始めてからこっちが崩れてしまって、試合全体を通して実力全部出し切れたかっていうとそうでもないので、そこが1番悔しいです。

-調子は
決めれるところで決めきれなかったところがあったので、あとはブロックポイントも今日は1本も出なかったので、そこはちょっと自分にとっては悔しいところです。

-4年間を振り返って
2部から始まって1部に上がったり、また自分たちの代で2部に落としてしまったり、結構色々あって、振り返ると良い思い出になっています。

-印象に残る試合はありましたか
(今年の)春リーグで東海大に勝った試合が自分の中では1番思い出の試合になっています。

同期に向けて
最後は佐久間も含めて同期みんながベンチに入って、(佐久間以外の)あと4人は全員レギュラーとしてコートに出て一緒にプレーできたということが、本当に自分にとってはこれから生きていく中でもきっと良い思い出になるので、お礼を言いたいですね。

今後は
僕は普通に静岡で就職して、そんなガチじゃない、まあクラブとかでバレーボールに携わっていけたらいいなっていう感じですね。

後輩に向けて
また春は2部から始まっちゃうので、1部に上げるのは大変だと思うんですけど、しっかりとみんなで協力して頑張って、また1部に戻してほしいです。

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持ち前の明るさでチームのムードメーカーとなった

佐久間敬介 主務

-今大会を振り返って
悔しいとか、何もないです。全力でぶつかって、負けるべくして負けたので、僕らの実力が足りなかったかなと思います。

-2年間主務として、外からチームを見てきましたが
1つ上の代は、我が強くて。(主務の立場は)選手と大人たちとの間に挟まれている立場なので、そこを上手くどうつなげるかが、なかなか難しかったんですけど。今年は距離が近くて、一緒にやってこれたので、昨年に比べたら幾分か楽でした。楽しくやれました。

-主務の仕事について
我慢することも多かったですし、誰かのせいで大人に頭を下げることもたくさんやってきたんですけど、その分勝ってくれた時はすごく嬉しかったですし、負けると悔しかったですね。でも悔しいのを顔に出したり言葉に出すのはまた違うので、平気そうにしながら冗談とか言ってました。でも実は心がアツいので(笑)。結構勝ちにこだわるタイプのザ・体育会系なんです。まあ、我慢することが多かったという点では大変でしたけど、やりがいはあったかなと思います。

-主務になってからプレーヤーとしてコートに立ちたいと思ったことはないのでしょうか
そこについては、結構踏ん切りつけましたよ。もう、これはやっていても意味がないなと思ったんです。セッターとサイドどっちもやっていたんですけど、セッターは長谷川がいたし、背もあまり大きくなかったので、だったら何かチームの役に立つことをしたいなと思って。全然踏ん切りつけられました。

-4年間を振り返って、印象的な試合は
うーん、2年前の全日本インカレかなあ…。あれはすごかったです。あの時は最強でしたね(笑)。それから、今年の負けた入れ替え戦もなかなか印象的でした。あれだけ本当に悔しかったですね。

-同期について
みんな仲良くて楽しそうだったので、やってこれました。いがみ合ったりだとか仲悪かったりとか、他の大学ではあったりするんですよ。それが全くなかったというのが、この代の良さだったかなと思います。

-ご自身の今後について、バレーに関わることは
もうないですね。会社のサークルとかそういったものがあれば、かじる程度のレクリエーションバレーならやるかな、というくらいです。

-後輩に向けて
頑張りすぎずに、ガチガチにやるのはうちのチームは向いていないと思うので。でも、やるときはやって1部に復帰してもらえたらなと思います。

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スタッフとしてチームを支え続けた

フォトギャラリー

  • 15大学バレー界を代表するセッターへなった長谷川
  • 9オールマイティな能力を発揮した千住
  • 55ガッツあふれるプレーが魅力の田中
  • 16身長を生かした早い攻撃が武器の小粥
  • 66コートの選手たちを見守る佐久間
  • 14引退を迎えた4年生(左から小粥、田中、佐久間、千住、長谷川)

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