【バレー】祝卒業!1部昇格を支えた4年生へインタビュー

バレーボール

【バレー】 祝卒業!1部昇格を支えた4年生へインタビュー

昨年の秋季リーグでは、長年の目標であった1部昇格を達成した法大バレー部。
そんなバレー部を最高学年として支えた4年生の4人にインタビューを実施した。学生生活を捧げた法大バレー部への思いとは。


※安部選手へのインタビューは後日実施いたしました。

 

監督・選手インタビュー

山本帯刀(営4) 選手

ー2023年をふりかえって
去年の全日本インカレからもう4年生が抜けて、自分がキャプテンとしてやってきました。昨年の全カレの話になっちゃうんですけど、その時はその前の年にも対戦していた天理大学さんと戦って。2年前は1セット取ったんですけど結局負けて、昨年は(高橋)慶帆(営2)とか、そういう有力な選手がいたのにストレートですぐ負けてしまって、そこでやっぱり自分たちは弱いんだなってことに気づきました。
今年の春シーズンからは、キャプテンとしてできることは少なかったですけど、しっかり練習してきました。その時から入れ替え戦に行こうって話していてしっかり気合いを入れてやっていたんですけど、結局、練習試合とかでも慢心してしまうところがあって。春季リーグの初戦、上位戦で亜細亜大学に勝ったんですけど、そこから負け続きになってしまいました。
そこで、挫折ではないですけど、春に負けたのもあって秋が最後の入れ替え戦への挑戦だったので、そこですごい気持ちが入ってプレーできたんじゃないかなって。それが自信につながって入れ替え戦も勝つことできたし、 全カレも1部リーグの明治大学さんとしっかりフルセットで戦えてよかったなと思います。

ー自主性のあるチームにしたいとおっしゃっていたがそれは実現できたか
すごい実現はできたと思います。
やっぱり自分も含めてみんなそもそもバレーが好きなので、練習が終わった後とかに自主練をしていると、ほとんどの人が参加してプレーしていました。そういう普通の練習の時間の中でもアドバイスや声かけが出来る雰囲気になって、よかったなと思いますね。

ー4年間を振り返って
1、2年生の頃はそんなにレギュラーとしての出場も無かったので、チームを支えるっていうポジションでした。そこでしっかりレギュラーに食い込めるように頑張ろうと最初の方は息込んでたんですけど、やっぱり1、2年目はコロナの影響で試合とかがそもそも無くなっちゃって。でも、そこで1、2年間の間でしっかり自分のプレーを成長させるっていうことに着目して。3、4年生の時にしっかりそれが実ったので、(1、2年生の時は)試合とかに出場することはできなかったんですけど、コロナの影響で試合が無くなった期間は、ある意味自分を鍛える良い期間になったのかなって思います。

ー同期のメンバーは
元々自分の学年は6人いました。最初は同じ学部に同期の人がいて、1年生の時はまだ同期全体で集まるみたいなことが無くて、 自分としては正直(部活を)辞めてしまった2人とすごいつるんでた部分がありました。なので辞めてしまったのはちょっと悲しかったです。共通の趣味があって仲良くなったりしたので。
2人が辞めてしまって4人になったんですけど、 まあ、4人になったらなったで雰囲気としては落ち着いてるっていうか、 頼れる存在だなって思っていて。自分がミスとかヘマをしても自分以外の3人はしっかりしている人なので、そういうところは感謝っていうか、頼れるなって思っていました。
3年生になってからも、1個下の後輩達と結構つるんだりしました。みんなでカラオケとかご飯行ったりして、そういう感じでどんどん仲良くなって。4年生になった今は、すごい信頼出来る良い同期を持ったなって、改めて思いますね。

ー期待している後輩は
やっぱりプレーに関しては川波颯(文2)と小竹飛斗(法2)に期待しています。あの2人は攻守の要になると思ってるので。2人のうちどっちが欠けてもだめなので、2人でしっかり頑張って欲しいです。チームをまとめる雰囲気とかも持っていますし、あの2人がいなかったら自分たちはここまで来れてなかったと思うので、これからもチームを引っ張ってほしいと思います。
プレー以外のことでなら、やっぱり新しいキャプテンになる原海斗(営3)と、副キャプテンになる東颯汰(文3)です。あ、あともう1人、伊藤貴将(文3)。その3人は自分たちとバイト先が一緒ですごい仲が良くて(笑)そういう情もあるんですけど、チームとして考えたらその3人はすごい雰囲気を盛り上げてくれるので。キャプテンになったら少し重圧とかはかかると思うんですけど、今まで通りまともになりすぎず、しっかりチームをまとめて3人で頑張っていってほしいなって思います。

ーチーム全体、後輩へのメッセージ
今年から入れ替え戦に勝って1部のチームとしてプレーするので。プレーの技術とか、そういうチームの強さでは本当に負けてないと思うので、そこは継続して頑張ってもらいたいです。あとはやっぱりバレー以外の審判とか、日常生活とかの面はちょっと(笑)改めて。しっかりスポーツマンシップを持って頑張ってほしいと思います。
でも、雰囲気は法政らしく。チャラチャラするではないですけど、盛り上がる雰囲気で頑張っていってほしいなって。

ー年刊バレーボールで慶応大の島田航希選手がライバルに山本選手の名前を挙げていました。どのような間柄ですか。
中学校のバレーボールの大会に、JOCジュニアオリンピックカップっていう大会があるじゃないですか。その時に、島田選手も同じ神奈川県代表として自分と一緒に選ばれて、その時からすごく仲が良くて。高校も彼が慶應義塾高校に行く時に自分も誘われたんですけど、学力的な部分で厳しかったので高校は別になりました。でも、高校の時も春高の神奈川県予選の決勝で当たって自分は川崎橘高校として戦って。その時から各試合で当たることが多くて、ご飯とかも行ったりしてずっと仲が良くて。
自分もやっぱり島田選手のことは、やっぱりライバルだと思っています。プレーとしてもすごい尊敬するところがあるので、そこはお互い高め合っていきたいなって思っています。

ー大同特殊鋼レッドスターへ入団を決めた経緯は
恥ずかしいんですけど、他の色々なトライアウトとかに行って、バレーチームのあるところに就活もして、そこで落ちてしまって。関東から出たいという気持ちがすごいあって、関東にもバレーボールチームはたくさんあるんですけど、そこのつてが最後まで残っていたのが大同特殊鋼で。自分はバレーをしながら働きたいと思っていたので、それで決めました。

ーどんなチームだというふうに感じてますか
人数が今の法政と違ってすごい少人数で、 本当に人が足りなかったら試合ができないぐらいの状況なんです。でも、人が少ない分すごいみんな仲が良くて、先輩後輩関係ない感じがして。まだ入団してすぐなのであんまり馴染めてる感じでは無いんですけど、すごい良いチームだなって思います。

ー試合にも既に出場していますがどんなふうにチームに貢献していきたいですか
自分の代で5人入るんですよ。チームの中でも自分たちの代が1番人数が多いので。まあ入団してすぐっていうのもあるんで、若くて勢いのあるプレーでチームを盛り上げていきたいなって思います。

ー名古屋での生活がスタートしますが今まで支えてくださったご家族に一言ありますか
そうですね。生まれてから今まで本当に支えてくれて、 バレーも中学から始めたんですけど、ご飯を用意してくれたりとか、 交通費とか、そういう様々な場面で支えてくれて。自分の考えを尊敬して、自分の思い通りにやらせてくれて、感謝しかないです。

ー実家の好きだった晩御飯のメニューは
スコップメンチです!

ー今後の目標は
VのバレーのリーグがSVっていうプロリーグと、 自分が今いる地域密着型のところで分かれてるんですよ。
自分は地域密着型の方で、自分にプロリーグでやれるほどの実力はあるのかまだわからないので、どこまで自分がバレーのプレー面で成長できるかっていうのを限界を知るまではしっかり続けて頑張って、どこまで行けるかっていう挑戦をしていきたいです(笑)。

ー応援してくださる方へ一言お願いします
これからも法政大学の応援もお願いしたいのと、これから自分もVリーグで活躍すると思うので、引き続き応援をお願いします!


安部翔維斗(法4)選手

ー最後のインカレを振り返っていただけますか
悔しい気持ちもありますが、最後までこのチームでやってこれて最高でした。みんなに感謝しています。

ー1回戦では4年生全員が同じコートにたったことに関していかがでしたか
試合中はあまり気にしていませんでしたが、試合後に同期全員が同じコートにいる写真を見返したりすると感動して泣きそうになってしまいます。


4人が同じコートで集まっている写真。互いへの信頼が伝わってくる。

ー4年間の大学バレーを振り返っていただけますか
コロナの影響で思うようにバレーができない時期もありましたが、最後まで楽しくプレーできたので良かったです。

ー成長できたと思うことはなんですか
筋肉です。入学当初よりパワーもついて、プレーにも良い影響がたくさんあったと思います。

ー1番印象深い試合はありますか
秋季リーグの亜細亜大学との試合です。フルセットになってしまいましたが、最後は自分のサービスエースで勝つことができ最高でした。

ー高校時代とは違うミドルブロッカーを経験した経緯・実際にやってみていかがでしたか
高校時代も3年生になるまではずっとミドルブロッカーで試合に出ていたので、大学でも特に苦労はありませんでした。大学でもミドルブロッカーをすることになった経緯はよく覚えていませんが、そのポジションに人が足りていなくて、いつの間にか試合に出ていた気がします。

ー1番辛かったこと、大変だったことを教えてください
後輩の面倒を見ることです。個性が強くて毎日楽しくて大変でした。特に原主将です。

ー同期との思い出はありますか
みんなで呑んだことです。僕は予定が合わなくて行かない機会も多かったですが、みんなアホで一緒にいて楽しかったです。

ー吉田監督についての思いをお願いします
吉田監督には、部活だけでなく授業や就活の面でも支えていただき大変お世話になりました。心から感謝しています。ここ数年は思うような結果が出ないシーズンが続き非常に苦しかったと思いますが、最後のリーグで1部に昇格することができ、少しは恩返しができたかなと思います。

ー感謝している人を教えてください
家族です。これまで距離が離れていてもずっと支えてくれました。最後の全カレの際には、会場まで応援に来てくれてとても嬉しかったです。

ー引退してからしたいこと、していることは何ですか
筋トレを頑張っています。
お金が貯まったら、たくさん旅行に行く予定です。

ー実家の好きだった晩御飯のメニューを教えてください
煮込みハンバーグです。

ー次の主将は高校の後輩の原海斗選手に決まりました。どのようなことを期待しますか。また安部選手からみた、原選手の持ち味はなんですか
ムードメーカーとしてチームを良い方向に持っていってくれると思います。
原選手の持ち味は、たまに面白いところです。いいキャラをしていて、みんなを笑わせてくれます。

ー後輩で期待している選手はどなたですか
武田選手です。いつも一緒にトレーニングしていたので、筋肉でチームを支えてくれると思います。彼はサッカーが好きなのでで、ナイスプレーをした後のゴールパフォーマンスにも注目してあげてください。

ー後輩に向けてメッセージをお願いします
日本一期待しています。
卒業まで暇してるのでこれからも遊んでください。

ー今後の進路について可能な範囲でお願いします
都内の一般企業に就職します。バレーボールはクラブチームで続ける予定です。

ー応援してくださった方々へメッセージをお願いします
今までありがとうございました。最後のシーズンには、多くの方が観に来てくださり非常に嬉しく、楽しくバレーをすることができました。これからも法政大学の応援をよろしくお願いします。

 


持田大樹(営4)選手

ー最後のインカレを振り返って
自分自身そんな今年出番なかったんですけど、1回戦にみんな(4年生)で一緒に出たってことはすごく嬉しかったです。

ー大学バレーを振り返って
みんなに迷惑かけることが多かったかなとは思うんですけど、最後までやり切れてよかったです。

ー法政に進学された背景は
兄貴が入ったてのは大きいです。

ー1番の思い出は
ぱっと思い出すのは、全カレの1回戦みんな(4年生)でコートに立ったことですね。

ー1番辛かったことは
色々なポジションをしてきて、あんまり得意ではないポジション(ミドルブロッカー)をやってた時期、 モチベーションの保ち方がわからなくなって、吉田さん(監督)にも自分でちょっとこのポジションやる気にならないのでやめますと言ったことです。

ー同期との思い出は
キャプテンの山本とかが面白いキャラなので、 そこで笑わせてもらえたのがいい思い出なのかなと思います。

ー吉田監督について
吉田監督はもう本当に、自分言うこと聞かなかったので扱いづらかったとは思うんですけど、最後まで何かしら考えてくださって、試合にも出させてくれて、本当にありがたかったです。

ー3年次からチームをまとめる立場になったことについて
最上級生になったっていう前提で考えるとまとめないといけないんですけど、自分がそういうの得意ではなかったので、 特に苦労とかなくて。
環境的には下級生がやりやすくなったんじゃないかなとは思います。

ー感謝している人は
後輩たちですかね。どんな状況でもついてきてくれて、 ほんとに感謝してます。

ー引退後にしたいことは
卒業した後にVリーグでバレーをするので、そのためにちょっと体作りをしたいと思います。

ーVリーグに進んでからの目標は
とりあえず当面の目標としては、スタメンで試合に立ち続けるっていうことが目標です。

ー同じくVリーグに進む山本選手とのライバル意識は
特にないかもしれないです(笑)

 

ー後輩で期待してる選手は
小竹飛斗と川波颯の2人です。
小竹は守備と攻撃の要にもなってくると思う。もうちょっと安定してチームを盛り上げたりできたらもっと良くなるんじゃないかなと思って。
川波はスパイクとサーブ。本当にすごい選手なので、そこはもうちょっと仕上げてチームに貢献できるように頑張ってもらえたらなと思います。

ー後輩に向けてメッセージ
1部に上がって対戦相手も強くなると思うけど、 諦めず頑張ってください。

ー実家の好きだった晩御飯のメニューは
カレーです。

ー母校の高川学園の強さの秘訣は
練習自体そんなきつくないんで、選手個人個人が多分のびのびできてると思います。
それと多分今の法政みたいに上下関係があんまりないと思うんで、みんな気を遣わずにのびのびできてるんじゃないかなと思います。

ー山口県の魅力は
自然が多いところと、行ったことないんですけど角島大橋が綺麗なことです。

ー応援してくださった方々へメッセージをお願いします
法政大学は高橋慶帆(営2)だけじゃないんで、法政大学というチームを応援してください!

 


中田拓斗(営4)選手

 

ー最後のインカレを振り返って
明治戦はやっぱりフルセットまでいって、もう少しで勝ち切れたなって思うので、そこはちょっと悔しいですけど。最後1回戦で4年生全員でコートに立ったのはすごいよかったかなと思います。

ー明治戦の敗因は
ちょっとしたミスだったり、ここ1点欲しい時に取り切れる力かなって思いました。

ー大学バレーを4年間振り返って
正直部活行きたくないなとか思うこともあったんですけど、今振り返ってみたら楽しかったなって思います。

ー4年間で1番の思い出は
入れ替え戦で勝って1部に上がるってことが1番大きかったかなと思います。

ー1番辛かったことは
そんな辛いと思ったことはあんまなくて、楽しくやらせてもらいました。

ー法政の仲の良さや上下関係について
自分たちもそんな気にしてないっていうのはあると思いますけど。後輩たちもそんな気使わずにフレンドリーに接してくれてるのでそこかなと思います。

ー同期との思い出は
やっぱこの前の試合じゃないですかね。一緒にみんなで出れたことが1番かなって。

ー法政に進学した経緯は
とりあえず関東に出てこれるっていうのと、当時2部でしたけど、 やっぱ2部で1位で入れ替え戦に行ったり、ちゃんと強いってのもあったので、 そこでバレーができるっていうところが決め手でした。

ー昇格できず2部にいる期間について
なかなか勝てなくて、苦しいところもあったんですけど、 結果こうやって最後に上がれたので、いままで苦しい時も頑張ってきた分報われたかなと思います。

ー1部でプレーしたい気持ちは
1部でやっても通用するのかなっていうところは正直あったので、 自分は大丈夫です(笑)後輩たちに頑張ってもらって。

ー期待する選手は
川波颯です。サーブだったりスパイクは1部のチームと試合やっても、全然通用するところはあったので、 そこを伸ばしていってほしいのと、あとはレシーブ面をもっと磨けば全然1部でも通用する選手になると思います。

ー吉田監督について
結構自分たちふざけてるじゃないですけど、おチャラけてるところもあって。それでも見捨てないでこうやってちゃんと向き合ってくれてたんですごいありがたかったです。

ー感謝している人は
監督、コーチ陣含めチームメイトには感謝しています。

ー後輩のセッターである五十嵐健人選手について
トスの精度だったり、クイックの使い方だったり、すごい上手だと思うので、 色々考えながら楽しくやってほしいです。

ー引退してからしたいことは
今までずっとバレーばっかやってたので、一旦休憩してゆっくりしようかなと思います。

ー実家の好きだった晩御飯のメニューは
唐揚げで(笑)

ー岩手の魅力は
自然がいっぱい。

ー最後に応援してくださった方々へメッセージをお願いします
最後インカレでは勝ちきれなかったんですけど、入れ替え戦では勝つことができて、1部にも昇格できて、それは応援してくださった方々の力も大きいと思うので本当に感謝しかないです。

(記事:熊谷芽歩季、矢吹大輔)

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