2024年2月27日(火)
今年もさまざまな選手たちが法大野球部の門をたたく。そこで今回は『スポーツに優れた者の特別推薦入学試験』で入学する14名のうち、小森勇凛(土浦日大)、菅井颯(日大山形)、熊谷陸(花巻東)、今泉秀悟(石見智翠館)4名に大学での意気込みなどさまざまなことを伺った。
選手インタビュー
小森勇凛(土浦日大)、菅井颯(日大山形) 投手
ーー法政大学野球部の雰囲気について
小森)自分としては、六大学というとてもレベルの高いところで野球ができてるということに感謝して。その中で、今後いろんな練習とかトレーニング、試合を重ねていって、経験を積んで。
神宮の舞台で投げれたらいいな、というのはすごく思っています。
菅井)自分はあんまり大学に興味なくて、あんまりわかんなかったんですけど、単純に選手のレベルが高いなと感じていて。高校よりも厳しい世界だなっていうのは感じました。
ーー大学にあまり興味のないということだったんですけども、大学進学を意識したのはいつ頃のことか
菅井)甲子園で負けてから、大学でも野球続けようっていう考えになりました。
ーー2人それぞれにとっての甲子園の経験とは
小森)自分は夢の舞台で投げてたっていうことにすごい財産だと感じていて。まずは大学野球でしっかりやることなんですけど、今後、プロの舞台で、またあの甲子園で投げることができたらいいかなっていうのはすごい自分の中で思っています。その前の段階でまず大学野球でしっかり日本一取れるように頑張っていきたいなと思います。
菅井)甲子園は高校1年生の頃からずっと目標にしてきた場所だったので、やっぱり初戦のおかやま山陽高校戦が1番緊張する試合でした。勝ちたかったですけど、初戦で負けたその悔しさっていうのが今でも生きてると思うので。そういう意味で貴重な経験ができました。
ーー法政大学には同じ右腕でプロ注目の篠木健太郎(営4=木更津総合)がいますが間近で見て
小森)やっぱりまず練習に臨む態度っていうか、そういうところから完璧だと思います。憧れというか、そういう感情もあって、 ああいう先輩になりたいなっていう思いは強く持っています。
菅井)グラウンド内でもそうなんですけど、寮内でもストレッチとか。そういうストレーニングを欠かさず。自分のケアをしっかりしてたので、それを手本にしたいなと思いました。
ーー4年後にこういうピッチャーになってみたいという理想像は
小森)個人的に目標にしている選手っていうのはあんまりいないんですけど、自分はどちらかというと真っ直ぐで強気に詰めていくピッチングスタイルなので、そのスタイルを大学で突き詰めていけたらと思います。
菅井)自分は神宮で投げれるピッチャーになりたいです。
ーー自信のほどは
菅井)あまり自信がないです。
ーー大学野球のレベルの高さはどこから感じたか
菅井)キャッチボールとかもそうですし、ランニングとかでもやっぱり素晴らしいですよね。素晴らしい走り方でしたし、速さだったので。
ーー1年目での目標
小森)まずはしっかり体を鍛えて。そして、今後高学年になってからしっかり主軸で投げれるように、今のうちにしっかり先輩などに話を聞きながら体をまずは作っていきたい。
菅井)寮のご飯をいっぱい食べて、身体を太くしていきたいです。
ーープロ野球に対する意識は
小森)目指しています。ただ、まずは大学4年間でしっかり成長することが1番だと思うので。まずはそこを重点的に考えていきたいと思います。
菅井)今は全然考えてないですけど、大学でそのレベルについていけるなと思ったら目指したいと思っています。
ーー菅井選手、高校時代同じ山形県でしのぎを削った武田陸玖選手(現DeNAベイスターズ)とのやり取りは
菅井)今でもLINEとかはしていますね。夏の甲子園が終わってからも遊んだりもしました。今後はピッチングを聞きたいなと思っています。
ーー自身の強みは
菅井)全部平凡なので自分は。あまり強みとかはないんですけど、強みをこの4年間で見つけ出したいなと思います。
小森)自分の持ち味は真っすぐです。真っ直ぐが1番自信を持っていて、 スピードっていうよりは、質にすごわっていて伸びと切れに自信があります。逆に言うと、自分まだ変化球が完成しきれてないので。大学4年間で真っすぐにさらに磨きをかけて、三振の取れる投手になれるよう変化球と一緒に磨いていきたいです。
ーー最高球速は
小森)自分はマックス149㌔です。
菅井)自分は147㌔です。
ーー好きな投手は
小森)オリックスの山崎颯一郎選手です。割と顔も似てるとよく言われるので(笑)。憧れは強いです(笑)。
菅井)自分は同部屋の山城航太郎(キャ4=福岡大大濠)さんです。やっぱり真っすぐの強さっていうところが自分はまだ足りないと思うのんで。そこを参考にしたいと思います。
(取材・嘉藤大太)
熊谷陸(花巻東) 内野手
ーー練習に合流しましたが、環境は
とてもすばらしい環境の中で、高校と違って全体練習は少ないんですが自分で考えながら自主練などで練習を補ったりして、とても充実した生活を送ることができています。
ーー花巻東から法大硬式野球部へ進むのは初ですが、進路を決めるにあたってどのようなところに惹かれたか
東京六大学野球というとてもレベルの高い中で野球がしたいと昔から思っていましたし、法大は優勝回数が1位タイというとても名門な大学だと思ったので法大を選びました。
ーー佐々木監督(花巻東)からはどんな言葉を言われたか
自分の持ち味を出してどんどんアピールして下級生の時でも試合に出られるように、と言われました
ーー自分の持ち味は
三拍子そろっていることが自分の持ち味だと思っているので、バッティング、守備、走塁など色々なところで持ち味を出していきたいと思います。
ーー近年の公式野球部についての印象は
ここ数年あまり結果が出ていないと思うんですけど自分が法政を優勝に導けるようがんばっていきたいです。
ーー高校野球から大学野球に移るにあたってどのような練習をつんできたか
高校から大学になるとバットが木製へと変わるので、木製のバットでしっかり速い球を打つということを冬場は練習してきたり、人工芝を使うことが多くなるので人工芝を使ってノックをしたりしてこれまで練習してきました。
ーーその木製バットや人工芝の感触は
徐々に慣れてきて強いスイングもできるようになってきているのでバッティングの面ではとてもいい感じと思うんですけど、やはり守備の面では人工芝にまだ慣れていない部分もあるのでこれから自主練などで練習していきたいと思います。
ーー佐々木麟太郎選手とは何か話は
六大学野球という高いレベルでやるのでしっかり試合に出て、「いいところを見せてほしい」ということを言われました。
麟太郎をアメリカでがんばってくれると思うので、やっぱりメジャーであったりそういう高いレベルでがんばってほしいなと思います。
ーーポジションはショートでやっていくのか
ショートでやっていきます。
ーーやはりショートへのこだわりは
ファースト以外は高校でやってきたのでどこでもできるんですけど、守備の要はショートだと思うのでショートをやりたいと思います。
ーー4年間の目標は
少しでも早く試合に出られるようにして六大学を代表するような選手になれるようにがんばっていきたいです。
ーーほしいタイトルは
ベストナインを取りたいです。
ーー寮の同部屋の先輩は
松下歩叶(営2=桐蔭学園)さんです
ーー印象は
話しかけたらとてもやさしく返してくれるのでとても話しやすい先輩だと思います。
(取材・山口晴暉)
今泉秀悟 捕手
ーー練習に合流しましたが、環境などは
寮からグラウンドまでものすごく近いですし、室内練習場でのバッティングであったり、先輩たちから教わること、全体練習の中でも、自主練習の中でも、たくさん教わってるんで高校にはない経験ができています。
ーーお兄さんの今泉颯太(法4=中京大中京)から聞いたことは
練習であったり、試合中の雰囲気があったり、様々なことを聞きました。
ーーお兄さんの尊敬するところは
どんな時も明るく、何気ない会話でも、すごくフレンドリーにしてくれるところです。
ーー持ち味は
自分はバッティングで、広角に、力強い打球を打ち分けるところが1番の持ち味です。
ーー法政進学の経緯は
兄の影響も大きいんですけど、 六大学という高いレベルで、自分も野球やりたいっていう強い意志で志望しました。
ーー近年の法大の試合について
優勝には遠ざかってるんですけど、法政大学はどこの六大学よりも明るい雰囲気であると思うので、自分もそういった明るい選手なりたいと思ってます。
ーー夏に引退してから取り組んできたことは
1つ上のレベルに上がると、体であったり、心の面であったり、1つ上のレベルに行かないといけないので、 体作りだったり、メンタルっていうのを勉強したりして過ごしてきました。
ーーメンタルはどうやって勉強したか
メンタルコーチの方に、上のレベルで野球やる上でどういうことを考えながらプレイしたらいいとかいうのを勉強しました。
ーーポイントは
ポイントはやっぱりお兄ちゃんもそうでしたけど、明るい選手像というか、そういう誰にでもできることを常に当たり前にできるていう選手を、1番監督やコーチが信頼するっていうのを聞いたんで、やっぱそういうところを1人1倍に努力しようと思いました。
ーーポジションは
キャッチャーと内野です。高校の時はキャッチャーもやりつつ、内野をやっていて。今のところはキャッチャーと考えてます。
ーー4年間の目標は
ここ3年リーグ優勝からかけ離れてるんですけど、 4月から始まる春のリーグ戦から、監督も言ってたんですけど、1年生から戦力になれるように、 Aチームに合流してチームに貢献できるように頑張りたいと思います。
ーー寮の同部屋の先輩は
中津大和(営3=小松大谷)さんです。
ーー印象は
とても優しくて、常に野球のことだったり、そういうのを色々教えてくれます。
(取材・矢吹大輔)