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【硬式野球】 第40回日米大学野球選手権第3戦森川、大西が先発出場も、相手投手陣を攻略できず完封負け

 

硬式野球

【硬式野球】第40回日米大学野球選手権第3戦 森川、大西が先発出場も、相手投手陣を攻略できず完封負け

第40回日米大学野球選手権大会第2戦
2016年7月15日(金)
神宮球場

優勝に王手をかけて臨んだ第3戦。森川、大西がともにスタメンに名を連ねる。試合は3回、アメリカの2番・ケンドールに適時二塁打を許し先制されると、反撃したい日本打線はアメリカの投手陣の前に沈黙。接戦に敗れ、優勝は今日以降に持ち越しとなった。

宮台(3年=東京大)ら、3投手をリードした森川

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 5 0
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0

(米)マクケイ、レンジ、ジョンソンースコウグ
(日)宮台、水野、濱口、吉川峻ー森川、吉田
 

打撃成績

打順 位置 選手 1 2 3 4 5 6 7 8 9
1 (9) 佐藤 4 3 0 左中間二  中飛 右安打 右線二 
2 (8) 辰己 2 0 0 投犠打 空三振 空三振
H 楠本 1 0 0 見三振
3 (4)6 吉川尚 2 0 0 三直 死球 投ゴロ 四球
4 (5) 大山 3 0 0 三ゴロ 左飛 四球 中飛
5 (D) 森下 3 0 0 右飛 空三振 空三振
6 (3) 北村 3 0 0 空三振 二飛 遊飛
7 (6) 京田 2 0 0 一ゴロ 二ゴロ
H4 山崎 1 0 0 空三振
8 (2) 森川 2 0 0 二飛 中飛
H 島田 1 0 0 中飛
2 吉田 0 0 0
9 (7) 大西 2 0 0 四球 見三振 三ゴロ
26 3 0

 

投手成績

打者
宮台 2 2/3 13 3 5 2 1
水野 3 12 0 4  2 0
濱口 3 11 2 6 0 0
吉川峻 1 1/3 1 0 1 0 0
9 37 5 16 4 1

 

ベンチ入りメンバー

10 柳 (4年=明治大) 2 牛島 (4年=明治大) 6 山崎 (3年=国学院大)
11 佐々木 (4年=桜美林大) 27 森川 (4年=法政大) 1 佐藤(4年=立教大)
17 濱口 (4年=神奈川) 22 吉田 (2年=上武大) 23 濱元 (4年=神奈川大)
18 田村 (4年=立教大) 4 京田 (4年=日本大) 24 島田 (3年=上武大)
19 吉川峻 (4年=関西大) 7 吉川尚 (4年=中京学院大) 9 辰己 (2年=立命館大)
21 水野 (4年=東海大北海道) 8 大山 (4年=白鷗大) 29 大西 (2年=法政大)
14 齊藤 (3年=明治大) 28 森下 (4年=東海大)
16 宮台 (3年=東京大) 3 楠本 (3年=東北福祉大)
15 伊藤 (3年=国際武道大) 5 北村 (3年=亜細亜大)

 

戦評

新潟で連勝し、優勝に王手をかけた日本代表。細かな雨が降る中始まった第3戦は、東京大初の日本代表先発投手となる宮台康平がマウンドへ。初回は緊張もあってか先頭打者に四球を与えるが、しっかりと持ち直しゲームメイク。8つのアウトのうち奪った三振は5。また、初回に自己最速の150キロを記録するなど、会場を沸かせた。

試合が動いたのは3回表、1番フリードルにセーフティーバントで出塁を許す。さらに盗塁を決められ無死二塁となったところで、2番ケンドールが左線二塁適時打を放つ。俊足フリードルが一気にホームを駆け抜け、1点を失った。

その後両軍無得点で9回裏へ。先頭の大西千洋は初球、三塁方向へ打球を転がし、一塁へ気迫のヘッドスライディングを見せ出塁を図るがわずかに及ばず。続く佐藤拓也(立教大)の右越二塁打、吉川尚輝(中京学院大)の四球などで2死一二とし、4番大山悠輔(白鴎大)が打席へ。一塁側からは「ニッポン!」コールが、三塁側からは「USA!」コールが激しく飛び交う中、大山が放った打球は決勝打を放った中堅手・ケンドールのグラブへ。息詰まる攻防を、アメリカ代表が制した。

この3戦、1点差で勝敗が決まる厳しい戦いが続いている。「今日(優勝を)決めたかった。アメリカを起こしてしまった」と横井人輝監督。今日から、静岡に戦いの舞台を移す。徐々に本領を見せ始めているアメリカからの逆大手を、何としてでも避けたいところだ。(伊藤華子)

 

選手コメント

森川大樹

―先発・宮台康平投手の印象は
良いピッチャーです。立ち上がりが上手くいかなくてズルズルいってしまったのかなと。

―そこからどのように修正しましたか
真ん中に一気に投げさせようと思って、初回をなんとか切り抜けたので良かったです。

―最終回の大声援を聞いて  
お客さんも応援してくれていて、期待に応えたいという気持ちでした。

―今日は無安打に抑えられました
悪くなかったですけど、打てないということは何かあるんだと思います。

―「何か」というのは  
ボールに入られているので、もっと打ちにいかなければいけないなと思います。

―明日への意気込み  
(優勝)リーチがかかっていますがまだ2戦あると思わず、明日で決める気持ちで頑張りたいと思います。

大西千洋

―今日の試合を振り返って
1打席目に四球で出てけん制で刺されてしまって、やっぱり1点が大切な試合になってくると思うので、ああいう所でミスしてしまうというのはダメだと思います。

―今日はどんな気持ちで試合に臨みましたか
もうとにかく塁に出て、一番の佐藤さんに繋げれるようにしていきたいと思っていました。

―今日の試合では粘っていてボールがしっかり見えている印象でしたが、打撃の調子はいかがですか
調子は横井監督から教えてもらってて、色々打撃フォームとかも変えてきてるので良くなってるのかなと思います。

―三回のけん制死の場面はベンチからサインが出てたのでしょうか  
いけたらいけのサインが出ていました。

―九回のセーフティーバントは狙ってたんですか  
はい、とにかく塁に出たかったです。

―9回には観客が一体となって応援していましたが、ベンチで見ていていかがでしたか  
やっぱり、すごい応援していただいていると思うので、その応援にこたえられるように頑張りたいと思います。

―最後に明日に向けての意気込みをお願いします
明日も自分らしく頑張っていきたいなと思います。

 

フォトギャラリー

  • 宮台(3年=東京大)ら、3投手をリードした森川
  • 試合前の練習で佐藤(4年=立教大)と談笑する大西
  • キャッチボールを行う森川
  • 試合前にノックを打つ青木久典監督
  • ファウルで粘った大西はこの後四球を選ぶ
  • 相手捕手のリベラと握手を交わす森川

 

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