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【硬式野球】東京六大学野球秋季リーグ戦 第7週 対東大1回戦 打線爆発!今季最多19得点の猛攻で東大退け先勝

硬式野球
 
 

【硬式野球】東京六大学野球秋季リーグ戦 第7週 対東大1回戦 打線爆発!今季最多19得点の猛攻で東大退け先勝

東京六大学野球秋季リーグ戦 対東大1回戦
2014年10月25日(土)
神宮球場

法大が今季最終カードを迎えた。先発のマウンドには先日のドラフトで横浜DeNAベイスターズから2位指名を受けたエースの石田を送り、連敗ストップへ闘志を燃やす東大に相対する。粘投を続けるエースに応えるように打線が爆発。今季最多の13安打19得点で東大を一蹴した。

201410251
本塁打を含む2安打3打点の佐藤竜

試合結果

トータル試合結果

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
法 大 0 1 5 2 3 0 5 1 2 19 13 0
東 大 0 0 2 0 0 0 0 0 X 2 9 2

(法大)○石田(1勝6敗)、藤森、熊谷 ‐ 安本、中園
(東大)●吉川、三木、石上、関、山本俊 ‐ 喜入
[本塁打]佐藤竜2号2ラン(3回・三木)
 

打撃成績

打順 位置 選手 打率 1 2 3 4 5 6 7 8 9
1 (8) 田中 2 1 3 .286 投ゴロ   投犠打 四球 右中間三②   四球 中犠飛①  
2 (6) 吉澤 3 1 0 .200 一邪飛  

右前安

捕犠打 右飛        
  H 齊藤秀 0 0 1 .143             死球①    
  9 清水雄 1 0 0 .000               遊飛  
3 (9) 蔵桝 3 0 0 .258 右飛   一犠打 左飛 投ゴロ        
  97 安慶名 1 1 3 .143             右中間三③   四球
4 (7) 畔上 3 2 3 .300   右中間二 右前安② 四球   左飛 中犠飛①    
  1 藤森 0 0 0                  
  H 岡﨑 0 0 0 .000                 四球
  1 熊谷 0 0 0                  
5 (5)6 佐藤竜 3 2 3 .258   投犠打 右越え本② 死球①   死球 左中間二   中飛
6 (4) 若林 4 0 1 .147   中犠飛① 死球 左邪飛   ニゴロ 一ゴロ   右直
7 (3) 金子 4 1 2 .214   四球 四球   見三振 ニゴロ 空三振   右前安
8 (2) 安本 3 1 0 .125   中飛 三ゴロ   左前安        
  H 米田 1 1 0 .500             二安    
  2 中園 1 0 0 .375               四球 中飛
9 (1) 石田 1 1 0 .100     中前安 四球 捕野選        
  H 伊藤諒 1 1 0 .267             中前安    
  5 皆川 1 1 0 .167               右前安  
    32 13 16                  

 

投手成績

  球数 打者 防御率
石田 6 98 25 6 7 1 2 4.12
藤森 2 41 10 3 2 1 0 0.00
熊谷 1 11 3 0 1 0 0 0.00
9 150 38 9 10 2 2

 

ベンチ入りメンバー

10 安慶名(経4=興南) 27 森川(営2=桐蔭学園) 8 畔上(キャ3=日大三)
14 鈴木貴(人4=済美) 1 若林(営3=桐蔭学園) 23 松田(法4=三重)
15 熊谷(キャ1=平塚学園) 2 皆川(キャ3=西武台千葉) 25 蔵桝(営3=広陵)
16 玉熊(法2=北海) 3 伊藤諒(キャ4=神港学園) 28 齊藤秀(文4=北海学園札幌)
17 藤森(法1=西武台千葉) 4 岡﨑(法4=作新学院) 29 田中(法3=愛工大名電)
19 川名(営3=安房) 6 佐藤竜(法3=作新学院) 31 米田(営2=智辯学園)
21 石田(営4=広島工) 7 吉澤(文4=桐蔭学園) 33 清水雄(法1=中京大中京)
20 安本(営4=広島商) 9 金子(キャ2=日大三)    
22 中園(法4=いなべ総合学園) 35 水谷(営1=大阪桐蔭)    

リーグ戦勝敗表(10/4現在)

  立大 慶大 早大 明大 法大 東大 試合 勝点 勝率
○○ ○●● ○○ ○○ 10 8 2 0 3 .800
●●   ●○○ ○○ ○○ 9 6 3 0 3 .667
●○○   ●● ○○ ○○ 9 6 3 0 3 .667
○●● ○○ ○●○ ○○ 11 7 4 0 3 .636
●● ●● ●● ●○● 10 2 8 0 0 .200
●● ●● ●● ●● 9 0 9 0 0 .000

戦評

今シーズンの最終カード。つまり4年生にとっては大学野球、最終カードとなる。迎えるは連敗記録をなお更新しつつも、調子は右肩上がりの東大。

法大は先日のドラフト会議で、横浜DeNAベイスターズから2位で指名された石田健大(営4)をマウンドに送る。ドラフト以降初のマウンドとなる石田の立ち上がりは、本調子ではないものの要所を決めるピッチングで東大打線を抑える。

 エースに応え、打線は序盤から波に乗る。2回に先頭の畔上翔(キャ3)が右中間を破る二塁打で出塁すると、続く佐藤竜一郎(法3)の犠打で1死3塁とチャンスを広げる。そして若林のセンターへの犠牲フライの間に貴重な先制点をもぎ取る。続く3回の攻撃。先頭の石田が出塁すると続く田中彪(法3)の犠打の間に相手のエラーも重なり、ホームに生還する。そして前カードの対明大二回戦で、法大の初勝利の立役者となった畔上のライト線への二点適時打と対明大三回戦で本塁打を放った佐藤竜の二試合連続となる本塁打でこの回一挙5点を加える猛攻を見せ、一気にゲームの主導権を握る。

しかし代わってその裏の、東大の攻撃。1番喜入友浩に左前安打を許すと、2番飯田裕太を打ち取るものの、続く三番笠原琢志に右中間を破る二塁打を打たれ、2死1.3塁のピンチを迎える。ここで迎えるは今期好調で、東大の主将でもある4番有井祐人。その三球目、有井にライト線を抜ける適時打を打たれ、東大に2点を許してしまう。

 だが4回、5回に相手のミスや1番田中の二点適時三塁打でさらに5点を追加。そこから毎回のように得点を重ね、7回の「なんとか一本打ちたかったので打てて良かった」と振り返る、途中出場の主将安慶名舜(経4)の右中間を破る三点適時三塁打などを含み、最終的には19点と大量得点を奪った。

 この日、6回までマウンドに上がった石田は4回から始まった五者連続三振を含める、7つの三振を奪うピッチング。本来の実力には遠いものの、まずまずの出来だったではないだろうか。

 久々の大量得点での勝利となった法大。明日勝てば、4年生は引退となる。なんとしてでも連勝を飾り4年生を気持ちよく送り出したいところだ。(田家正貴)

クローズアップ

田中彪(リードオフマンとして躍動 チームを引っ張る存在へ)

開幕からの連敗記録を止めた法大に明るい話題が舞い込んだ。春季リーグではレギュラーとして出場したものの、思うような成績が残せず、スタメンを外されてしまった田中はここまで納得のいかないシーズンを過ごしてきただろう。そんな彼が再びスポットライトを浴びる時が来たのだ。

 迎えた東大戦1回戦、久々に1番打者として出場すると、持ち味の脚力を生かすために1打席目からバントで奇襲を仕掛け、4打席目にはその快足を飛ばして三塁打を放つなど復調ぶりを見せつけた。本人も今日は及第点といったところだろう。

 「リーグ戦を経験している分、チームを引っ張っていきたい」、「四年生には一勝でも多く、花を持たせてあげたい」という彼からは3年生としての責任や先輩への敬意が伺える。残すは最終戦、4年生のためにも彼の活躍で有終の美を飾りたい。(原口大輝)

試合後の監督・選手のコメント

神長英一 監督

―今日の試合を振り返ってのご感想をお願いします
東大さんのここまでの8試合を私には昇り調子に見えていたんですね。うちはなかなか昇りきれなくて、構えていたらやられるなという思いで、すごく緊張感を持って取り組んでいました。(2回表の)畔上の二塁打から(犠打で)送って、外野フライで1点という当たり前のようですけど、その1点ですごく肩の力が抜けたという感じがします。ただ2点目は助けられたエラーなので、そういうところをうまく生かせたかなと思います。

―終わってみれば19対2という大勝でした
東大さんがあまりピッチャーを使わずに、明日に賭けているなというのが、終盤の守備体形を見たりしてわかりました。それはそれでうちとしては公式戦の一つなので、絶対に1点でも多く取るという気持ちでいました。こんな失礼な話はないですけど、東大さんは明日のことを考えながらやっていたというところと、うちは絶対に最後まで手を抜かないという試合の中での意識の違いが19点になったと思います。

―今日は序盤から送りバントが多い印象でした
送るべきところは送って、無死2塁では外野フライで1点を取れるように1死3塁にして。それから1、2塁のところでは送って2、3塁にして。ある意味、点が入りやすいパターンになったと思います。

―今日は全体的に送りバントがうまく決まりましたね
ですから19点というのは、“たかが”ではなくて、送りバントの“されど”なのかなという気がしました。

―田中選手を1番で起用しましたが
田中がすごく調子が良いのと、彼の機動力を生かしたいなというところから決めました。

―スタメンで吉澤選手を起用したことについて
守りをしっかり固めようと。吉澤の守備の的確さを分かっているつもりなので、東大戦を迎えるにあたって守備の乱れは許されないという考えから、佐藤をサードに回して、吉澤をショートに入れたというのはディフェンス面での強化ということでした。

―点差がありましたが、2年生捕手の森川選手を公式戦で経験させないのはなぜですか
(捕手として)3人目だからですね。中園と安本を使っていく今季の中で、点差があっても森川を入れたときに、ファールチップが当たりました。じゃあ野手がキャッチャーをやるんですかという話になりますよね。そういう確率論になりますけど、野球の常識としてはそういうのに凝っていかないといけないという鉄則は絶対に僕は守っています。ただ(捕手を)4人入れていれば使っています。3人入れている中の3番目なので。ピッチャーも6人のうちの6番目もよっぽどのことがない限りは出場がないと思います。

―今日の石田投手のピッチングについて
昨日の今日ですから、色んな意識があったでしょうけど、彼のピッチングなんですかね。ランナーを出して、出しながらも最小失点の1点とはいかなかったですけど、有井くんに2点取られて。ただ2点でよく抑えたというところだと思います。

―熊谷投手は今後に期待できる投球でしたね
そうですね。(今季)初登板で緊張したでしょうけど、これから成長していってもらいたいなと思います。

―先ほど明日の東大の投手起用のお話がありましたが、どのような戦略をお持ちですか
うちは左打線でしたが、左(投手の)の宮台くんは今日は投げてないですね。(右投手の)吉川くんと三木くんは計算していましたけど、宮台くんを(登板させずに)すぐ引っ込めたのは、想像の域でものをいってもしょうがないですが、明日のためかなと感じます。必ずここまでの試合で投げていて、今日ブルペンで投げさせて引っ込めたというのは、コメントとして的確かはわかりませんが、普通に考えて明日のためかなと思います。

―明日の法大の試合展開のプランなどは
全く今日と同じで、最初から緊張感を持って、明日で最後にしようというつもりです。東大は最後にならないようにしようとして来ますし、うちはこの秋のラストゲームにするという意識のぶつかり合いだと思います。

―明日の試合に向けての意気込みをお願いします
今日と同じ緊張感を持って、鬱憤晴らしなんていうのは野球にあってはいけないですけど、この秋は最後に晴らして終わりたいです。少しでも応援してくださっている方々がいらっしゃるので、その方々のためにも爽快に勝ちたいと思います。

安慶名舜 主将 外野手(途中出場ながら3打点をたたき出す)

―今日の試合を振り返って
打線がつながり大量得点できて、やるべきことができたのですごく良かったです。

 ―4年生にとっては東大戦が最後のカードとなりますが、どのような気持ちで試合に臨みましたか
4年生としては最後のカードで、僕自身すごく楽しんでやろうという気持ちはあったんですけど、やはりチームとしては苦しいシーズンを送ってきて、残っている人たちは来年につながるような試合にしなくてはいけないですし、そこはチームで必ず勝って勝ち点を取るというところに重点を置いてやりました。

 ―7回、満塁の場面で打席を迎え、スリーベースを放ちました。あの打席を振り返って
あそこで何とか1本打ちたいという気持ちもあったので、打席に入る前に色々と今までのことが頭をよぎったんですけど、そこですごく力が抜けて、それで1本打てたのは大きかったと思います。

 ―今日は2桁得点となりましたが、打線が噛み合った要因は何だと思われますか
先制点が欲しいところでしっかり送って犠牲フライで点が取れて、あの1点がこの大量得点を呼んだ本当に良い形での点の取り方でした。これを続けていけば、東大だからということでは無く、うちの打線は全然点を取れるので、しっかりそのような1つ1つのプレーを徹底したいです。

 ―現在のチームの状況は
今日は受け身にならずしっかり勝てましたが、後半にミスが連発してしまったのを注意されましたし、それがダメだなと感じたので、気を引き締める意味ではしっかり最後のミーティングで気を引き締めてあがれたかなと思います。

 ―ドラフト会議で石田投手が横浜DeNAベイスターズから2位指名をされましたが、石田投手に何か声をかけたりなどはしましたか決まって一緒に胴上げをする前に「おめでとう」という言葉をかけました。実は4年生みんな1位指名をしっかり見ようと思い集まって見ていて、そこで名前が呼ばれなかったので、ずっとケータイを触りながら「まだかな、まだかな」「来た!」ってなってすごく喜んで、自分のことのように本当に嬉しかったですね。

 ―今日は島袋選手(中大)が神宮球場へいらしていましたが、高校時代の仲間がプロ野球選手になることについていかがですか
すごく刺激になります。違う道ではありますけど同じ野球をこれからもしますし。なのですごく良い刺激になって、負けたくないなという思いもあります。本当に今日応援に来てくれたのは嬉しかったです。良い刺激になっています。

 ―引退も間近となりますが、4年生で話し合ったことなどはありますか
やはり最後の試合に出れる人、出れない人が居るんですけど、出れない人が僕たちに言葉をかけてくれたり、とにかく最後のカード楽しんでというか、何か残してしっかりつなげていこうと話しました。

 ―残り1試合となると思われますが、ここまでの戦いを振り返って
本当に苦しいシーズンでしたけど、明日の試合で僕らは最後にしないといけないですし、後輩たちにつながるというか、これからの法政につながっていくような試合にしないといけないと思うので、そこはしっかりと残していきたいと思います。

 ―明日、大学生活最後の試合となるかもしれませんが、どのような気持ちで挑みたいですか
本当に最後にしないといけないので、最後の試合にするという強い気持ちを持って挑みつつ、今まで支えてくれた方々に、スポホウさんにもすごく発信してもらって、そのような感謝の気持ちを忘れずに、明日の試合は挑みたいです。

 ―明日への意気込みをお願いします
絶対勝ちます。応援よろしくお願いします。

石田健大 副将 投手(7奪三振を奪う力投で今季初勝利をつかむ)

―今季初勝利となりましたが
素直に嬉しいなと思います。

 ―ご自身の投球を振り返って
悪いなりに抑えられたので良かったかなと思います。

 ―序盤に失点してから修正した点は
腕を振ることをもっと意識して投げました。

 ―5者連続三振の場面がありましたが良かったボールは
追い込んでからの変化球が低めに決まっていたので、そこが良かったと思います。

 ―東大打線で警戒した打者は
クリーンナップは特にいいバッターなので警戒していました。

 ―6回に代打を送られましたが完投したい気持ちはありましたか
ありましたけど、やっぱりあんまり良い球もいっていなかったので仕方ないなという風に思います。

 ―ドラフト指名を受けてから初の登板となりましたが
そんなに意識せずに投げられました。

 ―昨日、中畑監督から指名挨拶を受けてプロの実感が湧いたりしましたか
そうですね。中畑監督とお会いしてからすごく実感が湧いてきました。

 ―ご自身もヒットを放ち打線は19得点を記録しました
あれだけ点を取ってくれると楽に投げられるので、明日もしっかり点を取っていきたいと思います。

 ―今日が大学ラスト登板となることも考えられますが
あまり(最後だと)意識はせずにやっていきたいと思います。

 ―明日に向けて
投げるときがあればしっかり抑えたいです。

吉澤光隆 内野手(守備力を買われスタメン出場)

―今日の試合を振り返って
最終カードなので、今まで全部負けて勝ち点を落としている分、しっかり勝ち点1を取りたいという気持ちでやりました。

 ―久しぶりのスタメンということで、意識したことは
特に意識はしてないですけど、やれる自分の仕事をしっかりやろうと思いました。

 ―今季2本目のヒットとなりましたが、打席を振り返って
ヒットはよかったんですけど、他の打席でまだまだだったので、明日チャンスがもらえるならしっかりやっていきたいです。

 ―以前、自分は守備では迷惑かけられないとおっしゃっていましたが今日の守備をご自身でどう評価されますか
一球だけ飛んできたんですけど、しっかりアウトにすることができたのでよかったです。

 ―引退となる東大戦に向けて、4年生の間で話し合ったことは
悔いを残さないように、後輩にもしっかり良いものを残せるような試合をしようと話していました。一戦ずつ、目の前の試合をしっかりしようと全体では話し合いました。

 ―明日が引退試合となるかもしれませんが、今どのような心境ですか
これまでの、大学の野球生活で悔いを残さないように、一球一球大切にやっていきたいと思います。

―明日への意気込み
今日良い形で勝てたんで、明日もしっかり勝って二連勝で終わりたいと思います。

畔上翔 外野手(4番として完全復調)

―試合を振り返って
勝ててよかったですね。東大は勢いのあるチームなんですけど、本当に勝ててよかったです。

 ―1打席目は東大バッテリーの変化球攻めの中での好結果(二塁打)になりましたが、打席を振り返って
自然と体が反応してくれて打てたので良かったです。

 ―3試合連続の複数安打となりましたが、調子は
願わくば(この調子が)最初から出てくれればよかったですけど、今打てていることがチームの勝ちにつながっているので続けていきたいと思います。

 ―長打の多さも目立ちますが
長打は狙っていないですけど、センター返しをイメージしながらの結果が長打になってくれているので、良い感じだと思います。

 ―空き週期間も好調を維持できたということでしょうか
特別なことはやっていないですけど、しっかり練習の数はこなしてきたので、それが(結果に)つながっていると思います。

 ―今季成長を見せている東大相手でしたが印象は
本当に勢いがありますし、今までの東大なら勢いだけという感じでしたが、技術的にもすごく力をつけていたので怖かったですね。

 ―今日は大勝でしたが、明日に向けて意識していきたいことは
今日は点数が開きましたけど、明日も大味な試合にはせずにミスなくやっていきたいと思います。

 ―明日の試合に向けて意気込みを
明日も勝つということだけなので、勝ち点を目指してチームの為にしっかりやっていきたいと思います。
 

佐藤竜一郎 内野手(2試合連続となる本塁打を放つ)

―今日の試合を振り返って
今日は1点目がすごく良い野球で、畔上が2塁打で出て、それを自分が初球、バントで送れて、若林が犠牲フライという良い形の1点が入って、形が良い先制点が取れたからこそ、19点も取れたのかなと思います。

 ―東大戦を迎えるにあたり、空き週に取り組んだこと
守備で小さなミスをしないということと、バントやエンドランというチームプレーをしっかりできるようにということで、そういう練習をしてきました。

 ―今季初のサードでのスタメン出場ということで意識したことは
相手の右バッターの有井さんとか良いバッターがいるので、速い打球が来るという準備をして、速い打球が来ても落ち着いてというのを心がけてやりました。

 ―2試合連続となるホームランを打ちましたが狙っていましたか
狙っていなかったんですけど、体が上手く反応してくれたかなと思います。

 ―打った球は
まっすぐだと思います。

 ―打撃は好調ですか
打撃はいい感じで振れてます。

 ―明日は勝ち点のかかった試合となりますがどのような心境ですか
勝ち点というよりは、今日みたいに”一戦一勝”というイメージで、あまり考えずに自分たちの試合をやるのと、4年生は最後の試合になると思うので良い試合で締めくくってもらいたいと思います。

 ―明日で4年生は引退となりますがどんな試合をしたいですか
目立った選手はいないんですけど、繋いでとかそういうチームプレーを大事にしてやってきたので、そういうプレーが最後に見せられたらいいなと思います。 

―明日への意気込み
悔しいシーズンになってしまって、その中でも応援してくれた人に感謝して、そういう応援してくれている人に良いプレーを見せられるように頑張りたいと思います。

田中彪 外野手(春季リーグ以来の1番に座る)

―今日の試合を振り返って
今までの鬱憤を晴らすことが出来たので良かったです。

 ―久々のスタメンとなりましたが
シーズン中に首を痛めたり、調子が悪かったりと調整が遅れてしまい、ここまでズルズルと来てしまったけれど、出場することが出来たので結果を残したいと思っていました。

 ―初回のバントでの奇襲はどのような意図で
元々、調子が悪いということもあり、とりあえず自分に出来ることは何かと考えたとき、足を生かすことだと思ったのですが、ちょっと(打球が)正面にいってしまいました。

 ―チームとしても個人としてもバントが多かった様に見えました
バントの練習は犠牲打やセーフティなど数多く練習しました。

 ―4回の打席前に助監督と話している場面が見受けられましたが
今考えてもどうしようもないから、とりあえず振って来いと言われました。

 ―5回の打席は長打になりましたが狙い球は
特に無かったです。アバウトでした。

 ―今日の活躍を自分なりに評価すると
ミスがいくつか出てしまったことが反省点ですが、今季初スタメンとしては上出来かなと思います。

 ―春季リーグ戦以降取り組んできたことを教えて下さい
コンスタントに安打を打てる選手を目指して来ましたが、まだまだなので、この秋季リーグが終わってから来年の春に向けてもう一度取り組んでいきたいです。

 ―今後もアピールしていきたい所は
足と肩、それと身体能力です。

 ―来年からはチームを牽引する立場になりますが
リーグ戦を経験している分、チームを引っ張っていきたいと思います。

 ―明日に向けて
明日は最後の試合なので、4年生には一勝でも多く花を持たせてあげたいので、勝ちます。

熊谷拓也 投手(今季初登板。9回を3人で締める)

―今日の試合を振り返って
先頭バッターの最初の2球は球が抜けてしまったんですけど、そのあとはすぐに修正できたことは良かったと思います。

 ―今季初のマウンドとなりましたが
先頭バッターに対しての抜けてしまった球以外は、自分のピッチングが出来たと思います。

 ―夏のトレーニングを含め、今日の登板までに取り組んできたことは
フォームの修正に重点をおいてきました。

 ―今季の法政の試合を見ていて感じたことは
今シーズンの試合はどの試合も紙一重で負けていて、あともう一踏ん張りが出れば良かったと思います。

 ―4年生は引退がもう間近となりましたが
一緒に野球をやれなくなるのは寂しいです。

 ―それまでに4年生から学びたいところは
石田さんの安定感は見習いたいです。

 ―次戦の意気込み
今日のようにテンポよく投げて自分らしさを出していきたいです。

藤森祐太朗(中継ぎで存在感を見せた1年生左腕)

 ―前回登板した明大二回戦と比べて改善した点は
状況がナイターで初めての経験だったので、対応するのに時間がかかったのが今日出た課題だなと思います。改善した点としては、変化球を使っていこうということで。投げ始めたときはストレートだけだったんですけど、徐々に変化球を増やしていったら自分らしい投球ができたところです。

 ―東大打線に対してどのように攻めていこうと考えていましたか
ストライク先行ということだけを考えていました。

 ―ピンチの場面で意識したことは
特に意識したことは無いんですけど、目の前のバッターを抑えることだけを考えてランナーを気にせず投げ込みました。

 ―ファンの方々に見てほしい点は
自分はスピードボールのピッチャーではないので、テンポの良い投球でなおかつ緩急を使って打者を翻弄する投球をしていきたいと思います。

 ―自らの理想とする投手像は
現ソフトバンクの大隣投手を理想としていて、テンポが良くてストライク先行で変化球も良いので、参考にしています。

 ―これからの意気込み
リーグ戦も残りわずかなんですけど、これからはまだ一年生なので体力面や心の面も成長していきたいなと思っています。

フォトギャラリー

  • 201410251本塁打を含む2安打3打点の佐藤竜
  • 201410252畔上も同じく3打点の活躍
  • 201410253今季初勝利をマークした石田
  • 201410254久しぶりのスタメンで長打を放った田中
  • 201410255吉澤は攻守に躍動
  • 201410256貴重な左腕として飛躍が期待される藤森
  • 201410257安慶名はプレーでもチームをけん引した
  • 201410258最終回を完璧に抑えた熊谷
 

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