ハンドボール
今回の試合は第7戦、東海大学との試合であった。法大もオフェンスが強い選手が多いというのを強みにしているが、東海大もオフェンスが強く攻め込まれてしまいチームの雰囲気も良くないものに、、。点差をつけられ勝利されるという非常に難しい試合となった。
試合結果
トータル試合結果
34
法政大学 |
19 |
前半 |
21 |
40
東海大学 |
15 |
後半 |
19 |
個人得点
背番号 |
選手名 |
学部・出身校 |
今試合得点 |
通算得点 |
9 |
吉田峻介 |
社会4・愛知県立日進西高 |
2 |
17 |
10 |
渡邊桂也 |
経済2・市川 |
11 |
50 |
18 |
石田季里 |
経済3・越谷南 |
7 |
34 |
19 |
加藤怜央 |
現4・法政二 |
0 |
14 |
22 |
岩﨑琢未 |
スポ2・熊本国府 |
3 |
41 |
13 |
石川洸達 |
経済4・法政二 |
1 |
9 |
6 |
林来連 |
経済4・法政二 |
1 |
10 |
4 |
布田航 |
経済3・藤代紫水 |
2 |
9 |
5 |
林優我 |
経済1・近江兄弟社 |
2 |
4 |
3 |
山本浩介 |
社会4・浦和学院 |
0 |
5 |
25 |
今松祐也 |
経済3・浦和学院 |
2 |
12 |
26 |
竹中柊翔 |
社会1・法政大学第二 |
0 |
3 |
7 |
親泊寛粋 |
経済1・興南 |
0 |
5 |
14 |
西村佳起 |
経済2・近江兄弟社 |
3 |
3 |
セーブ率
試合後順位表
順位 |
大学名 |
勝-分-負 |
得点 |
失点 |
得失点 |
勝ち点 |
1位 |
国士舘大学 |
6-0-1 |
176 |
142 |
34 |
12 |
2位 |
筑波大学 |
6-0-1 |
219 |
198 |
21 |
12 |
3位 |
日本体育大学 |
5-1-1 |
225 |
201 |
24 |
11 |
4位 |
中央大学 |
4-0-3 |
199 |
176 |
23 |
8 |
5位 |
早稲田大学 |
4-0-3 |
204 |
191 |
13 |
8 |
6位 |
法政大学 |
3-1-3 |
216 |
219 |
-3 |
7 |
7位 |
東海大学 |
3-1-3 |
221 |
228 |
-7 |
7 |
8位 |
明治大学 |
1-1-5 |
198 |
219 |
-21 |
3 |
9位 |
立教大学 |
1-0-6 |
195 |
226 |
-31 |
2 |
10位 |
順天堂大学 |
0-0-7 |
133 |
186 |
-53 |
0 |
春季リーグ戦結果
節 |
日付 |
対戦校 |
結果 |
会場 |
1 |
4月16日(土) |
早稲田大学 |
⚪︎30-29 |
国士大多摩 |
2 |
17日(日) |
筑波大学 |
⚫︎30-34 |
立教大新座 |
3 |
23日(土) |
中央大学 |
⚪︎29-27 |
法政大多摩 |
4 |
24日(日) |
立教大学 |
⚪︎40-30 |
法政大多摩 |
5 |
5月1日(日) |
国士舘大学 |
⚫︎24-30 |
立教大新座 |
6 |
7日(土) |
日本体育大学 |
△29-29 |
国士大多摩 |
7 |
14日(土) |
東海大学 |
⚫︎34-40 |
三郷市総合体育館 |
8 |
21日(土) |
順天堂大学 |
ー |
国士大多摩 |
9 |
22日(日) |
明治大学 |
ー |
国士大多摩 |
戦評
※戦評を更新致しました。
終盤戦に入った第7戦。今回は東海大からのボールで始まった。開始30秒に攻撃されるもGK高木アレキサンダー(経済4)が上手くセーブし、1分経つ頃にはエース渡邊桂也(経済2)が得点を決める。その後得点を許すも3分15秒には岩﨑琢未(スポ2)が力強いボールをゴールに。それに続き石田季里(経済3)、渡邊と今季活躍中の3人が得点を重ねる(法大4-3東海大 5分17秒時点)。この調子で得点していきたいところだが相手にパスをカットされてしまい同点に。7分55秒には再度石田が器用に動き点を取るもののすぐに相手にも攻撃されてしまう。
サイドから狙う吉田峻介選手
ここから前半20分頃までお互いに得点しリードすることを許さず同点を繰り返す。13分08秒、今季初リーグ出場となる西村佳起(経済2)が重いボールを投げる。法大はなかなか相手の思うようにパスさせまいと奮闘するが東海大のオフェンスが強く得点を防ぐことは出来ず20分に突入。さらに攻め込もうと機会を伺うもタイミングを掴めず相手の流れに。23分にはパスミスにより失点。しかし27分には吉田峻介(経済4)が7mスローで得点、28分には高木が好セーブとこちらの調子にしようと雰囲気作りを試みる。29分30秒でタイムアウトが挟まれ、29分50秒を切ったところで石川洸達(経済4)がスマートに得点。こうして前半戦は点差3点(法大19-21東海大)に抑え終了。
何とかゴールを守り切りたい選手達
タイムアウトで話し合う選手達
後半は法大からスタートし早速開始46秒に渡邊が得点、さらに1分27秒の7mスローでも素早いボールを投げゴールを決める。2分50秒で1年生の林優我(経済1)が得点し22-22の同点に。
懸命な林優我選手
前半のようにここからまたお互いに得点を入れ合う。加藤怜央(現福4)から岩﨑、そして渡邊にパスを回し得点(法大23-23東海大)。連続して得点をしたいところだが7mスローで失点してしまいなかなか上手くはいかない。7分29秒には岩﨑が下からボールをゴールに(法大24-24東海大)。またここでもGKからのボールを受け取れずパスミスとなり次には相手に得点を許してしまう形に。個人的に調子の良い渡邊が8分48秒、10分50秒に隙を見て今松祐也(経済3)からのパスを受け得点。12分になる頃には親泊寛粋(経済4)がチャレンジするも惜しくも得点ならず。14分頃、タイムアウトとなる。しかし点数を重ねられ東海大の勢いは止まらない状況になり点差は法大27-32東海大の5点差に。岩﨑からのパスを受け渡邊が攻め込もうとするものの失敗。しかしこのことを打ち消すかのように相手のパスをカットし飛び込みでゴールする渡邊。
勢いのある渡邊桂也選手
また山本浩介(社会4)は持ち前のディフェンスでボールをカット。何とかこれ以上の点差を付けたくないと石田からのパスを受け布田航(経済3)がストレートに得点。さらに21分20秒では親泊から今松がパスを受け得点。法大も攻め込んでいないわけではないが相手のオフェンスの流れに逆らえずなかなか点差が縮まらない。その後石田と渡邊は点数を決め、GK山口隼和(社会3)も好セーブで防ぐものの東海大に追いつけず6点差という形で試合終了の合図が鳴った。
険しい表情だがゴールを決めた布田航選手
選手インタビュー
石川洸達選手
―今日の試合を振り返って
今日はディフェンスがすごくイマイチで(国士舘大に)40点取られちゃったのでそこがめちゃくちゃ反省点かなと思います。
―以前のインタビューで高木選手がオフェンスが強いイメージがあるとおっしゃっていましたが東海大学の印象はどうでしたか?
そうですね。相手もあまりディフェンスが強くなくてオフェンスがメインのチームだったので得点を抑えられれば良かったんですけどやっぱり相手の強いところ、オフェンスでやられて40点を取られたんでそこは改善点かなと思います。
―先ほど西村選手に試合中に気づいたとこで個々のディフェンスはそんなに強いと感じなかったと伺いました
そうですね、こっちも得点力がある選手が多いので、もうちょっと速攻とかでゴリゴリ責められたら良かったかなと思います。
―(試合中)途中競って(せって)いたと思うのですがその中でチームの雰囲気はどうでしたか
今日はめちゃくちゃ悪かったなという印象があります。やっぱり勝っている時はすごく良いんですけど追い上げている時に良い雰囲気を作れるように、自分は上級生なのでそういった雰囲気を作っていければ良いかなと思います。(ー具体的にはどのように?)声を出すとかもそうですが、プレーでも切り替えられるような、流れを変えられるようなプレーをしていけたら良いかなと思います。
―残り2試合に向けての意気込みをお願いします。
最終戦が来週2試合あるので最後勝ち切って順位を上の方に持っていけるように頑張りたいと思います。
吉田峻介選手
―今日の試合を振り返って
オフェンスに関しては割とみんな攻めれてはいたんですけど、やっぱりディフェンスがちゃんと今までの試合と比べて守れていなかったなというところが問題だったかなと思います。
―個人として頑張れたところと反省点は
個人としては前回の日体大戦が調子悪くてそれで大学は違うんですけど今回リベンジというか、そういった形でリベンジした時に前よりは上手く決めれたので良かったかなという所です。改善点、反省点としては最初のシュートをちゃんと決め切れていなかったのでそこをちゃんと決めきれるようにしたいなと思います。
―前回のインタビューで高木選手が東海大学はオフェンスが個々で強いイメージがあるとおっしゃっていましたが、それに対してのこちら側の全体のディフェンスは?
そうですね。左利きの選手が東海大学は強いという印象があったのでそこを守ろうという意識が強すぎて逆に反対側でやられたりしていたので、そういったところが良くなかったかなと思いました。
―後半のタイムアウトはどのようなお話をなさいましたか
全体としても雰囲気を良くなかったというのもありますし、前に出るのか下がって守るのかというところが曖昧になっていたのでそういったところを話し合いました。
―来週の試合に向けて意気込みをお願いします。
チームとしては絶対勝ちたい試合ですし、自分としても後2試合ですけど全部のシュートを決めれるように頑張っていきたいと思います。(ー順天堂大学の印象は?)キーパー(順天堂大学)が同じ出身高校で知り合いが多いので特徴がバレてしまっているというところもあると思うのでそこはしっかり対策をしていきたいです。
石田季里選手
ー今日の試合を振り返って
自分は結構調子良くて点を取れたんですけど勝ち切れなかったのでそこは悔しいなというように思っています。
―この1週間東海大学の向けての作戦を考えながら練習してきたと思いますがそれはどのようなものですか
向こうの両2枚目が離れているのでそこをさらに広げながら、真ん中の広いポストと絡めた2対2を多めにしよう(真ん中の2人で崩していくという練習など)という話をしました。
―今季のリーグを通して今日活かせたなと思うところ、また残りの試合で頑張りたいなと思うところは
リーグを通して自分の強みと思っていた一対一が1部リーグでも通用するんだなというのが分かってそれを今日活かせたんですけど、それを意識しすぎてボールを持ちすぎて空いている味方にボールをパスを出せなかったりということがあるのでそこは次の試合で修正していきたいです。(ー1部リーグでそれに気付けたのは嬉しいですね!)嬉しいです☺︎
―チームとして良かったところ、反省点について
全体として雰囲気からもう負けていたので、良いところでいうと得点は重ねられたので良いかなと思いますがそれ以上にディフェンスの隙間が大きくなって失点したりと単純な基本的なところがあまり良くなかったです。
―次に試合に向けての意気込みをお願いします。
今回負けてしまったので次の2試合を勝たないと上位に入るのは本当に厳しいのでとりあえず勝つことを前提にその中で自分も勝ちに貢献できたらなと思います。(先ほど雰囲気が良くなかったとおっしゃっていましたがそれはどのようにしたら改善できたかなと思われますか?)(コロナで)あまり声出しは良くないのですが、気持ち入れる上では声も必要ですが、それに限らずディフェンスとかもいざというところで力強く当たらなかったり、一歩引いてしまったりしたので一個一個明確な意思を持って考えながら、それをちゃんと遂行していくというのを徹底していきたいです。
西村佳起選手
ー今日の試合を振り返って
チーム全体的には結構いつも通りの力が出せてない試合だったなと、個人的には今リーグ初めての試合なんですけど、自分の持っている力を全部出し切れたかなと思います。
―オフェンス、ディフェンスについて
自分はオフェンス専門なんですけど、オフェンスはいつも通り攻めれば全然攻めれる感じだったのであまり考えてなくて、やっぱりディフェスが今回の試合大事になっていて東海の選手がサイドと逆45が強いのでそこに注目しすぎると他でやられてしまうことが多かったです。
―ハーフタイムではどのような話を?
最初は打たせたくないので上で当たりたいという感じでしたが、上に上がりすぎて間を攻撃されたり、サイドに打たされたり打たしたりなど相手の攻めの流れが止まらないという状況が長く続いたので下がって我慢しようという話をしました。
―今回の試合の中で気づいた東海大学の特徴や傾向はありますか?
東海は自分の中で結構ディフェンスが強いイメージがあったのですが、実際にやってみると連携が取れているディフェンスというだけで個々がすごく強いというわけではなかったので、オフェンスの方が強くて、連携で守っている感じで不意をつけば全然攻められないことないなっていうのに気付きました。
―次戦の順天堂大学に向けて意気込みをお願いします
来週試合に出るか分からないですが、順天堂には去年負けているので、そこは確実に勝っていきたいのでこの1週間で詰めるとこを詰めていければなと思います。
前回は強豪の日本体育大学にこちらの流れは渡さず同点という結果であったが今回はそうもいかず相手である東海大の流れに飲み込まれてしまう場面が多くあった。選手インタビューでも語っていた通り法大も個人の得点率、オフェンスの調子が良かった選手がいたものの、相手のディフェンスの連携に加えて得意とするオフェンスで攻め込まれてしまう。また試合中に攻め込まれているときの雰囲気も重要であることが伝わった。法大の強みであるオフェンスはそのままディフェンスをより強固なものにして行くことが鍵となる。残り2試合は日程が連続だが法大のパワーで勝ちきりリーグ順位が上がることを期待する。巻き返しとなるか!!!選手達に激励を送る。
(取材・記事 松岡茉満子)
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