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【硬式野球】勝ち点獲得へ崖っぷち 捕逸、暴投、野選、けん制悪送球… ミス連発で5回まで7失点惨敗 中津2ランも空砲

東京六大学野球2024秋季リーグ戦 立大2回戦
2024年9月22日(日)
神宮球場

2回戦の先発は法大2枚看板のうちの1人・吉鶴翔瑛(営4=木更津総合)。いきなり初回に先制点を許すと、その後もソロ本塁打を浴び、3回4失点KO。打線は4回に姫木の適時打などで2点を返すも、5回に死球や失策が絡み3失点を許し勝負あり。9回に2死から中津大和(営4=小松大谷)が右中間へ2ラン本塁打を放つも時すでに遅し。勝ち点奪取に向けて痛すぎる1敗となった。

9回中津の2ランで一矢報いるも及ばなかった

試合結果

トータル試合結果

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
立 大 0 0 0 0 0 0 10
法 大 0 0 0 0 0 0 9

(立大)大越、田中優、朝井—戸丸
(法大)●吉鶴、野崎、山城、倉重—𠮷安
[本塁打]
立大:小林隼 2号ソロ(3回 吉鶴)
法大:中津 1号2ラン(9回 朝井)

打撃成績

打順 位置 選手 打数 安打 打点 四死球 打率 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 8回 9 回
1 (6) 石黒 4 1 0 1 .143 空三振 四球 二飛 左安 三ゴロ
2 (2) 𠮷安 4 1 0 0 .200 二ゴロ 二安 二ゴロ 一邪飛
H 今泉 0 0 0 1 四球
3 (8) 中津 5 1 2 0 .286 一ゴロ 右飛 一飛 遊失 右本②
4 (7) 内海 5 0 0 0 .125 一ゴロ 空三振 二飛 空三振 捕邪飛
5 (54) 松下 4 1 0 0 .250 遊ゴロ 左安 空三振 右飛
6 (3) 藤森康 4 2 0 0 .250 二ゴロ 左安 中安 二ゴロ
7 (9) 姫木 4 3 1 0 .750 中安 右安① 右2 捕邪飛
8 (4) 中村騎 1 0 0 0 .000 遊併殺
H5 武川 2 0 1 1 .000 遊ゴロ① 四球 一邪飛
9 (1) 吉鶴 0 0 0 0
H 内山 0 0 0 1 .000 四球
1 野崎 1 0 0 0 .000 一直
1 山城 0 0 0 0
H 鈴木照 1 0 0 0 .000 三ゴロ
1 倉重 0 0 0 0
H 金谷 1 0 0 0 .000 空三振

投手成績

球数 打者 防御率
吉鶴 59 15 2 6.00
野崎 1 1/3 27 8 3 1 1 2 13.50
山城 12/3 29 6 1 2 0 0 0.00
倉重 3 47 10 1 4 0 0 0.00

ベンチ入りメンバー

10 𠮷安遼哉(法4=大阪桐蔭) 27 川崎広翔(営2=日大三) 45 熊谷陸(人1=花巻東)
14 安達壮汰(営4=桐光学園) 42 今泉秀悟(キャ1=石見智翠館) 1 西村友哉(法4=中京大中京)
19 山城航太郎(キャ4=福大大濠) 6 武川廉(人4=滋賀学園) 2 鈴木大照(文4=明徳義塾)
21 吉鶴翔瑛(営4=木更津総合) 26 藤森康淳(営2=天理) 7 内海壮太(法4=御殿場西)
12 永野司(営3=倉敷商) 29 中村騎士(営1=東邦) 9 姫木陸斗(人4=日大藤沢)
17 野崎慎裕(営3=県岐阜商) 4 松下歩叶(営3=桐蔭学園) 36 内山陽斗(文3=天理)
15 山口凱矢(営2=桐蔭学園) 8 中津大和(営4=小松大谷) 31 豊田凌平(法1=鳴門)
34 倉重聡(営1=広陵) 28 石黒和弥(法3=高岡商) 50 姫野翔(現4=大分鶴崎)
22 中西祐樹(法2=木更津総合) 24 金谷竜汰(法2=東海大菅生) 51 鈴木大紀(法4=法政二)

戦評

法大の先発は吉鶴翔瑛(営4=木更津総合)。初回は1死から内野安打で走者を出し、2死三塁の場面で立大4番・西川侑志(3年)に適時二塁打を浴び、先制点を許す。

法大の攻撃は1回裏、2回裏ともに三者凡退に倒れる。

3回表、立大の攻撃。1番・小林隼翔(1年)に左翼スタンドへの2号ソロを浴び追加点を許す。続く2番・齋藤大智(4年)にも二塁打で続かれ、なおもピンチで、3番・鈴木唯斗(4年)の犠打を捕手・𠮷安遼哉(法4=大阪桐蔭)が三塁へ送球するも、野選となりオールセーフ。そして、1死二、三塁から𠮷安の痛恨捕逸で3点目、5番・黄之芃(4年)に右犠飛でさらに点差をつけられ、4点を追う展開。

3回裏の攻撃、先頭の7番・姫木陸斗(人4=日大藤沢)が中前安打で出塁も、8番・中村騎士(営1=東邦)が遊ゴロ併殺打で好機を広げられず。その後、2者連続四球で2死一、二塁の場面で、2番・𠮷安が気迫のヘッドスライディングで内野安打をもぎ取り2死満塁のチャンス。しかし、3番・中津大和(営4=小松大谷)はフェンス手前の右飛に倒れ得点奪えず。

4回表からは野崎慎裕(営3=県岐阜商)がリーグ戦初登板し、三者凡退に抑え流れを引き寄せる。

4回裏は1死から5番・松下歩叶(営3=桐蔭学園)と6番・藤森康淳(営2=天理)の連打で1死一、二塁とすると、姫木が右前適時打を放ち、1-4と反撃。なおも一、三塁で中村騎に代打・武川廉(人4=滋賀学園)を送り、遊ゴロ間に三塁走者が生還し4-2と2点差に迫る。

2点を返し守備から更に勢いに乗りたい5回表だが、先頭の小林隼、齋藤(4年)に連打を許し、野崎の暴投、死球が重なり無死満塁の大ピンチ。続く4番・西川侑志(3年)に三遊間を抜く適時打を打たれ追加点を許した後、更に犠飛で失点し2-6。ここで野崎から山城航太郎(キャ4=福岡大大濠)に交代する。しかし山城がいきなり一塁へけん制悪送球でこの回3失点で2-7と突き放される。

6回表、前の回途中から回を跨いで登板の山城が先頭に安打を浴びるも後続を打ちとり、無失点。裏の法大の攻撃は2番手・田中優飛(1年)の前に2死となるも藤森康、姫木の連打、武川の四球で満塁のチャンスを作るも、代打・鈴木大照(文4=明徳義塾)が3球目の真ん中の直球を打つも三ゴロに倒れ三者残塁。

7回からはリーグ戦初登板の左腕・倉重聡(営1=広陵)がマウンドに上がり、2死から5番・黄に左翼へ二塁打を浴びるも後続を三振に打ちとり無失点。1番から始まる7回裏の攻撃は石黒が今季初、通算2本目の左前安打で出塁すると、相手の失策と捕逸で1死二、三塁のチャンスを作る。ここで4番・内海はフルカウントまで粘るも三振。続く松下は右飛に倒れ、またしても好機を逃す。

8回表、倉重が三者凡退に抑え、流れを作るも裏の攻撃では法大も田中の前に三者凡退に終わる。

9回表も倉重が続投し、相手の上位打線を三者凡退に打ち取る。9回裏なんとか追い上げたい法大は変わった3番手・朝井優太(4年)の前に代打・金谷竜汰(法2=東海大菅生)が空振り三振、石黒も内野ゴロに倒れ、2死となるも𠮷安への代打、リーグ戦初打席の今泉秀悟(キャ1=石見智翠館)が四球を選び出塁。3番・中津が内角の球を引っ張り、右翼スタンドへ運ぶ完璧な一発を放ち、3点差まで詰め寄るも追い上げはここまで。続く4番・内海は捕邪飛に倒れゲームセット。

これで1敗1分となり勝ち点奪取へ崖っぷちとなった。

(写真・山口晴暉、白戸大貴)

選手インタビュー

中津大和 外野手

ーーミスが多い試合となりましたが、振り返って
起きたことは仕方がないので、反省して次につなげたいと思います。

ーー春とは違う中堅手のの守備に関しては
まだまだ守れると思うので、少しでもチームに貢献したいと思います。

ーー序盤からリードされる展開で3回に満塁の場面で回ってきた打席を振り返って
ここで追いつきたい場面だったのですが、正面に飛んでしまったので反省しています。

ーー9回の2死の場面ではどのような心境で打席に立ったか
同じ部屋の今泉が出てくれたので、なんとしてでも繋ぎたい気持ちが大きかったです。

ーー本塁打を打った感触、球種は
インコース高めにきた球だったので、ふりぬくことができました。

ーー明日への意気込みは
明日も厳しい戦いになると思いますが、なんとしてでも勝ちたいと思います

硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。

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