【硬式野球】秋季リーグ振り返りインタビュー③~西村友哉副将~
西村 友哉 副将
ーー秋リーグを振り返って
優勝出来なかったので、悔しいの一言です。
ーー「右方向への打球を意識してる」とリーグ戦前におっしゃっていたが自身のリーグ全体の打席を振り返って
出来てた打席と出来なかった打席があります。春よりは出来てた打席が多くなってるかなと思うので、それは良かったと思います。
ーー対戦して印象に残ってる投手は
そんなに打席に立っていないので、特にはいないですね。
ーー立大戦、早大戦を始め思うように出場機会を得られなかったがベンチからどう見てたか
春より下級生が多く出てるんですけど、すごく下級生が頑張ってくれて、上級生も頑張らないといけないなという雰囲気にチーム全体でなれていたので、すごく良かったなと思います。
ーー東大戦での8回裏、勝利を決定づける犠飛を振り返って
1死二、三塁だったので、1番は安打が良かったです。でも頭の中に最悪外野フライというのがあったので、フライ上げようと思ってました。結果的に外野フライを打てたので良かったですけど、最高の形は安打を打てれば良かったなと思います。
ーー慶大1回戦では初先発、当時の心境は
「やっときたか」という感覚でした。緊張とかはほぼ一切無く、自分の今までやってきたことを出すだけだなと思って臨みました。
ーーフル出場した唯一の試合、4年間の集大成となるリーグで、どんな気持ちで終始戦っていたか
その時はまだ試合があったので4年間の集大成とかは考えてなかったです。自分の結果がどうであれ、チームの勝ちに貢献することだけを考えて試合に臨みました。
ーー明大2回戦では初の5番での起用となったが
5番は初めて打ったのでびっくりしました。(野球人生でも初めてか)小学校以来ですかね。なのでびっくりはしたんですけど、やることは変わらず、後ろにつなぐだけだと思ったので、そういう気持ちを持って試合に臨みました。
ーー明大戦が大学野球最終戦となったが試合終了時の感情は
終わってみれば(4年間)早かったなとエール交換聞いてる時に思いました。(試合を)やってる時は長く感じたんですけど。終わってみれば短かったんですけど、その時は振り返れば長かったなと思ったり、いろんな感情がありました。
ーー思い描いていたラストイヤーではなかったと思うがこの1年間を振り返って
野球人生の中で1番思い通りにならなかった1年かなと思います。思い通りにいかないなかでも、自分のやるべき事をしっかりとやってきたので、自分の人生の中で成長するポイントというか。この経験があったから将来良くなれたみたいな1年にしたいと思ってずっとやってきました。全然無駄にはなってないんじゃないかなと思います。
ーー4年間を振り返って印象に残ってる試合は
印象に残ってるのは4年次の春の慶應戦の1死二、三塁で代打で出してもらったんですけど、その時が4年間振り返ってパッと蘇りますね。(3回戦、9回表)同点だったんですけど、ショートライナーを打って、ショートにファインプレーされて逆転出来なくて、その試合負けちゃいました。(延長12回サヨナラ本塁打で敗戦)あのショートライナーがちょっとでもズレてたらなとか、でもズレなかったってことは自分の力不足なんだろうなとか、悔しすぎた1打席ですね。それがうれしい打席よりも思い起こされますね。(野球以外で印象的なことは)野球以外は本当に毎日楽しかったですね。練習終わった後にみんなで食べるご飯とか、みんなでどっか行ったりもしましたけど、やっぱりみんなとご飯食べながらしゃべって笑ってる時間が1番楽しかったなと思います。
ーー4年生の同期はどんな存在だったか
みんな個性が強くて、でもバラバラにならずに仲良くみんながみんなのことを思いやって、人として良い集団だなと思いますね。みんな悪いやつがいないというか、人の気持ちを考えれないやつがいないです。すごい思いやりのある集団ですね。
ーー特に仲の良い後輩は
石黒と(和弥、法3=高岡商)と中西(祐樹、法2=木更津総合)ですかね。(来年以降2人に期待することは)石黒には打線でも守備でもチームの要として引っ張っていってもらいたいですね。中西は(来年)3年生ですけど、来年は主軸になると思うので「まだ3年生」とかじゃなくて3年生だけど自分がチームを引っ張るくらいのつもりでやって欲しいです。
ーー4年間ともにした大島監督への思いは
大島さんは本当に陰の努力とか、結果どうこうじゃなくて試合に出た結果に対してのプロセスを大事にする方です。そういうのを大事にしてる人だからこそ自分もそういうのが大事だということに気づきました。高校の時より大学の方が努力したというのはありますし、熱心に聞くとめちゃくちゃ教えてくれますし、すごく選手のことを考えてくれてる監督だなと思いますね。(優しさもありつつも厳しさもあるという感じか)優しいですね。選手ファーストがすごいというか。どんな時でも選手のことを考えてくれる、そんな監督でした。
ーー髙村助監督への思いは
髙村さんは1年も(一緒に)やってないですけど、すごくフレンドリーというか、もちろん一線はありますけど、聞いたことに対してすごく快くいろんなことを教えてくれたりします。プロの世界を経験されている方なので、いろんなことをすごいフレンドリーに教えてくれる方です。1年目で自分も初めて会ったんですけど、すごくやりやすさがありました。でもちゃんと試合とかちゃんとやる時はやるという、オンとオフがすごく切り替えられてる方だなと思いますね。
ーー背番号1を背負うことの重圧は
1番だから試合に出ないといけないという思いはもちろんありました。その中でも結果を出せずにいる自分もいて苦しかったは苦しかったです。そういう重圧を背負って戦えたということは、自分のこれからの人生に活きてくるのかなと思います。(来年以降背負って欲しい選手は)野崎(慎裕、営3=県岐阜商)ですかね。(その理由は)この秋も結構先発して、来年のチームとしても野崎が欠かせないなというのは、もうみんな分かってることなので。あいつ自身が1番を背負ってチームを勝利に導いてくれる姿が1番想像できるので野崎に付けて欲しいなと思います。
ーー特に思い出深い選手は
姫木(陸斗、人4=日大藤沢)ですかね。(その理由は)あいつは1年の春からフレッシュで一緒に出ました。でももっと前の(野球部に)入った時からライバル的な関係にあったというか(笑)。(もともと知り合いだったのか)いや知らなくて、入った時にあいつからすごく敵対視されてるから自分も敵対視してみたいな(笑)。入った時はすごくバチバチだったんですけど、一緒に(試合に)出たりしていく中で仲良くなっていきました。それであいつも2、3年生の時にずっとけがで出れなかった時に、ずっと話を聞いたりしました。今度4年生になって僕がけがした時にはあいつに話を聞いてもらったりしました。すごく良い関係でここまで来れました。2人で結構飯も行ったし、すごくこの4年間で一緒にいたのは姫木かなと思うので、印象深いですね(笑)。
ーー来年期待の選手は
中西ですね。捕手なんで秋季もほぼフル試合出て、要領もつかんだと思うので。あとは結果をしっかりと来年からは意識して、勝てる捕手になって欲しいなと思います。
ーーこれからの展望
次は社会人野球になるので、しっかりとそこで活躍して、もちろん2年後にプロを目指して頑張りたいと思います!
ーー応援してくれた方へ
今年1年たくさんの応援ありがとうございました。チームは結果を残すことは出来なかったですけど、来年は必ず後輩たちが強い法政を取り戻してくれると思うので、今後とも法政大学野球部の応援をよろしくお願いします。
(取材:白戸大貴)
西村 友哉(にしむら・ともや)
法学部4年2002年5月16日生まれ
愛知県出身・中京大中京
174cm74kg・右投右打
今季成績 : 8試合 6打数 2安打 1打点 0本塁打 1四死球 打率.333
『元中京大中京最強世代の不動のリードオフマン。法大では1年秋にデビュー。以後長らく試合に出続け今春、秋も外野の中心としてフル回転が期待されるも、ひじのけががあり、フル出場した試合は春秋合わせわずか2試合。今季は主に守備固めとしての出場が中心だった。進路は社会人へ。次のステージでかつての輝きを取り戻せるか』
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