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【ラグビー】関東大学リーグ戦 対大東大 創部100周年のシーズンは5位、101年目へ期待

関東大学リーグ戦1部
対大東文化大
2024年11月24日
秩父宮ラグビー場

リーグ戦最終戦、対大東大は敗戦し創部100周年の今季は5位で終了をむかえた。

試合後スタンドへ礼をする選手たち

 

試合結果

トータル試合結果

32
法大
10 前半 21 45
大東大
22 後半 24

 

ポイント詳細

1/3 3/4
1/2 G 3/2
0/0 PT 0/0
1/1 PG 0/0
0/0 DG 0/0
T:小林3、細川、G:田中3、PG:田中2

※前半/後半、得点者は法大のみ記載

法政大学メンバー

No. ポジション 選手氏名 学年 出身校
1 PR 守安史成 2 桐蔭学園
2 HO 花澤祐太 1 法政二
3 PR 渡辺明志 4 佐賀工業
4 LO 山内滉太 2 昌平
5 LO 細川幹太 3 國學院久我山
6 FL 大沢空 1 秋田工業
7 FL 三浦幹太 2 秋田中央
8 NO.8 宮下晃毅 3 報徳学園
9 SH 小山田裕悟 3 桐蔭学園
10 SO 鈴木颯太 2 秋田工業
11 WTB 小林雅治 4 法政
12 CTB 田中大誠 3 國學院栃木
13 CTB 中井駿 4 大分舞鶴
14 WTB 炭竈柚斗 2 報徳学園
15 FB 北川拓来 3 昌平
16 Re 佐野祐太 4 目黒学院
17 Re 澤村勇介 2 尾道
18 Re 本山淳祥 1 佐賀工業
19 Re 上杉太樹 4 東福岡
20 Re 植浦慎仁 2 報徳学園
21 Re 箕輪大地 2 石見智翠館
22 Re 渡辺圭祐 1 中部大春日丘
23 Re 佐川一眞 1 専大松戸

 

戦評

波乱続きで歴史的大混戦の関東大学リーグ戦。上位5校すべてに優勝の可能性が残っている。またどの大学も大学選手権出場が決まっていない。
法大の最終戦の相手は勝ち点27を挙げ首位の大東大。大東大はこの試合で勝てば優勝が決まるも、敗れたら4位に転落する可能性も。法大が自力で大学選手権に出場するには、8点差以上をつけて勝利することが必要である。わずかな望みをつなぎたい。
法大はこれまでチームをけん引し続けてきた主将・金侑悟(4)が足首の捻挫で急遽欠場。『キャプテンのために』チーム一丸となって勝利をつかめるか。選手権をかけた大一番が秩父宮ラグビー場で幕を開けた。

主将が欠場の中ゲームキャプテンを務めたWTB小林雅治(4)

先制したのは大東大だった。10分、自陣5mライン付近での相手ボールラインアウトからモールで押し込まれ先制を許す。一方の法大も15分、CTB田中大誠(3)がハーフウェイ付近のPGを決め3点を返した。しかし17分、20分に連続でトライを奪われ、リードを広げられてしまう。反撃したい法大は敵陣でフェーズを重ね、34分に大外のWTB小林雅治(4)がインゴール左に飛び込んだ。前半は10-21とビハインドで終えた。

PR渡辺明志(4)

後半先に得点したのは法大だった。10分にCTB田中がPGを決め3点を返す。しかし、12分にトライを許す。さらにFB北川拓来(3)のシンビンにより1人少ない状態でのプレーを余儀なくされた。16分、21分にもトライを許し、13-45に。29分に再びWTB小林が、36分にはLO細川幹太(3)がトライを決める。さらに38分には敵陣からボールを回し続け、最後はWTB小林がこの日3本目となるトライを挙げた。しかし反撃もここまで。32-45に終わり、無念の敗戦を喫した。

CTB中井駿(4)

4勝3敗で勝ち点24の5位でリーグ戦を終えた法大。あと一歩、大学選手権には届かなかった。この試合のスタメンは15人中12人が下級生だった。この悔しさを知る選手たちが来年こそ躍動する姿に期待したい。

(記事:盛岡惟吹、写真:中野拓真)

インタビュー

新宮孝行 監督

ーー今日の試合を振り返って

今日勝つことによって大学選手権の出場になるかもわかんないですし、勝ち点によってはどうかという試合でした。2日前にキャプテンがアクシデントで足首の捻挫をして全治1ヶ月となり、それで2年生と1年生のSOを入れました。やはりSOは急遽この試合に出て今までずっと出ていなかったので、細かいところで大きくゲーム展開できなかったなっていうのが1つと、後半になったら足が止まるというのはわかっていたんですけど、前半3本取られてそして後半の最初に2本取られてしまったっていうのは、大きな敗因かなと思います。あともう1つは、うちはラインアウトモールで全部しようとしてるので東洋大、それから流経大、今回の大東大に4、5本ぐらい取られてしまいました。それがなかったっていうのは東海大とか、あるいは立正大とかなんで、ラインアウトモールの対応をしたんですけど、やはりなかなかうまくいかなかったのでそこが大きな敗因かなと感じております。

小林雅治(副主将、4年、WTB、法政)

ーー今日の試合を振り返って

先々週東海に勝って、選手権大会への道をギリギリつないで、今日は絶対に選手権に行くという気持ちでチーム全員で戦いました。
キャプテンの怪我もあって、チームとしてなかなか難しい状況だったんですけど、後輩たちは一生懸命頑張ってくれましたし、その中で副将である自分がチームを引っ張りきれなかったというところがすごく悔しいのと、キャプテンである金を選手権に連れていけなかったっていうところはすごく悔しく思います。
警戒していた留学生のところで、自分たちのゲームの流れから抜けてしまうところがあって、ペナルティを重ねてしまい、ラインアウトモールなど相手の強いところでプレーさせてしまったというところが敗因かなと思っています。

(インタビュー:外山栞、古川千遥)

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