【硬式野球】秋季リーグ振り返りインタビュー⑩~中津大和選手~
中津 大和 選手
ーーリーグ戦を振り返って
4年生で最後の大会という特別な思いもあったのですが、優勝できなくて悔しかったです。
ーー 53打数17安打、8打点、打率.321、本塁打2、盗塁3という成績をどのように受け止めているか
中盤で少し成績を落としてしまったので、そこは自分なりに反省しています。
ーー立大2回戦、4回戦でそれぞれ2ラン本塁打を放っているが、その瞬間の感触は
もうずっと前なので少し忘れかけているんですけど…打った感じいったなという感覚があったので、捉えられたことはとてもよかったと思ってます。
ーー立大4回戦、延長13回に松下歩叶(営3= 桐蔭学園)選手が劇的なサヨナラ本塁打放ったが、その時のチームの雰囲気は
チームの雰囲気はとても良かったと思います。自分個人としては、チャンスでいっぱい回ってきても打てなくて「うわあ、もう頼む…!」という感じでいたのですが、松下が打ってくれたので、とてもうれしかったです。
ーー今春の王者・早大に引き分けを挟み6連敗したが、早大戦の敗因はなにか
早稲田の1戦目を勝ちきれなかったことだと思います。
ーー早大戦で勝ち点を落としたことにより、法大の優勝の可能性が薄れた状況だったが、どのようにチームの士気を維持したか
負けたことは取り返せないので。反省して次の試合を勝つためにやるしかなかったのでそこだけです。
ーー東大1回戦では15安打16得点の快勝だったが、2戦目は痛恨のサヨナラ負けを喫した要因はなにか
リーグ戦は大量得点で勝っても次の日も試合あるので、気持ち的にもどこか油断してたところがあったのかなと思います。
ーー東大3回戦は前日の負けからどのように切り替えて試合に臨んだか
リーグ戦は本当に切り替えが大事だと思うので、負けたからと言って落ち込まず、次に向けてやるべきことをやろうと思って臨みました。
ーー慶大2回戦では中津選手の同点に追いつく適時打を放つなどの活躍もあり、15年春以来となるストレートでの2連勝だったが、試合後のチームの雰囲気は
なかなか2勝することができなかった中、2勝することができて、チームの雰囲気としても、どんどん押せ押せという流れでやっていけたので、それはとてもよかったと思います。
ーー 4年生にとって最後の試合となった明大2回戦、あと一歩で勝利を逃し、4年間で1度も勝ち点を挙げることができなかったが、悔しさは
明治はライバル的な存在なので、そこで2勝できず、勝ち点を取ることができなかったのは結構悔しいです。
ーーリーグ戦を通して印象に残っている試合は
どの試合も印象に残っているんですけど、特に印象に残っているのは、立教4回戦の勝ち点をとった試合ですかね。
ーー今回のリーグ戦では、開幕前インタビューで期待していると言っていた石黒和弥(法3=高岡商)選手が全試合に出場したが、どのようにみていたか
石黒がやってくれると思って期待していました。最初は苦しんでいて色々悩んだところもあると思うんですけど、全試合出場していい経験ができたと思います。来年、石黒がチームを引っ張っていけるように頑張ってほしいなと思います。
ーー今までの対戦した投手の中で1番すごいと思った投手と、その理由は
明治の毛利(海大、3年=福岡大大濠)かなと思います。理由は2三振したというのもあるんですけど、(球が)早かったです。
ーードラフト指名は叶わなかったが、どのように受け止めているか
選ばれなかったのは自分の実力だと思うので。少しは落ち込んだんですけど、落ち込む暇なんて自分にはないと思っていたので、また次、前向いて頑張ってます。
ーー今回の結果を機に、今はどのようなことに取り組もうと考えているか
全体的なパワーアップだったり、技術の向上に励みたいと思います。
ーーこれからも野球を続けることは考えているか
続けます。(どこで)社会人野球です。
ーー今後も野球を続ける中で、再びプロの舞台に挑戦したいという気持ちはあるか
そうですね。2年後、若いうちに勝負したいなっていう風に思います。
ーー引退を迎え、野球部での4年間を終えての感想は
長いようで短い4年間でしたし、やっぱり4年生と最後まで野球ができてとても良かったなっていう風に思います。
ーー試合中など、いつでもニコニコしている姿が印象的だったが、意識して笑顔を大切にしていたのか
無意識に出る部分もあって、ちょっと自分ではあれなんすけど(笑)笑顔は大事だと思います!!
ーー在籍した4年間で優勝することはできなかったが、今後優勝するために必要なことは
チーム力だったり、勝負強さかなと思います。
ーー4年間の寮生活も終わってしまうが、印象に残っていることやハプニングなどは
言えないことばかりなんです(笑)印象に残っていることは、みんなで飲み行ったりしたことですかね。
ーー監督、助監督への思いは
監督、助監督も指導者としてまだ1、2年目とかなので、自分たちは優勝できなかったですけど、その経験を活かして来年は優勝してほしいなと思います。
ーー法大で4年間を共に戦い抜いた同期に一言
最高の仲間たちだと思っています。これからも関わっていくことが多いと思うので。やっぱりそうですね…最高でした。
ーー特に仲の良い後輩への思い
本当にバカしかいないんですけど。野球やる時はちゃんとやれって言いたいです。
ーー来年特に期待している選手はいますか
石黒です。ずっとなめているので、自分のことを(笑)野球でそのなめた態度を活かして頑張ってほしいです。
ーー最後に、信じて応援し続けたファンの方々にメッセージをお願いします。
勝っても負けても応援してくれるファンの方々がいたので、本当に勝てなかったことは自分たちでも反省してるんですけど、これからも法政大学応援してほしいなと思います。
(取材:古川千遥)
中津 大和(なかつ・やまと)
経営学部4年 2002年10月2日生まれ
石川県出身・小松大谷
180cm75kg・右投左打
今季成績 : 14試合 53打数 17安打 8打点 2本塁打 11四死球 打率.321
『3割を超える高い打率と、チーム1とも称される俊足を生かした広い守備範囲が武器。10月24日のプロ野球会議では指名漏れを経験するも、社会人野球で活躍するための財産とし、2年後プロの世界を目指して再スタートを切る。
硬式野球部の写真はスポーツ法政新聞会の公式インスタグラムにも掲載しております。ぜひご覧ください。
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