第75回長浜ひょうたんボウル 対立命館大
2025年5月11日(日)
平和堂HATOスタジアム

試合前の選手たち
試合結果
トータル試合結果
法政大学ORANGE |
0 | 1Q | 0 |
立命館大学PANTHERS |
---|---|---|---|---|
0 | 2Q | 14 | ||
0 | 3Q | 7 | ||
3 | 4Q | 10 | ||
法政大学ORANGE | 3 | Total | 31 | 立命館大学PANTHERS |
試合得点
Q | ポジション | 選手 | 得点方法 | TFP |
---|---|---|---|---|
4 | K | 高城颯真(経4=法政二) | FG | - |
昨年度の甲子園ボウルの再戦となった第75回長浜ひょうたんボウル。
第1QはK 高城颯真(経4=法政二)のキックオフで開始となったが、このキックはタッチバックとなり立命館大の最初の攻撃は敵陣25ヤードからとなった。相手RB 漆原のランプレーを止められず、自陣48ヤードまで前進されると、その後はパスプレーにより立て続けに13ヤード、15ヤードをゲインされ、自陣20ヤードまで前進されてしまう。最後は4thダウンの攻撃となったところで立命館大はFGを狙うことを選択。するとこれが失敗に終わり攻撃権は法大へと移る。自陣24ヤードからの攻撃はRB 宮本樹音(文2=佼成学園)の15ヤードをゲインするランプレーで1stダウンを更新。さらにWR 阿部賢利(営3=法政二)のRAC(ランアフターキャッチ)、WR 高津佐隼世(キャ4=佼成学園)への13ヤードのパス成功などもあり、敵陣19ヤードまで前進する。しかしその後の3rdダウンの攻撃でQB 齊藤空大(法4=駒場学園)のパスを敵陣1ヤード地点でインターセプトされ、攻撃権を失ってしまう。その後の立命館大の攻撃で相手RB 稲生のランプレーなどにより敵陣37ヤード地点まで前進されたところで第1Qが終了した。

WR 阿部賢利(営3=法政二)
第2Qは立命館大の2nd&10の攻撃からスタート。稲生のランプレーにより1stダウンを更新され、50ヤード付近まで前進される。そして迎えたその後の2ndダウンの攻撃。漆原に54ヤードのランTDを決められて先制されてしまう。TFPも成功され0ー7。再開後の立命館大のキックオフはタッチバックとなり、法大の攻撃は自陣25ヤードから。宮本のランプレーや齊藤の自らのボールキャリーにより自陣42ヤードまで前進したところで、法大は1回目のチームタイムアウトを取る。しかしその後の3rdダウンの攻撃で齊藤がスリップダウンしてしまい10ヤードのロスに。最後は4thダウンでパントを蹴り、攻撃権は立命館大へ。敵陣23ヤードからの攻撃は漆原に29ヤードをゲインされるランプレーなどもあり、自陣29ヤードまで前進されると、さらに20ヤードをゲインするパスを通され、自陣9ヤードまで前進されてしまう。最後は稲生にランTDを奪われ、TFPも成功されて0ー14とリードを広げられてしまう。その後の立命館大のキックオフは再びタッチバックとなり、自陣25ヤードから法大の攻撃が開始。残り時間が短いこともあり、早いテンポで攻撃をしていくも、TDを奪うには至らず。0ー14で試合を折り返した。

QBとしては第2Qまでの出場となった 齊藤空大(法4=駒場学園)
巻き返したい第3Qは法大のリターンで開始。最初の攻撃は自陣12ヤードからとなるも1st&10の攻撃でディレイオブゲームの反則を取られ、5ヤードの罰退となってしまう。その後1stダウンを更新できず、P 森川温(スポ4=法政二)がパントを蹴り攻撃権は立命館大へ。自陣35ヤードからとなった攻撃はランプレーにより自陣10ヤードまで前進されてしまう。すると最後はWR林へのパスを通されてTD。TFPも成功され0ー21と苦しい展開に。DB ジュッフムハマド(1年)のリターンで再開され、法大の攻撃は自陣20ヤードから。RB 小松桜河(文4=日大三)の2度のランプレーにより1stダウンを更新するも、その後の攻撃を抑え込まれ最終的にはパントを蹴ることに。それでも齊藤のナイスパントにより立命館大の攻撃は敵陣11ヤードからとなる。しかし漆原と稲生の両RBのランプレーを止められず、自陣49ヤードまで前進されてしまう。それでも迎えた3rdダウンの攻撃で相手のパスをDB 高山晃(経4=法政二)がインターセプト!流れを引き寄せたところで第3Qが終了した。

見事インターセプトに成功した高山
意地を見せたい第4Qは自陣45ヤードから法大の攻撃で開始。竹村真柊(法3=箕面自由学園)のランプレーや高津佐への26ヤードをゲインするパスの成功もあり敵陣25ヤードまで前進する。その後の3回の攻撃では1stダウンを更新できず、4thダウンとなったところでFGを狙うことを選択。46ヤードのFGをK 高城颯真(経4=法政二)が沈めて3ー21と3点を返す。

FGを決めた高城はこの笑顔
再開後の立命館大の攻撃は敵陣32ヤードから。すると1st&10 の攻撃でDB 岡村裕(キャ3=佼成学園)にパスインターフェアランスの反則があり15ヤードの罰退。その後は2度のパスプレーにより自陣32ヤードまで前進される。さらに相手RBのランプレーにより自陣15ヤードまで前進されてしまう。ここではTDを許さなかったものの、最後は30ヤードのFGを決められて、3ー24と再び突き放されてしまう。再開後の法大の攻撃は自陣16ヤードから。宮本のランやWR 須加泰成(営4=足立学園)への17ヤードをゲインするパスが通り、自陣37ヤードまで前進する。しかし1stダウンの攻撃でQBサックされると、2ndダウンの攻撃ではパスをインターセプトされ、攻撃権は立命館大へ。自陣28ヤードからの攻撃はパスプレーにより、自陣17ヤード地点まで前進されると2ndダウンの攻撃で、パスからのランプレーでTDを奪われ、さらにTFPも成功され3ー31とさらにリードを広げられてしまう。再開後の攻撃でTDを奪いたい法大だったが、QBサックやディレイオブゲームの反則もあり、TDを奪えず。3ー31で試合終了となった。

試合後応援席にあいさつする選手たち
昨年甲子園ボウルで敗れた立命館大に力の差を見せつけられ、春季初黒星を喫した法大。それでも選手たちにとっては良い経験になったに違いない。すべては秋季にこの大きな壁を打ち破るために。今試合で得た課題と収穫を整理して今後のオープン戦を戦い、ひと回りもふた回りもチームとして成長していくことに期待したい。(文・白戸大貴)
選手インタビュー
DL 吉田祥真(人4=法政二)
ーー今日の試合を振り返って
自分としてはあんまり良いプレーが出来ないというか、思ったよりこれまでのシルバースター戦とか振り返っても相手も強かったなというのもあって、なかなか自分が思うようなプレーが出来なかったのが反省点かなと思います。
ーー立命館大のOL陣と相対して感じた手応えは
パスの部分ではかなりやれてた部分はあると思いますし、ランも毎回毎回やられてた訳ではないので、手応え自体はあったかなと思います。でもやっぱり、やられた部分はやられたなと思うので、そこは改善していかなきゃいけないなと思います。
ーー今日のような相手を上回っていくために必要なことは
1対1の強さみたいなところは相手の方が全体的に今日は上だったのかなと思うので、そこの部分をもっと強くしていくことが大事なのかなと思います。
ーー今後のオープン戦で意識していきたいことは
被ってしまうんですけど、1対1の強さに重視していくことで、僕1人で2枚3枚相手を倒せるような選手になれれば、もっとディフェンスも強くなっていくと思うので、そこを頑張っていきたいなと思います。
(取材・白戸大貴)
DB 高山晃(経4=法政二)
ーー今日の試合を振り返って
結果的に点差をつけられて負けてしまったので、チームとしてもディフェンスとしても課題が残る試合だったかなと思います。
ーーインターセプトもあったが
攻められていたので、オフェンスにボールを渡したいという思いでプレーしていました。良い場面でインターセプトできて良かったです。
ーー今日の試合の収穫は
個人的にはタックルもうまくいったので、継続していきたいです。ディフェンスも全体で相手オフェンスを止められるようにやっていきたいです。
ーー今日に試合で出た課題は
ランプレーを多く出されていたので、それに対する集まり方やタックルですかね。みんなで役割を持ってプレーすることが必要だと感じました。
ーー今日の試合で感じた立命館との差は
まだ春なので、フィジカルなどの個人の差があるのかなと感じました。それに対して、自分たちはチームの力で頑張っていけたらなと思います。
ーー今後の意気込み
春はまだ試合があるので、目の前の相手に勝てるようにしていきたいです。そして、成長できるようにしていきたいです。
(取材・松野要)