【硬式野球】社会人屈指の強打者・向山基生が都市対抗で1130日ぶりの一発!後輩へのエールも

逆転2ランを放ち笑顔をみせる向山基生(平成31年卒=現NTT東日本)
◇第96回都市対抗野球大会 1回戦 鷺宮製作所(東京都) 5-4 TDK(にかほ市)
社会人屈指の強打者・向山元基(平成31年卒=現NTT東日本)が都市対抗の大舞台で決勝アーチを含む3打点の大活躍をみせた。
東京第2次予選・第4代表決定戦では最後の打者となり惜しくも自チームでの出場は叶わなかったが、第1代表の鷺宮製作所の補強選手に選出。「(2年前はJR東日本の補強選手として出場)補強は独特のプレッシャーがある。いかに平常心で取り組むか、自分の中でやることをやれば結果がついてくる」と自信をもって臨んだ一戦。
この日のTDK(にかほ市)との1回戦では「5番・中堅手」としてスタメンに名を連ねた。第1打席は1点ビハインドの2回裏、前の打者が中前安打を放ち、一発出れば逆転の場面。マウンドには昨年の都市対抗で敢闘賞の位置づけである久慈賞を獲得したTDK先発・小島康明。
1ボール1ストライクから外角高めの真っ直ぐを強振すると、打球は東京ドームのバックスクリーンに吸い込まれる逆転2ランとなった。向山の都市対抗で一発は2022年大会・準々決勝以来1130日ぶり通算3本目。「2年間(ホームラン)が出ていなかった。心のどこかで打ちたい気持ちがあったので最高の結果になりました」と笑顔をみせた。
さらに第3打席には「変化球を狙っていた」との言葉通り上手く拾い上げるとレフトの頭を越える適時二塁打となり貴重な3点目をもたらした。
また大学の同期には巨人で活躍をみせる森田駿哉や川口凌(現ENEOS)、中村浩人(現東芝)をはじめとした卒業後7年経っても未だに第一線で活躍する選手も。「同期の活躍は刺激になります。森田が苦労しているところも見ていましたし、中村も昨日、スタメンで出て活躍していてさすがだなと思いますし、負けてられないなって気持ちもあります。中村に関しては常に連絡を取り合って、地方大会でも常に会って、彼女みたいな感じです(笑)」。
法大が最後に優勝した20年春は新型コロナウイルスの影響で5試合制であり、2勝先取の勝ち点制での優勝は向山が主将を務めた18年秋までさかのぼる。この年は春5位から一気に天皇杯を奪い返した。
「私生活から見直したっていうのはすごく覚えています。当時は私生活が野球につながらないだろうって正直思っていた面もあったんですけど、目配り、気配りがプレーにつながることを社会人に来て確信している」と振り返り、「力ある選手がそろっていると思うので悔いがないように準備をしっかりしてもらいたい」と後輩へエールを送った。
「日本一になって橋戸賞(大会最優秀選手賞)を取りたい」。早くも7年目の夏を迎えた向山が社会人野球最高の舞台で最高のスタートを切った。
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