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【ラグビー】昨年のリーグ戦で敗れた立正大に悔しい敗戦 秋は“勝ち切れる”法大へ/関東大学春季交流大会 対立正大

関東大学春季交流大会
対立正大
2026年6月21日
立正大学グラウンド

昨年のリーグ戦最終節で敗れた立正大との一戦は、終盤までもつれる展開となった。一時は逆転に成功するも、終盤の失点で22-24と敗戦。それでも春を通して積み重ねた成長を示す一戦となった。

 

試合結果

トータル試合結果

22
法大
12 前半 19 24
 立正大
10 後半 5

 

ポイント詳細

2/2 3/1
1/0 G 2/0
0/0 PT 0/0
0/0 PG 0/0
0/0 DG 0/0
T:花澤、立山2、炭竈、G:渡辺

※得点は法大のみ記載

法政大学メンバー

No. ポジション 選手氏名 学年 出身校
1 PR 西垣眞之介 2 大分舞鶴
2 HO 花澤祐太 3 法政二
3 PR 和山学弥 4 法政二
4 LO 植浦慎仁 4 報徳学園
5 LO 山内滉太 4 昌平
6 FL 三浦幹太 4 秋田中央
7 FL 大沢空 3 秋田工業
8 NO.8 炭竈柚斗 4 報徳学園
9 SH 野島大翔 4 東海大相模
10 SO 佐川一眞 3 専大松戸
11 WTB 立山一希 4 静岡聖光学院
12 CTB 德山凌聖 2 桐蔭学園
13 CTB 渡辺圭祐 3 中部大春日丘
14 WTB 福本耀 3 報徳学園
15 FB 星野瑛太 2 明和県央
16 Re 本橋陽助 4 國學院久我山
17 Re 小野寺正太郎 4 目黒学院
18 Re 鈴木心温 2 公文国際
19 Re 森将太郎 2 國學院久我山
20 Re 森下響介 4 法政二
21 Re 箕輪大地 4 石見智翠館
22 Re 鈴木颯太 4 秋田工業
23 Re 尾関仁 1 京都成章
24 Re 北村優 4 國學院栃木
25 Re 工藤大和 2 清真学園
26 Re 小林利仁 2 昌平

 

戦評

前節の慶大戦では、法大らしいアタックや粘り強いディフェンスといった、春シーズンで積み上げてきた成果を随所で発揮した法大。春季大会最終戦となる今試合では、課題としてきたセットプレーの修正にも注目が集まり、春シーズンの締めくくりにふさわしい戦いが期待された。

最終節で迎える相手は、昨年のリーグ戦最終節で2点差で逆転負けを喫した立正大。今季はいまだ勝利を挙げられておらず、初勝利に向けて強い気持ちで臨む相手との一戦となった。

立正大のキックオフで前半が開始。先制したのは立正大だった。法大のノックフォワードから相手にボールが渡ると、自陣でオフサイドを犯し、中央へのトライを許してしまう。ゴールキックも決まり、7点の先制を許した。その後もオフサイドの反則が続き、自陣でのディフェンスを強いられる場面が続いたが、No8炭竈柚斗(4)のスティールで自陣からの脱出に成功した。しかし10分、立正大の大型留学生選手に対して低くタックルを仕掛けるも、その上でパスをつながれて、大きなラインブレイクを許す。そのまま左隅へのトライを許してしまう。ゴールキックは決まらなかったものの、さらに5点を先行される展開となった。

何度かチャンスの場面を迎えるが、なかなか得点につながらない。法大が初めて得点を奪ったのは29分だった。スクラムから得たペナルティで、相手ゴール前ラインアウトの機会を得ると、HO花澤祐太(3)がモールから右端へトライ。端からのゴールキックは決まらなかったが、5点を返した。

続けて34分には、WTB福本耀(3)のブレイクをきっかけに敵陣でフェーズを重ね、左サイドでボールをもらったWTB立山一希(4)がそのままトライラインまで走り抜けてトライを奪った。CTB渡辺圭祐(3)が左端からの難しい角度のゴールキックを成功させ、さらに7点を追加。12-12の同点に追いついた。しかし38分、スクラムから右に展開した立正大は、ラックからSHが短いキックをライン裏に蹴り、それを拾った立正大がゴール中央にトライ。再びリードを許した。

前半のうちにもう1トライ返したい法大は、キックオフを深めに蹴り、相手WTBに取らせたところを、WTB立山が鋭い出足で捕まえて、マイボールを獲得。相手ディフェンスのペナルティからスクラムを続けて選択し、敵陣でアタックを継続するも、トライライン際のところで惜しくもボールが届かず、12ー19で前半を折り返した。

後半開始からは、控えに入っていたSH箕輪大地(4)、SO鈴木颯太(4)らBKリーダーを務める2人が出場。フレッシュな布陣で後半がスタートした。法大が流れを掴んだのは、前半でFL大沢空(3)が負傷し、代わって途中出場していた北村優(4)のスティールからだった。このペナルティでキックを選択した法大は46分、相手ゴール前ラインアウトから左サイドに展開。SO鈴木からロングパスでWTB立山へボールがつながり、トライを奪う。17-19と点差を縮めた。

逆転を狙う法大は、SO鈴木のキックパスをこの試合が公式戦初出場となった尾関仁(1)がキャッチし、タッチライン際を走るも、相手に押し出されてしまう。63分、SH箕輪のディフェンスが相手のノックフォワードを誘い、ここで得た反則から相手ゴール前ラインアウトで形成したモールで、No8炭竈が右端へトライ。ゴールキックは決まらなかったものの、22-19の逆転に成功した。

公式戦初出場となった尾関仁(1)

しかし、試合終了間際の75分、ラック内のペナルティから自陣ゴール前ラインアウトのピンチを迎え、モールトライを許してしまう。22-24と再び立正大にリードを許した法大は、ペナルティゴールひとつでもひっくり返るこの点差の中、再逆転を目指す。相手ゴール前ラインアウトのチャンスを得るも、オブストラクションの反則で得点にはつながらず。それでも相手のボールを奪うためディフェンスに集中し、プレッシャーをかけ続けた法大は、相手のノックフォワードを誘うことに成功。ノータイムの状態で、最後にマイボールスクラムのチャンスを得た。しかし、スクラムを組む前にレフリーの笛が鳴る。アーリーエンゲージの反則により、試合は22-24の悔しい2点差で終了した。

最終節を勝利で締めくくりたい中で、今回は悔しい敗戦となった法大。しかし、春季大会を通して試合を重ねるごとに成長を見せ、最後まで勝敗の分からない接戦を繰り広げた。2勝3敗という結果で春シーズンを終えたものの、今大会で見つかった課題や手応えを糧に、秋のリーグ戦では法大らしい展開するラグビーにさらなる磨きがかかった姿を期待したい。

(記事:堀川風和里)

インタビュー

植浦慎仁キャプテン (4年、LO、報徳学園)

ーー今日の試合を振り返って
チームとして試合の入りを大事にしようと話していたのですが、それが上手くできなかったことが反省点です。個人的には、入りの部分でのタックルが甘くなってしまいました。

ーー今日の試合のターニングポイント
チームとして、試合運びの理解がまだできていないところがあります。前半最後のプレーでスクラムを選択したところは主将として反省点です。後半の入りは、ペナルティでラインアウトからモールトライが取れたのですが、やはり攻めの感じが自分の中ではできておらず、場面に応じてどうペナルティ再開するかの選択に迷いがあります。

ーーディフェンスの手応えは
ディフェンスは武者コーチが入ったことで変化があります。全部上がるとかではなく、流したりとか色々システム的にはよくはなってきている、やりやすくなってきているかなと思いますが、やはりワークレートのところを増やしていきたいですね。

ーー相手は今季勝利を挙げていない立正大、試合の中でプレッシャーやホームの雰囲気に呑まれたなどあったか
去年の最終戦でも負けた相手なのですが、前節の慶大戦で良い試合ができたので、そういうところで気持ちのアップダウンがあったのかなと試合を終えて思いました。
試合が始まるまではそういった気持ちはないなと思ったのですが、やはりメンタルの部分でどこか勝てるんじゃないかという気持ちの緩みが出てしまったのかもしれません。

ーー春の総括と秋のリーグ戦に向けて意気込み
言い方は悪いですが、2勝だけっていうのがやはり弱い法政だと思うので、秋に全部変われるように、リーグ戦優勝を目指して、一戦一戦を勝利し良い波に乗っていきたいなと思います。

植浦慎仁 主将(4)

 

三浦幹太(4年、FL、秋田中央)

ーー今日の試合を振り返って良かった点・反省点
今週の練習で話していたのが、アタックのテンポアップという点でした。そこでしっかり外に振るということができたのは、良かった点かなと思います。ですが、そこで取り切れなかったり、ゴール前でミスがあったりしたので、そこは反省点です。

ーー課題だったセットプレーについて
結局最後のノーサイドも、スクラムのセットプレーで終わってしまったので、やはりまだ修正しきれていなかったですね。

ーー試合中の声掛けがいつも印象的ですが、何か心がけていることは
今年最終学年になって、FWリーダーという役職に就いたので、自分で空元気じゃないですが鼓舞して、自分も仲間も盛り上げています。

ーー春シーズンの総括と秋のリーグ戦に向けて意気込み
春シーズンは、良い試合もあったのですが勝ち切ることができなくて、そこが去年からの課題だったので。今年もまだ春シーズンの間は勝ち切ることが出来なかったので、夏を経て、秋は勝ち切れるチームになりたいと思います。

三浦幹太(4)

 

渡辺圭祐(3年、CTB、中部大春日丘)

ーー今日の試合を振り返って
試合の最初から自分たちのミスやペナルティが重なったことで相手にペースを握られてしまい、前半その悪い流れをなかなか打開できず、相手の勢いに押され続けてしまったことは反省点です。後半になって法政らしい展開ラグビーをすることができたのは良かった点だと思います。

ーー春シーズンのコンバージョンキックについて手応えは
春シーズンを通して、自分の中で以前に比べてキックの感覚が安定してきたと感じています。接戦が多い中でも落ち着いて蹴れているので継続していきたいと思います。

ーー前向きな声掛けが印象的ですが、何か意識していること・チームに対して心がけていることは
試合の時も普段の練習の時も、自分たちの目指すラクビーが出来ずミスが増えてしまった時に、全員スイッチが切れてしまい、相手の勢いに飲まれてしまうことが多いので、そういう時にこそ声掛けをしようと心がけています。

ーー秋のリーグ戦に向けて意気込み
春シーズンに出たチームの課題をこれからの練習や夏合宿を通して修正することと、チームの強みを伸ばすことを意識して、去年以上の結果を残せるように一丸となって頑張っていこうと思います。

渡辺圭祐(3)

 

星野瑛太(2年、FB、明和県央)

ーー今日の試合を振り返って
試合の入り方が良くなかったですね。試合前に規律の部分を重点的にやろうと話していたのですが、規律が上手く守れず点を取られてしまって、変な入り方になってしまったのが反省点です。

ーーディフェンスについて
戦えるところはちゃんと戦えていましたが、まだまだ改善するべきことがあると思います。

ーー春シーズンの総括
勝てる試合はいくつかあったと思いますが、そこで勝ち切れなかったという法政の甘さが出てしまった春シーズンでした。

ーー秋のリーグ戦に向けて意気込み
まずはリーグ戦で全勝するということと、そこから選手権に出たら、選手権優勝までいくというところにフォーカスして、今後の練習に力を入れていきたいと思います!

星野瑛太(2)

 

(写真・インタビュー:堀川風和里、冨松健人)

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